かみさまのいうとをり。
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人生何があるかわかんないな、と思った私です。目が覚めた、と思った瞬間に体中が痛くて、視界に入ったのはゴミの積み上がった地平線で本当に現状が理解できない。わかんないけど左腕は折れてると思う。一度も折ったことないけど!めちゃめちゃ痛い。あとは、持ち上げた手のひらが紅葉サイズだったことも、言っておこうかな。本当に痛いときって意識が閉じちゃうんだね!
やー、まあまあまあ。現在地は?わかんない。自分がなんなのか?わかんない。どうしてこうなってるか?わかんない!の三重苦でつらいね。
実は目に映る景色ががらっと変わっているんですよね。とりあえず屋根の下にいることは確か。布団に寝かされている気もする。左手には添え木がされてるし、右腕の酷かったアザも消えてる。すごーい!これは神様がやってくれたのかもしれない・・・。こんなにアザが消えるの早いことある?確実に棒で叩かれた形状のアザだったけど。真っ黒だったけど。まあ神様が直してくれたなら納得ですね!ありがとう神様!!
そんなこんなでぼんやりした痛みを感じながら現状把握は終わった。状況把握もないくらい狭いおんぼろ。雨風が防げる程度の建物じゃないかな。つまりはね、ほったて小屋ってこと!
きいきいと立て付けの悪い音と一緒に、足音が入ってくる。どう考えても私を拾ってくれた人ですよね。ありがとうございます!!
って思ってね、顔をね、見たら。なーんで紙袋なんか被ってるんですかね?
「起きたか…」
「どうも、助けていただいたようで」
うんうんと頭を振った人間、推定女性は紙袋ヘッドでまだら模様の白衣を着てらっしゃった。マジで謎すぎないか。なんなんや。神様のお仕事が絶妙すぎるやろ。いやまあ、助けてくれて感謝ですわ。感謝感謝。
「気にするな…ここは、流星街…。お前は、もう仲間だ…」
「流星街。なるほど、私は捨てられたので」
「そういうことだ…。まずは怪我を癒すことだ…」
なんかそういうことらしいよ!ベッドのそば、私を覗き込むような位置でストップした紙袋ヘッドさんが言うことにはね!それにしても声ちっちゃくねぇか。どれだけ根暗な私でももうちょっと声を張れる…。紙袋の下に何か理由があるのかもしれない…気になりはするけど、私がどうにかする問題じゃないね!
紙袋ヘッドさんはてきぱきと私の体を拭って、包帯を替えて、薬を塗っていく。びっくりするぐらいよく効きますね、その薬。薄い傷はじわじわ消えていったね。そんな状態を観測するのが初めてすぎて…思わず紙袋ヘッドさんのお顔の位置を見つめてしまった。そうしたらぎこちない動作で頭を撫でられるわけですよ。…なんだか、嬉しい気持ちになりますね!嬉しい!
「よい子にしていることだ…」
なんだかとっても嬉しくて口からふひひ、と気の抜けた笑い声が出たけど、体はもうね、疲れ切ってるのよ。正確に言うと「休養を必要としている」のね。だからもうね、体が癒されて心も嬉しさでいっぱいだから眠くなっちゃうのね。神様ありがとう!健やかに過ごせそうです!
「はい!おやすみなさい」
ぐうぐう寝て、目覚めたら私にできることを探そう。働かないものを食わせるような慈善事業は早々にお目にかからない。努力をする者を人は助ける。神様は人に乗り越えられる試練をお与えになる。
口の中は痛いし、体はまだまだぼろぼろだけどすとんと眠りに落ちた。眠りの際まで、細い手が頭をなでているのを感じた。
やー、まあまあまあ。現在地は?わかんない。自分がなんなのか?わかんない。どうしてこうなってるか?わかんない!の三重苦でつらいね。
実は目に映る景色ががらっと変わっているんですよね。とりあえず屋根の下にいることは確か。布団に寝かされている気もする。左手には添え木がされてるし、右腕の酷かったアザも消えてる。すごーい!これは神様がやってくれたのかもしれない・・・。こんなにアザが消えるの早いことある?確実に棒で叩かれた形状のアザだったけど。真っ黒だったけど。まあ神様が直してくれたなら納得ですね!ありがとう神様!!
そんなこんなでぼんやりした痛みを感じながら現状把握は終わった。状況把握もないくらい狭いおんぼろ。雨風が防げる程度の建物じゃないかな。つまりはね、ほったて小屋ってこと!
きいきいと立て付けの悪い音と一緒に、足音が入ってくる。どう考えても私を拾ってくれた人ですよね。ありがとうございます!!
って思ってね、顔をね、見たら。なーんで紙袋なんか被ってるんですかね?
「起きたか…」
「どうも、助けていただいたようで」
うんうんと頭を振った人間、推定女性は紙袋ヘッドでまだら模様の白衣を着てらっしゃった。マジで謎すぎないか。なんなんや。神様のお仕事が絶妙すぎるやろ。いやまあ、助けてくれて感謝ですわ。感謝感謝。
「気にするな…ここは、流星街…。お前は、もう仲間だ…」
「流星街。なるほど、私は捨てられたので」
「そういうことだ…。まずは怪我を癒すことだ…」
なんかそういうことらしいよ!ベッドのそば、私を覗き込むような位置でストップした紙袋ヘッドさんが言うことにはね!それにしても声ちっちゃくねぇか。どれだけ根暗な私でももうちょっと声を張れる…。紙袋の下に何か理由があるのかもしれない…気になりはするけど、私がどうにかする問題じゃないね!
紙袋ヘッドさんはてきぱきと私の体を拭って、包帯を替えて、薬を塗っていく。びっくりするぐらいよく効きますね、その薬。薄い傷はじわじわ消えていったね。そんな状態を観測するのが初めてすぎて…思わず紙袋ヘッドさんのお顔の位置を見つめてしまった。そうしたらぎこちない動作で頭を撫でられるわけですよ。…なんだか、嬉しい気持ちになりますね!嬉しい!
「よい子にしていることだ…」
なんだかとっても嬉しくて口からふひひ、と気の抜けた笑い声が出たけど、体はもうね、疲れ切ってるのよ。正確に言うと「休養を必要としている」のね。だからもうね、体が癒されて心も嬉しさでいっぱいだから眠くなっちゃうのね。神様ありがとう!健やかに過ごせそうです!
「はい!おやすみなさい」
ぐうぐう寝て、目覚めたら私にできることを探そう。働かないものを食わせるような慈善事業は早々にお目にかからない。努力をする者を人は助ける。神様は人に乗り越えられる試練をお与えになる。
口の中は痛いし、体はまだまだぼろぼろだけどすとんと眠りに落ちた。眠りの際まで、細い手が頭をなでているのを感じた。
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