Welcome to the Villains' world
enter your name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
1年生の授業は座学が多いとはいえ、初めての事で頭はちんぷんかんぷんだった。魔法史の授業は、幸い自分の好きな物語の話などの知識でどうにかなったのだが…。他の授業はマジで何言ってるのかわからん。でも、新しい文化に触れるのが楽しくて、ノートを取りまくっていたら、腕が筋肉痛になった…助けて、ベン。
『ひゃぁ〜〜、もう頭がパンパンだ…』
「おつかれ、名前。違う世界からきたっていうのに、凄く的確な質問してたと思うよ?僕怖くて質問できなかったもん…。」
『んー、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥っていうじゃない?』
「でも、あの勢いはすごいよ…。」
午後の授業を終え、二人で昼食を選んでいると「いいですか?」と声をかけられた。
『あ、寮長』
「えぇ、こんにちは。名前さんとベンジャミンさんで間違いないですか?」
「な、名前、なんで知って…。」
「自分の寮に入ってきてくれた生徒ですから、もちろん全員の名前を把握していますよ」
すげぇ…。と心の中で関心しアズール先輩を見つめる。
「名前さんとお話があるので、ちょっとお時間をいただいても?」
『あ、はい。今いきます。』
ちょうど昼食を選びおえていたので、自分のお盆を席に起き、ベンにまた戻ってくるねと声をかけ待ってくれている寮長のあとをついていくと、フロイド先輩とジェイド先輩もいる机に案内された。
「こちらへどうぞ」
「あ、小エビちゃぁん、朝ぶり〜。」
「こんにちは、名前さん。」
『こ、こんにちは』
座るように促されアズール先輩の隣に着席する。
「では、本題に入ります。貴方の事情は学園長から聞いております。そして僕についていけるように勉強を教えて欲しいとも頼まれています。学園長の頼みですので、断りはできないのですが……ただし、僕に貴方を教えるメリットはどこにもないので、条件をつけさせていただきました。」
『条件ですか?』
「えぇ……。我々が経営しているモストロ・ラウンジでのバイトです。」
『モストロ・ラウンジ?どういった所なんでしょうか?』
目の前で双子が話を聴きながらもご飯を食べているのをみると、自分もお盆を持ってこればよかった、と少し後悔した。
「そうですね、詳しくはまたお話いたしますが、レストランバーに近い店舗です。オクタヴィネルの寮生はよくそこでバイトをする方も多いので……どうですか?まぁ、拒否権はないんですけれどね」
『あはは、ですよね……。接客業は一応やったことはあるので、できなくないことはないと思います。』
「素晴らしい!では、そうですね、来週からとしましょうか…。まずは学園に慣れてくださいね。あぁ、あと、モストロ・ラウンジがない日を勉強日としますので、お忘れなく。」
『ありがとうございます。お手数おかけいたします…。』
ぺこりとお辞儀をするとアズール先輩はメガネをクイッとあげた。
「僕が用事で貴方の面倒を見れない時はフロイドかジェイドが教えに行きますので安心してください。ちゃんと働いてくれさえすれば、僕たちもそれに答えますので」
ニヤリと笑うアズール先輩はやはりゾワッとした。イケメンだよ…?イケメンだけど、この笑顔は怖すぎる…。ご飯を食べているはずの二人もニタニタしていてまるで蛇に睨まれたカエルのような気分になった。
「では、帰っていいですよ。昼食もとりたいでしょうし」
『あ、すみません。ありがとうございました。失礼します!』
すぐさま席を立ち去り、ベンジャミンの方へ小走りでかけよった。
あの空間は変に冷や汗がでる、まるで捕食されてしまいそうな危険感を感じた。ベンもどうやら先輩達はいい人そうだけどなんか怖い…と呟いていたが、ご飯を食べていればどうでもよくなった。何このご飯美味しい!!メシマズじゃない!よかった!
昼食後の午後の授業は眠くて仕方がなかった…だが耐えた…耐えたぞ私は…隣にたベンは寝てしまい先生に怒られていたけども、私は目の前に座ったケモミミの男子の耳が柔らかそうだな…と眺めていることによって少しだけ気がそれたおかげで耐えれたのだ。ありがとう、もふもふの狼っぽい男の子よ…。君は私の救世主だ。
授業も終わり、ベンは部活を見に行くと言ったが私は興味はないし、ユウ達がきになるからといって別行動をした。
『おーい』
大食堂でヘトヘトになって座っている一人と一匹に声をかける。
「あ、名前 。どうしたの?」
『大変そうだったから、手伝えることないかなぁ?って思って』
「え?本当、別によかったのに…。」
『でもみるからにぐでぇ〜ってしてるよ?特にそこの誰かさんは」
グリムの方をみると完全に伸びている。
「1日中掃除して…もうクタクタなんだゾ〜……それなのに、これから窓拭き100枚だなんて…。」
『それにしても、エースっていう子遅くない?』
「うん、そうなんだよね。俺たちもさっきから待ってるんだけど…。」
「んんんんん!!!いくらなんでも遅すぎるんだゾ!?まさかアイツ逃げたんじゃないんだろーな!」
「ありえるね…。」『うん』
初対面の印象も悪かったけれど、これでまた悪くなったぞ…。
『ま、まぁ、私も手伝うし』
「罰をオレ様たちだけに任せて逃げるなんて許さないんだゾ!行くぞユウ!名前 !エースをとっ捕まえて窓掃除させてやるんだゾ!」
腹を立たせたグリムが真っ先に大食堂を出て行ってしまったため私とユウは急いであとを追いかけた。
教室内に行くとそこはもうもぬけの空で、喋る壁画がエースは寮の方に帰って行ったと教えてくれた。この時私は喋る壁画に興奮していたのは言うまでもない。寮の前にも合言葉を言わせる壁画があってもいいのにな…と一人思いながら、グリムとユウのあとを追いかけた。
寮の入り口の前に近くにつれ、見覚えのある赤毛が目に入った。
「こーーーーらーーーーーー!!!てめー!!待つんだゾ!!一人だけ抜け駆けはさせねーんだゾ!」
「待てって言われて待つわけないっしょ!おっさき〜!」
「一人だけずるいんだゾ!俺様だってサボりたいんだゾ!」
あ、本音がでちゃってるよグリム…。ユウとグリムがエースと呼ばれた少年の後ろを追いかけていくスピードにスタミナのない私はついていけず、少しペースを緩めながらあとをおっていると、青い髪をした少年がどこからともなく大釜を召喚し、見事、エースを捕獲したのだ。すごい!でもいたそう…。
「いーじゃんかよ、窓拭き100枚くらいパパッとやっといてくれたって」
「学園長命令です!」
お、ユウよくいった!と一人関心した。
「窓拭き100枚って君たち一体何をしたんだ?」
と答える青年にエースが事情を説明し、大釜の少年はデュースと名乗った。どうやら二人は同じクラスのようだ。私とベンとは別だから喋る機会はなかったな…と一人考えていると、ユウがあることに気づいた。
「あれ?グリムは?」
「は!?いねぇ!あんにゃろ〜オレをみ身代わりにしたな!?えーっと、おい、ジュース?」
「な、ジュースではない!デュースだ!」
「まぁ、なんでもいいけどさ、お前にも責任あんだからあの毛玉捕まえるの手伝えよ!」
「何で僕が!?」
「そっちの冴えない奴は魔法使えないから戦力外!あっちのオクタヴィネル生は知らねーけど!とにかくついて来い!」
戦力外って言われたユウは少し落ち込んでたな、まぁ私もほとんど魔法は使ったことないから同じだよ、と声をかけ、エースとデュースのあとをおった。すばしっこいグリムを追いかけるのは本当に一苦労だった…やっと追い詰めたかと思うと、大食堂に戻っており、捕まえる魔法をまだ習っていない二人は何を思ったのかデュースがエースをシャンデリアの方に投げてしまい、大きな物音をさせながら綺麗なシャンデリアが壊れて行くところがスローモーションに目に映った。
勿論それにいち早く気づいた学園長にお叱りを受けたのは言うまでもない。どうやらシャンデリアは特別な魔法石で作られていて、日本円に換算したらどれぐらいほどなのかは分からないけども、10億まどる近くの価値のあるものらしく、全員壊してしまったシャンデリアに宿せる魔法石を見つけてこない限りは退学と言われてしまったのだ。
私に関しては、直接関係していないのでしょうがないとは言われたが、彼らが心配なのであればついてお行きなさいと言われるのであった。目の前で起きたことに対して、止められていなかった責任を感じていたのでついていくことを心に決めた。
入学初日ですごい目にあうなぁ…今後の幸先が不安でしかないな。
『ひゃぁ〜〜、もう頭がパンパンだ…』
「おつかれ、名前。違う世界からきたっていうのに、凄く的確な質問してたと思うよ?僕怖くて質問できなかったもん…。」
『んー、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥っていうじゃない?』
「でも、あの勢いはすごいよ…。」
午後の授業を終え、二人で昼食を選んでいると「いいですか?」と声をかけられた。
『あ、寮長』
「えぇ、こんにちは。名前さんとベンジャミンさんで間違いないですか?」
「な、名前、なんで知って…。」
「自分の寮に入ってきてくれた生徒ですから、もちろん全員の名前を把握していますよ」
すげぇ…。と心の中で関心しアズール先輩を見つめる。
「名前さんとお話があるので、ちょっとお時間をいただいても?」
『あ、はい。今いきます。』
ちょうど昼食を選びおえていたので、自分のお盆を席に起き、ベンにまた戻ってくるねと声をかけ待ってくれている寮長のあとをついていくと、フロイド先輩とジェイド先輩もいる机に案内された。
「こちらへどうぞ」
「あ、小エビちゃぁん、朝ぶり〜。」
「こんにちは、名前さん。」
『こ、こんにちは』
座るように促されアズール先輩の隣に着席する。
「では、本題に入ります。貴方の事情は学園長から聞いております。そして僕についていけるように勉強を教えて欲しいとも頼まれています。学園長の頼みですので、断りはできないのですが……ただし、僕に貴方を教えるメリットはどこにもないので、条件をつけさせていただきました。」
『条件ですか?』
「えぇ……。我々が経営しているモストロ・ラウンジでのバイトです。」
『モストロ・ラウンジ?どういった所なんでしょうか?』
目の前で双子が話を聴きながらもご飯を食べているのをみると、自分もお盆を持ってこればよかった、と少し後悔した。
「そうですね、詳しくはまたお話いたしますが、レストランバーに近い店舗です。オクタヴィネルの寮生はよくそこでバイトをする方も多いので……どうですか?まぁ、拒否権はないんですけれどね」
『あはは、ですよね……。接客業は一応やったことはあるので、できなくないことはないと思います。』
「素晴らしい!では、そうですね、来週からとしましょうか…。まずは学園に慣れてくださいね。あぁ、あと、モストロ・ラウンジがない日を勉強日としますので、お忘れなく。」
『ありがとうございます。お手数おかけいたします…。』
ぺこりとお辞儀をするとアズール先輩はメガネをクイッとあげた。
「僕が用事で貴方の面倒を見れない時はフロイドかジェイドが教えに行きますので安心してください。ちゃんと働いてくれさえすれば、僕たちもそれに答えますので」
ニヤリと笑うアズール先輩はやはりゾワッとした。イケメンだよ…?イケメンだけど、この笑顔は怖すぎる…。ご飯を食べているはずの二人もニタニタしていてまるで蛇に睨まれたカエルのような気分になった。
「では、帰っていいですよ。昼食もとりたいでしょうし」
『あ、すみません。ありがとうございました。失礼します!』
すぐさま席を立ち去り、ベンジャミンの方へ小走りでかけよった。
あの空間は変に冷や汗がでる、まるで捕食されてしまいそうな危険感を感じた。ベンもどうやら先輩達はいい人そうだけどなんか怖い…と呟いていたが、ご飯を食べていればどうでもよくなった。何このご飯美味しい!!メシマズじゃない!よかった!
昼食後の午後の授業は眠くて仕方がなかった…だが耐えた…耐えたぞ私は…隣にたベンは寝てしまい先生に怒られていたけども、私は目の前に座ったケモミミの男子の耳が柔らかそうだな…と眺めていることによって少しだけ気がそれたおかげで耐えれたのだ。ありがとう、もふもふの狼っぽい男の子よ…。君は私の救世主だ。
授業も終わり、ベンは部活を見に行くと言ったが私は興味はないし、ユウ達がきになるからといって別行動をした。
『おーい』
大食堂でヘトヘトになって座っている一人と一匹に声をかける。
「あ、名前 。どうしたの?」
『大変そうだったから、手伝えることないかなぁ?って思って』
「え?本当、別によかったのに…。」
『でもみるからにぐでぇ〜ってしてるよ?特にそこの誰かさんは」
グリムの方をみると完全に伸びている。
「1日中掃除して…もうクタクタなんだゾ〜……それなのに、これから窓拭き100枚だなんて…。」
『それにしても、エースっていう子遅くない?』
「うん、そうなんだよね。俺たちもさっきから待ってるんだけど…。」
「んんんんん!!!いくらなんでも遅すぎるんだゾ!?まさかアイツ逃げたんじゃないんだろーな!」
「ありえるね…。」『うん』
初対面の印象も悪かったけれど、これでまた悪くなったぞ…。
『ま、まぁ、私も手伝うし』
「罰をオレ様たちだけに任せて逃げるなんて許さないんだゾ!行くぞユウ!名前 !エースをとっ捕まえて窓掃除させてやるんだゾ!」
腹を立たせたグリムが真っ先に大食堂を出て行ってしまったため私とユウは急いであとを追いかけた。
教室内に行くとそこはもうもぬけの空で、喋る壁画がエースは寮の方に帰って行ったと教えてくれた。この時私は喋る壁画に興奮していたのは言うまでもない。寮の前にも合言葉を言わせる壁画があってもいいのにな…と一人思いながら、グリムとユウのあとを追いかけた。
寮の入り口の前に近くにつれ、見覚えのある赤毛が目に入った。
「こーーーーらーーーーーー!!!てめー!!待つんだゾ!!一人だけ抜け駆けはさせねーんだゾ!」
「待てって言われて待つわけないっしょ!おっさき〜!」
「一人だけずるいんだゾ!俺様だってサボりたいんだゾ!」
あ、本音がでちゃってるよグリム…。ユウとグリムがエースと呼ばれた少年の後ろを追いかけていくスピードにスタミナのない私はついていけず、少しペースを緩めながらあとをおっていると、青い髪をした少年がどこからともなく大釜を召喚し、見事、エースを捕獲したのだ。すごい!でもいたそう…。
「いーじゃんかよ、窓拭き100枚くらいパパッとやっといてくれたって」
「学園長命令です!」
お、ユウよくいった!と一人関心した。
「窓拭き100枚って君たち一体何をしたんだ?」
と答える青年にエースが事情を説明し、大釜の少年はデュースと名乗った。どうやら二人は同じクラスのようだ。私とベンとは別だから喋る機会はなかったな…と一人考えていると、ユウがあることに気づいた。
「あれ?グリムは?」
「は!?いねぇ!あんにゃろ〜オレをみ身代わりにしたな!?えーっと、おい、ジュース?」
「な、ジュースではない!デュースだ!」
「まぁ、なんでもいいけどさ、お前にも責任あんだからあの毛玉捕まえるの手伝えよ!」
「何で僕が!?」
「そっちの冴えない奴は魔法使えないから戦力外!あっちのオクタヴィネル生は知らねーけど!とにかくついて来い!」
戦力外って言われたユウは少し落ち込んでたな、まぁ私もほとんど魔法は使ったことないから同じだよ、と声をかけ、エースとデュースのあとをおった。すばしっこいグリムを追いかけるのは本当に一苦労だった…やっと追い詰めたかと思うと、大食堂に戻っており、捕まえる魔法をまだ習っていない二人は何を思ったのかデュースがエースをシャンデリアの方に投げてしまい、大きな物音をさせながら綺麗なシャンデリアが壊れて行くところがスローモーションに目に映った。
勿論それにいち早く気づいた学園長にお叱りを受けたのは言うまでもない。どうやらシャンデリアは特別な魔法石で作られていて、日本円に換算したらどれぐらいほどなのかは分からないけども、10億まどる近くの価値のあるものらしく、全員壊してしまったシャンデリアに宿せる魔法石を見つけてこない限りは退学と言われてしまったのだ。
私に関しては、直接関係していないのでしょうがないとは言われたが、彼らが心配なのであればついてお行きなさいと言われるのであった。目の前で起きたことに対して、止められていなかった責任を感じていたのでついていくことを心に決めた。
入学初日ですごい目にあうなぁ…今後の幸先が不安でしかないな。
6/6ページ