Welcome to the Villains' world
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ガタンッ
ーーーこの音は……?
「やべぇ、そろそろ人がきちまうゾ。早いところ制服を……」
誰かの声が聞こえる…。
「うーん!!!この蓋、重たいんだゾ。こうなったら……奥の手だ!
ふな゛〜〜〜〜それっ!」
ドガンッと音がしたかと思うと、周りが青い炎で覆われる。
『ぎゃーーーーー!?!?』と情けなくも女子として出してはいけない声を出してしまう。
「さてさて、お目当ての……って、ギャーーーーーーーー!!!!オマエら、なんでもう起きてるんだ!?」
目の前で起きている事が信じられない、これは夢だろうか?
うるさく叫んでいる動物は人間の言葉をしゃべっているし、部屋も見たことのない場所にいた。
『たくさんの棺が浮いてる…部屋……?』
「なに…これ?」
思わずポツンと呟くと、隣にもう一人男の子がいたことに気づきお互いに目を合わせた。
「目の前のオレ様を無視するとはいい度胸なんだゾ!このグリム様に目をつけられたのが運の尽き!オマエらのその服をよこすんだゾ!」
「は?」『え?』
「さもなくば…丸焼きだ!」
何を言っているんだ…?たぬきに丸焼きにされる夢なんて斬新すぎる!
「だから、たぬきじゃねーって言ってるんだゾ!」
あ、声に出てたんだ…。と思いつつも、怒り散らかしている狸(仮)から逃げるために私と男の子は部屋から飛び出した。
『夢なら早く醒めて…!!』と脳内で唱えながらも、一緒に走り出した男の子を誘導しつつ図書室のような場所に走り込む、後ろから追いかけてきたであろう狸が来たと気づいた頃には、自分の周りは青い炎で覆われていた。
「オレ様の鼻から逃げられると思ったか!ニンゲンめ!」
「さぁ、丸焼きにされたくなかったらその服をーー」
もうだめだ…と思った頃には、鞭がなったかのような音が図書室の中に響いた。
「ふぎゃっ!?痛ぇゾ!なんだぁこの紐!」
「紐ではありません。愛の鞭です!」
どこからともなく現れた仮面をした男性がそう発言した。
「あぁ、やっと見つけました。君達、今年の新入生ですね?」
『え、いや、違いますよ…?彼は、そうかもしれないですけれど…』
と素朴な顔をした男の子に話を降るが、首を横に振られる。
「ダメじゃありませんか。勝手に扉 から出るなんて!
あ、ダメだこの人話聞いてくれない…。
「それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は高速違反ですよ。どちらのですか?」
『あの…。』
「離せ〜!オレ様はこんなヤツらの使い魔じゃねぇんだゾ!」
「はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。少し静かにしていましょうね。」
「ふがふが」
『その…。』
「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!」
狸は仮面の男に口を塞がれていて、私達は仮面の男に話を聞いてもらおうとするが何も聞きいれてもらえず、話が進んでいく。
「はぁ…どれだけせっかちさんなんですか。さぁさぁ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう。」
そう仮面の男に見つめられ手を差し伸べられる。
「貴方達が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ。」
そんな部屋あったっけ…?ていうかまた話を聞いてくれてないぞ、この人。
「この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです。」
「通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…」
ん…もしかして、扉って…?
『あの大量の棺は、扉だったんだ…!納得…。』
「それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる。あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです。」
なんか死んだみたいで嫌だなぁ…。
「……おっと!長話をしている場合ではありませんでした。早くしないと入学式が終わってしまう。さぁさぁ、行きますよ。」
勝手に話を進められ、混乱している私は、後ろをふり向こうとしている仮面の男性を止める。
『あ、あの、その前に、ここは一体どこですか?』
男の子も一緒に頷く、どうやら彼もこの状況が本当に分かっていないようだった。
私のその言葉に仮面の男は口元に手を起きながら考え深そうに答える。
「おや?君達、まだ意識がはっきりしてないんですか?空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ…」
いや、なんのこっちゃ!魔法?やっぱりこれは夢だな…。夢なら喋る狸も、舞踏会の仮面みたいなのをつけた変なコスプレおじさん…?お兄さん?もしょうがない気がするな…と一人でに納得した。
「まぁいいでしょう。よくあることです。」
「では歩きながら説明してさしあげます。私、優しいので。」
優しい人はそれを自分で言いません…。と心の中でツッコミを入れながらも彼についていった。
まるで某魔法学校を思い出させるかのような広い中庭に出た。ここで、人気キャラクターがイタチにさせられてたっけ…とか一人思い出し笑いをしていると、「ごほん。」と仮面の男が咳払いをした。
「ここは”ナイトレイブンカレッジ”。世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法師の卵が集まるツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です。」
はぁ〜…なんだかよく設定が寝られた夢だなぁ…夢から醒めて覚えてたらSNSに投稿したいな…。
「そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。ディア・クロウリーと申します。」
どこかで聞いたことのある名前だな…エクソシストの漫画でそんなキャラがいなかったっけ…?まぁ、それはおいといて、
『魔法師…ですか?』
「この学園に入学できるのは”闇の鏡”に優秀な魔法師の資質を認められた者のみ。選ばれしものは、”扉”を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。」
『フクロウが手紙を持ってきてくれるわけではないんですね!』
馬鹿にしたかのような顔でこちらを見つめる仮面の男が見つめる。いいもん、隣の男の子はわかるって顔してくれてるもん…。
「はぁ…何を言っているのですか?貴方達のところにも”扉”を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです。」
狸に追いかけ回される前の記憶をたどる。
『ん…覚えてないんですけど、暗い森を通ったような気はします。』
「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?」
「そんな相場ありましたっけ…?」
男の子が頭にいっぱいはてなを浮かばせながら答えている。
私が住む日本でそんな文化があったとは思い難い、夢の中の世界だとどういった文化があるのだろうか…。面白いな…気になるな…。
「むがーー!むががーー!!」
あ、そういえば、あの狸まだいたんだ…。
「さっ、入学式に行きますよ。」
再びわめきだした狸を無視して校長が歩くスピードを早めた。
夢にしては長いな…入学式か…組分け帽子に寮の名前を叫ばれるのだろうか?と妄想をしながら後ろについていくのであった。
ーーーー
『私名前 !貴方は?』
「あ、俺はユウ!よろしくね」
ーーーこの音は……?
「やべぇ、そろそろ人がきちまうゾ。早いところ制服を……」
誰かの声が聞こえる…。
「うーん!!!この蓋、重たいんだゾ。こうなったら……奥の手だ!
ふな゛〜〜〜〜それっ!」
ドガンッと音がしたかと思うと、周りが青い炎で覆われる。
『ぎゃーーーーー!?!?』と情けなくも女子として出してはいけない声を出してしまう。
「さてさて、お目当ての……って、ギャーーーーーーーー!!!!オマエら、なんでもう起きてるんだ!?」
目の前で起きている事が信じられない、これは夢だろうか?
うるさく叫んでいる動物は人間の言葉をしゃべっているし、部屋も見たことのない場所にいた。
『たくさんの棺が浮いてる…部屋……?』
「なに…これ?」
思わずポツンと呟くと、隣にもう一人男の子がいたことに気づきお互いに目を合わせた。
「目の前のオレ様を無視するとはいい度胸なんだゾ!このグリム様に目をつけられたのが運の尽き!オマエらのその服をよこすんだゾ!」
「は?」『え?』
「さもなくば…丸焼きだ!」
何を言っているんだ…?たぬきに丸焼きにされる夢なんて斬新すぎる!
「だから、たぬきじゃねーって言ってるんだゾ!」
あ、声に出てたんだ…。と思いつつも、怒り散らかしている狸(仮)から逃げるために私と男の子は部屋から飛び出した。
『夢なら早く醒めて…!!』と脳内で唱えながらも、一緒に走り出した男の子を誘導しつつ図書室のような場所に走り込む、後ろから追いかけてきたであろう狸が来たと気づいた頃には、自分の周りは青い炎で覆われていた。
「オレ様の鼻から逃げられると思ったか!ニンゲンめ!」
「さぁ、丸焼きにされたくなかったらその服をーー」
もうだめだ…と思った頃には、鞭がなったかのような音が図書室の中に響いた。
「ふぎゃっ!?痛ぇゾ!なんだぁこの紐!」
「紐ではありません。愛の鞭です!」
どこからともなく現れた仮面をした男性がそう発言した。
「あぁ、やっと見つけました。君達、今年の新入生ですね?」
『え、いや、違いますよ…?彼は、そうかもしれないですけれど…』
と素朴な顔をした男の子に話を降るが、首を横に振られる。
「ダメじゃありませんか。勝手に
あ、ダメだこの人話聞いてくれない…。
「それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は高速違反ですよ。どちらのですか?」
『あの…。』
「離せ〜!オレ様はこんなヤツらの使い魔じゃねぇんだゾ!」
「はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。少し静かにしていましょうね。」
「ふがふが」
『その…。』
「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!」
狸は仮面の男に口を塞がれていて、私達は仮面の男に話を聞いてもらおうとするが何も聞きいれてもらえず、話が進んでいく。
「はぁ…どれだけせっかちさんなんですか。さぁさぁ、とっくに入学式は始まっていますよ。鏡の間へ行きましょう。」
そう仮面の男に見つめられ手を差し伸べられる。
「貴方達が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ。」
そんな部屋あったっけ…?ていうかまた話を聞いてくれてないぞ、この人。
「この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです。」
「通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…」
ん…もしかして、扉って…?
『あの大量の棺は、扉だったんだ…!納得…。』
「それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる。あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです。」
なんか死んだみたいで嫌だなぁ…。
「……おっと!長話をしている場合ではありませんでした。早くしないと入学式が終わってしまう。さぁさぁ、行きますよ。」
勝手に話を進められ、混乱している私は、後ろをふり向こうとしている仮面の男性を止める。
『あ、あの、その前に、ここは一体どこですか?』
男の子も一緒に頷く、どうやら彼もこの状況が本当に分かっていないようだった。
私のその言葉に仮面の男は口元に手を起きながら考え深そうに答える。
「おや?君達、まだ意識がはっきりしてないんですか?空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ…」
いや、なんのこっちゃ!魔法?やっぱりこれは夢だな…。夢なら喋る狸も、舞踏会の仮面みたいなのをつけた変なコスプレおじさん…?お兄さん?もしょうがない気がするな…と一人でに納得した。
「まぁいいでしょう。よくあることです。」
「では歩きながら説明してさしあげます。私、優しいので。」
優しい人はそれを自分で言いません…。と心の中でツッコミを入れながらも彼についていった。
まるで某魔法学校を思い出させるかのような広い中庭に出た。ここで、人気キャラクターがイタチにさせられてたっけ…とか一人思い出し笑いをしていると、「ごほん。」と仮面の男が咳払いをした。
「ここは”ナイトレイブンカレッジ”。世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法師の卵が集まるツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です。」
はぁ〜…なんだかよく設定が寝られた夢だなぁ…夢から醒めて覚えてたらSNSに投稿したいな…。
「そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。ディア・クロウリーと申します。」
どこかで聞いたことのある名前だな…エクソシストの漫画でそんなキャラがいなかったっけ…?まぁ、それはおいといて、
『魔法師…ですか?』
「この学園に入学できるのは”闇の鏡”に優秀な魔法師の資質を認められた者のみ。選ばれしものは、”扉”を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。」
『フクロウが手紙を持ってきてくれるわけではないんですね!』
馬鹿にしたかのような顔でこちらを見つめる仮面の男が見つめる。いいもん、隣の男の子はわかるって顔してくれてるもん…。
「はぁ…何を言っているのですか?貴方達のところにも”扉”を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです。」
狸に追いかけ回される前の記憶をたどる。
『ん…覚えてないんですけど、暗い森を通ったような気はします。』
「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?」
「そんな相場ありましたっけ…?」
男の子が頭にいっぱいはてなを浮かばせながら答えている。
私が住む日本でそんな文化があったとは思い難い、夢の中の世界だとどういった文化があるのだろうか…。面白いな…気になるな…。
「むがーー!むががーー!!」
あ、そういえば、あの狸まだいたんだ…。
「さっ、入学式に行きますよ。」
再びわめきだした狸を無視して校長が歩くスピードを早めた。
夢にしては長いな…入学式か…組分け帽子に寮の名前を叫ばれるのだろうか?と妄想をしながら後ろについていくのであった。
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『私名前 !貴方は?』
「あ、俺はユウ!よろしくね」