ポケモン剣盾
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「……アレ」
「スパイクタウンに行けないよう、九番道路は進ませないよ!」
「オレたちエール団はカジリガメを応援しながら、誰かが水上を越えていくのを邪魔するのだ!」
「ばばいと~」
九番道路を進んでいると、エール団と自転車をくれた人がいた。
「はい……ですから、ロトム自転車で水上を渡れるように……!ジムチャレンジャーさん!いいところで再会しましたね!」
向こうもオレに気づいて声をかけてくる。
「自転車をプレゼントした私を助けると思って、彼等をやっつけてください」
その言葉にエール団も振り返った。
「あたしらカジリガメを守る!その為、あんたにはジムチャレンジを諦めてほしか!どう、ポケモン勝負する?」
「……うん、相手するよ」
「カジリガメの応援のため、あんたをぼこぼこに負かします!」
そして、エール団に勝利する。
「ぐっ、このままではカジリガメに乗られてしまう」
エール団が頷きあった。
「いいことを思いついたぜ!オレたちがカジリガメに乗るんだ!」
「よし!頑張れカジリガメ!さよならですジムチャレンジャー!」
「ばばいと~」
そして、エール団が立ち去ると、自転車のお兄さんが水上も行ける様にしてくれる。
それから更に進んでスバイクタウンの目の前まで来たけど……
「スパイクタウンに入れなくて、ずっと足止めされてるの……」
「悪タイプのジムリーダーに挑戦できないんだよ……」
「なぜシャッターが閉まってるんだ?ジムバッジを貰えないじゃないか!」
大きなシャッターが閉められていて、中に入れないみたいだった。
どうしようかな……
「ちょっとちょっと、リオ!」
名前を呼ばれて辺りを見ると、草むらの方にマリィの姿を見つける。
取り敢えず、呼ばれた方に行くことにした。
マリィの後ろには、入口?みたいのがある。
「あたし、ここの生まれだから、ちょっとした裏口知ってるの。あんたも町に入りたかったら案内してあげるよ。ただし……あんたはライバルだもの。あたしに勝てたらの話だけどね」
「うん……喜んで」
……あ、エール団が町の方から出てきた。
「あんたも勝ち残っているジムチャレンジャー!前に言ったようにライバルとして尊敬してる。でもね、あたしも色々背負っとるけん。負けるわけにはいかんとよ!」
そっか、マリィにも背負ってるものがあるのか……なら、全力でやらないとね。
レパルダス、ズルズキン、ドクロッグ、モルペコ。
彼らを倒して、オレたちが勝つ。
「なんだよ!マリィたちのいいところ、全然出せなかったじゃん。もう!」
「えへへ、オレの勝ち」
「あたしのパートナーなのに、モルペコが強いうんたを気にしてるのもなんとなく分かるよ。でもね!あたし、スパイスタウンのみんなを喜ばせるんだから!」
……マリィは故郷のために頑張ってるんだね。
「忘れんで!もう一度、あんたと戦うため、絶対ジムバッジ8個集めるけん!チャンピオンカップでリベンジやけん」
「うん、オレも負けないよ」
「じゃ、約束!あたしについてきてよ」
「お願いします」
そして、マリィの後に続いてスパイスタウンに入った。
……本当にエール団の人たちばっかりだなぁ。
「シャッター閉めとったら、誰も挑戦できんのに……どうなっとるんか、調べんと。あんた、余り物だけどコレあげるから、後はよろしく!」
ネズさんのリーグカードを受け取ると、マリィは走っていった。
「おい!スパイクタウンにようこそ!ジムチャレンジの始まりだぜ!」
そのままジムミッションが始まったみたい。
エール団に扮したジムトレーナーを倒して、真っ直ぐ進む。
バリヤードにも邪魔されたけど……とにかく進んだ。
「しぇからしか!!」
マリィの大きな声が聞こえて、思わずびっくりして足を止める。
「わっ、リオ!えっと……ごめん!」
「…………?」
「スパイクタウンの連中ったら、シャッターを閉めていたのは、あたしの為だって言うの……」
「マリィの?」
「スパイクタウンも寂れるばかり。ジムリーダーのネズさんは大丈夫!しか言わないし」
「だから……!エール団に変装して、ジムチャレンジャーみんなの邪魔をしていたんです」
「ありゃ……」
「他のジムチャレンジャーがジムに来れないようにしておけば、お嬢だけが勝ち上がってチャンピオンカップに進めーる!」
「そうすりゃ、あたしらのお嬢が新チャンピオンになれーる可能性が高まるって訳」
……マリィはスパイクタウンのみんなに愛されてるんだねぇ。
「はぁ……そんなの全然応援じゃないし!リオ」
「ん?」
「ジム挑戦の手続きとか今更しなくていいから、ジムリーダーに挑んで!」
「……うん、分かったよ」
マリィの言葉に頷いて、先に進んだ。
そして……
「わぁ……」
なぜかライブ会場に行き着く。
あ、歌ってるのネズさんだ。
この曲、アニキが聞いてたから知ってるし……この声、好きなんだよね。
そのまま聞いてたら、ネズさんがオレを見た。
「はぁ……やっと来てくれましたか」
「!」
「俺……ほんと、ダメなヤツだからさ。だから誰も来ないんだ。そんな想いが強かったね」
ネズさんがステージから降りてくる。
「俺、いい耳してるから、シャッターのこと聞こえていたけど、一人でいる時間は心が泣きそうになるんだよね。ダイマックスが使えないジムスタジアムだからさ、シンプルな戦いになるんだけど、ちょっとは楽しんで欲しいよね」
「上等です。みんなの力を信じてますから。ダイマックス関係なく、楽しんで勝ちます」
スパイクタウンの人たちが金網の向こうに行った。
「ふぅ……俺は!スパイクタウン、ジムリーダー!悪タイプポケモンの天才、人呼んで哀愁のネズ!!負けると分かっていても挑む愚かなお前の為に、ウキウキな仲間と共に行くぜー!スパイクタウン!!」
……よし、始めよう。
まずはズルズキンが出てくる。
ネズさんは出てくる一体一体を紹介してくれた。
「ネズにアンコールはないのだ!歌も!技も!ポケモンも!」
カラマネロも、タチフサグマも、スカンクも強くて、ドキドキしながら勝つ。
「わぁい!やった!」
「俺もメンバーも出しきりましたよ。またいつか会いましょう……」
「はい!」
「……君と戦えてよかったね。俺のポケモンたちはそう感じているみたいですよ」
「みんな、オレのポケモンも嬉しそうです」
「そうですか。悪のバッジ、悪バッジですよ」
悪バッジを受け取って、ネズさんと握手した。
「次は妹のマリィが挑戦に来るんだよね、きっと」
「え、マリィ……妹だったんだ」
「ちょっと感動したな」
あ、マリィ。
「見ていましたか……妹よ。負けては何も教えられないね」
「アニキのポケモン勝負を見て、戦い方を学んだんだけど」
「そうだったか。そうだ、マリィ。お前に言っておくことがあります。スパイクタウンのジムリーダーをお前に譲りたいのです」
マリィがスパイクタウンのジムリーダーになるの?
「うん、知ってる。アニキが今回の大会で引退するつもりだって。意地でもダイマックスを使わず、よくやってきたんじゃない。そんなアニキが好きだけど、返事はNO!かな。だって、あたしチャンピオンになるけん。ジムリーダー出来んよ」
「そうですね。では、チャンピオンになれるか、アニキが確かめるとするよ」
「リオ」
「あい……じゃなくて、はい!」
「「可愛っ……」」
あうぅ……間違えちゃった……。
「んっ……アニキに素敵なポケモン勝負をありがとうね!次はあたしの番!ちょっと外に出ててね」
「うん、凄い楽しかったからお礼は要らないよ。後ね、終わった後でいいからみんなで一枚撮ってもいい?」
「うん、ええよ」
それからマリィがポケモン勝負で勝つのを見届けて、3人で一枚撮ってライブ会場を出る。
そして、技マシンを貰ったら町の外から凄い音がした。
「おい!九番道路が大変だ!チャンピオンが来たぐらいだぜ。おっ、君!ネズに勝ったんだろ?手伝いに行った方がいい!ほら、案内してあげるよ!」
「は……はい!」
走り出した男の人についていく。
「シュゴゴオン!!」
「わっ」
町の外に出ると、ダンデさんがいた。
「リオ君!来てくれてサンキューだが、謎の音はオレに任せてくれ」
「え……」
「言っただろ?君たちはジムチャレンジを勝ち進むんだ!残るはドラゴンタイプのジムリーダー、キバナだな!キバナは強いぜ!オレがライバルと認める男だ!」
「し……知ってます」
「おっと!話し込むのは後だ!先ずはトラブルを片付けるぜ!無敵のチャンピオンが君たちの未来を守る!」
「シュゴゴオン!!」
「トンネルの先だな!今一度チャンピオンタイムだ!」
ダンデさんはトンネルの向こうに消えた。
……一体、何が起きてるんだろう。
ジッとしている訳にもいかず、オレもトンネルに向かう。
トンネルの中では、沢山の人がダンデさんの向かった方を見ていた。
なんとか抜けて、トンネルを出る。
「リオ!」
そしたら、ホップに声をかけられた。
「なにが起きたか知ってるのか!?」
「あの、ダンデさんは?」
「そうだよ!アニキなんだよ!シュゴ!!って音がしただろ?」
「うん」
「赤い光が湧いてきてさ、近くにいた野生のポケモンがなんとダイマックスしたんだよ!」
「そうだったんだ……」
「ほら、ニュースを見てみろよ!」
ホップのスマホロトムを覗くと、ダイマックスして倒れているニャイキングの側にダンデさんとリザードンが写っている。
「ほら!アニキだぞ!最強にかっこいいよな!」
「うん、そうだね」
「暴れるダイマックスポケモンを、アニキとリザードンであっ!と言う間に鎮めたんだ!アニキの強さ……改めて分かった」
……うん、話を聞いてるだけでも、ダンデさんの強さが伝わってくるよ。
「よし、リオ。アニキに会うぞ!ナックルスタジアムに急ごうぜ!」
「あ、ホップ!」
駆け出したホップに慌ててついて行った。
次はナックルシティ……最後のジム。
end.