ポケモン剣盾
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いい天気だねぇ」
五番道路をみんなと一緒に進む。
途中、テレビの人が勝負を仕掛けて来て、勝ったけど慌てて逃げた。
ジム戦とか仕方ないけど、それ以外は勘弁して欲しい。
それと、預かり屋さんでエレズンを貰った。
名前はリンドウ。
試しに抱っこしたら、控え目にギュッとしてくるのが凄く可愛い。
リンドウは誰かと一緒がいいのか、ずっと誰かの後について回っている。
それに一番答えるのがスズで、時々振り返ってリンドウに構っていた。
そのやり取りがとても可愛い。
因みに、スズは紅一点の女の子だから、お姉ちゃんって感じ。
「あれ」
進んでいたら、エール団だっけ?と男の人が道を塞いでいる。
「ヘイヘイヘイ!長いブリッジを渡るからよ。さっさと自転車を寄越せよ!」
「奪った自転車で、ジムチャレンジャーを追いかけーる!つまり、妨害してやるのさ!」
「なんてムチャクチャな!」
ホント、ムチャクチャだね。
「そもそも、貴方たちロトムを連れていないでしょ」
その言葉に景色とオレたちを撮っていたスマホロトムと視線を交わした。
と、男の人がオレたちに気づく。
「そこのジムチャレンジャーさん!彼ら自転車泥棒です!私を助けると思って、彼らをやっつけてください」
そう言って、男の人がオレの後ろに隠れた。
「自転車泥棒じゃないぞ!借りてジムチャレンジャーを追いかけーるアンド疲れさせーる。だが、お前はポケモン勝負でボコボコにして邪魔してやる!」
その言葉を聞いて、スズが飛び出す。
……うん。
「アサギ、リンドウをよろしくね」
リンドウにいいところ見せてあげようね。
結果、スズは連戦を勝ち抜いた。
五番道路に入る前に、空飛ぶタクシーを使って、ワイルドエリアで鍛えたからね。
そうそう負けないよ。
「お前のように強すぎるジムチャレンジャーがいたら、あの人が勝ち上がれない!もっともっと、困らせーるぞ!」
「……マリィなら勝ち上がると思うけどなぁ」
オレの呟きは、さっさと行ってしまった彼らには聞こえてないと思う。
「貴方、素晴らしいです!それにポケモン図鑑をお持ちなら、ロトムもいるわけですね!」
「……うん」
男の人に声をかけられ、スズを顔まで抱き上げた。
「よろしい!エール団なんかに奪われるなら、貴方に自転車をプレゼントいたします!」
「自転車……」
「いいですか?ロトムはモーターをとてもとても愛していますよね。それはもう、モーターがついている機械の中に入るほどにね。ということから考えたのです!自転車にもモーターをつければ、ロトムは入ってくれるのではとね」
「……成る程」
「ものは試し!貴方もロトムと一緒に自転車を満喫してください。さあ、さあ、さあ!貴方もロトムといっしょに自転車に乗ってください」
よく分からないけど、取り敢えず自転車を貰う。
試しに乗ってみると、風がとても気持ちいいし、早く進める。
でも、オレはみんなとのんびり歩くのも好きだから、これはワイルドエリア用になるかもな……。
そのまま進んでいると……
「来たな!リオ。それ以上近づいたら、オレと勝負だぞ!」
ホップが居た。
オレはみんなを見て、彼に近づく。
「お互い草バッジを持つジムチャレンジャーなんだ。バシバシ、トレーニングするぞ!!」
「うん!」
強くなったオレたちを見せよう。
オレはまだホップと戦わせたことのない、ヒスイとヤナギ、そして相棒のアサギでホップたちに勝った。
ホップは強くなったご褒美に元気の欠片をくれる。
「よーし!水タイプのジムリーダー、ルリナさん待ってろ!」
駆け出すホップ。
「よし、オレたちも行こう」
「わぁ、海だ」
バウタウンに着くと、海が見えた。
みんなも海は初めてなのか、そわそわしている。
「……ん?」
「申し訳ございません!委員長はご多忙でして……皆さま、お引き取りを!さあ、お引き取りください!!」
「はーい、委員長。またね♪」
「あっ、みんな……まだまだサインするよ?わたくしのポケモンリーグカードもみなさんにプレゼントしますよ!」
……ランニング姿のローズ委員長だ。
何やってるんだろう。
「ファンが支えてくれるからこそ、わたくしたちはやっていけるのに。なのに邪険にするのはね……オリーヴ君は厳し過ぎるかもよ?」
「勿論、ファンも大事ですので委員長には彼らの為にも、仕事をこなして頂かないと……」
「僕もローズ委員長の為、全力で頑張りますから!」
側に立ってたの、ビートだったんだ。
「えーと、君は確か……」
「ビートです」
「そう、ビート君だ!昔、ポケモンをあげた時からすると、随分立派になりましたよね。ジムチャレンジに勝ち残るのは君か……チャンピオンが推薦したトレーナーだろうね」
聞き耳を立てるのもアレだからと思って進もうとしたら、多分オレとホップのことが出てきて足を止めた。
「委員長に選ばれた僕は誰にも負けません!それでは、失礼いたします」
去っていくビート。
それにオレも歩き出したら……
「君はリオ君だね!」
「は……はい」
委員長に声をかけられる。
「ダンデ君がなぜ推薦したのか、わたくしも気になっているんだよね」
「…………」
「そうだ!流石わたくしだ。いいこと思いついちゃったよ。君はこれからジムリーダー、ルリナ君に挑戦するよね。ジムバッジを取ったら、わたくしがお祝いしよう!君のこと、色々知りたいからね」
「え?」
「委員長、そろそろ……」
「ガラルの未来のため、張り切ってくださいね!」
委員長は歩いて行ってしまった。
「委員長はこの町のシーフードレストランに行かれます。ですから、貴方もそれまでにジムバッジを勝ち取りなさい」
えっと、オリーヴさんも行ってしまう。
「……取り敢えず、頑張ろう」
オレたちはバウスタジアムへ向かった。
「ジムチャレンジャーですね」
「はい」
「ジムチャレンジャーのルリナさんなら、灯台にいらっしゃいますよ。灯台は……ここから海の方に行けばありますけど」
「分かりました」
ということで、ルリナさんを探して灯台へと向かう。
灯台の先にルリナさんが居た。
「ジムチャレンジャーですね」
「なぜ、それを……」
まだ話しかけてもないのに。
「ダンデの推薦でしょ?貴方、ジムリーダーの間でちょっとした有名人なのよ」
「え、ゆ、有名人……?///」
ついアサギとリンドウを抱き上げる。
「(あら可愛い)はい、有名人さん。私のことも知っておいてね」
両手が塞がっているオレの代わりに、アサギが受け取ってくれた。
「さあ、バウスタジアムにおいでよ。大好きな釣りよりも大好きなポケモン勝負をしたいもの!」
「……はい」
そして、バウスタジアムに戻って受付をする。
「ジムチャレンジャーさん!ジムミッション挑戦の手続きを行いますか?」
「お願いします」
「はい!ではまずユニフォームに着替えてください!更衣室はそちらです!」
ユニフォームに着替え……まずはジムミッションを開始した。
ジムトレーナーと勝負しながら、スイッチを押して上から落ちてくる水を調整して進む。
やがて……無事にゴールした。
「……今回はキミたちだよ」
リンドウとヒスイがカタカタと震える。
そして、いつもの様に深呼吸して前へと進んだ。
「よくぞ、いらっしゃいました!ジムチャレンジ、エントリーの方。改めまして、私はルリナです。さっきは探させてごめんなさいね。私のミッション……控え目に言っても難しいのに、よくクリアしたわね。貴方……ポケモントレーナーとして、冴えた頭脳の持ち主なのね」
「……ううん。戦って貰うのは、みんなだから。オレはその分考えるだけ……あ、です」
「ふふ。その冴えた頭で、どんな作戦を繰り出そうとも、私と自慢のパートナーが全て流しさってあげるから」
オレたちはポケモンを出す。
初めはリンドウで、トサキントとサシカマスを倒し……ヒスイと交代した。
ヒスイはマジカルリーフを覚えてるからね。
「最後の一匹じゃないの。隠し玉のポケモンよ!」
そして、ヒスイとカジリガメが対峙する。
「その芽吹きで圧倒する……行くよ、ヒスイ」
「スタジアムを海に変えましょう!カジリガメ、ダイマックスなさい!」
「「ダイマックス!」」
ヒスイの草とカジリガメの水がぶつかった。
そして……
「やった!」
オレたちが勝つ。
ヒスイとリンドウを抱き上げてくるりと回った。
「自慢のメンバーなのに、まとめて押し流されちゃった!」
ふたりを下ろして、ルリナさんの前に立つ。
「なっ……!!なんたることっ!!ふぅ、手合わせして分かりました。貴方たちチームにはジムチャレンジで勝ち進み、チャンピオンに挑むにたる素晴らしいスピリットがあります」
「ありがとうございます」
「貴方たち……ジムバッジを受け取るのに相応しいのよ!」
水バッジを受け取り、ルリナさんと握手した。
「次に挑むのは炎のジムリーダーね。今の貴方ちちなら、彼も相手をしてくれます」
スタジアムを出ると、また技マシンを貰う。
「あ、良かった。まだいた」
「はい?」
「ターフスタジアムでは撮ったんでしょう?私とも撮らない?」
「是非……!」
そして、オレとリンドウとヒスイ、ルリナさんとカジリガメで一枚撮らせて貰った。
「まだ居るかな……あ」
「委員長がお待ちかねです。シーフードレストラン、防波亭においでなさい。委員長の顔がよく分かるリーグカードを渡しておくから」
「は……はい」
「ローズ委員長はやるべきことを直ぐになさらないと、気が済まないお方……委員長を待たせることなく、シーフードレストランに来なさい」
「はい」
外で待っていたらしいオリーヴさんに急かされて、オレは防波亭へと急ぐ。
中に入ると、委員長とオリーヴさんとなぜかソニアさんが居た。
「リオ君!君の勝利をお祝いしましょうか!」
「あら、貴方も招かれたの?」
「はい」
「ふたりは知り合いかね?いいね!さあさ、お掛けになって下さいよ」
席に座り、食事を貰う。
「バウタウンは水産の町。やはり、食べるなら現地でとれたものだね!全てのメニューがデリシャスです。ところで、マグノリア博士はお元気になされていますかな?博士にはお世話になりましたよ。願い星の秘めたパワーで、ポケモンを巨大化させるダイマックスバンドを作れたのも、彼女の研究のおかげです」
大人の会話だ……割り込まない方がいいよね。
そもそも割り込めないし。
「はあ……ダイマックスについては、まだ不明なことが多く、不安もあると申していました。私が旅立つ時もパワースポット探しマシーンまで持たせたぐらいですから」
「パワースポット探しマシーン!それのおかげでパワースポット……ガラル粒子が発生し、ダイマックスを使える場所も判明したのですよ!だが、マグノリア博士が不安を覚えるのはよくないね。わたくしに何か出来ること……」
難しい用語が出てきたな……。
オレにはよく分からないや。
「ソニア君、ナックルシティにある宝物庫に足を運ぶといいよ。わたくしは歴史の中にダイマックスの秘密を紐解く鍵があると考えています」
「分かりました。見学の手配をしておきます……ですが、委員長。そろそろお時間です」
「えー?リオ君の話を聞けていないのに……」
でも、オレも話せること無いよ?
「ふう、名残惜しいが仕方ないね。やるべきことは直ぐにやらないと!それでは皆さん、ごきげんよう!」
あ、オリーヴさんの言ってた通りだ。
委員長とオリーヴさんは店を出た。
「はあ……親切のつもり、なのかなあ。確かに伝説を調べるには宝物庫は持ってこいだけどさ」
呟いたソニアさんがオレを見る。
「水バッジを貰ったんだよね。ルリナに勝つなんて大したものだよ。ご褒美の技マシンあげる!」
「ありがとうございます」
「ルリナは親友なんだ。ちょっと会っておくかな。じゃね、ジムチャレンジャー!」
「バイバーイ」
「可愛っ……うん、バイバイ」
先に出たソニアさんに続いて店を出ると、ホップが立っていた。
「お前は今、草バッジと水バッジを持っている!」
「うん」
「次の相手はエンジンシティ、炎のジムリーダーカブさん!」
「カブさん……」
「カブさんについて、いいことを教えてやるぞ!なんと、カブさん、第二鉱山で特訓しているらしいぜ!」
「そうなんだぁ」
「エンジンシティに戻っても、カブさんがいないからな。ジムチャレンジに向けて、第二鉱山で特訓するぞ!」
「うん!」
次の目的地は……第二鉱山からのエンジンシティ、か。
end.