ポケモン剣盾
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「ジムチャレンジャー応援の為、わざわざ都会に来たのです。そんな、真面目なエール団のジャマするなら、ポケモン勝負です」
「……勝負です……?」
思わず答えたら、エール団?が一斉にオレを見た。
「コラー!ジャマするなら、ポケモン勝負と言いました!あるトレーナーを勝たせる為、エールを届けーる……我等、エール団の凄さ、恐ろしさ、じっくりたっぷり、教えーる!」
そしてポケモン勝負が始まる。
オレは腕の中のアサギを出した。
そのまま連戦したら……
「リオ!お前のチェックインは騒がしぞ……って、なんだこれ?ポケモン勝負してるのかよ」
「オレの所為じゃないもん」
「だろうな。よーし!オレもトレーニングだ!リオのポケモンを元気にしてやるぞ!」
「ありがとう、ホップ」
ホップがやって来て、エール団と対峙する。
「オレはジムチャレンジャーホップ!チャンピオンになる男だぞ!リオはオレの最高のライバル!さあ、2対2で勝負!!」
「見えーる、お前の敗北が!聞こえーる、お前の泣き声が!」
「……させないよ」
ホップとのタッグバトルはオレたちが勝利し、ホップと合図を交わした。
「見えーる、オレたちの敗北……聞こえーる、オレたちの泣き声……」
「みんな、何してんの?」
「……あ」
そこには……スタジアムで見掛けた女の子が。
「マリィ!?」
「いや、あの、ちょっと……」
「あんたたちがジムチャレンジャーを気にするのは分かるけど、ちょっとばかり手荒すぎるって」
……この子の応援団なのかな。
と、女の子がオレたちを見る。
「ゴメン!エール団はあたしの応援団なんだけど、みんな浮かれてるみたい……ほら!みんな帰って帰って!」
女の子……マリィの言葉に、エール団は居なくなった。
「あたしの応援に夢中で、他のジムチャレンジャーには、刺々しい態度になってるの。不愉快な思いさせたらゴメンね」
「お前もジムチャレンジャーか!エール団だっけ?早速ファンがいるなんて、凄いぞ!」
「……うん、ホップの言う通り。凄いね、キミ」
オレたちの言葉にマリィはちょっとだけ驚いて、笑顔で頷く。
そして、オレたちはカウンターの前に立った。
「こんばんは。ホテル・スボミーインへ、ようこそ。ジムチャレンジにエントリーのポケモントレーナーさまですね」
「…………はい」
「リオさま、リーグより伺っております。先程はありがとうございました」
「///」
その言葉にブンブンと首を横に振ってたら、ホテルマンさんがクスリと笑う。
「それでは、お休みなさいませ」
「お……お休みなさい」
あう……ちょっと疲れたな。
早めに休もう……。
翌朝。
エレベーターを降りたら、ホップがボールを投げる素振りをしていた。
「おはよう、ホップ」
「おはようだぞ!さーて、いよいよオレの伝説が始まるぞ!よし!リオ、エンジンスタジアムまで競争だ!」
「あ……待って!」
走り出したホップを慌てて追いかける。
途中で見掛けたマリィにも挨拶して、ホテルを飛び出した。
「ジムチャレンジャーさん。いよいよ開会式ですね!よろしければ、ジムスタジアムまでわたくしがご案内いたします」
「じゃあ頼むぞ!リオもいいよな?」
「うん」
「では、目にも止まらぬ速さで、ジムスタジアムまでお連れします!」
スタッフさんにお連れされる。
「ジムスタジアム前に到着!さあ、開会式ですよ!」
「……よし」
オレたちはスタジアムに入り、受付に向かった。
「リオさんですね。ジムチャレンジでは、ユニフォームを着用して頂きます。そして、開会式はジムチャレンジの始まり……そうです!貴方もユニフォームに着替えてください!」
「はい」
渡されたのユニフォームを持って、更衣室に駆け込む。
そして、着替えて戻ってきた。
「素晴らしい!ユニフォームがお似合いです!448の背番号とあいまって、とても凛々しく見えますね!」
「あ……ありがとうございます///」
「可愛っ……こほん。それでは、いよいよジムチャレンジ開会式です!」
オレは控え室に移動する。
モニター超しにローズ委員長が話しているのをホップと共に見た。
紹介され、ジムリーダーが登場する。
ファイティングファーマー、草のヤロー。
レイズングウェーブ、水のルリナ。
いつまでも燃える男、炎のカブ。
ガラル空手の申し子、格闘のサイトウ。
ファンタスティックシアター、フェアリーのポプラ。
ハードロッククラッシャー、岩のマクワ。
そして、ドラゴンストーム、ドラゴンのキバナ。
一人来ていないらしい。
彼等の登場の後……オレたちが入場した。
大歓声の中……コートへと立つ。
あっという間に時間は経ち……気づいたら、開会式は終わっていた。
「ポケモンスタジアムの……コートに立ったぞ……!うまく言えないけど、ワクワクとドキドキで震えてる」
「うん、オレもだよ」
と、足音がして振り返る。
「いよいよだ。ホップにリオ!」
歩み寄ってきたは、ダンデさんとローズ委員長だった。
「やあ!君たちがチャンピオンに推薦されたトレーナーですね!ようこそ、初めまして。わたくし、ローズと申します!ちょっと待って!すでにダイマックスバンドをお持ちなんだ!」
ローズ委員長の言葉に、ダイマックスバンドに触れる。
「いいねえ!貴方たちは願い星に導かれたのですね。因みにダイマックスバンドを開発したのは、わたくしの素晴らしい会社なのですよ!今年のジムチャレンジは特に楽しくなりそうですね!いい!素晴らしい!ガラル地方が盛り上がりますねえ」
……この人、波動を使わなくてもガラルが好きなのが分かるな。
「ジムチャレンジはダイマックスを披露するにもいいチャンス!申し訳ないのですが、わたくし急ぎの用事がありますのでね。みなさん、ごきげんよう!」
そう告げて、ローズ委員長は立ち去った。
「委員長、ご機嫌だな!いいか、ふたりとも。まだスタートしたばかりだ。勝ち進むならポケモンだけでなく、トレーナーである自分を鍛えろ」
トレーナーである自分も……うん、いっしょに強くなるって決めたんだ。
「いいか、リオ」
「?」
「ジムチャレンジはジムに挑める順番が決まっているんだ!最初はターフタウン!その為、三番道路へ向かうぞ!」
ターフタウン……次の目的地。
「……行こう」
ポポポポポンッ
「……うん、いっしょにね」
また出てきたみんなといっしょに、スタジアムを出る。
「リオさん、委員長からのプレゼントです」
「?」
「プレゼント……素敵な響き。プレゼント……委員長、素敵。失礼……プレゼントさせて頂くのは、空飛ぶタクシーです!」
一度行った場所なら、アーマーガアのタクシーで行けるらしい。
それを受け取って歩き出せば、沢山の人から声援を受けた。
……オレはこの声援に、どれだけ答えられるかな。
「リオ!」
三番道路に向かう入口の所で待ち受けていたらしいホップ。
「いいことを思いついたぞ!ここでオレと特訓しようぜ」
「特訓?いいよ」
「ノリがご機嫌だな!他のライバルたちに負けないよう、オレたちも盛り上がるぞ!」
「うん、負けないからね」
そして、ホップとポケモン勝負をする。
今回は、ヒスイとヤナギ、そしてアサギに活躍して貰った。
「みんな、よく頑張ったね」
甘えてくるみんなの頭を撫でる。
「さすがオレのライバルだな!お前の強さを認めて、リーグカードを渡しておくぞ!」
「あ、じゃあオレも」
オレたちはお互いのリーグカードを交換した。
「今、エンジンシティから始まる、オレたちのジムチャレンジ!最初のジムリーダーは遠く離れた町にいるけど、絶対に最後まで勝ち進んで、チャンピオンに挑むぞ!!」
「……競争だね」
「ああ!ハロンタウンのホップが次のチャンピオンだぞー!!」
ホップが駆け出す。
「みんな、これからお願いね」
みんなは元気よく答えた。
そして……オレも第一歩を踏み出す。
end.