ポケモン剣盾

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ナマエ


それから二番道路を進み、紫の屋根の家を目指す。

「ホップ」
「あ、リオ!」

家の前にはホップとダンデさん、それから杖を持っている女性が居た。

「ほら、博士だぞ!」

その博士はダンデさんと何か話している。

「ダイマックスの秘密は100%明らかに?」
「いえいえ、そんな……まだまだ謎ばかりですよ。孫が引き継いでくれれば……そんな風に考えていましたが」

と、ふたりがこっちに気づいた。

「おやおや、ごめんなさいね。お客さまに気づかないだなんて」

女性がオレたちの方に歩み寄ってくる。

「わたしはマグノリア」
リオです。初めまして」
「はい、初めてまして。ようこそ、若きトレーナーたち。ひとまず、家にいらっしゃいな」

そう言って家の中に入るマグノリア博士にオレたちも続いた。

「あら、ホップ。ウールーに新しいお友だちが増えたのね。そして、リオ。ソニアから受け取ったポケモン図鑑。貴方の手で完成させてくださいね」

その言葉に頷く。

このポケモン図鑑は出会うことで記録されていくタイプみたいだし、沢山のポケモンたちと出会おう。

「なあ、リオはダイマックスを知っているだろ」
「アニキに聞いた程度でしたら」
「マグノリア博士はそのダイマックスの研究をなされているんだ。ダイマックスを使いこなすには、知識も必要だからな」
「ダンデったら、どんな時でもポケモンのことばかり。色んな紅茶があることを知っているのも大事ですよ」
「……ポケモンのことばかり、ならアニキも同じです」
「そうでしたね。カイトはポケモンか貴方のことばかりですもの」

……こんな所にまで知られてるなんて。

「カイトは元気ですか?孫から時々資料や考察が来ますけど」
「今日も朝からウールーの毛まみれでした」
「あらあら」

アニキはポケモンに全力で向かっているけど、人間には気だるく接するタイプだ。

「ねーねー、博士からもアニキに頼んでよ。ジムチャレンジに推薦しろって」

ホップの言葉にマグノリア博士は頷き、ダンデさんに振り返った。

「そうね、ダンデ。どうして推薦しないのかしら」
「ホップもリオもポケモンと出会ったばかりの未熟なトレーナーなんですよ」

……ちょっとだけムッとする。

オレは手持ちじゃなかっただけで、小さい頃からポケモンといっしょだったのに。

「おやおや……貴方の願いはガラルのみんなか強いポケモントレーナーになることよね」
「あっ……!そういえばそうでしたね。大事なことを忘れていたぜ。だからポケモンを託したのだった」

これは……推薦状が貰える流れかな。

「よし、分かった!ふたりとも、オレが推薦せばるをえない、素晴らしい勝負を見せるんだ!もちろん、お互いのポケモンはばっちり元気にするからな!」

ダンデさんがオレたちのポケモンを回復してくれた。

「よし!リオ、外で待ってるぞ!」

先に回復して貰ったホップが飛び出す。

「……頑張ろうね。あと楽しもう」

オレもその後を追った。

家の前のバトルフィールドに立つ。

「アニキを納得させるために、オレたちの可能性を見せるぞ!」
「勿論だよ」

そして、オレたちは向かい合った。

「若きトレーナーたちの戦い、私も見させて貰いますね」
「オレは無敵である為に、あらゆる勝負から学ぶ!さあ、トレーナーもポケモンもみんな弾けろ!オレを満たせ!」
「オレの伝説が始まるぞ!」
「……負けないよ」

ここに来るまでに特訓したからね。

オレはアサギのボールを握る。

ウールーにココガラにヒバニー……ロイロとアサギが彼等に勝った。

「っよし!」

アサギを抱き上げて、肩に乗ってきたロイロを撫でる。

「(可愛い……)負けてガックリしてるけど……さすがオレのライバルだぞ!」
「えへへ、ありがとう」
「可愛い」
「?」

何か呟いた後、ホップはガックリ肩を落とした。

「モンスターボールの投げ方もばったり決まっていたのに!?」

と、落としていた肩を戻してオレを見るホップ。

「勝ってうれしいっ!負けて悔しい……を繰り返し、オレたちは強くなっていくんだな」
「うん。そうだね」

腕と肩のアサギとロイロをもう一度撫でる。

リオ!ホップ!なんて試合を見せてくれるだ!チャンピオンの推薦状……お前らに渡すしかないぜ!」

ダンデさんはオレたちに推薦状を差し出した。

オレたちは合図を交わして受け取る。

「サンキューアニキ!オレ、ジムチャレンジで勝ち上がるぞ!」
「オレ、も……勝ち上がります」

みんなといっしょに。

「若く粗削りではあるが、素晴らしい戦いだった!オレもリザードンもあらゆる細胞がエキサイトしたぜ……!」

……細胞がエキサイト?

「ホップが大事にしているのは、ボールの投げ方など、強さとは無関係なことばかり。そう思って案じていたが、ちゃんと成長していたな!」
「むぅ……オレもホップもアニキといっしょに色んなポケモンに触れて学んでいました」

またちょっとムッとして言えば、ダンデさんは苦笑してオレの頭を撫でた。

「それはすまなかって。リオ、さらに胸踊るポケモン勝負を見せてくれ!」
「なあ、リオ!鍛え合って、ふたりでチャンピオンを目指すぞ!」
「当然、だね」
「お前と競い合ってさ、お互いのポケモンを鍛えるんだ」

ホップの言葉に笑顔で頷いた。

「ん?なんだ、アレ!?」

その時、空から何か落ちてくる。

オレたちはその落ちてきた物に駆け寄った。

「おいっ、リオ。願い星だぞ!!しかも2つ!ほら、1つはお前にやるぞ!」
「願い星……?」

取り敢えず差し出された石を受け取る。

「願い星があれば、オレのポケモンもダイマックス!でっかくなるぞっ!!」
「ダイマックス……」

願い星を見詰めていると、ダンデさんたちが歩み寄ってきた。

「凄いじゃないか!願い星は本気の願いを持つ人のもとに落ちてくるという」
「最強のトレーナーになる!最強のトレーナーになる!!最強のトレーナーになる!!!よし!3回唱えたし、これで願いが叶うはずだぜ!」
「えっと、流れ星と同じなの……?」

もう落ちちゃってるんだけど……。

「ホップ。願い星は未知のパワーを秘めている不思議な石……いわば、ガラル地方の宝物。ただ、そのままでは使えません。わたくしに預けてご覧なさい」
「そーだよ!博士はダイマックスの研究家!オレとリオにもダイマックスの力をくれよな!まどろみの森では不思議なポケモンとも戦ったし、なんだか凄いことが起きそうだ」
「うん……ちょっとワクワクする」
「はしゃぎたい気持ちも分かりますが、明日からの旅に差し支えますよ」

その言葉にオレたちはつい見詰めあった。

……うん、興奮してこのままじゃ寝れそうにないや。

「帰ってきたら、なんか盛り上がってるし」
「あ、ソニアさん」

気づいたらソニアさんが居る。

「ほら、あんたたち。晩ご飯食べていくでしょ?私、最近流行りのカレーライス作りに凝ってんだよね」

流行りのカレーライス……食べてみたいかも。

オレたちは博士の家に泊まることになった。

アニキには連絡済み……というか、そうなるって分かってたって。





翌朝。

「朝!冒険の始まりだぞ!!」
「おはようございます」
「おはよう、若き挑戦者たち」
「ホップ、あんたさ。不思議なポケモンと出会ったって、あれどういうこと?」

オレたちは視線を交わす。

「霧の中……リオが不思議なポケモンと戦ったけど、最後気を失って、よく覚えてないんだよな……」

アサギをギュッと抱き締めた。

あの時は、この子が前に出てくれたんだよね。

「なにそれ」
リオ、ホップ。これをお持ちなさい」

オレたちはバンドを受け取り、手首に着ける。

「ダイマックスバンドです」
「ダイマックスバンド……」
「貴方たちが見つけた、願い星を埋め込んだバンドよ」
「博士、ありがとう!」
「ありがとうございます」
「おお!アニキとおんなじだ!これでダイマックス出来るぞ!」
「おやおや、焦らないで」
「?」
「ポケモンをダイマックス……巨大化させるには、色々条件があるのだから」

……そういえば、アニキがダイマックスする場所は限られてるって言ってたっけ。

「貴方たち、ポケモン図鑑のページを埋める為にも、色んな所に赴いて、様々なポケモンに会うのですよ」
「はい」
「よし!オレの伝説がいよいよ始まるぞ!リオ、駅まで競争だぞ!」
「え、あ、待って」

駆け出したホップを慌てて追い掛けた。

リオ、駅はこっちだぞ!」

手を振るホップを追い掛ける。

「ジムチャレンジはエンジンシティから始まる!ほら、列車で行くぞ!駅はこっちだからな!!」

ホップの後に続いて駅に入った。

「おっと、間に合った」
「あ、アニキ」
「かーちゃん?」

声に振り返ると、なぜか頭にイーブイを乗せたアニキとホップのお母さんが居る。

あのイーブイは保護で、アニキのじゃ……

「ブイ!」
「わっ」

イーブイはオレの顔に飛び付き、そのまま頭の上に乗った。

「相変わらず綺麗なイーブイだぞ!」
「う……ん……」

このイーブイは……いわゆる色違い、というヤツだ。

「ヒバニーをパートナーに選んだ時から、旅に出るのは分かっていたけどね」
「博士が知らせてくれてなー。ほら、旅の必需品。キャンプのセットだ」

オレたちはそれぞれの保護者からキャンプセットを貰う。

「……リオ、ポケモンを信じろ。何があっても、力を合わせれば大丈夫だからな」
「うん」
「サンキュー、かーちゃん。オレ、チャンピオンになるぞ!兄弟揃ってチャンピオンなんて、史上初だ!」
「はいはい、とにかく元気でね。あんたたち、いってらっしゃい!」
「そのイーブイは連れてってやれ。てか、ついてくって聞かねぇんだ」
「分かったよ」

イーブイに手を伸ばせば、すり寄ってきた。

「行ってきます」
「いってくるぞ!この先、凄いトレーナーや色んなポケモンがいるよな!リオ!オレのワクワクがどんどんスピードアップしてるぞ!」
「オレもだよ」
「よーし、出発!!」
「おー」

そして、オレたちは旅立つ。




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