ツイステッドワンダーランド
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やり直しの『何でもない日のパーティー』。
途中からアキと少し離れてお茶していると、優羽がトコトコと歩み寄ってきた。
「「向こうはいいのか?」」
「俺も此方がいい」
笑顔で言ってきた優羽の頭を撫でる。
「ふなぁ~お腹いっぱいなんだゾ。ちょっと休憩……」
「わ、グリム」
其処にグリムが来て、優羽の膝の上に座った。
「ハル、何かお話聞かせて欲しいんだゾ」
「あ、俺も聞きたい」
「あー……魔王の話は終わったんだよな」
「うん」
其れなら次は……
「じゃあ、意志を持つ剣を偶然手にした英雄の青年と愛する者の為に世界を裏切った少年の物語」
「え、お話すんの?俺も聞く」
「僕も聞きたい」
語り始めたらトラ……エースとデュースが寄って来る。
其れに気付いてリドルやトレイ、ケイトまで近付いてきた。
まぁ、気にせずに語る。
「──こうして……世界は救われ、彼等は四英雄となった」
「「「「………………」」」」
「終わりだぞ?」
語り終われば、何故かパーティー全体が静かになっていた。
「あ、ああ……何と言うか……語りが上手いな。つい、引き込まれた」
「そりゃどーも」
「ハルは語りだけじゃなくて歌も料理も上手い」
「アキだって歌も飲み物淹れるのも上手いだろ。つーか、俺より器用だし」
「へ、へぇ双子ちゃん歌上手いんだ!聞いてみたいな!」
「ああ、確かにあの場所に行った時、よく歌ってくれたよね?」
「俺も眠れない日は子守唄聞かせてくれたー」
「アレ聞いてると、もっと聞いてたいのに寝ちゃうんだゾ」
トレイが話し出したのを切欠に、皆が話し出した事で一気に賑やかになる。
「えー!?俺聞いてないんですけど!」
「僕もだ!」
「そりゃお前等は話聞いた後ぐっすりだったからな」
「聞きたいなら……ルア、ソル」
「「畏まりました!」」
「おい、畏まるな勝手に巻き込むな」
アキが俺の腕を掴んで立ち上がった。
ルアとソルは伴奏の準備をしている。
……ああ、もう……
「──答えがみつからない もどかしさでいつからか……♪」
「──違う誰かの所へ行く君を……♪」
アキと共に紡いだ。
……やっぱ、二人で歌う方がいい。
因みにこの後アンコールを喰らい、暫く歌う目にあって凄い疲れた。
end.