4日目 懐かしい味

レンジが回っている間に借りたタッパーを洗って食器置きへと立てかけた。
ちょうど出来上がりを知らせる子気味良い音が聞こえて神楽がレンジのふたを掛けるとホクホクのジャガイモが湯気を立てている。
「頂きますアル!」
いそいそとテーブルに向かい正座でしっかりと手を合わせて神楽は肉じゃがを口に運んだ。
「んー!ホントに感動的な美味しさアル」
誰かの手作りの料理を食べるのはいつぶりだろうか?幼い頃、料理画得意だった母は色んな手料理を振舞ってくれた。時には一緒にホットケーキを焼いたり、家族の誕生日にケーキを作った事もあった。心の奥深くに仕舞いこんでいた重いでがぶわっと込み上げてくる。気がつけばその白い頬をいく筋もの涙が濡らしていた。けれどそれは悲しみの涙出はない。懐かしい思い出に込み上げてくる嬉しさのそれだった。
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