ドラコ・マルフォイと歪んだ性癖
やぁ、僕の名前はドラコ・マルフォイ。
とても賢く気高い父上に憧れている純血の魔法使いだ。
今日は気に食わないハリー・ポッター様々にイタズラを仕掛けてやろうと思ってる。
見てろよ、ポッター!
次の授業で、魔法を使ってアッと驚かせてやろう。楽しみだ。
そう思っていたら廊下ですれ違いざまに
ポッターに肩の骨を砕かれた。
「うわぁぁぁっっ!」
(なんなんだコイツ……)
そう思いながら、僕は足早に保健室へと逃げ込んだ。
そしてその次の日、グリフィンドールとの合同の授業になった。
僕らが全員座ると先生が来た。
マクゴナガル教授だ。
厳格そうな顔をした魔女で、グリフィンドール寮監でもある。僕はあんまり好きじゃない。
彼女はいつものように出席を取り始めた。
しかし、そこで事件は起こったのだ。
なんと、僕の名前が呼ばれなかったのだ。
代わりに呼ばれたのはウィーズリーの名前だった。
僕は怒り心頭だ。
なんてことをしてくれるんだあの教師め。
……ん?ちょっと待てよ? これはチャンスなんじゃないか?と思った。
よく考えれば、これは僕の悪戯を成功させるための好機であることに気づいたのだ。だってそうだろ?僕は今からポッターを貶めるような事を言わなくてはならないんだぞ。
もしそれがバレたらスリザリンだけでなく僕自身も減点されてしまうし罰則も受ける羽目になるだろう。
今の僕はこの機会を逃すまいとした。
僕は魔法で自分の声をウィーズリーの声に変えた。
「ハリー!君は昨日、お漏らしをしてたよね」
するとみんなは不思議そうな顔でウィーズリーとポッターの方を見つめた。
僕はそれを見届けてからニヤリと笑った後でこう続けた。
「あれは盛大だったね!一生忘れられない量と匂いだったよ」
僕がそういうと皆は少しざわつき出した。そして数秒の後
「誰ですか!変声魔法を使ってイタズラをしている生徒は。今すぐ名乗り出なさい!」
甲高い女教師の声が響き渡った。
僕は勿論知らんぷりをして横を向いた。しかしその時、信じられないことが起きた。
「えーっと……ぼ、僕です……」
なんとポッターが自ら名乗ったのだ。それも申し訳なさそうな表情をしながら。しかも嘘までついて。
僕は一瞬呆然としてしまったがすぐに我に帰った。
突然ポッターが立ち上がって言った。
「お漏らしも……本当のことです」
シーンとなった教室の中、彼が発する言葉だけが響いた。
どっと笑いが起きて、皆ポッターをバカにしたような口調で言い始めた。
「へぇ〜。そんなことしたのか。さすが『例の子』ってところか?」
とか、
「うっそぉ!?ハリー君トイレいけなくて漏らしちゃったわけ?ヤバすぎ〜」とか、もう色々。
僕はというとその光景を見て唖然となっていた。
なぜわざわざ自分が傷つく方を選んだんだ。こいつは何を考えているんだ?全く理解できなかった。
それに何よりムカついたのは彼の行動によって計画が台無しになってしまったことだ。せっかくあいつに嫌がらせをするはずだったのに……。
その夜僕はポッターで抜いた。
〜〜〜〜〜
翌日、グリフィンドール生たちは皆彼の周りから離れていった。まるで汚いものを見るかのような目つきで彼を見ている。
彼はそれでもまだ笑顔を見せていたが無理しているのが丸わかりであった。
その夜もポッターで抜いた。
〜〜〜〜〜
三日目、彼はついに一人になっていた。
いつもは五六人ぐらいの取り巻きがいたのだが、今では見る影もない。一人で机に座ってボーッとしているだけだ。
そんな彼に対して一人のグリフィンドール生が話しかけに行った。ロン・ウィーズリーだ。やつはポッターに進んで話しかけに行った。しかしそれに対しての答えは冷たいものだったらしい。
彼はこう返したそうだ。
「君のママはクズだね!」
その日からグリフィンドールのテーブルは静まり返っていた。誰も話そうとしなかった。
一体あいつはどうしたんだ?と思いつつ、また抜きまくった。
〜〜〜〜〜
四日目になってやっと分かった。
あの一件以来、学校の生徒ほぼ全員が
ポッターを嫌っているようだったが僕は違う。むしろ好きになってしまった。
〜〜〜〜〜
僕はそれからというものポッターのことをずっと観察するようになった。彼に近づこうとするものは徹底的に追い払った。まぁ当然のことだよな。
〜〜〜〜〜
一週間経ったが未だに状況は変わらなかった。
相変わらずみんなは彼を避けて過ごしている。
でも大丈夫だ。なぜなら僕がいるからな。僕だけはこれから先どんな事があっても彼を守り、味方をしてやろうと心に誓った。
そして同時に愛を注いでやると決心した。
また抜いた。
〜〜〜〜〜
一ヶ月ほど経つと、彼はすっかり元気を取り戻したように見えた。
僕はそれがとても嬉しかった。やはり僕の選択は間違っていなかった。
そういえば最近、ポッターが僕の部屋に遊びに来るようになった。最初は戸惑ったが、そのうちだんだん楽しくなっていった。
〜〜〜〜〜
ある日、授業が終わった後ポッターを僕の部屋に連れてきた。彼にプレゼントを渡すためだ。
それはペンダント。僕が作ったもので中に魔法石が入っているものだ。
ポッターはそれを喜んでくれたようで、
「ありがとうマルフォイ」と言って微笑んでくれて、僕はそれだけで満足だった。
夜ベッドの上で、ポッターが僕に向かって愛の言葉を囁いた。
僕もついテンションが高くなって「結婚してくれ」なんて口走ってしまったが彼は了承してくれた。
僕は今、世界一幸せだと思う。
それから僕らはキスをして、体を重ねた。
〜〜〜〜〜
「おーいドラコ、何を書いてるんだ?」
クラッブの声を聞いて我に返り、僕は慌ててペンを置いて妄想日記を閉じた。
さて、今夜も抜くか。
~おわり~
とても賢く気高い父上に憧れている純血の魔法使いだ。
今日は気に食わないハリー・ポッター様々にイタズラを仕掛けてやろうと思ってる。
見てろよ、ポッター!
次の授業で、魔法を使ってアッと驚かせてやろう。楽しみだ。
そう思っていたら廊下ですれ違いざまに
ポッターに肩の骨を砕かれた。
「うわぁぁぁっっ!」
(なんなんだコイツ……)
そう思いながら、僕は足早に保健室へと逃げ込んだ。
そしてその次の日、グリフィンドールとの合同の授業になった。
僕らが全員座ると先生が来た。
マクゴナガル教授だ。
厳格そうな顔をした魔女で、グリフィンドール寮監でもある。僕はあんまり好きじゃない。
彼女はいつものように出席を取り始めた。
しかし、そこで事件は起こったのだ。
なんと、僕の名前が呼ばれなかったのだ。
代わりに呼ばれたのはウィーズリーの名前だった。
僕は怒り心頭だ。
なんてことをしてくれるんだあの教師め。
……ん?ちょっと待てよ? これはチャンスなんじゃないか?と思った。
よく考えれば、これは僕の悪戯を成功させるための好機であることに気づいたのだ。だってそうだろ?僕は今からポッターを貶めるような事を言わなくてはならないんだぞ。
もしそれがバレたらスリザリンだけでなく僕自身も減点されてしまうし罰則も受ける羽目になるだろう。
今の僕はこの機会を逃すまいとした。
僕は魔法で自分の声をウィーズリーの声に変えた。
「ハリー!君は昨日、お漏らしをしてたよね」
するとみんなは不思議そうな顔でウィーズリーとポッターの方を見つめた。
僕はそれを見届けてからニヤリと笑った後でこう続けた。
「あれは盛大だったね!一生忘れられない量と匂いだったよ」
僕がそういうと皆は少しざわつき出した。そして数秒の後
「誰ですか!変声魔法を使ってイタズラをしている生徒は。今すぐ名乗り出なさい!」
甲高い女教師の声が響き渡った。
僕は勿論知らんぷりをして横を向いた。しかしその時、信じられないことが起きた。
「えーっと……ぼ、僕です……」
なんとポッターが自ら名乗ったのだ。それも申し訳なさそうな表情をしながら。しかも嘘までついて。
僕は一瞬呆然としてしまったがすぐに我に帰った。
突然ポッターが立ち上がって言った。
「お漏らしも……本当のことです」
シーンとなった教室の中、彼が発する言葉だけが響いた。
どっと笑いが起きて、皆ポッターをバカにしたような口調で言い始めた。
「へぇ〜。そんなことしたのか。さすが『例の子』ってところか?」
とか、
「うっそぉ!?ハリー君トイレいけなくて漏らしちゃったわけ?ヤバすぎ〜」とか、もう色々。
僕はというとその光景を見て唖然となっていた。
なぜわざわざ自分が傷つく方を選んだんだ。こいつは何を考えているんだ?全く理解できなかった。
それに何よりムカついたのは彼の行動によって計画が台無しになってしまったことだ。せっかくあいつに嫌がらせをするはずだったのに……。
その夜僕はポッターで抜いた。
〜〜〜〜〜
翌日、グリフィンドール生たちは皆彼の周りから離れていった。まるで汚いものを見るかのような目つきで彼を見ている。
彼はそれでもまだ笑顔を見せていたが無理しているのが丸わかりであった。
その夜もポッターで抜いた。
〜〜〜〜〜
三日目、彼はついに一人になっていた。
いつもは五六人ぐらいの取り巻きがいたのだが、今では見る影もない。一人で机に座ってボーッとしているだけだ。
そんな彼に対して一人のグリフィンドール生が話しかけに行った。ロン・ウィーズリーだ。やつはポッターに進んで話しかけに行った。しかしそれに対しての答えは冷たいものだったらしい。
彼はこう返したそうだ。
「君のママはクズだね!」
その日からグリフィンドールのテーブルは静まり返っていた。誰も話そうとしなかった。
一体あいつはどうしたんだ?と思いつつ、また抜きまくった。
〜〜〜〜〜
四日目になってやっと分かった。
あの一件以来、学校の生徒ほぼ全員が
ポッターを嫌っているようだったが僕は違う。むしろ好きになってしまった。
〜〜〜〜〜
僕はそれからというものポッターのことをずっと観察するようになった。彼に近づこうとするものは徹底的に追い払った。まぁ当然のことだよな。
〜〜〜〜〜
一週間経ったが未だに状況は変わらなかった。
相変わらずみんなは彼を避けて過ごしている。
でも大丈夫だ。なぜなら僕がいるからな。僕だけはこれから先どんな事があっても彼を守り、味方をしてやろうと心に誓った。
そして同時に愛を注いでやると決心した。
また抜いた。
〜〜〜〜〜
一ヶ月ほど経つと、彼はすっかり元気を取り戻したように見えた。
僕はそれがとても嬉しかった。やはり僕の選択は間違っていなかった。
そういえば最近、ポッターが僕の部屋に遊びに来るようになった。最初は戸惑ったが、そのうちだんだん楽しくなっていった。
〜〜〜〜〜
ある日、授業が終わった後ポッターを僕の部屋に連れてきた。彼にプレゼントを渡すためだ。
それはペンダント。僕が作ったもので中に魔法石が入っているものだ。
ポッターはそれを喜んでくれたようで、
「ありがとうマルフォイ」と言って微笑んでくれて、僕はそれだけで満足だった。
夜ベッドの上で、ポッターが僕に向かって愛の言葉を囁いた。
僕もついテンションが高くなって「結婚してくれ」なんて口走ってしまったが彼は了承してくれた。
僕は今、世界一幸せだと思う。
それから僕らはキスをして、体を重ねた。
〜〜〜〜〜
「おーいドラコ、何を書いてるんだ?」
クラッブの声を聞いて我に返り、僕は慌ててペンを置いて妄想日記を閉じた。
さて、今夜も抜くか。
~おわり~
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