心地よい風が吹くまで
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88、明暗
─ その時はお前らの命で償ってもらう。 ─
『プルルルルルルルルルルルッッ』
会場内に
電話の音が鳴り響く
犯人はニヤリと笑うと
電話のボタンを押し
またしてもスピーカーにして
話し始めた
「・・・準備できたか?」
犯人は単刀直入に話すと
机に手を置き
指でトントンと叩いた
「・・・10人分の身代金が準備できたわ。」
受話器から聞こえるMissガーベラの声
これからMissガーベラを含めた
2名のヒーローが
受け渡しに行くと言い
ガサガサと準備をする音が
聞こえてきた
犯人はそのまま電話を切り
手元にあった名簿を見始める
「従業員は1人残して全員出せ。」
そう言うと
参加者の方に目を向け
品定めをするかのように
ゆっくりと確認すると
人質の中から1人づつ選び
従業員3名
参加者7名の計10名が
少し離れた壁際に立たされた
「お前達にはもう用がない。ヒーローがきちんと金を持ってきたら、解放してやるよ。」
その言葉に
喜びや安堵の表情を浮かべる
壁際の人質達
それとは反対に
絶望や憎しみの表情を浮かべる
残っている人質達
だが次の言葉に
壁際の人質達の顔から
笑みが消えた
「ただし・・・万が一、ヒーローが変な真似をしたら・・・その時はお前らの命で償ってもらう。」
受け渡しの時
ドアの向こうから
Missガーベラの声が聞こえ
ゆっくりとドアが開くと
アタッシュケースを持った
Missガーベラと
ベストジーニストが
緊張した面持ちで立っている
「金をそのテーブルの上に並べろ。変な真似すんじゃねぇぞ。」
犯人は短く言葉を発すると
手を少しだけ上げ
いつでも爆発が起こせるように構えた
Missガーベラと
ベストジーニストは
怪しまれない程度に
部屋の中の状況を確認すると
犯人の指定するテーブルの上に
次々とアタッシュケースを
置き始めていった
そして最後のアタッシュケースを置くと
Missガーベラは犯人に
終わったことを伝える
犯人は少し離れてはいるものの
アタッシュケースの数を確認すると
Missガーベラと
ベストジーニストにむかって
その場から離れるように指示をし
解放組の人質達を解放した
最初はオドオドとした
人質達であったが
危険が無いと分かると
我先にと入口から出ていった
「残り13人分。きっちり揃えて持ってこい。」
犯人はそう言うと
Missガーベラ達に披露宴会場から
出ていくように指示をするが
Missガーベラは動くことなく
犯人達に交換条件を持ち出した
「ねぇ、その残りの13人分の身代金の事なんだけど、あと2、3分で7人分が用意できそうなの。でも、すぐにお金を渡すと、上から言われてしまうの。本来であれば、1時間ぐらい手元に置いておくんだけど・・・先に7人の人質を解放してくれない?そうしたら、すぐに7人分の身代金を持ってくるわよ。」
─ その時はお前らの命で償ってもらう。 ─
『プルルルルルルルルルルルッッ』
会場内に
電話の音が鳴り響く
犯人はニヤリと笑うと
電話のボタンを押し
またしてもスピーカーにして
話し始めた
「・・・準備できたか?」
犯人は単刀直入に話すと
机に手を置き
指でトントンと叩いた
「・・・10人分の身代金が準備できたわ。」
受話器から聞こえるMissガーベラの声
これからMissガーベラを含めた
2名のヒーローが
受け渡しに行くと言い
ガサガサと準備をする音が
聞こえてきた
犯人はそのまま電話を切り
手元にあった名簿を見始める
「従業員は1人残して全員出せ。」
そう言うと
参加者の方に目を向け
品定めをするかのように
ゆっくりと確認すると
人質の中から1人づつ選び
従業員3名
参加者7名の計10名が
少し離れた壁際に立たされた
「お前達にはもう用がない。ヒーローがきちんと金を持ってきたら、解放してやるよ。」
その言葉に
喜びや安堵の表情を浮かべる
壁際の人質達
それとは反対に
絶望や憎しみの表情を浮かべる
残っている人質達
だが次の言葉に
壁際の人質達の顔から
笑みが消えた
「ただし・・・万が一、ヒーローが変な真似をしたら・・・その時はお前らの命で償ってもらう。」
受け渡しの時
ドアの向こうから
Missガーベラの声が聞こえ
ゆっくりとドアが開くと
アタッシュケースを持った
Missガーベラと
ベストジーニストが
緊張した面持ちで立っている
「金をそのテーブルの上に並べろ。変な真似すんじゃねぇぞ。」
犯人は短く言葉を発すると
手を少しだけ上げ
いつでも爆発が起こせるように構えた
Missガーベラと
ベストジーニストは
怪しまれない程度に
部屋の中の状況を確認すると
犯人の指定するテーブルの上に
次々とアタッシュケースを
置き始めていった
そして最後のアタッシュケースを置くと
Missガーベラは犯人に
終わったことを伝える
犯人は少し離れてはいるものの
アタッシュケースの数を確認すると
Missガーベラと
ベストジーニストにむかって
その場から離れるように指示をし
解放組の人質達を解放した
最初はオドオドとした
人質達であったが
危険が無いと分かると
我先にと入口から出ていった
「残り13人分。きっちり揃えて持ってこい。」
犯人はそう言うと
Missガーベラ達に披露宴会場から
出ていくように指示をするが
Missガーベラは動くことなく
犯人達に交換条件を持ち出した
「ねぇ、その残りの13人分の身代金の事なんだけど、あと2、3分で7人分が用意できそうなの。でも、すぐにお金を渡すと、上から言われてしまうの。本来であれば、1時間ぐらい手元に置いておくんだけど・・・先に7人の人質を解放してくれない?そうしたら、すぐに7人分の身代金を持ってくるわよ。」