心地よい風が吹くまで
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87、要求と謎
─ さぁ、どれだけの人間が助かるかな? ─
「・・・もしもし。フォレストガーデンのヒーローMissガーベラよ。」
声の主であるMissガーベラは
凛とした声で受話器を取ると
犯人の次の言葉を待っていた
「クククッッ・・・女のヒーローかよ・・・。まぁいい。状況は把握済みだろ?・・・23人の人質達の命が惜しければ、大人しくし俺達の要求に応じろ・・・。」
男は蔑んだ笑いを見せると
次のような要求を求めてきた
1、1人につき10,000,000(一千万)円
計230,000,000(二億三千万)円の
身代金を用意しろ。
2、逃走用のヘリコプターを用意しろ。
3、上記を2時間以内に準備をしろ。
犯人はそれだけを伝えると
ガチャんと電話を切り
そして人質達にニヒルな笑みを浮かべた
「制限時間は2時間。さぁ、どれだけの人間が助かるかな?」
「『ピッ』こちらマーガレット。建物内の全ての人の避難作業が完了したよ。この後どうする?」
「『ピッ』こちらキキョー。警察よりヘリコプターの手配が完了したと報告がありました。」
「『ピッ』こちらMissガーベラ。身代金100,000,000(一億)円の準備が出来たわ。受け渡し及び交渉には私とベストジーニストが対応する。」
犯人の要求から
数十分後
通信機から
慌ただしく聞こえる
状況報告
会場内は
恐怖と疲弊が入り交じり
そして犯人達は
会場内の椅子に座り
何やら話し込んでいた
豊香は
今にも飛び掛りそうな勢いで
犯人を睨んでいる爆豪の腕を
ツンツンとつつくと
小声で話し始めた
「・・・顔。もうちっと一般人らしくしろよ。」
爆豪の顔は
いつもの逆三角の目つきを
さらに凶暴化したようになっており
一度釘を指しておかないと
乱闘騒ぎになりそうであった
「・・・アイツら2人なら、俺一人で殺れる。」
豊香の忠告を聞くことなく
爆豪は自身の手を
バチバチと鳴らし
強烈な一撃を食らわそうと
画策していた
「ばッッかッッ!!!・・・人質までぶっ飛ばす気か?まずは人質の安全確保を「ンなの、犯人をぶっ飛ばせば確保できんだろォォ!?俺は勝って助けるタイプなんだよ!!どこぞのクソナードと一緒にすんなッッ!!」」
豊香は爆豪の両手を握ると
グッと下に下ろさせ
周りを見ろと言わんばかりに
目線を周りに向けた
広い会場とはいえ
爆豪の個性を使えば
様々なものが飛び交い
最悪火の海になる
豊香の個性でカバーするにも
爆豪の火を巻き込めば
火の勢いは増し
自滅してしまう
爆豪は
チッと舌打ちをすると
そっぽを向いてしまった
確かに爆豪の気持ちは
分からないでもない
犯人が電話中
紙織から男達の個性について
話があったからだ
『ボム』
対象物を爆弾に変えられる能力。爆発は指を鳴らすと自由に起こせる。ただし、物限定で、生き物は対象外。対象物の大きさにもよるが、最大30個まで爆弾に変えられる。
『操作』
対象物を自身の手足のように自由に動かせる。触ったまま、もしくは触ってから30分から1時間の間、動かせる。対象物は物のみで、生き物は対象外。対象物の大きさにもよるが、最大3つまで同時に動かせる。
1人は戦闘向き
もう1人は非戦闘向き
自惚れる訳では無いが
伊達に雄英高校の
授業を受けてはいない
豊香と爆豪であれば
鎮圧できそうな実力であった
だが豊香は何となく
違和感を感じていた
いくらヒーロー達を
外に出したとはいえ
イレギュラーが発生すれば
たちまち制圧されそうな
犯人の人数
大手企業の極秘資料を
持ち出す程の事前準備等
やっていることと
人数が比例していないのだ
もしかしたら他にも
仲間がいるのかもしれない
豊香はこっそりと紙織に
周りに怪しい人物がいないか
できる範囲で
確認してもらうことにした
─ さぁ、どれだけの人間が助かるかな? ─
「・・・もしもし。フォレストガーデンのヒーローMissガーベラよ。」
声の主であるMissガーベラは
凛とした声で受話器を取ると
犯人の次の言葉を待っていた
「クククッッ・・・女のヒーローかよ・・・。まぁいい。状況は把握済みだろ?・・・23人の人質達の命が惜しければ、大人しくし俺達の要求に応じろ・・・。」
男は蔑んだ笑いを見せると
次のような要求を求めてきた
1、1人につき10,000,000(一千万)円
計230,000,000(二億三千万)円の
身代金を用意しろ。
2、逃走用のヘリコプターを用意しろ。
3、上記を2時間以内に準備をしろ。
犯人はそれだけを伝えると
ガチャんと電話を切り
そして人質達にニヒルな笑みを浮かべた
「制限時間は2時間。さぁ、どれだけの人間が助かるかな?」
「『ピッ』こちらマーガレット。建物内の全ての人の避難作業が完了したよ。この後どうする?」
「『ピッ』こちらキキョー。警察よりヘリコプターの手配が完了したと報告がありました。」
「『ピッ』こちらMissガーベラ。身代金100,000,000(一億)円の準備が出来たわ。受け渡し及び交渉には私とベストジーニストが対応する。」
犯人の要求から
数十分後
通信機から
慌ただしく聞こえる
状況報告
会場内は
恐怖と疲弊が入り交じり
そして犯人達は
会場内の椅子に座り
何やら話し込んでいた
豊香は
今にも飛び掛りそうな勢いで
犯人を睨んでいる爆豪の腕を
ツンツンとつつくと
小声で話し始めた
「・・・顔。もうちっと一般人らしくしろよ。」
爆豪の顔は
いつもの逆三角の目つきを
さらに凶暴化したようになっており
一度釘を指しておかないと
乱闘騒ぎになりそうであった
「・・・アイツら2人なら、俺一人で殺れる。」
豊香の忠告を聞くことなく
爆豪は自身の手を
バチバチと鳴らし
強烈な一撃を食らわそうと
画策していた
「ばッッかッッ!!!・・・人質までぶっ飛ばす気か?まずは人質の安全確保を「ンなの、犯人をぶっ飛ばせば確保できんだろォォ!?俺は勝って助けるタイプなんだよ!!どこぞのクソナードと一緒にすんなッッ!!」」
豊香は爆豪の両手を握ると
グッと下に下ろさせ
周りを見ろと言わんばかりに
目線を周りに向けた
広い会場とはいえ
爆豪の個性を使えば
様々なものが飛び交い
最悪火の海になる
豊香の個性でカバーするにも
爆豪の火を巻き込めば
火の勢いは増し
自滅してしまう
爆豪は
チッと舌打ちをすると
そっぽを向いてしまった
確かに爆豪の気持ちは
分からないでもない
犯人が電話中
紙織から男達の個性について
話があったからだ
『ボム』
対象物を爆弾に変えられる能力。爆発は指を鳴らすと自由に起こせる。ただし、物限定で、生き物は対象外。対象物の大きさにもよるが、最大30個まで爆弾に変えられる。
『操作』
対象物を自身の手足のように自由に動かせる。触ったまま、もしくは触ってから30分から1時間の間、動かせる。対象物は物のみで、生き物は対象外。対象物の大きさにもよるが、最大3つまで同時に動かせる。
1人は戦闘向き
もう1人は非戦闘向き
自惚れる訳では無いが
伊達に雄英高校の
授業を受けてはいない
豊香と爆豪であれば
鎮圧できそうな実力であった
だが豊香は何となく
違和感を感じていた
いくらヒーロー達を
外に出したとはいえ
イレギュラーが発生すれば
たちまち制圧されそうな
犯人の人数
大手企業の極秘資料を
持ち出す程の事前準備等
やっていることと
人数が比例していないのだ
もしかしたら他にも
仲間がいるのかもしれない
豊香はこっそりと紙織に
周りに怪しい人物がいないか
できる範囲で
確認してもらうことにした