心地よい風が吹くまで
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6、恩人との再会
ー『お小言』は短いのに限るー
マンションから歩いて10分
目の前には『ヒーロー』最高峰の学び舎
雄英高校がそびえ立っている
登校時間には少し早いせいか
入学式にも関わらず
生徒はまばらである
豊香は昇降口を抜け
ある部屋へ向かった
本来であれば教室へ向かうのだが
その前にやるべきことがあった
「失礼します。東雲 豊です。」
自分が来たことを伝えるため
ノックをしてドアを開ける
そこには白くて小柄だが
目に大きな傷のある動物が
立派な椅子に座って
パソコンを操作していた
彼の名は『根津』
雄英高校の校長にして
豊香の保護者である
豊香が豊になった日
豊香は根津に引き取られた
ーー7年前ーーーー
『やぁ、操支 豊香君、はじめまして。僕の名前は根津。今日から君の保護者として支援していくよ。』
『僕も一応、プロヒーローだ。でも、君の身を守るためにも、2つお願いがある。』
『1つ、性別を男と偽ること』
『2つ、名前を操支 豊香ではなく東雲 豊と名乗ること』
『もちろん期限付きだよ。君の安全が確率できれば、元の操支 豊香に戻れる。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「根津さん、ご無沙汰しております。今回は素敵なマンションの手配、ありがとうございます。」
豊香は根津に深々と頭を下げる
すると根津はパソコンの操作をやめ
真っ直ぐに豊香を見た
「やぁ、豊香君。直接会うのは何年ぶりだろうね。マンションも気にってもらえてよかった。何か困ったことがあれば、遠慮せずに言ってね。」
根津は明るく話すと
手元にあったコーヒーを飲み
様々な『お小言』を言い始めた
このお小言は根津の気が済むまで終わらない
豊香はこのお小言を
ただじっと聞くしかないのだ
「これから3年間、君は様々なことを体験するだろう。楽しい時もあれば辛い時もあるはず。でも、決して無駄なことなんて無いから、しっかり吸収して、将来に生かしていってほしいと思っているよ。そのためなら僕はどんな支援も惜しまないさ!」
ようやく終わった
出るなら今だ・・・!
「ありがとうございます。これから3年間、頑張っていきたいと思います。何かあればご支援の程よろしくお願い致します。」
豊香はなんとか
飛びそうだった意識を呼び起こすと
根津にあいさつをして校長室を出ようとした
しかしそれは根津によって
止められてしまった
失敗だったのか・・・?
豊香は渋々ドアにかけていた手を下げ
根津の方に向き直った
「豊香君、そういえば彼とは会ったかい?」
この場合の彼とは、豊香にとって命の恩人とも言えるプロヒーローのことだ
彼がいたからこそ、豊香は一人助かったし
根津にも引き合わせてもらった
彼とは定期的に食事に行ったり
個性の特訓をしてもらったり
まるで兄のような存在の人物だ
「いえ、ここ1年ほど受験勉強や引越しで会えていないです。雄英に受かったことは報告をしているので、近々会えればと思ってはいます。」
彼もプロヒーローだ
仕事が入れば出動せざるを得ず
また、豊香も受験勉強があり
なかなか会えていなかったのである
そして根津の言葉を聞き
豊香は走って部屋を出ていった
『それなら、職員室に行くといいよ。彼は今、雄英の教師だからね!』
ー『お小言』は短いのに限るー
マンションから歩いて10分
目の前には『ヒーロー』最高峰の学び舎
雄英高校がそびえ立っている
登校時間には少し早いせいか
入学式にも関わらず
生徒はまばらである
豊香は昇降口を抜け
ある部屋へ向かった
本来であれば教室へ向かうのだが
その前にやるべきことがあった
「失礼します。東雲 豊です。」
自分が来たことを伝えるため
ノックをしてドアを開ける
そこには白くて小柄だが
目に大きな傷のある動物が
立派な椅子に座って
パソコンを操作していた
彼の名は『根津』
雄英高校の校長にして
豊香の保護者である
豊香が豊になった日
豊香は根津に引き取られた
ーー7年前ーーーー
『やぁ、操支 豊香君、はじめまして。僕の名前は根津。今日から君の保護者として支援していくよ。』
『僕も一応、プロヒーローだ。でも、君の身を守るためにも、2つお願いがある。』
『1つ、性別を男と偽ること』
『2つ、名前を操支 豊香ではなく東雲 豊と名乗ること』
『もちろん期限付きだよ。君の安全が確率できれば、元の操支 豊香に戻れる。』
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「根津さん、ご無沙汰しております。今回は素敵なマンションの手配、ありがとうございます。」
豊香は根津に深々と頭を下げる
すると根津はパソコンの操作をやめ
真っ直ぐに豊香を見た
「やぁ、豊香君。直接会うのは何年ぶりだろうね。マンションも気にってもらえてよかった。何か困ったことがあれば、遠慮せずに言ってね。」
根津は明るく話すと
手元にあったコーヒーを飲み
様々な『お小言』を言い始めた
このお小言は根津の気が済むまで終わらない
豊香はこのお小言を
ただじっと聞くしかないのだ
「これから3年間、君は様々なことを体験するだろう。楽しい時もあれば辛い時もあるはず。でも、決して無駄なことなんて無いから、しっかり吸収して、将来に生かしていってほしいと思っているよ。そのためなら僕はどんな支援も惜しまないさ!」
ようやく終わった
出るなら今だ・・・!
「ありがとうございます。これから3年間、頑張っていきたいと思います。何かあればご支援の程よろしくお願い致します。」
豊香はなんとか
飛びそうだった意識を呼び起こすと
根津にあいさつをして校長室を出ようとした
しかしそれは根津によって
止められてしまった
失敗だったのか・・・?
豊香は渋々ドアにかけていた手を下げ
根津の方に向き直った
「豊香君、そういえば彼とは会ったかい?」
この場合の彼とは、豊香にとって命の恩人とも言えるプロヒーローのことだ
彼がいたからこそ、豊香は一人助かったし
根津にも引き合わせてもらった
彼とは定期的に食事に行ったり
個性の特訓をしてもらったり
まるで兄のような存在の人物だ
「いえ、ここ1年ほど受験勉強や引越しで会えていないです。雄英に受かったことは報告をしているので、近々会えればと思ってはいます。」
彼もプロヒーローだ
仕事が入れば出動せざるを得ず
また、豊香も受験勉強があり
なかなか会えていなかったのである
そして根津の言葉を聞き
豊香は走って部屋を出ていった
『それなら、職員室に行くといいよ。彼は今、雄英の教師だからね!』