心地よい風が吹くまで
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84、虚偽
─こちらキキョー。─
「あなたは5歳の頃から海外に住んでいて、この度、バクゴーとの婚約を発表するために日本に戻ってきたっていう設定に決まったから。」
信じられない設定が
紙織から告げられ
爆豪もベストジーニストから
とんでもない設定を聞き
口をパクパクしながら
今にも怒りが爆発しそうになっていた
「いや、待って。それ「決定事項だから。始まるわよ。」」
豊香は抗議するも
紙織に押し切られ
パーティはスタートしてしまう
「それでは会長の書記 一(ハジメ)よりご挨拶がございます。書記会長、よろしくお願い致します。」
始まってしまった・・・。
豊香は腹を括り
紙織の姉 兼
爆豪の婚約者を
演じることとなった
「それではこれよりしばしご歓談のお時間とさせて頂きます。」
パーティも中盤
やっと休憩できるタイミングが来た
豊香はふぅと息を吐くと
テーブルの上の飲み物に
手を伸ばした
他のテーブルでは
いそいそと会場を出ていく人や
仕事の話や趣味の話に
花を咲かせるおじ様方
未来の旦那様を物色している
女性陣がいた
すると1人のスタッフが
慌てた様子で
司会用のマイクを手に取り
大きな声で叫び始めた
「どなたか、ヒーロー及び警察の方はいらっしゃいませんか!?11階ロビーにて、火災及び立てこもり事件が発生しました!!応援を願います!!ベストジーニスト、あなたが必要です!」
突如として緊迫した
雰囲気が押し寄せてきた
口々に恐怖を語る人々
その場にいた
ヒーローや警察関係の人々は
急いでエレベーターホールへ
向かって行った
「書記氏、申し訳ないですが、私も現場に向かいます。護衛についてはバクゴーにて対応させて頂きます!!」
同じテーブルにいた
ベストジーニストも
急ぎ準備をすると席を立ち
エレベーターホールへ
急ぎ足で向かった
「・・・何かがおかしい。」
豊香は違和感を感じ
急いでイヤリングに触ると
小声で話し始めた
「『ピッ』こちら疾風。ホテルロビーにて火災及び立てこもり事件が発生しているとの事ですが、どのような状況ですか?」
豊香は
募る気持ちを抑え
3人の返事を待った
「『ピッ』こちらマーガレット。ホテル1階ショッピングモールにいるけど、そんな話は聞いてないよ。」
「『ピッ』こちらガーベラ。ホテル14階にある警備室にいるけど、映像で見る限り、ロビーは通常通りよ。」
「『ピッ』こちらキキョー。ロビーにいますが、火災及び立てこもり事件は発生していません。疾風、どこからの情報ですか?」
やられた
豊香は通信機の電源を切らず
精一杯の大声で叫んだ
「ダメッッ!!待って!!火災も立てこもり事件も嘘よ!!戻っ・・・『パァァァァンッッ』!?」
─こちらキキョー。─
「あなたは5歳の頃から海外に住んでいて、この度、バクゴーとの婚約を発表するために日本に戻ってきたっていう設定に決まったから。」
信じられない設定が
紙織から告げられ
爆豪もベストジーニストから
とんでもない設定を聞き
口をパクパクしながら
今にも怒りが爆発しそうになっていた
「いや、待って。それ「決定事項だから。始まるわよ。」」
豊香は抗議するも
紙織に押し切られ
パーティはスタートしてしまう
「それでは会長の書記 一(ハジメ)よりご挨拶がございます。書記会長、よろしくお願い致します。」
始まってしまった・・・。
豊香は腹を括り
紙織の姉 兼
爆豪の婚約者を
演じることとなった
「それではこれよりしばしご歓談のお時間とさせて頂きます。」
パーティも中盤
やっと休憩できるタイミングが来た
豊香はふぅと息を吐くと
テーブルの上の飲み物に
手を伸ばした
他のテーブルでは
いそいそと会場を出ていく人や
仕事の話や趣味の話に
花を咲かせるおじ様方
未来の旦那様を物色している
女性陣がいた
すると1人のスタッフが
慌てた様子で
司会用のマイクを手に取り
大きな声で叫び始めた
「どなたか、ヒーロー及び警察の方はいらっしゃいませんか!?11階ロビーにて、火災及び立てこもり事件が発生しました!!応援を願います!!ベストジーニスト、あなたが必要です!」
突如として緊迫した
雰囲気が押し寄せてきた
口々に恐怖を語る人々
その場にいた
ヒーローや警察関係の人々は
急いでエレベーターホールへ
向かって行った
「書記氏、申し訳ないですが、私も現場に向かいます。護衛についてはバクゴーにて対応させて頂きます!!」
同じテーブルにいた
ベストジーニストも
急ぎ準備をすると席を立ち
エレベーターホールへ
急ぎ足で向かった
「・・・何かがおかしい。」
豊香は違和感を感じ
急いでイヤリングに触ると
小声で話し始めた
「『ピッ』こちら疾風。ホテルロビーにて火災及び立てこもり事件が発生しているとの事ですが、どのような状況ですか?」
豊香は
募る気持ちを抑え
3人の返事を待った
「『ピッ』こちらマーガレット。ホテル1階ショッピングモールにいるけど、そんな話は聞いてないよ。」
「『ピッ』こちらガーベラ。ホテル14階にある警備室にいるけど、映像で見る限り、ロビーは通常通りよ。」
「『ピッ』こちらキキョー。ロビーにいますが、火災及び立てこもり事件は発生していません。疾風、どこからの情報ですか?」
やられた
豊香は通信機の電源を切らず
精一杯の大声で叫んだ
「ダメッッ!!待って!!火災も立てこもり事件も嘘よ!!戻っ・・・『パァァァァンッッ』!?」