心地よい風が吹くまで
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44、第2種目 騎馬戦
ーチャンスは1度だけー
「よォォォしッッ!!組み終わったなァァ!準備はいいかなんて聞かねぇぞ!!」
実況のマイクの声がスタジアム中に響く
スタジアムの中心には
総勢42名からなる12チームの騎馬
ついに騎馬戦が始まる
「残虐バトルロイヤル、カウントダウン!!!」
「おい、東雲。」
心操の声が聞こえた
豊香は上を見上げると
そこには前を向いたままの
心操の後ろ姿があった
「ん?何?」
豊香は振り向かない心操を
気にすることなく返事をする
「俺は・・・勝ちたい。・・・いや、何がなんでも勝つ。だから・・・力 を貸せ。」
低く高圧的な声の心操
しかしどこか豊香への
期待が込められたように
感じられる声にも聞こえた
「心操・・・。当たり前だ、行くぞ!!」
「ワンッッ!!」
「スタートッッ!!!」
マイクのカウントダウン直後
ミッドナイトの声が響き渡った
一斉に緑谷チームに襲いかかる騎馬達
「実質10000000ポイントの争奪戦だァァ~!!」
「ハッハッハ!緑谷君!いっただくよぉ!!」
「いきなり襲来とはな・・・。追われし者の運命 」
「・・・(運命 )」
次々に攻撃を仕掛ける選手達
しかしその攻撃も
発目明の発明ことベイビー達と
常闇の『個性』ダークシャドウに
防がれていた
「うわ~。みんなやるねー。」
豊香達は周りの騎馬達より
少し遅れる形で緑谷達を追っている
「でも・・・俺達はまだだ。動くなら終了直前・・・だろ?」
ースタート直前ー
「終了直前でポイントを奪う?」
耳打ちをされた心操は
目を丸くして豊香を見つめる
見つめられた豊香は自信満々に
そしてしたたかに笑う
「あぁ。この騎馬戦は第1種目と違って団体戦。つまり、上位3位から4位のチームが次の試合に進めると予想できる。できれば緑谷のポイントを奪いに行きたいが、ただ高ポイントを取ればいい訳じゃない。それを終了まで守る必要があるんだ。」
豊香は周りの様子を窺う
どのチームも作戦会議や装備の装着などで
豊香達を気にするものはいない
「なら、あえて1位は狙わず3位4位を狙い、確実に次の試合に出られるようにする。ただ、最初から周りのポイントを気にしながら取るのではなく、終了直前に3位4位の奴を狙うのが一番だ。」
豊香は心操の肩に手を置くと
真剣な眼差しで見つめる
「終了直前に周りのチームに気づかれないように3位もしくは4位のチームに近づき、お前の『個性』でハチマキを奪う。お互い決勝のために体力は温存していた方が後々有利になるだろ?」
豊香はそのまま言葉を続ける
「俺もお前も目指すは勝利。なら、合理的且つ確実に勝利を狙うべきだ。」
豊香は心操の方を向くと
力強く言葉を発した
「心操・・・お前の力を貸してくれ。お前が必要だ。」
「残り1分を切ってェェ!!現在、轟ハチマキ4本所持ィィ!!ガン逃げ野郎緑谷から、1位の座をもぎ取ったァァ!!上位4チーム、このまま出揃っちまうのかァァ!?」
割れんばかりの歓声の中
マイクの実況も最高潮だ
「残り1分だ。俺達も動くぞ。2位と3位の点数に差がない・・・。なら、安全牌の2位のハチマキを「いや、3位の鉄哲チームのハチマキを狙おう。」
心操が物間の所へ行こうとするも
豊香はそれを止める
止められた心操は渋い顔をするも
豊香の指示通り
反対方向にいる鉄哲チームの方に
向かっていく
「なんで、3位なんだ?このまま2位を狙っても問題は無いだろ。ましてや、あいつらは油断している。」
走りながらも豊香に質問をする心操
すると豊香は苦笑しながら
後ろを指さす
「いや、だって物間のハチマキはもうすぐ無くなるぜ?」
ーチャンスは1度だけー
「よォォォしッッ!!組み終わったなァァ!準備はいいかなんて聞かねぇぞ!!」
実況のマイクの声がスタジアム中に響く
スタジアムの中心には
総勢42名からなる12チームの騎馬
ついに騎馬戦が始まる
「残虐バトルロイヤル、カウントダウン!!!」
「おい、東雲。」
心操の声が聞こえた
豊香は上を見上げると
そこには前を向いたままの
心操の後ろ姿があった
「ん?何?」
豊香は振り向かない心操を
気にすることなく返事をする
「俺は・・・勝ちたい。・・・いや、何がなんでも勝つ。だから・・・
低く高圧的な声の心操
しかしどこか豊香への
期待が込められたように
感じられる声にも聞こえた
「心操・・・。当たり前だ、行くぞ!!」
「ワンッッ!!」
「スタートッッ!!!」
マイクのカウントダウン直後
ミッドナイトの声が響き渡った
一斉に緑谷チームに襲いかかる騎馬達
「実質10000000ポイントの争奪戦だァァ~!!」
「ハッハッハ!緑谷君!いっただくよぉ!!」
「いきなり襲来とはな・・・。追われし者の
「・・・(
次々に攻撃を仕掛ける選手達
しかしその攻撃も
発目明の発明ことベイビー達と
常闇の『個性』ダークシャドウに
防がれていた
「うわ~。みんなやるねー。」
豊香達は周りの騎馬達より
少し遅れる形で緑谷達を追っている
「でも・・・俺達はまだだ。動くなら終了直前・・・だろ?」
ースタート直前ー
「終了直前でポイントを奪う?」
耳打ちをされた心操は
目を丸くして豊香を見つめる
見つめられた豊香は自信満々に
そしてしたたかに笑う
「あぁ。この騎馬戦は第1種目と違って団体戦。つまり、上位3位から4位のチームが次の試合に進めると予想できる。できれば緑谷のポイントを奪いに行きたいが、ただ高ポイントを取ればいい訳じゃない。それを終了まで守る必要があるんだ。」
豊香は周りの様子を窺う
どのチームも作戦会議や装備の装着などで
豊香達を気にするものはいない
「なら、あえて1位は狙わず3位4位を狙い、確実に次の試合に出られるようにする。ただ、最初から周りのポイントを気にしながら取るのではなく、終了直前に3位4位の奴を狙うのが一番だ。」
豊香は心操の肩に手を置くと
真剣な眼差しで見つめる
「終了直前に周りのチームに気づかれないように3位もしくは4位のチームに近づき、お前の『個性』でハチマキを奪う。お互い決勝のために体力は温存していた方が後々有利になるだろ?」
豊香はそのまま言葉を続ける
「俺もお前も目指すは勝利。なら、合理的且つ確実に勝利を狙うべきだ。」
豊香は心操の方を向くと
力強く言葉を発した
「心操・・・お前の力を貸してくれ。お前が必要だ。」
「残り1分を切ってェェ!!現在、轟ハチマキ4本所持ィィ!!ガン逃げ野郎緑谷から、1位の座をもぎ取ったァァ!!上位4チーム、このまま出揃っちまうのかァァ!?」
割れんばかりの歓声の中
マイクの実況も最高潮だ
「残り1分だ。俺達も動くぞ。2位と3位の点数に差がない・・・。なら、安全牌の2位のハチマキを「いや、3位の鉄哲チームのハチマキを狙おう。」
心操が物間の所へ行こうとするも
豊香はそれを止める
止められた心操は渋い顔をするも
豊香の指示通り
反対方向にいる鉄哲チームの方に
向かっていく
「なんで、3位なんだ?このまま2位を狙っても問題は無いだろ。ましてや、あいつらは油断している。」
走りながらも豊香に質問をする心操
すると豊香は苦笑しながら
後ろを指さす
「いや、だって物間のハチマキはもうすぐ無くなるぜ?」