心地よい風が吹くまで
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41、最終関門『一面地雷平原』
ー1個は弱くてもいっぱい集めたらすごいのよ?ー
「俺には関係ねぇんだよーォォ!!」
怒号が聞こえる最終関門『一面地雷平原』
トップを走る轟は
後ろから追いかけてくる爆豪に
苦悶の表情を浮かべた
「くそ・・・。」
先を急ぎたくても
思うように進めないステージ
このステージは
一見、何も無いただの地面のようだが
その地面には無数の地雷が
静かに身を潜めている
ただし、競技用のため
見た目と音は凄いが威力は低い
地雷がどこに埋まっているかは
よく地面の色を見れば分かるが
安易に走ることも出来ない
地面を凍らせることも出来るが
それでは後続の生徒達に
有利になってしまう
「てめえ半分野郎!!宣戦布告する相手を間違えてんじゃねぇよォォ!!」
慎重に進む轟であったが
自身の爆発を利用して進む爆豪には
スピードは劣る
爆豪が轟の進行の妨害をした瞬間
首位が入れ替わった
「ここで先頭が入れ替わったァァ!!よォォく見とけマスメディア!!お前ら好みの展開だァァ!!」
マイクの実況で
マスコミと観客は歓喜に湧いた
しかし相澤はじっと
巨大モニターを見て呟く
「あの馬鹿ども・・・互いを潰すのが必死で見えてないな。マイク、画面の右下ををよく見てろ。」
相澤の言葉に
マイクも観客もマスコミも
目線を巨大モニター右下に移す
すると画面右下に
攻防を繰り返す爆豪、轟を抜かすように
1人の姿が移った
「お二人さんご苦労様!先行くぜー!!」
そこには颯爽と駆け抜ける
豊香の姿があった
豊香も風を使い
地面に着くことなく
2人を追い抜いた
「てめえ!!引っ込んでやがれ女野郎!!」
「東雲・・・!!」
爆豪、轟は豊香の登場により
互いへの妨害をやめ
豊香を追いかけ始めた
「うォォー!?ここでまたもや順位が入れ替わったァァー!!誰がこんな展開予想してたよ!?もう目が離せねー!!東雲〜!!お前、さっきまで最下位だったろォォー!?」
追い抜き追い越されを繰り返す
爆豪、轟、豊香の3人
マイクの実況も白熱している
ゴールまではあと一歩
豊香もラストスパートをかけようと
自身の周りに風を纏わせ始めた瞬間
後方から凄まじい爆発音と土埃が立ち込めた
一斉に後方を確認する3人
誰かが意図的に
爆発を行ったのか
はたまた偶然で爆発が重なったのか
知る由もない豊香達は
後方を気にしつつも
ゴールを目指す
「すげー爆発だな!!!・・・んッッ!?お、おい!!誰か飛んできてるぞォォ!?あ、あれは!?」
マイクの実況が聞こえた直後
豊香達の頭上を超えていく
1人の人物の姿が見えた
「ま、まじかよ!?馬鹿!どうやって着地する気だよ、緑谷ァァ!?」
頭上の人物『緑谷』に
いち早く気づいた豊香は
首位争いそっちのけで
緑谷に向けて風を起こし
落下の勢いを和らげようとするも
風だけでは間に合わない
バランスを崩す緑谷
このまま行くと
緑谷は頭から地面と激突する
「くそッッ!!このままじゃ・・・!?」
次の手を考えていた豊香であったが
それは緑谷の咄嗟のアイディアで
切り抜けられた
緑谷は手に持っていた
ロボットの部品とを繋ぐ紐を
両手に持ち替え
落下の勢いを利用して
ロボットの部品を
地面に叩きつけた
『バァァーンッッ!!!!!!』
緑谷が叩きつけた場所は
首位争いをしている
爆豪と轟の間
そしてけたたましい程の
爆発音と煙
緑谷は咄嗟の判断で
防御と攻撃の両方をやってのけたのだ
「緑谷、間髪入れず後続妨害ィィー!!イレイザーお前のクラスすげーなぁ!!このままなら1位から4位まで独占状態だぞォォ!?」
妨害された爆豪、轟も
一瞬怯んだものの
目の前のゴールに向かって
最後の力を振り絞り走った
豊香は唖然とした顔をするも
ハッとした顔をして
すぐさま首位争いに参戦をした
「俺は何もしてねぇよ。奴らが勝手に火ィつけあってんだよ・・・。」
ラストスパート
このあとの競技があるのは分かってはいるが
全力で走る緑谷、爆豪、轟、豊香
そして狭い通路を抜け
眩い光が広がった
「雄英体育祭!!1年ステージィィ!奇しくも序盤の展開からこの結末を、誰が予想できたァァ!?1番にこのステージに戻ってきたこの男『1-A 緑谷出久』の存在をォォ!!!」
『第1種目 障害物競走』
(結果)
1位 緑谷出久
2位 轟焦凍
3位 爆豪勝己
4位 東雲豊
ー1個は弱くてもいっぱい集めたらすごいのよ?ー
「俺には関係ねぇんだよーォォ!!」
怒号が聞こえる最終関門『一面地雷平原』
トップを走る轟は
後ろから追いかけてくる爆豪に
苦悶の表情を浮かべた
「くそ・・・。」
先を急ぎたくても
思うように進めないステージ
このステージは
一見、何も無いただの地面のようだが
その地面には無数の地雷が
静かに身を潜めている
ただし、競技用のため
見た目と音は凄いが威力は低い
地雷がどこに埋まっているかは
よく地面の色を見れば分かるが
安易に走ることも出来ない
地面を凍らせることも出来るが
それでは後続の生徒達に
有利になってしまう
「てめえ半分野郎!!宣戦布告する相手を間違えてんじゃねぇよォォ!!」
慎重に進む轟であったが
自身の爆発を利用して進む爆豪には
スピードは劣る
爆豪が轟の進行の妨害をした瞬間
首位が入れ替わった
「ここで先頭が入れ替わったァァ!!よォォく見とけマスメディア!!お前ら好みの展開だァァ!!」
マイクの実況で
マスコミと観客は歓喜に湧いた
しかし相澤はじっと
巨大モニターを見て呟く
「あの馬鹿ども・・・互いを潰すのが必死で見えてないな。マイク、画面の右下ををよく見てろ。」
相澤の言葉に
マイクも観客もマスコミも
目線を巨大モニター右下に移す
すると画面右下に
攻防を繰り返す爆豪、轟を抜かすように
1人の姿が移った
「お二人さんご苦労様!先行くぜー!!」
そこには颯爽と駆け抜ける
豊香の姿があった
豊香も風を使い
地面に着くことなく
2人を追い抜いた
「てめえ!!引っ込んでやがれ女野郎!!」
「東雲・・・!!」
爆豪、轟は豊香の登場により
互いへの妨害をやめ
豊香を追いかけ始めた
「うォォー!?ここでまたもや順位が入れ替わったァァー!!誰がこんな展開予想してたよ!?もう目が離せねー!!東雲〜!!お前、さっきまで最下位だったろォォー!?」
追い抜き追い越されを繰り返す
爆豪、轟、豊香の3人
マイクの実況も白熱している
ゴールまではあと一歩
豊香もラストスパートをかけようと
自身の周りに風を纏わせ始めた瞬間
後方から凄まじい爆発音と土埃が立ち込めた
一斉に後方を確認する3人
誰かが意図的に
爆発を行ったのか
はたまた偶然で爆発が重なったのか
知る由もない豊香達は
後方を気にしつつも
ゴールを目指す
「すげー爆発だな!!!・・・んッッ!?お、おい!!誰か飛んできてるぞォォ!?あ、あれは!?」
マイクの実況が聞こえた直後
豊香達の頭上を超えていく
1人の人物の姿が見えた
「ま、まじかよ!?馬鹿!どうやって着地する気だよ、緑谷ァァ!?」
頭上の人物『緑谷』に
いち早く気づいた豊香は
首位争いそっちのけで
緑谷に向けて風を起こし
落下の勢いを和らげようとするも
風だけでは間に合わない
バランスを崩す緑谷
このまま行くと
緑谷は頭から地面と激突する
「くそッッ!!このままじゃ・・・!?」
次の手を考えていた豊香であったが
それは緑谷の咄嗟のアイディアで
切り抜けられた
緑谷は手に持っていた
ロボットの部品とを繋ぐ紐を
両手に持ち替え
落下の勢いを利用して
ロボットの部品を
地面に叩きつけた
『バァァーンッッ!!!!!!』
緑谷が叩きつけた場所は
首位争いをしている
爆豪と轟の間
そしてけたたましい程の
爆発音と煙
緑谷は咄嗟の判断で
防御と攻撃の両方をやってのけたのだ
「緑谷、間髪入れず後続妨害ィィー!!イレイザーお前のクラスすげーなぁ!!このままなら1位から4位まで独占状態だぞォォ!?」
妨害された爆豪、轟も
一瞬怯んだものの
目の前のゴールに向かって
最後の力を振り絞り走った
豊香は唖然とした顔をするも
ハッとした顔をして
すぐさま首位争いに参戦をした
「俺は何もしてねぇよ。奴らが勝手に火ィつけあってんだよ・・・。」
ラストスパート
このあとの競技があるのは分かってはいるが
全力で走る緑谷、爆豪、轟、豊香
そして狭い通路を抜け
眩い光が広がった
「雄英体育祭!!1年ステージィィ!奇しくも序盤の展開からこの結末を、誰が予想できたァァ!?1番にこのステージに戻ってきたこの男『1-A 緑谷出久』の存在をォォ!!!」
『第1種目 障害物競走』
(結果)
1位 緑谷出久
2位 轟焦凍
3位 爆豪勝己
4位 東雲豊