心地よい風が吹くまで
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33、お泊まり
ー自覚を持てー
どのくらい時間が経過したのだろうか
豊香は荒く息をしたまま
床に寝転んでいた
「きっつ・・・。」
人が倒れ込む音と共に聞こえた声に
豊香は顔を向ける
そこには先程までチームとして
組んでいた瀬呂が寝転がっており
よく見ると遠くの方にも
寝転がる切島と上鳴
そしてそんな彼らを見下ろすように立ってる
爆豪の姿が見えた
「おい・・・まだトレーニングは終わってねぇ。立て・・・。」
鬼畜爆豪降臨
あの後、何度かチームを入れ替えて
トレーニングをしていた5人だったが
爆豪の提案により
負けたチームは腕立て50回や腹筋50回などの
罰ゲームを課せられた
(弱い奴は俺の練習相手にもなんねぇからという理由で)
「ギ、ギブッッ!・・・今日はもうこれくらいで勘弁してくれ・・・。」
上鳴の悲痛な叫びを皮切りに
他の面々からも終了コールが聞こえる
それもそのはず
チームを入れ替えて
今ので記念すべき20回目なのだから
「チッ・・・仕方ねぇ。」
爆豪はへの字に口を曲げ
更衣室へと歩いていった
「あいつ・・・底なしの体力だな。」
寝転がりながら話す切島の言葉に
他の3人も頷いていた
そして力なく立ち上がり
爆豪のあとを追って更衣室へと入ろうとした
「おいッッ!!」
勢いよく開いた更衣室のドア
そこには半裸の爆豪が鬼の形相で立っている
「うおッッ!?ど、どうしたんだよ爆豪。」
鬼の形相の爆豪に驚きながら
豊香はとりあえず訳を聞こうとする
「お湯が出ねぇ!!なんでだ!!クソがッッ!!」
だから半裸なんだ・・・
豊香は冷静に納得すると
あることに気づいた
「・・・あ!・・・今何時?」
豊香は爆豪の横をすり抜け
更衣室の壁にかかっている時計に目をやる
時計は23時を指している
「うわー残念。ここ、23時までの利用だからシャワーも23時までしか使えないんだよね。」
ごめんと謝る豊香にキレる爆豪
爆豪を止める切島と瀬呂
そんな4人を尻目に慌てる上鳴
「え!?23時!?終電出ちゃってるじゃん!!おい、お前らどうするよ!?」
慌てる上鳴の言葉に
止まる爆豪、切島、瀬呂
彼らもまた電車通学だった
「あ・・・。ファミレスとかで時間潰すか?」
切島が提案する
「流石にシャワーぐらいは浴びたいから、スーパー銭湯にしようぜ?」
瀬呂も提案する
「俺は帰る。」
爆豪が不機嫌そうに答える
「俺、今月ピンチなんだよなぁ・・・なぁ!東雲、急で悪いが泊めてくれよ!頼む!」
上鳴の言葉に
全員が豊香を見た
「お、おい。いくらなんでもダメだろ?俺がファミレス代は奢るからさ。」
「いくら東雲が良くても、ご両親に迷惑かかるもんな。」
「ふんッ。・・・俺は帰る。」
「東雲~。」
上から切島、瀬呂、爆豪、上鳴
豊香はそんなやり取りを見て
クスッと笑い言葉を発した
「まぁ、俺一人暮らしだから、別に泊まってってもいいぜ?布団は3組しかないから、雑魚寝にはなるけど。」
ベッドは譲らないぜ?と
豊香は笑いながら話すると
上鳴、切島、瀬呂の3人の顔には
喜びが溢れた
「よっしゃー!!そうとなれば駅前のドンキでパンツとかスウェットとか買ってこようぜ!!」
3人はワイワイ騒ぎながら
更衣室にある荷物を片付け始めた
豊香も片付けに行こうと歩き始めると
横から声が聞こえた
「おい・・・。いいのかよ?」
豊香は佇んだままの爆豪に
呼び止められていた
「ん?何が?」
豊香は爆豪の言葉に
歩くのをやめる
不思議そうな顔で見つめる豊香
爆豪は舌打ちをすると
豊香の横を通りすぎる際に
小さく言い放った
「アイツらは大丈夫かもしんねぇけど・・・簡単に男を部屋にあげるなよ。」
それだけ言うと
更衣室へ荷物を取りに行く爆豪
なぜそんなことを言うのか
それはどういう意味なのか
答えが出ないまま
豊香は4人の後を追って
更衣室へと入っていった
ー自覚を持てー
どのくらい時間が経過したのだろうか
豊香は荒く息をしたまま
床に寝転んでいた
「きっつ・・・。」
人が倒れ込む音と共に聞こえた声に
豊香は顔を向ける
そこには先程までチームとして
組んでいた瀬呂が寝転がっており
よく見ると遠くの方にも
寝転がる切島と上鳴
そしてそんな彼らを見下ろすように立ってる
爆豪の姿が見えた
「おい・・・まだトレーニングは終わってねぇ。立て・・・。」
鬼畜爆豪降臨
あの後、何度かチームを入れ替えて
トレーニングをしていた5人だったが
爆豪の提案により
負けたチームは腕立て50回や腹筋50回などの
罰ゲームを課せられた
(弱い奴は俺の練習相手にもなんねぇからという理由で)
「ギ、ギブッッ!・・・今日はもうこれくらいで勘弁してくれ・・・。」
上鳴の悲痛な叫びを皮切りに
他の面々からも終了コールが聞こえる
それもそのはず
チームを入れ替えて
今ので記念すべき20回目なのだから
「チッ・・・仕方ねぇ。」
爆豪はへの字に口を曲げ
更衣室へと歩いていった
「あいつ・・・底なしの体力だな。」
寝転がりながら話す切島の言葉に
他の3人も頷いていた
そして力なく立ち上がり
爆豪のあとを追って更衣室へと入ろうとした
「おいッッ!!」
勢いよく開いた更衣室のドア
そこには半裸の爆豪が鬼の形相で立っている
「うおッッ!?ど、どうしたんだよ爆豪。」
鬼の形相の爆豪に驚きながら
豊香はとりあえず訳を聞こうとする
「お湯が出ねぇ!!なんでだ!!クソがッッ!!」
だから半裸なんだ・・・
豊香は冷静に納得すると
あることに気づいた
「・・・あ!・・・今何時?」
豊香は爆豪の横をすり抜け
更衣室の壁にかかっている時計に目をやる
時計は23時を指している
「うわー残念。ここ、23時までの利用だからシャワーも23時までしか使えないんだよね。」
ごめんと謝る豊香にキレる爆豪
爆豪を止める切島と瀬呂
そんな4人を尻目に慌てる上鳴
「え!?23時!?終電出ちゃってるじゃん!!おい、お前らどうするよ!?」
慌てる上鳴の言葉に
止まる爆豪、切島、瀬呂
彼らもまた電車通学だった
「あ・・・。ファミレスとかで時間潰すか?」
切島が提案する
「流石にシャワーぐらいは浴びたいから、スーパー銭湯にしようぜ?」
瀬呂も提案する
「俺は帰る。」
爆豪が不機嫌そうに答える
「俺、今月ピンチなんだよなぁ・・・なぁ!東雲、急で悪いが泊めてくれよ!頼む!」
上鳴の言葉に
全員が豊香を見た
「お、おい。いくらなんでもダメだろ?俺がファミレス代は奢るからさ。」
「いくら東雲が良くても、ご両親に迷惑かかるもんな。」
「ふんッ。・・・俺は帰る。」
「東雲~。」
上から切島、瀬呂、爆豪、上鳴
豊香はそんなやり取りを見て
クスッと笑い言葉を発した
「まぁ、俺一人暮らしだから、別に泊まってってもいいぜ?布団は3組しかないから、雑魚寝にはなるけど。」
ベッドは譲らないぜ?と
豊香は笑いながら話すると
上鳴、切島、瀬呂の3人の顔には
喜びが溢れた
「よっしゃー!!そうとなれば駅前のドンキでパンツとかスウェットとか買ってこようぜ!!」
3人はワイワイ騒ぎながら
更衣室にある荷物を片付け始めた
豊香も片付けに行こうと歩き始めると
横から声が聞こえた
「おい・・・。いいのかよ?」
豊香は佇んだままの爆豪に
呼び止められていた
「ん?何が?」
豊香は爆豪の言葉に
歩くのをやめる
不思議そうな顔で見つめる豊香
爆豪は舌打ちをすると
豊香の横を通りすぎる際に
小さく言い放った
「アイツらは大丈夫かもしんねぇけど・・・簡単に男を部屋にあげるなよ。」
それだけ言うと
更衣室へ荷物を取りに行く爆豪
なぜそんなことを言うのか
それはどういう意味なのか
答えが出ないまま
豊香は4人の後を追って
更衣室へと入っていった