心地よい風が吹くまで
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31、提案
ーその手があったー
翌日、医師の診察を受けた豊香は
無事に退院となり帰宅
布団に横になると
そのまま意識を手放した
「お~東雲!退院おめでとう!!もう大丈夫なのか!?」
「東雲さん、心配しましたわ!お身体はもう大丈夫なのですか?」
「東雲~!!めっちゃ心配したよ~!!復帰おめでとう!!」
退院した翌日
教室に入るやいなや
クラスメイトからの心配の声が
豊香に降り注いだ
豊香はみんなからの言葉に
明るく答えると自身の席に着く
「東雲・・・大丈夫なのか?」
ふいに前から聞こえた声
前の席の轟からだった
「お・・・おう!とりあえず身体には異常ないぜ。」
意外な人物からの心配の声に
豊香は少し嬉しかった
『キーンコーンカーンコーン』
『ガラガラガラ』
チャイムと同時に
包帯まみれの人物が入ってきた
「!?・・・あ、相澤・・・先生。」
衝撃を受ける豊香
クラスメイトは昨日も見ているため
動じるものはいなかった
そのまま朝礼が始まると
相澤は話し始めた
「東雲が今日から出席してきたので、念の為、昨日話した『体育祭』について話しておく。」
相澤から『体育祭』についての
説明を聞いた豊香
本番まで残り2週間あまりだが
ここで良い成績を残せば
今後プロとしての道が開きやすい
『ヒーロー』を目指すものにとっての
登竜門である
「時間は有限。後悔だけは無いように、各自練習を怠らないこと。じゃ。」
相澤は生徒達に念を押して
教室をあとにした
昼休み
生徒達で混雑している食堂
豊香は特製オムライスを持ったまま
席を探していた
「お~い!!東雲、ここ座れよ~!!」
豊香は声のする方を見ると
そこには上鳴、切島、爆豪が座っており
爆豪の隣が空いていた
「サンキュー。おう爆豪、横座るぜ?」
豊香が声をかけると
爆豪はチラッと豊香を見るものの
返事をすることなく
自身のラーメンをすすり始めた
豊香も気にすることなく
手に持っていたオムライスを置き
隣に座り食べ始めた
それから上鳴と切島とおしゃべりをした
昨日、体育祭の敵情視察に来ていたようで
他のクラスの連中に
爆豪が喧嘩を売ったこと
爆豪が喧嘩を売ったことで
1-Aは他のクラスからは
目の敵 のような状態になったこと
しかし、それによって
クラスの士気が上がったこと
「そうだ!お前ら今日の放課後は暇?俺、体育館で自主練しようと思うんだけど、みんなでやろうぜ!」
切島はこの場にいる3人に提案した
豊香は特に予定がない為
この提案に参加した
上鳴も参加するも
爆豪は勝手にしろという答え
(切島曰く、参加するという答えらしい)
でこの日の昼休みは終わった
放課後、切島がさらに瀬呂を誘い
5人で練習をすることになった
「あら、ごめんなさいね。今日はどの体育館も予約でいっぱいなの。体育祭が近いから、みんな事前に予約しているのよ。」
体育館を借りるため
職員室に向かった一同
すでに練習をしようとしていた生徒達によって
借りることは出来なかった
「まじかよッッ!!どーする!?せっかく集まったの・・・にィ・・・。」
職員室ということを忘れ
大声で叫ぶ上鳴
職員室中の視線を集め
遠くから鬼の形相の相澤が
近づいてきたため
5人は足早に職員室を出て
昇降口まで歩いてきた
「はぁ・・・まさか予約ができるなんて想像してなかった。他に『個性』の練習ができるとこなんて無いもんな・・・。」
落胆を見せる切島
上鳴も瀬呂も色々考えるも思いつかない
爆豪に至っては早々に靴に履き替え
帰ろうとしている
ふと、豊香はあることを思い出し
電話をかけ始めた
「あ、もしもし東雲です。・・・はい、実は・・・。いいですか!?・・・はい・・・はい、じゃあこれから向かいます。・・・よろしくお願いします。」
豊香は電話を切ると
4人に対してニヤニヤしながら
話し始めた
「俺、いい練習場所確保したぜ。」
キラキラとした顔の3人
ムスッとしたままの1人
「俺が一人暮らししてるマンションにトレーニングルームがあるんだけど、さっき管理人の人に事情を話したら、特別に使っていいってさ!」
ーその手があったー
翌日、医師の診察を受けた豊香は
無事に退院となり帰宅
布団に横になると
そのまま意識を手放した
「お~東雲!退院おめでとう!!もう大丈夫なのか!?」
「東雲さん、心配しましたわ!お身体はもう大丈夫なのですか?」
「東雲~!!めっちゃ心配したよ~!!復帰おめでとう!!」
退院した翌日
教室に入るやいなや
クラスメイトからの心配の声が
豊香に降り注いだ
豊香はみんなからの言葉に
明るく答えると自身の席に着く
「東雲・・・大丈夫なのか?」
ふいに前から聞こえた声
前の席の轟からだった
「お・・・おう!とりあえず身体には異常ないぜ。」
意外な人物からの心配の声に
豊香は少し嬉しかった
『キーンコーンカーンコーン』
『ガラガラガラ』
チャイムと同時に
包帯まみれの人物が入ってきた
「!?・・・あ、相澤・・・先生。」
衝撃を受ける豊香
クラスメイトは昨日も見ているため
動じるものはいなかった
そのまま朝礼が始まると
相澤は話し始めた
「東雲が今日から出席してきたので、念の為、昨日話した『体育祭』について話しておく。」
相澤から『体育祭』についての
説明を聞いた豊香
本番まで残り2週間あまりだが
ここで良い成績を残せば
今後プロとしての道が開きやすい
『ヒーロー』を目指すものにとっての
登竜門である
「時間は有限。後悔だけは無いように、各自練習を怠らないこと。じゃ。」
相澤は生徒達に念を押して
教室をあとにした
昼休み
生徒達で混雑している食堂
豊香は特製オムライスを持ったまま
席を探していた
「お~い!!東雲、ここ座れよ~!!」
豊香は声のする方を見ると
そこには上鳴、切島、爆豪が座っており
爆豪の隣が空いていた
「サンキュー。おう爆豪、横座るぜ?」
豊香が声をかけると
爆豪はチラッと豊香を見るものの
返事をすることなく
自身のラーメンをすすり始めた
豊香も気にすることなく
手に持っていたオムライスを置き
隣に座り食べ始めた
それから上鳴と切島とおしゃべりをした
昨日、体育祭の敵情視察に来ていたようで
他のクラスの連中に
爆豪が喧嘩を売ったこと
爆豪が喧嘩を売ったことで
1-Aは他のクラスからは
目の
しかし、それによって
クラスの士気が上がったこと
「そうだ!お前ら今日の放課後は暇?俺、体育館で自主練しようと思うんだけど、みんなでやろうぜ!」
切島はこの場にいる3人に提案した
豊香は特に予定がない為
この提案に参加した
上鳴も参加するも
爆豪は勝手にしろという答え
(切島曰く、参加するという答えらしい)
でこの日の昼休みは終わった
放課後、切島がさらに瀬呂を誘い
5人で練習をすることになった
「あら、ごめんなさいね。今日はどの体育館も予約でいっぱいなの。体育祭が近いから、みんな事前に予約しているのよ。」
体育館を借りるため
職員室に向かった一同
すでに練習をしようとしていた生徒達によって
借りることは出来なかった
「まじかよッッ!!どーする!?せっかく集まったの・・・にィ・・・。」
職員室ということを忘れ
大声で叫ぶ上鳴
職員室中の視線を集め
遠くから鬼の形相の相澤が
近づいてきたため
5人は足早に職員室を出て
昇降口まで歩いてきた
「はぁ・・・まさか予約ができるなんて想像してなかった。他に『個性』の練習ができるとこなんて無いもんな・・・。」
落胆を見せる切島
上鳴も瀬呂も色々考えるも思いつかない
爆豪に至っては早々に靴に履き替え
帰ろうとしている
ふと、豊香はあることを思い出し
電話をかけ始めた
「あ、もしもし東雲です。・・・はい、実は・・・。いいですか!?・・・はい・・・はい、じゃあこれから向かいます。・・・よろしくお願いします。」
豊香は電話を切ると
4人に対してニヤニヤしながら
話し始めた
「俺、いい練習場所確保したぜ。」
キラキラとした顔の3人
ムスッとしたままの1人
「俺が一人暮らししてるマンションにトレーニングルームがあるんだけど、さっき管理人の人に事情を話したら、特別に使っていいってさ!」