心地よい風が吹くまで
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23、望まぬ再会
ー出来れば会いたくなかったー
「な!?敵 !?嘘だろ?」
「ここを雄英と知って、侵入してきてるのか?」
「は、早く逃げないとやばいだろ!!」
次々に空間の亀裂から出てくる敵
その光景を目の当たりにした生徒達からは
恐怖と混乱、焦りが生じた
そしてモヤのような敵 が周囲を見渡し
声を発した
「おや・・・13号にイレイザーヘッドですか・・・。たしかカリキュラムには『オールマイト』の名前があったはず。」
するとそのモヤの後ろから
全身を手のようなもので覆われた
水色の髪の男がゆっくりと出てきた
顔は同じく手で覆われていて見えない
「黒霧・・・オールマイトがいるはずじゃねぇのか?オールマイトはいないのか・・・。」
あの男、まさか朝の・・・
豊香は敵 の中に
朝出会ったと思われる人物を見つけた
水色の髪の男は
表情こそ分からないももの
手の隙間から見える
真っ赤な目が生徒達を捕らえた
「・・・生徒を殺せばくるかなぁ?」
楽しそうに発言する男
男の狂気がその場にいた生徒達を襲う
初めて直面する死の恐怖
まだ経験をしたことがない生徒達にとって
それは言葉に出来ないぐらいの衝撃だった
「全員、すぐに逃げろ!!13号、頼んだ!!」
相澤はすぐさま生徒達に避難と
13号へ生徒の脱出誘導を指示した
そして、相澤自身は
目の前にいる敵 達の中に
飛び込んでいった
「む、無茶です!!イレイザーヘッドは、も、元々奇襲攻撃がメイン。・・・い、いくらイレイザーヘッドでも、この数を相手にするのはできないはず!」
生徒が出口に走る中
緑谷だけがその場に立ちどまっている
豊香は緑谷の腕を掴み
引っ張った
「馬鹿野郎!!俺達がここに残っても相澤先生の邪魔になる!!とにかく外に出て、一刻も早く応援を呼ぶんだ!!」
緑谷は豊香の言葉に
唇を噛みしめながら
出口へ向かった
「そうはさせません・・・。」
黒霧と呼ばれたモヤの人物は
瞬時に噴水のところから
生徒達の前に立ちはだかった
「初めまして。私共は敵 連合と申します。この度、雄英にお邪魔させて頂いたのは
平和の象徴『オールマイト』に息絶えて頂くためです。」
その場にいた全員が
敵 連合と名乗る彼らの目的に言葉を無くす
13号が自身の手に力を込めた
「ですので・・・皆様には『死をもって』オールマイトを呼び出す手助けをしていただきた「その前に俺達にやられるとは思わなかったのかよ!!」
黒霧の言葉が終わる前に
勢いよく爆豪と切島が黒霧に攻撃をする
しかし黒霧はその攻撃を避け
目を細めた
「危ない危ない。・・・そうですね、優秀なヒーローの卵達ですから。しかし・・・所詮は卵。生まれなければ『ヒーロー』にもなれない・・・。」
黒霧は嘲笑うかのように
自身のモヤで生徒達を包み込もうとした
「モヤから離れろ!!」
豊香は素早く前方に移動をして
黒霧に向かって手を伸ばし強風を起こした
13号の静止する声は豊香の耳には
届いていなかった
一瞬、怯んだ黒霧だが
すぐに体勢を立て直した
「おや、あなたは・・・。先程の言葉を訂正します。あなただけは殺しませんよ?だって・・・」
次の瞬間、豊香は背後に現れた
モヤに飲み込まれた
モヤの中で最後に聞きとれた黒霧の言葉
「大切なお姫様ですから。」
光の届かない空間
豊香は途方もない悪意に
飲み込まれた
ー出来れば会いたくなかったー
「な!?
「ここを雄英と知って、侵入してきてるのか?」
「は、早く逃げないとやばいだろ!!」
次々に空間の亀裂から出てくる敵
その光景を目の当たりにした生徒達からは
恐怖と混乱、焦りが生じた
そしてモヤのような
声を発した
「おや・・・13号にイレイザーヘッドですか・・・。たしかカリキュラムには『オールマイト』の名前があったはず。」
するとそのモヤの後ろから
全身を手のようなもので覆われた
水色の髪の男がゆっくりと出てきた
顔は同じく手で覆われていて見えない
「黒霧・・・オールマイトがいるはずじゃねぇのか?オールマイトはいないのか・・・。」
あの男、まさか朝の・・・
豊香は
朝出会ったと思われる人物を見つけた
水色の髪の男は
表情こそ分からないももの
手の隙間から見える
真っ赤な目が生徒達を捕らえた
「・・・生徒を殺せばくるかなぁ?」
楽しそうに発言する男
男の狂気がその場にいた生徒達を襲う
初めて直面する死の恐怖
まだ経験をしたことがない生徒達にとって
それは言葉に出来ないぐらいの衝撃だった
「全員、すぐに逃げろ!!13号、頼んだ!!」
相澤はすぐさま生徒達に避難と
13号へ生徒の脱出誘導を指示した
そして、相澤自身は
目の前にいる
飛び込んでいった
「む、無茶です!!イレイザーヘッドは、も、元々奇襲攻撃がメイン。・・・い、いくらイレイザーヘッドでも、この数を相手にするのはできないはず!」
生徒が出口に走る中
緑谷だけがその場に立ちどまっている
豊香は緑谷の腕を掴み
引っ張った
「馬鹿野郎!!俺達がここに残っても相澤先生の邪魔になる!!とにかく外に出て、一刻も早く応援を呼ぶんだ!!」
緑谷は豊香の言葉に
唇を噛みしめながら
出口へ向かった
「そうはさせません・・・。」
黒霧と呼ばれたモヤの人物は
瞬時に噴水のところから
生徒達の前に立ちはだかった
「初めまして。私共は
平和の象徴『オールマイト』に息絶えて頂くためです。」
その場にいた全員が
13号が自身の手に力を込めた
「ですので・・・皆様には『死をもって』オールマイトを呼び出す手助けをしていただきた「その前に俺達にやられるとは思わなかったのかよ!!」
黒霧の言葉が終わる前に
勢いよく爆豪と切島が黒霧に攻撃をする
しかし黒霧はその攻撃を避け
目を細めた
「危ない危ない。・・・そうですね、優秀なヒーローの卵達ですから。しかし・・・所詮は卵。生まれなければ『ヒーロー』にもなれない・・・。」
黒霧は嘲笑うかのように
自身のモヤで生徒達を包み込もうとした
「モヤから離れろ!!」
豊香は素早く前方に移動をして
黒霧に向かって手を伸ばし強風を起こした
13号の静止する声は豊香の耳には
届いていなかった
一瞬、怯んだ黒霧だが
すぐに体勢を立て直した
「おや、あなたは・・・。先程の言葉を訂正します。あなただけは殺しませんよ?だって・・・」
次の瞬間、豊香は背後に現れた
モヤに飲み込まれた
モヤの中で最後に聞きとれた黒霧の言葉
「大切なお姫様ですから。」
光の届かない空間
豊香は途方もない悪意に
飲み込まれた