心地よい風が吹くまで
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7、再会
ーこれからは毎日会えるー
豊香は猛スピードで
職員室へ走っている
それもそのはず
豊香が兄のように慕っている彼が
なんと雄英の教師だったのだから
豊香が雄英を受験すると言った時
彼は『頑張れ。』と言っただけで
自分が教師であることは言ってくれなかった
『早く会いたい』
豊香は逸る気持ちを抑え
職員室のドアをノックした
「失礼します。」
職員室のドアを開けると
忙しなく動き回る先生達の姿が目に入った
今日は入学式である
先生達は入学式の準備で忙しいのだ
否、奥の席に優雅にゼリー飲料を飲みながら
新聞を読んでいる人物がいる
豊香は迷うことなく歩きだすと
彼の斜め前に立った
「しょ・・・相澤さん、お久しぶりです。」
相澤 消太
彼こそ豊香の命の恩人であり
兄のように慕う人物である
相澤はゆっくりと新聞から目を離し
豊香を見つめる
「久しぶりだな・・・豊。」
特に動揺することもなく
目の前にいる豊香の言葉に返事をする
豊香は嬉しいのと
本当に相澤が雄英にいることに感動して
喋り出そうとするが
それは相澤の言葉で止まった
「ここは職員室だ。・・・今日は1年生の入学式。お前は教室に行かないといけないだろ?初日から遅刻するつもりか?」
豊香は壁にかけてある時計を確認すると
時刻は8時5分を指していた
これはまずい
通常であれば
8時30分に席についていれば問題ない
しかし今日は入学式である
移動のことを考えて
8時15分には着席していなければならないのだ
職員室は教室がある棟とは別だ
普通に行けば10分はかかる
早めに自宅を出てきた豊香だったが
根津との話が思っているよりも長かったようだ
「あ・・・。すぐ、教室に行きます。でも俺、あとで相澤さんと話がしたく「分かったから教室に行け。話す場所はあとで伝え「いやいやいや。相澤さん、俺の連絡先知らないでしょ?そうやって、バックレようとし・・・」
豊香が食い気味に突っ込む
すると相澤は手に持っていた新聞をたたむと
出席簿を脇に抱え
席を立った
「俺はそんなことはしない。とりあえず早く教室に行け。俺より後に教室に入るようなら・・・分かってんだろうな?」
「!?・・・失礼します!!」
こういう時の消太さんには
絶対に逆らわないこと
だが俺よりというのは
どういう意味だろう
豊香は疑問に思いつつも
急いで職員室を後にする
ーこれからは毎日会えるー
豊香は猛スピードで
職員室へ走っている
それもそのはず
豊香が兄のように慕っている彼が
なんと雄英の教師だったのだから
豊香が雄英を受験すると言った時
彼は『頑張れ。』と言っただけで
自分が教師であることは言ってくれなかった
『早く会いたい』
豊香は逸る気持ちを抑え
職員室のドアをノックした
「失礼します。」
職員室のドアを開けると
忙しなく動き回る先生達の姿が目に入った
今日は入学式である
先生達は入学式の準備で忙しいのだ
否、奥の席に優雅にゼリー飲料を飲みながら
新聞を読んでいる人物がいる
豊香は迷うことなく歩きだすと
彼の斜め前に立った
「しょ・・・相澤さん、お久しぶりです。」
相澤 消太
彼こそ豊香の命の恩人であり
兄のように慕う人物である
相澤はゆっくりと新聞から目を離し
豊香を見つめる
「久しぶりだな・・・豊。」
特に動揺することもなく
目の前にいる豊香の言葉に返事をする
豊香は嬉しいのと
本当に相澤が雄英にいることに感動して
喋り出そうとするが
それは相澤の言葉で止まった
「ここは職員室だ。・・・今日は1年生の入学式。お前は教室に行かないといけないだろ?初日から遅刻するつもりか?」
豊香は壁にかけてある時計を確認すると
時刻は8時5分を指していた
これはまずい
通常であれば
8時30分に席についていれば問題ない
しかし今日は入学式である
移動のことを考えて
8時15分には着席していなければならないのだ
職員室は教室がある棟とは別だ
普通に行けば10分はかかる
早めに自宅を出てきた豊香だったが
根津との話が思っているよりも長かったようだ
「あ・・・。すぐ、教室に行きます。でも俺、あとで相澤さんと話がしたく「分かったから教室に行け。話す場所はあとで伝え「いやいやいや。相澤さん、俺の連絡先知らないでしょ?そうやって、バックレようとし・・・」
豊香が食い気味に突っ込む
すると相澤は手に持っていた新聞をたたむと
出席簿を脇に抱え
席を立った
「俺はそんなことはしない。とりあえず早く教室に行け。俺より後に教室に入るようなら・・・分かってんだろうな?」
「!?・・・失礼します!!」
こういう時の消太さんには
絶対に逆らわないこと
だが俺よりというのは
どういう意味だろう
豊香は疑問に思いつつも
急いで職員室を後にする