ぬけがらに愛を囁く9
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×日目
ゴーストフェイスという殺人鬼と知り合った。彼はシリアルキラーなのに少し変わった人だった。普通に常識人らしいところもありながら、話すのも嫌いではないらしい。少しだけ興味が湧いてきた。
×日目
ゴーストフェイスが私の怪我の心配をしてくれているみたい。サイコパスの癖に優しい奴だ。私は彼のそういうところが好きだったりする。(勿論、恋愛的な意味ではない)
平気じゃないけど、私は大丈夫だと何度だって言いたい。心配かけて悪いとは思ってるけど私は少し、…いやとても嬉しく思う。
×日目
今日はゴーストフェイスと一緒に映画観た。アイツは私より確実にびびっていた。どうせ一人になったら恐くてシャワーさえ浴びれないほど恐がってるとわかっていたから優しい私は一緒に寝てあげることにした。シリアルキラーの癖にホラー映画で恐がるなんて笑ってしまう。でも楽しかった。
×日目
ゴーストフェイスと一緒にご飯を作って食べた。作ったものはカレーだ。具が大きくて食べづらいとか文句言ってたけど、それはアンタが雑に切った野菜が大きいだけだろとやっぱり思ってる。後、適当なスパイスを入れて私のカレーを変な味にしたのは許せない。次こそは美味しく作りたい。
×日目
身体が痛い。痛み止めが効いてる気がしない。苦しくて寝れない。エンティティに飲まされた変な薬のせいかもしれない。
少しだけマシになった。エンティティに飲まされた薬はまるで、身体の中で害虫が暴れ回って内臓を食い散らしているような感覚だった。つい、さっきまでは痛みに耐えられず、痛みを別の痛みで誤魔化すように壁にひたすら頭を打ち付けていた。きっと、隣の部屋のキラーは煩かっただろう。明日、謝っておかなきゃ。
×日目
また痛みで寝れなくてゴーストフェイスの部屋に行ってしまった。寝ていたはずなのに彼は快く受け入れてくれた。優しい。彼と一緒にいると痛みが和らぐから、つい縋ってしまいたくなる。だめだってわかってるのに。
××日目
左目が潰された。もはや痛いなんてものじゃない。熱された鉄が左目に突き刺さっているような感覚だった。でも、まだ痛みは耐えられる。だけど、ゴーストフェイスに拒絶されたことが辛い。
私が悪いってわかっていたとしても。
××日目
吐き気が収まらずに何度も胃液が逆流してきた。身体の震えが止まらなくて、エンティティのところに行くことさえ拒絶するようになっていた。でも、奴は私の意思関係なく私を引き摺っていく。何時間も精神的苦痛を与える。洗脳する。洗脳してくる。わたしの生きる意味を見出すには人を殺すしかないらしい。
××日目
死にたい。でもエンティティは私を自害させてくれない。どれだけ身体が痛くても我慢するから心を殺さないで。助けて。こわい。もう、なにもしりたくない。
××××
もし、ゴーストフェイスとまだなかよしのままでいれたら、なにかかわったかな。ごめんね、ありがとうってちゃんといいたかったな。それから、ほんとはだいすきだよって