赤髪と白揚羽
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次の日、ミコトとレイリーはのんびりとシャンクスとともに過ごしていた。
湖畔で、昼食を食べている時、これからの事が話に上がった。
「ミコトはこれからルフィんとこ行くんだよな?」
『うん。 シャボンディに戻って、東に抜けるつもり』
「そっかー」
グランドラインから東の海に抜ける事に、疑問を持たないとこが四皇なのだろう。
シャンクスは少し考えるとニッと笑う。
「じゃ、魚人島まで送っててやるよ!」
『え……!?』
一瞬、驚いてすぐに断ろうとするミコトをシャンクスは笑い飛ばす。
「たまには逆走も面白ェ!! わはは!」
『でも……』
遠慮するミコトに、シャンクスは仕方ねェなと笑みを収めて見つめた。
「気にすんなら——」
途端に真顔になってミコトに迫る。
『……シャンクス……近いよ?』
「近づいてるからな~?」
口端を上げるシャンクスから逃げようとするミコトはどうしていいのか分からない。
気持ちと同じでじりじりと後ろに下がる。
『え……と』
「うん?」
視線がピタリと合って、シャンクスは止まりミコトは息を止めてしまう。
最初の夜にも似たような事があったと、周囲の者達は思った。
レイリーが助け船を出すかと思われたが、今回は出す気はないようだ。
これくらい自分で何とかする問題で、二度はないという風情で二人を見ていた。
それに、ミコトには悪いがシャンクスのお楽しみを邪魔する気はない。
『あの……シャンクス』
近すぎる距離に照れるミコトは、この状態を早く終わらせたい。
『送ってください……』
(あ!? しまった……!)
焦って出てしまった言葉。
言った途端にミコトはシャンクスを見た。
途端に不機嫌に上がるのは傷がある方の眉。
「ください?」
シャンクスは更にミコトに近づく。
『ん…と……』
何とかしよう考えるミコトの手は地面に着いていて、シャンクスはあえてその手の指にギリギリ触れる。
ピクリ……と反応するミコトがシャンクスには楽しかった。
可愛い妹なのに、イジメてみたくなるのは違う感情があるからで、自分でも子供っぽいと思っていても、抑えられないのだから仕方ない。
「ミコト」
『うん……』 と頷くミコトはシャンクスに頼んだ。
『送ってて』
「おう! 任せろっ!」
シャンクスはニカッ! とご機嫌に笑うとミコトの頭をよく頑張ったな~と撫でた。
「——という事で……ベン、よろしくな!」
「了解」
決定も実行もシャンクスだが、指揮と指示はベックマンの役目だ。
レイリーが懐かしそうに微笑する。
副長の自分もいつもロジャーに振り回されていたと。
さて、シャンクスの決定で赤髪海賊団の次の行先は決まった。
まずは魚人島へのエターナルポースだが、用意周到なベックマンが保管していたから、問題なく明日の朝に出航する事になった。
出航する為、湖畔のキャンプの片付けや出航準備に忙しい赤髪海賊団。
ミコトも手伝っていると、次々とクルー達が側にやって来る。
この二日間、ミコトはほとんどシャンクスといたし遠慮していたのだ。
賞金狩りとか白揚羽とも呼ばれる女が船長の妹分になったのだから当然、興味津々だ。
一度、声を掛けてしまえば慣れた調子で話し掛ける。
「ミコトには、これは重ェだろ。 こっち頼む!」
『はーい!』
素直に返事をするミコトが可愛いのだろう。
女っ気がない海賊団——そのうち用もないのにミコトを呼ぶ。
「ミコト~っ!」
『はーい!』
呼ばれて笑顔で振り返るミコトに癒される海賊の顔は緩みきっていた。
「やっぱ、女がいるっていいよな~!」
うんうんと頷いていれば、シャンクスが不機嫌そうに背後に立つ。
「…………」
「……ハッ!?」
「お頭……え、と……」
焦る部下の横をシャンクスはスタスタ……と歩きミコトに向かう。
真剣な表情にミコトの笑顔も無くなる。
『シャンクス?』
尋ねる声にシャンクスは答えずにミコトの隣に立ち、肩を抱く。
「全員、聞け!」
大声を出しているわけでもないのに良く通る声。
その場のクルー達が全員見た。
「いいか、お前ェら! ミコトはおれの妹だが、クルーになったわけじゃねェ。 ミコトの事を外で噂すんじゃねェぞ!」
——おおっ! とすぐに応じる声に、シャンクスはよし! と笑って頷いた。
ミコトはシャンクスの笑顔をジッと見つめた。
素性をまだ隠していたい事を言ってないのに、シャンクスには何で分かるのだろうと。
レイリーから聞いたのだろうか。
それとも、ただの勘なのか。
見つめていたら、シャンクスがミコトに尋ねた。
「どうした?」
『何で——』 と尋ねようとしたが先に聞かれる。
「ルフィんとこで、海賊すんだろ?」
『うん』
「なら、おれんトコや白ひげのトコと関わってるって知られたら面倒だろ?」
覗きこむ目にミコト自身が映る。
「それに、誰も知らねェほうが面白そうだしなっ!」
笑う顔にミコトも 『うん!』 と笑った。
シャンクスは笑顔のミコトの頭を優しく撫でた。
湖畔で、昼食を食べている時、これからの事が話に上がった。
「ミコトはこれからルフィんとこ行くんだよな?」
『うん。 シャボンディに戻って、東に抜けるつもり』
「そっかー」
グランドラインから東の海に抜ける事に、疑問を持たないとこが四皇なのだろう。
シャンクスは少し考えるとニッと笑う。
「じゃ、魚人島まで送っててやるよ!」
『え……!?』
一瞬、驚いてすぐに断ろうとするミコトをシャンクスは笑い飛ばす。
「たまには逆走も面白ェ!! わはは!」
『でも……』
遠慮するミコトに、シャンクスは仕方ねェなと笑みを収めて見つめた。
「気にすんなら——」
途端に真顔になってミコトに迫る。
『……シャンクス……近いよ?』
「近づいてるからな~?」
口端を上げるシャンクスから逃げようとするミコトはどうしていいのか分からない。
気持ちと同じでじりじりと後ろに下がる。
『え……と』
「うん?」
視線がピタリと合って、シャンクスは止まりミコトは息を止めてしまう。
最初の夜にも似たような事があったと、周囲の者達は思った。
レイリーが助け船を出すかと思われたが、今回は出す気はないようだ。
これくらい自分で何とかする問題で、二度はないという風情で二人を見ていた。
それに、ミコトには悪いがシャンクスのお楽しみを邪魔する気はない。
『あの……シャンクス』
近すぎる距離に照れるミコトは、この状態を早く終わらせたい。
『送ってください……』
(あ!? しまった……!)
焦って出てしまった言葉。
言った途端にミコトはシャンクスを見た。
途端に不機嫌に上がるのは傷がある方の眉。
「ください?」
シャンクスは更にミコトに近づく。
『ん…と……』
何とかしよう考えるミコトの手は地面に着いていて、シャンクスはあえてその手の指にギリギリ触れる。
ピクリ……と反応するミコトがシャンクスには楽しかった。
可愛い妹なのに、イジメてみたくなるのは違う感情があるからで、自分でも子供っぽいと思っていても、抑えられないのだから仕方ない。
「ミコト」
『うん……』 と頷くミコトはシャンクスに頼んだ。
『送ってて』
「おう! 任せろっ!」
シャンクスはニカッ! とご機嫌に笑うとミコトの頭をよく頑張ったな~と撫でた。
「——という事で……ベン、よろしくな!」
「了解」
決定も実行もシャンクスだが、指揮と指示はベックマンの役目だ。
レイリーが懐かしそうに微笑する。
副長の自分もいつもロジャーに振り回されていたと。
◇◆◇
さて、シャンクスの決定で赤髪海賊団の次の行先は決まった。
まずは魚人島へのエターナルポースだが、用意周到なベックマンが保管していたから、問題なく明日の朝に出航する事になった。
出航する為、湖畔のキャンプの片付けや出航準備に忙しい赤髪海賊団。
ミコトも手伝っていると、次々とクルー達が側にやって来る。
この二日間、ミコトはほとんどシャンクスといたし遠慮していたのだ。
賞金狩りとか白揚羽とも呼ばれる女が船長の妹分になったのだから当然、興味津々だ。
一度、声を掛けてしまえば慣れた調子で話し掛ける。
「ミコトには、これは重ェだろ。 こっち頼む!」
『はーい!』
素直に返事をするミコトが可愛いのだろう。
女っ気がない海賊団——そのうち用もないのにミコトを呼ぶ。
「ミコト~っ!」
『はーい!』
呼ばれて笑顔で振り返るミコトに癒される海賊の顔は緩みきっていた。
「やっぱ、女がいるっていいよな~!」
うんうんと頷いていれば、シャンクスが不機嫌そうに背後に立つ。
「…………」
「……ハッ!?」
「お頭……え、と……」
焦る部下の横をシャンクスはスタスタ……と歩きミコトに向かう。
真剣な表情にミコトの笑顔も無くなる。
『シャンクス?』
尋ねる声にシャンクスは答えずにミコトの隣に立ち、肩を抱く。
「全員、聞け!」
大声を出しているわけでもないのに良く通る声。
その場のクルー達が全員見た。
「いいか、お前ェら! ミコトはおれの妹だが、クルーになったわけじゃねェ。 ミコトの事を外で噂すんじゃねェぞ!」
——おおっ! とすぐに応じる声に、シャンクスはよし! と笑って頷いた。
ミコトはシャンクスの笑顔をジッと見つめた。
素性をまだ隠していたい事を言ってないのに、シャンクスには何で分かるのだろうと。
レイリーから聞いたのだろうか。
それとも、ただの勘なのか。
見つめていたら、シャンクスがミコトに尋ねた。
「どうした?」
『何で——』 と尋ねようとしたが先に聞かれる。
「ルフィんとこで、海賊すんだろ?」
『うん』
「なら、おれんトコや白ひげのトコと関わってるって知られたら面倒だろ?」
覗きこむ目にミコト自身が映る。
「それに、誰も知らねェほうが面白そうだしなっ!」
笑う顔にミコトも 『うん!』 と笑った。
シャンクスは笑顔のミコトの頭を優しく撫でた。