第八章 海上レストラン・バラティエ
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ルフィは宙にいるクリークに思いっきり叩き込んだ。
「ゴムゴムのバズーカッ!」
ドゴオオン! と完全にクリークの鎧が砕け散る。
やった! と笑うルフィだが、クリークは血を吐いて海に向かって落ちてゆく直後、くわっと目を見開く。
「うかれるなっ! 小僧!」
同じ様に宙にいるルフィを隠していた鉄の網を広げて絡めとる。
驚くルフィにクリークは悪魔の実の能力者なら泳げないで沈むよなと笑う。
ならば最後には自分が勝つと海へと一緒に落ちようとしたが、ルフィはクリークの思惑通りになんかなるかとゴムの身体を動かす。
柔らかい関節と伸びる両手足を網目から出した。
「手足が出せれば……こっちのモンだ!」
長く伸ばした足をねじりながらクリークの頭を押さえる。
一瞬も怯まないルフィの戦いぶりからサンジは目を離せない。
(何でそこまで……!)
クリークが 「援護しろ!」 と海賊達に大声で命令した。
いち早く気づいたサンジが援護射撃をしようとした海賊達を素早く蹴り倒して、睨み付ける。
「止めとけ……オロすぜ」
殺気に当てられた海賊達は小さい悲鳴をあげて動けなくなった。
宙にいるルフィは体をギリギリとねじる。
喚くクリークをゴムの反動と解放された力でヒレへ叩きつけた。
「ゴムゴムの “大槌” !」
ドゴン!!
バラティエは衝撃で揺れ、大きな波飛沫が上がる。
頭から落ちたクリークは白目を剥きだし意識を飛ばした。
瞬間、海賊達は悲痛な叫びをあげ、コック達は歓喜の声をあげる。
ルフィは達成感で 「にっ…」 と笑うと、力が抜けて、フラフラと海にバシャン! と落ちて沈んでいく。
『サンジ君、ルフィを助けて!』
サンジはミコトの慌てたような叫び声に驚いて振り返った。
「ミコトちゃん?」
『悪魔の実の能力者は泳げないの! お願いっ!!』
ザブン!
サンジはミコトの言葉を最後まで聞かずに、勢いよく海へ飛び込んだ。
海賊達が倒れるクリークの周りに集まり、声を掛けているが、起きる気配はない。
二階の甲板では、ギンが毒に耐えながら体を起こし、信じられないと頭を抱えていた。
「クリークが敗けた…!? そんな馬鹿なこと……が。 唯一人おれの憧れだった男だ……! 最強だと信じていた……!」
確かめないとと、ふらふらと立ち上がる。
下に向かおうとするギンをパティとカルネが急いで止めるが、手を振り払った。
「もう、平気だ……」
目を閉じて、深呼吸してから開けた目は前を向き、しっかりとした足取りで歩いていた。
パティとカルネは大丈夫そうだと頷き合い、ギンに続くようにゼフの元に向かった。
ミコトが心配そうに海を見つめていると、小さな泡がぶくぶくと上がり、サンジとルフィの姿がザバン! と海面にあがる。
『良かった……! ルフィ! サンジ君!』
サンジは喜んで手を振るミコトに微笑むと、ぐったりと目を閉じるルフィを見た。
戦いきった顔が良かったなと思ったのと同時に、なんだか羨ましく感じて、頭を軽く叩いた。
「……くたばるなよ」
(……ったく、どいつもこいつも。 ミコトちゃんにあんな顔させんな)
サンジがルフィと一緒にヒレにあがると、すぐにミコトは駆け寄った。
『ありがとう! サンジ君』
ルフィは勝った事に満足して笑ったまま眠っていた。
ミコトは麦わら帽子をルフィのお腹に置くと手当をする。
ゼフがサンジに話かけてきた。
「クリークのかき集めた艦隊も武器も毒も武力なら、この小僧の “槍” も…同じ武力ってわけだ」
「槍……信念…」
サンジが眠っているルフィの顔をジッと見る様子をゼフは眺めると、店に戻りながら呟いた。
「くだれらねェ理由で……その槍を噛み殺してるバカをおれは知ってるがね」
突然、クリークが起き上がり怒鳴った。
「おれが最強じゃねェのかァ! 誰も、おれに逆らうな!」
しかし、その目はうつろで、誰も見ていない。
無意識で暴れるクリークを海賊達は抑えようとするが、手がつけられない。
ドムッ!! ギンの拳がクリークの腹に一発入って、動きが止まった。
「ドン・クリーク……おれ達は敗けました。 潔く退いて、ゼロからやり直しましょう」
がくん……と倒れるクリークをギンが支えた。
「世話になったなサンジさん……」
クリークを抱えて去ろうとするギンにサンジは尋ねた。
「お前まだ海賊を……?」
「ああ……。 もしかしたら、おれはあと数時間の命かもしれねェ……。 けどな今度はおれの意志でやってみようと思う。 おれはドンへの忠義を盾に逃げてた……。 覚悟きめりゃあ、くだらねェこと考えなくて済むことをその人に教えて貰ったよ……!」
にっと笑うギンに、サンジは買い出し用の船を貸す事にした。
ゼフやコック達からも反対されない事にギンが戸惑っていると、サンジが挑むように笑う。
「船を返しに来る勇気があったら来てみろよ。 ザコ野郎」
「おっかねェ……レストランだな」
ギンはルフィの手当をするミコトへ伝言を頼む。
「おい、あんた。 その人が起きたら、言っといてくれ。 “グランドラインでまた会おう” って」
『うん! 楽しみにしてる!』
笑って返すミコトに、ギンはルフィなら再会と再戦を笑って受けそうだと感じた。
これだけ暴れて、滅茶苦茶にしたのに、許してくれるどころか、船までくれて笑って送り出してくれる奴らにギンは出会った事がなかった。
強さも、懐の広さも完敗だとギンの口元が微かに上がる。
船の準備が出来たとパティとカルネに呼ばれて、ギンはクリークと大勢の仲間達を船に乗せた。
ギンは礼を言おうとして止めた。
かわりに出たのは 「またな」 という短い言葉だ。
「おォ……おととい来やがれ」
サンジの返しに笑みを浮かべたギンは船を出した。
去っていくギンに見送るコック達の声が海に響いた。
「ここは戦う海上レストラン “バラティエ” だ! 忘れんなよ!」
「ゴムゴムのバズーカッ!」
ドゴオオン! と完全にクリークの鎧が砕け散る。
やった! と笑うルフィだが、クリークは血を吐いて海に向かって落ちてゆく直後、くわっと目を見開く。
「うかれるなっ! 小僧!」
同じ様に宙にいるルフィを隠していた鉄の網を広げて絡めとる。
驚くルフィにクリークは悪魔の実の能力者なら泳げないで沈むよなと笑う。
ならば最後には自分が勝つと海へと一緒に落ちようとしたが、ルフィはクリークの思惑通りになんかなるかとゴムの身体を動かす。
柔らかい関節と伸びる両手足を網目から出した。
「手足が出せれば……こっちのモンだ!」
長く伸ばした足をねじりながらクリークの頭を押さえる。
一瞬も怯まないルフィの戦いぶりからサンジは目を離せない。
(何でそこまで……!)
クリークが 「援護しろ!」 と海賊達に大声で命令した。
いち早く気づいたサンジが援護射撃をしようとした海賊達を素早く蹴り倒して、睨み付ける。
「止めとけ……オロすぜ」
殺気に当てられた海賊達は小さい悲鳴をあげて動けなくなった。
宙にいるルフィは体をギリギリとねじる。
喚くクリークをゴムの反動と解放された力でヒレへ叩きつけた。
「ゴムゴムの “大槌” !」
ドゴン!!
バラティエは衝撃で揺れ、大きな波飛沫が上がる。
頭から落ちたクリークは白目を剥きだし意識を飛ばした。
瞬間、海賊達は悲痛な叫びをあげ、コック達は歓喜の声をあげる。
ルフィは達成感で 「にっ…」 と笑うと、力が抜けて、フラフラと海にバシャン! と落ちて沈んでいく。
『サンジ君、ルフィを助けて!』
サンジはミコトの慌てたような叫び声に驚いて振り返った。
「ミコトちゃん?」
『悪魔の実の能力者は泳げないの! お願いっ!!』
ザブン!
サンジはミコトの言葉を最後まで聞かずに、勢いよく海へ飛び込んだ。
海賊達が倒れるクリークの周りに集まり、声を掛けているが、起きる気配はない。
二階の甲板では、ギンが毒に耐えながら体を起こし、信じられないと頭を抱えていた。
「クリークが敗けた…!? そんな馬鹿なこと……が。 唯一人おれの憧れだった男だ……! 最強だと信じていた……!」
確かめないとと、ふらふらと立ち上がる。
下に向かおうとするギンをパティとカルネが急いで止めるが、手を振り払った。
「もう、平気だ……」
目を閉じて、深呼吸してから開けた目は前を向き、しっかりとした足取りで歩いていた。
パティとカルネは大丈夫そうだと頷き合い、ギンに続くようにゼフの元に向かった。
ミコトが心配そうに海を見つめていると、小さな泡がぶくぶくと上がり、サンジとルフィの姿がザバン! と海面にあがる。
『良かった……! ルフィ! サンジ君!』
サンジは喜んで手を振るミコトに微笑むと、ぐったりと目を閉じるルフィを見た。
戦いきった顔が良かったなと思ったのと同時に、なんだか羨ましく感じて、頭を軽く叩いた。
「……くたばるなよ」
(……ったく、どいつもこいつも。 ミコトちゃんにあんな顔させんな)
サンジがルフィと一緒にヒレにあがると、すぐにミコトは駆け寄った。
『ありがとう! サンジ君』
ルフィは勝った事に満足して笑ったまま眠っていた。
ミコトは麦わら帽子をルフィのお腹に置くと手当をする。
ゼフがサンジに話かけてきた。
「クリークのかき集めた艦隊も武器も毒も武力なら、この小僧の “槍” も…同じ武力ってわけだ」
「槍……信念…」
サンジが眠っているルフィの顔をジッと見る様子をゼフは眺めると、店に戻りながら呟いた。
「くだれらねェ理由で……その槍を噛み殺してるバカをおれは知ってるがね」
突然、クリークが起き上がり怒鳴った。
「おれが最強じゃねェのかァ! 誰も、おれに逆らうな!」
しかし、その目はうつろで、誰も見ていない。
無意識で暴れるクリークを海賊達は抑えようとするが、手がつけられない。
ドムッ!! ギンの拳がクリークの腹に一発入って、動きが止まった。
「ドン・クリーク……おれ達は敗けました。 潔く退いて、ゼロからやり直しましょう」
がくん……と倒れるクリークをギンが支えた。
「世話になったなサンジさん……」
クリークを抱えて去ろうとするギンにサンジは尋ねた。
「お前まだ海賊を……?」
「ああ……。 もしかしたら、おれはあと数時間の命かもしれねェ……。 けどな今度はおれの意志でやってみようと思う。 おれはドンへの忠義を盾に逃げてた……。 覚悟きめりゃあ、くだらねェこと考えなくて済むことをその人に教えて貰ったよ……!」
にっと笑うギンに、サンジは買い出し用の船を貸す事にした。
ゼフやコック達からも反対されない事にギンが戸惑っていると、サンジが挑むように笑う。
「船を返しに来る勇気があったら来てみろよ。 ザコ野郎」
「おっかねェ……レストランだな」
ギンはルフィの手当をするミコトへ伝言を頼む。
「おい、あんた。 その人が起きたら、言っといてくれ。 “グランドラインでまた会おう” って」
『うん! 楽しみにしてる!』
笑って返すミコトに、ギンはルフィなら再会と再戦を笑って受けそうだと感じた。
これだけ暴れて、滅茶苦茶にしたのに、許してくれるどころか、船までくれて笑って送り出してくれる奴らにギンは出会った事がなかった。
強さも、懐の広さも完敗だとギンの口元が微かに上がる。
船の準備が出来たとパティとカルネに呼ばれて、ギンはクリークと大勢の仲間達を船に乗せた。
ギンは礼を言おうとして止めた。
かわりに出たのは 「またな」 という短い言葉だ。
「おォ……おととい来やがれ」
サンジの返しに笑みを浮かべたギンは船を出した。
去っていくギンに見送るコック達の声が海に響いた。
「ここは戦う海上レストラン “バラティエ” だ! 忘れんなよ!」