第八章 海上レストラン・バラティエ
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海上レストラン・バラティエのヒレでは戦闘が始まっていた。
ヒレを制圧しようと、クリーク海賊艦隊第二部隊隊長の “鉄壁のパール” が現れた。
異名通り、大きな真珠がはめ込まれた硬い盾で、体のパーツを覆う大柄な男だ。
パティの攻撃はパールに通らず、殴られて床に伏してしまう。
起き上がれないパティから、包丁を奪おうとする海賊達に気づいたサンジの蹴りが飛んだ。
包丁が宙に飛び、海賊達は蹴り飛ばされ、パールにぶつかって倒れた。
回転しながら落ちてくる包丁をサンジは片手で受け止める。
「包丁は料理人の魂。 クソ素人がやすやすとコックの包丁に手をかけんじゃねェよ」
サンジはパティに包丁を返すと、襲い来る海賊達を床に手をついて、足を旋回させて蹴散らす。
「たかがコックだと? オロすぞてめェら……この足で仕留めてやるよ」
サンジはパティを殴ったパールに言い放った。
言われたパールは自分の “鉄壁” の防御 “無傷” を自慢すると謎の台詞で決めた。
「おれはタテ男でダテ男だ。 イブシ銀だろ」
「…………」
返すのも馬鹿らしいとサンジは溜息をつき、今にも沈みそうなドレッドノート・サーベル号のマストに張り付くルフィも呆れた。
ルフィが見た目通りの変な奴だと見ていれば、クリークが鉄球を投げて攻撃してきた。
そう、ルフィはクリークと壊れた甲板で対戦していた。
鉄球がマストに当たって折れるが、冷酷なクリークは自身で自分の船を傷つける事を気にしない。
勝つ事が全てで、船は新たな船を奪えばいいと、バランスを失うルフィが慌てたところを、クリークは思いっきり鉄球を打ちこんだ。
直後、ルフィはゴムの反動で躱して飛んでいき、勢いのまま向かった先にはパールの後頭部。
激突と同時にサンジの蹴りがパールの顔面に入った。
衝撃がパールを貫き、つーっと鼻血が出る感触に、指先で触れた。
「え?」 と自分の血を見たパールは半狂乱状態になった。
「身の危険、身の危険……身のキケーン!」
叫ぶパールは突然、全身を発火させて手を広げ、誰も来るなとあちこち炎をまき散らす。
「おれに近づくんじゃねーっ “ファイヤーパール大特典” !」
レストランが燃えたら大惨事だと、消火に急ぐコック達と、飛び火する炎に逃げるルフィと海賊達。
ヒレが大混乱の中、サンジは駆けると飛びあがり、一回転してパールの肩当てに蹴りを当てた。
「バーカ炎が恐くて料理人が勤まるかよ」
タン……! と着地するサンジは口端で笑った。
パールが動揺して攻撃をくりだすが、サンジは冷静に躱す。
床に手をつき、右のかかとをパールの顔面に打ち落とし、意識を一撃で刈り取ると 「にっ」 と笑い着地する。
只者ではないサンジの強さに、海賊達からは 「何だ! このコック…! マジでヤベェぞ!」 と叫び声が上がった。
パールの脳内は回り、耳に聞こえる仲間達の声は曖昧な意識に危険信号として響いた。
バラティエの甲板では、正気を失ったパールが再び炎を撒き散らす。
このままではレストランが燃えてしまう。
どう止めたらいいのかと考えるコック達が見つめるなか、ルフィが巨大ガレオン船のマストを折って、パールの頭に落として黙らせたのだ。
良かったと一息ついた瞬間に、ギンがゼフの義足を折った。
「もう、やめてくれサンジさん。 おれはあんたを殺したくねェ!」
ギンはゼフの体を足で抑えつけ、頭に銃口を向けてサンジに要求する。
「この男を助けたいんだろ? 頼むサンジさん。 大人しくこの船を降りてくれ!」
脅しているのか、頼んでいるのか、ギンの顔は悲痛に歪むが、サンジは即断する。
「船を降りろ? やなこった」
聞こえた答えに、コック達が慌ててゼフの命が危ないから 「挑発するな!」 と叫ぶなか、サンジはギンに体を向けた。
「ギン……その銃、おれに向けろ」
「お前、バカかよ! 死ぬぞ!?」
ルフィがすぐにサンジを止めるも 「まァな」 とサンジは答えるだけだ。
うつ伏せに倒れるゼフは顔を上げて、命に対して命で返そうとするサンジを見た。
(チビナスが……何言ってやがる)
ギンは平然と身代わりになろうとするサンジに問い返す。
「サンジさん……何で!?」
クリークのあの最悪の武器を使う前に、ギンはサンジにレストランを諦めて欲しいだけだ。
それなのにサンジは撃てとばかりに無防備に立ち、戸惑うギンは動けずにいた。
そこに気絶していたはずのパールがルフィとサンジの背後でムクッと起き上がる。
「そんなに死にたきゃ……殺してやるぜ。 イブシ銀にな!」
サンジの背後にまわったパールは 「動くなよ」 と脅して 「超天然っプレゼント!」 と手に持った盾で殴り飛ばす。
ルフィは拳を振りかぶり、パールを殴ろうとするが、サンジが叫んで止めた。
「手ェ出すな!」
「お前、なんでよけねェんだよ!」
手すりに寄りかかるサンジの顔は俯いていた。
「そこのクソ下っ端が、引き金引いちまうだろ。 卑怯じゃねェかよギン……そんな条件どっちものめねェよ!」
「何でだ! 簡単だろ…この店捨てりゃ、全員の命は助かるんだぜ!? ただ店を捨てるだけで、みんな……」
「この店は……そのジジイの宝だ!!」
サンジは真っ直ぐ前を睨みつける。
「おれはクソジジイから何もかも、取り上げちまった男だ。 力も! 夢も! だから、おれはもう、クソジジイには何も失ってほしくねェんだよ!」
「こんな時にくだらねェことほざいてんじゃねェ……チビナスが」
「うるせェな! おれをいつまでもガキ扱いするなっつってんだろうが!!」
叫ぶサンジにパールは構わず襲いかかる。
ゼフを人質にとられ、無防備に攻撃を受けつづけるサンジの姿に、ルフィは歯をくいしばり、目を剥いて怒鳴る。
「卑怯だぞギン!」
「これが……おれ達の戦い方なんだ! 悪ィのはあんた達だぞ! 船さえ渡せば……おれ達の目的は果たされるのに!!」
怒鳴り返すギンも “殺したくない” と “クリークを裏切れない” という思いに挟まれ、どうにもならない気持ちを抱えていた。
しかし、パールの容赦ないサンジへの攻撃は止まらない。
高くジャンプすると、うつ伏せに倒れるサンジの背中に頭突きを落とす。
「イブシギ~ン! プレゼント!」
「うあ……」 と呻くサンジの様子に、パールは勝利を確信したような高らかな笑い声が響かせた。
ヒレを制圧しようと、クリーク海賊艦隊第二部隊隊長の “鉄壁のパール” が現れた。
異名通り、大きな真珠がはめ込まれた硬い盾で、体のパーツを覆う大柄な男だ。
パティの攻撃はパールに通らず、殴られて床に伏してしまう。
起き上がれないパティから、包丁を奪おうとする海賊達に気づいたサンジの蹴りが飛んだ。
包丁が宙に飛び、海賊達は蹴り飛ばされ、パールにぶつかって倒れた。
回転しながら落ちてくる包丁をサンジは片手で受け止める。
「包丁は料理人の魂。 クソ素人がやすやすとコックの包丁に手をかけんじゃねェよ」
サンジはパティに包丁を返すと、襲い来る海賊達を床に手をついて、足を旋回させて蹴散らす。
「たかがコックだと? オロすぞてめェら……この足で仕留めてやるよ」
サンジはパティを殴ったパールに言い放った。
言われたパールは自分の “鉄壁” の防御 “無傷” を自慢すると謎の台詞で決めた。
「おれはタテ男でダテ男だ。 イブシ銀だろ」
「…………」
返すのも馬鹿らしいとサンジは溜息をつき、今にも沈みそうなドレッドノート・サーベル号のマストに張り付くルフィも呆れた。
ルフィが見た目通りの変な奴だと見ていれば、クリークが鉄球を投げて攻撃してきた。
そう、ルフィはクリークと壊れた甲板で対戦していた。
鉄球がマストに当たって折れるが、冷酷なクリークは自身で自分の船を傷つける事を気にしない。
勝つ事が全てで、船は新たな船を奪えばいいと、バランスを失うルフィが慌てたところを、クリークは思いっきり鉄球を打ちこんだ。
直後、ルフィはゴムの反動で躱して飛んでいき、勢いのまま向かった先にはパールの後頭部。
激突と同時にサンジの蹴りがパールの顔面に入った。
衝撃がパールを貫き、つーっと鼻血が出る感触に、指先で触れた。
「え?」 と自分の血を見たパールは半狂乱状態になった。
「身の危険、身の危険……身のキケーン!」
叫ぶパールは突然、全身を発火させて手を広げ、誰も来るなとあちこち炎をまき散らす。
「おれに近づくんじゃねーっ “ファイヤーパール大特典” !」
レストランが燃えたら大惨事だと、消火に急ぐコック達と、飛び火する炎に逃げるルフィと海賊達。
ヒレが大混乱の中、サンジは駆けると飛びあがり、一回転してパールの肩当てに蹴りを当てた。
「バーカ炎が恐くて料理人が勤まるかよ」
タン……! と着地するサンジは口端で笑った。
パールが動揺して攻撃をくりだすが、サンジは冷静に躱す。
床に手をつき、右のかかとをパールの顔面に打ち落とし、意識を一撃で刈り取ると 「にっ」 と笑い着地する。
只者ではないサンジの強さに、海賊達からは 「何だ! このコック…! マジでヤベェぞ!」 と叫び声が上がった。
パールの脳内は回り、耳に聞こえる仲間達の声は曖昧な意識に危険信号として響いた。
バラティエの甲板では、正気を失ったパールが再び炎を撒き散らす。
このままではレストランが燃えてしまう。
どう止めたらいいのかと考えるコック達が見つめるなか、ルフィが巨大ガレオン船のマストを折って、パールの頭に落として黙らせたのだ。
良かったと一息ついた瞬間に、ギンがゼフの義足を折った。
「もう、やめてくれサンジさん。 おれはあんたを殺したくねェ!」
ギンはゼフの体を足で抑えつけ、頭に銃口を向けてサンジに要求する。
「この男を助けたいんだろ? 頼むサンジさん。 大人しくこの船を降りてくれ!」
脅しているのか、頼んでいるのか、ギンの顔は悲痛に歪むが、サンジは即断する。
「船を降りろ? やなこった」
聞こえた答えに、コック達が慌ててゼフの命が危ないから 「挑発するな!」 と叫ぶなか、サンジはギンに体を向けた。
「ギン……その銃、おれに向けろ」
「お前、バカかよ! 死ぬぞ!?」
ルフィがすぐにサンジを止めるも 「まァな」 とサンジは答えるだけだ。
うつ伏せに倒れるゼフは顔を上げて、命に対して命で返そうとするサンジを見た。
(チビナスが……何言ってやがる)
ギンは平然と身代わりになろうとするサンジに問い返す。
「サンジさん……何で!?」
クリークのあの最悪の武器を使う前に、ギンはサンジにレストランを諦めて欲しいだけだ。
それなのにサンジは撃てとばかりに無防備に立ち、戸惑うギンは動けずにいた。
そこに気絶していたはずのパールがルフィとサンジの背後でムクッと起き上がる。
「そんなに死にたきゃ……殺してやるぜ。 イブシ銀にな!」
サンジの背後にまわったパールは 「動くなよ」 と脅して 「超天然っプレゼント!」 と手に持った盾で殴り飛ばす。
ルフィは拳を振りかぶり、パールを殴ろうとするが、サンジが叫んで止めた。
「手ェ出すな!」
「お前、なんでよけねェんだよ!」
手すりに寄りかかるサンジの顔は俯いていた。
「そこのクソ下っ端が、引き金引いちまうだろ。 卑怯じゃねェかよギン……そんな条件どっちものめねェよ!」
「何でだ! 簡単だろ…この店捨てりゃ、全員の命は助かるんだぜ!? ただ店を捨てるだけで、みんな……」
「この店は……そのジジイの宝だ!!」
サンジは真っ直ぐ前を睨みつける。
「おれはクソジジイから何もかも、取り上げちまった男だ。 力も! 夢も! だから、おれはもう、クソジジイには何も失ってほしくねェんだよ!」
「こんな時にくだらねェことほざいてんじゃねェ……チビナスが」
「うるせェな! おれをいつまでもガキ扱いするなっつってんだろうが!!」
叫ぶサンジにパールは構わず襲いかかる。
ゼフを人質にとられ、無防備に攻撃を受けつづけるサンジの姿に、ルフィは歯をくいしばり、目を剥いて怒鳴る。
「卑怯だぞギン!」
「これが……おれ達の戦い方なんだ! 悪ィのはあんた達だぞ! 船さえ渡せば……おれ達の目的は果たされるのに!!」
怒鳴り返すギンも “殺したくない” と “クリークを裏切れない” という思いに挟まれ、どうにもならない気持ちを抱えていた。
しかし、パールの容赦ないサンジへの攻撃は止まらない。
高くジャンプすると、うつ伏せに倒れるサンジの背中に頭突きを落とす。
「イブシギ~ン! プレゼント!」
「うあ……」 と呻くサンジの様子に、パールは勝利を確信したような高らかな笑い声が響かせた。