第八章 海上レストラン・バラティエ
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さて、五人を乗せたバウンティ丸。
ミコトは不安な気持ちを心の奥にしまって、きっと大丈夫と言い聞かせて瞼を閉じる。
そして、今はゾロの手当に集中しようと目を開けた。
横たわるゾロの服を取り、改めてゾロの傷を見た。
袈裟がけに斬られた傷はかなり深く、眉間に皺が寄る。
『ゾロ、傷を水で洗うよ……いい?』
「……ああ」
ミコトは傷の上に手をかざすように置くと、少しずつ水を流して洗っていく。
『綺麗にしたら傷を縫うから』
「お前の傷は平気なのか?」
『うん、大丈夫。 血は止まってるし、傷は思ってるより浅いよ。 それに少し治りかけてるよ』
「どういうことだ?」
『えっと、見てみる? ……ほら』
ミコトは少しだけシャツをめくり傷を見せた。
ゾロとウソップはミコトの左の腰にうっすらと伸びる傷を覗き見る。
「本当だ……! 傷がほとんどねェように見えるぞ! これも実の能力か!?」
驚くウソップにミコトは微笑した。
水の能力で血は止めたが、傷の治りが早いのは覇気の使い方を知っていて、自己治癒能力を強化しているからだ。(注:管理人の妄想覇気の解釈です。)
ルフィ達も自覚がなくても覇気が強いから、怪我をしても普通の人間よりも回復が早いのだと、ミコトは覇気が使えるようになって気づいた。
ゾロは傷よりもミコトの体に目を見開いた。
(そうだ……こいつは女だった)
ふいに亡き友人の顔が浮かぶ。
成長と共に弱くなっていく女の体に悩んでいた彼女。
もし、剣士として成長を続けていたらと考え、ミコトを見上げた。
くいななら最強に辿り着いている筈だと、挑む様に口元が上がる。
(負けられねェ……!)
「傷が大丈夫ならいい。 おれは寝る」
寝れば治ると目を閉じたゾロにミコトは頷いた。
『うん。 でも、傷を縫うとき痛いから起こしちゃうかも。 ……ごめんね』
「別にいい……くかーっ…」
「早っ…! もう寝たのかよ!」 とツッコむウソップだが、眠るゾロを見て息をついた。
(あんま、無茶すんなよな……)
ジョニーがナミの行った方向を確認して報告しに来た。
「ウソップの兄貴……このままの進路でいいっスよ」
「わかった!」
頷くウソップの側で横になっているゾロの姿にジョニーは眉根を寄せた時、ヨサクがミコトに救急箱を持ってきた。
「ミコトの姉貴どうぞ」
『ありがとう』
ミコトはウソップとヨサクとジョニーに、ゾロの傷の縫合する手伝いを頼む。
チョッパーが仲間になるまで、傷の手当だけは出来るようにと学んだものだ。
『痛さで起きた時が危ないから、皆で押さえてて!』
三人は分かったと頷くとゾロの体を固定する。
ミコトが傷の脇に針を入れるとウソップ達は痛そうで目を逸らした。
「痛ェ!」
瞬間、ゾロの体に力が入るのを懸命にウソップ達は押さえ、ミコトが声を掛ける。
『ゾロ! じっとして!』
起きたゾロは視線を動かすと、そうだったと息を吐く。
「……押さえなくていい」
心配の表情を浮かべるウソップ達に大丈夫だと見て、ミコトに言う。
「続けてくれ」
『……うん。 やるよ』
ウソップ達はそっと手を離して、ゾロを見守った。
真剣な顔で縫っていくミコト。
どこか青ざめたような表情は傷ではなく違う理由があるのかと、ゾロはジッと見詰める。
今朝、クリークが来てから目まぐるしい出来事ばかりで、今も問題は解決していない。
メリー号を盗んで行方不明のナミ。
レストランに残ったルフィのクリークとの戦い。
そして、今は—— (おれか……) とゾロは傷が縫われる痛さか、眉間の皺を深くした。
潮に乗った揺れるバウンティ丸でミコトはなんとか縫合をした。
『ふぅ……終わったよ、ゾロ』
「ああ」
答えるゾロはどこか不機嫌そうに体を起こした。
『次は包帯を巻くね』
「自分でやる」
『うん、わかった』
「何だよ、やってもらえばいいじゃねェか!」
ウソップが口を挟むがゾロは断ると問いかけた。
「いい。 それより、ミコト……何考えてた?」
ミコトは心当たりがないのか、え? と首を傾げ、ウソップも分からず聞き返す。
「何言ってんだよゾロ」
ゾロはミコトに向けて、自覚がねェのかと息を吐いた。
「……顔に出てんだよ。 ルフィがナミが……おれ達が心配だってな」
ミコトの見開く目にゾロは続ける。
「お前は抱え込もうとしすぎだ。 全部いっぺんには出来ねェだろ」
『あ……私…』
ミコトの緊張した肩にウソップが優しく手を置いた。
「ミコト、おれ達は仲間だ。 ……お前が出来ねェことはおれ達がカバーする」
『……ウソップ』
優しさと頼もしさに、ミコトの目が潤む。
ゾロがミコトを真っすぐ見た。
「おれ達を仲間を信じろ!」
『……ありがとう』
ミコトは涙を拭きながら、ゾロとウソップ、ミホークに言われた事を思い出した。
(そうだ……分かってるから、知ってるから信じるんじゃない。 仲間だから信じるんだ……)
ゾロとウソップは目を合せて笑うと、ミコトが落ち着くのを見守った。
ミコトは不安な気持ちを心の奥にしまって、きっと大丈夫と言い聞かせて瞼を閉じる。
そして、今はゾロの手当に集中しようと目を開けた。
横たわるゾロの服を取り、改めてゾロの傷を見た。
袈裟がけに斬られた傷はかなり深く、眉間に皺が寄る。
『ゾロ、傷を水で洗うよ……いい?』
「……ああ」
ミコトは傷の上に手をかざすように置くと、少しずつ水を流して洗っていく。
『綺麗にしたら傷を縫うから』
「お前の傷は平気なのか?」
『うん、大丈夫。 血は止まってるし、傷は思ってるより浅いよ。 それに少し治りかけてるよ』
「どういうことだ?」
『えっと、見てみる? ……ほら』
ミコトは少しだけシャツをめくり傷を見せた。
ゾロとウソップはミコトの左の腰にうっすらと伸びる傷を覗き見る。
「本当だ……! 傷がほとんどねェように見えるぞ! これも実の能力か!?」
驚くウソップにミコトは微笑した。
水の能力で血は止めたが、傷の治りが早いのは覇気の使い方を知っていて、自己治癒能力を強化しているからだ。(注:管理人の妄想覇気の解釈です。)
ルフィ達も自覚がなくても覇気が強いから、怪我をしても普通の人間よりも回復が早いのだと、ミコトは覇気が使えるようになって気づいた。
ゾロは傷よりもミコトの体に目を見開いた。
(そうだ……こいつは女だった)
ふいに亡き友人の顔が浮かぶ。
成長と共に弱くなっていく女の体に悩んでいた彼女。
もし、剣士として成長を続けていたらと考え、ミコトを見上げた。
くいななら最強に辿り着いている筈だと、挑む様に口元が上がる。
(負けられねェ……!)
「傷が大丈夫ならいい。 おれは寝る」
寝れば治ると目を閉じたゾロにミコトは頷いた。
『うん。 でも、傷を縫うとき痛いから起こしちゃうかも。 ……ごめんね』
「別にいい……くかーっ…」
「早っ…! もう寝たのかよ!」 とツッコむウソップだが、眠るゾロを見て息をついた。
(あんま、無茶すんなよな……)
ジョニーがナミの行った方向を確認して報告しに来た。
「ウソップの兄貴……このままの進路でいいっスよ」
「わかった!」
頷くウソップの側で横になっているゾロの姿にジョニーは眉根を寄せた時、ヨサクがミコトに救急箱を持ってきた。
「ミコトの姉貴どうぞ」
『ありがとう』
ミコトはウソップとヨサクとジョニーに、ゾロの傷の縫合する手伝いを頼む。
チョッパーが仲間になるまで、傷の手当だけは出来るようにと学んだものだ。
『痛さで起きた時が危ないから、皆で押さえてて!』
三人は分かったと頷くとゾロの体を固定する。
ミコトが傷の脇に針を入れるとウソップ達は痛そうで目を逸らした。
「痛ェ!」
瞬間、ゾロの体に力が入るのを懸命にウソップ達は押さえ、ミコトが声を掛ける。
『ゾロ! じっとして!』
起きたゾロは視線を動かすと、そうだったと息を吐く。
「……押さえなくていい」
心配の表情を浮かべるウソップ達に大丈夫だと見て、ミコトに言う。
「続けてくれ」
『……うん。 やるよ』
ウソップ達はそっと手を離して、ゾロを見守った。
真剣な顔で縫っていくミコト。
どこか青ざめたような表情は傷ではなく違う理由があるのかと、ゾロはジッと見詰める。
今朝、クリークが来てから目まぐるしい出来事ばかりで、今も問題は解決していない。
メリー号を盗んで行方不明のナミ。
レストランに残ったルフィのクリークとの戦い。
そして、今は—— (おれか……) とゾロは傷が縫われる痛さか、眉間の皺を深くした。
潮に乗った揺れるバウンティ丸でミコトはなんとか縫合をした。
『ふぅ……終わったよ、ゾロ』
「ああ」
答えるゾロはどこか不機嫌そうに体を起こした。
『次は包帯を巻くね』
「自分でやる」
『うん、わかった』
「何だよ、やってもらえばいいじゃねェか!」
ウソップが口を挟むがゾロは断ると問いかけた。
「いい。 それより、ミコト……何考えてた?」
ミコトは心当たりがないのか、え? と首を傾げ、ウソップも分からず聞き返す。
「何言ってんだよゾロ」
ゾロはミコトに向けて、自覚がねェのかと息を吐いた。
「……顔に出てんだよ。 ルフィがナミが……おれ達が心配だってな」
ミコトの見開く目にゾロは続ける。
「お前は抱え込もうとしすぎだ。 全部いっぺんには出来ねェだろ」
『あ……私…』
ミコトの緊張した肩にウソップが優しく手を置いた。
「ミコト、おれ達は仲間だ。 ……お前が出来ねェことはおれ達がカバーする」
『……ウソップ』
優しさと頼もしさに、ミコトの目が潤む。
ゾロがミコトを真っすぐ見た。
「おれ達を仲間を信じろ!」
『……ありがとう』
ミコトは涙を拭きながら、ゾロとウソップ、ミホークに言われた事を思い出した。
(そうだ……分かってるから、知ってるから信じるんじゃない。 仲間だから信じるんだ……)
ゾロとウソップは目を合せて笑うと、ミコトが落ち着くのを見守った。