第八章 海上レストラン・バラティエ
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ウソップがパティと同じ疑問をミコトに尋ねていた。
「ミコトは武器持ってねェだろ。 剣士を相手に素手でやるのか?」
『剣はあるよ……ここに。 見て——』
ミコトはニコリと笑うと腰に手をやる。
「は? 意味がわからん……」
ミコトは腰の後ろにある十字型の柄を右手で引き抜くと、ザザザッ……! と手から水が出てきて両刃の長い刀身を形どる。
『……水龍刀』
「それが、お前の……」
ゾロの呟きを背にミコトは軽々と海に浮かぶ木の破片に次々に飛び移った。
(今回はどこまで戦えるだろう? ミホークに本気を出させる事が出来るかな)
ミコトは黒刀 “夜” を抜き構えるミホークと目を合わせた。
初めて会ったのはミコトが覇気を使えるようになって、レイリーと無人島で修行していた頃だ。
ミホークは二つの覇気を感じて島に立ち寄った。
そこにいたのは冥王シルバーズ・レイリーと傷だらけで修行する少女。
冥王の弟子だというから暇つぶしに遊んでみたが、話にならないほど弱かった。
ミホークはその場を後にした。
それから半年後、一年後と立ち寄ると、少女は会うたびに強くなっていった。
次第に暇つぶしの回数も増え、一緒に過ごす時間も長くなり、黒刀で相手をするようになるまでは、そう時間はかからなかった。
ミコトは強くなった。
素直で努力も惜しまないが、足りないものがあるとミホークは感じていた。
今日のミコトはどうだろうと見据え、強い光を帯びる。
ミコトは挑む目で見返した。
(強さを……守り抜く強さを手にいれたい!)
開始の合図なんてない二人の試合はミコトが先に動いて始まった。
ミホークに向かって飛ぶと、全体重を掛けて振り下ろす。
その一撃を待っていたかのように受けるミホーク。
「剣の精度は上がってるな」
金色の目は鋭利な刃のような光を放つ。
二人は剣を滑らせると対峙して、手始めの挨拶を交わす。
ミコトが素早くミホークの背後に抜けて、横に薙ぎ払った一閃は受けられ流された。
ミホークは体を反転させ、ミコトの二撃目に備えようとするが、刃はぶつかりあわずにバシャと水音をさせると抜けた。
ミコトは柄だけになった剣に、また刀身を造ると真横に斬る。
瞬時の覇気の強化と移動。
ミコトの技量にミホークは笑みを浮かべ、黒刀で三撃目を抑えた。
刃が合わさり擦れあう音。
前回に注意されてきた事を修練してきたミコトにミホークは嬉しくなった。
「見事だ。 ……面白い、次はおれから行くぞ」
ミコトは抑えられていた剣を振り上げて構える。
(来る!)
ミホークの鋭い一撃がミコトに斬り込む。
刃が衝突すると衝撃で、ミコトの体が少しぶれ、はじかれ飛ばされた。
白い髪がたなびきながら空中に飛ぶミコトに向かって、ミホークは二撃目を一陣の風を放ち突きにいく。
避けられないと誰もが見ていたが、ミコトは一瞬、空中で足から水を放ち足場にすると、ミホークに飛び込んでいった。
ミコトの空中でのありえない動きに見てる者達は驚いて口を開けた。
「何だ!? あの動き……」
ゾロは目を見開いた。
ミホークは当然のような顔で受け、切先がぶつかり刀身がこすれ合いぶつかった。
互いに覇気を纏う剣。
黒刀が僅かに引いて、下から払いあげ振り下ろしたところをミコトは両手で柄を持ちその一撃を迎えうつ。
ザザン!!
ミホークとミコトの斬撃が飛ぶ。
互いがそれを躱すと、海が斬れて割れ、衝撃が高い水飛沫の壁になり大きい波を生んだ。
揺れる甲板でバランスをとりながら、誰もが海が斬れるなどというありえない事態に驚愕する。
サンジの手にした煙草の灰が落ちた。
「な……何だよ、あれ……」
呟くサンジの横ではゼフが面白そうに口元に笑みを浮かべていた。
「……こりゃ本物だ」
「…………」
ゾロは食い入るような目つきでミコトとミホークの剣技を凝視している。
ウソップも目が離せなかった。
ルフィは 「ミコト、すげェー!」 とワクワクする気持ちで見ていた。
口元に笑みが浮かぶのは、本物の強さを感じたからだろう。
他の者達は呆気にとられて、開いた口のままで、じっとその場にいる。
動いたら最後、戦いに巻き込まれて命を落としかねない。
二人は十合、二十合と打ちあう。
ミコトは宙に床や壁がある様に、地上で動くのと同じように自由自在に動き、軽い体を生かし、速さを駆使して攻撃を繰り出す。
ミホークは冷静に受け、隙を逃さない鋭さで、舞うミコトを捉えた。
水龍刀の刃は水で出来ているせいか、ミホークの黒刀の刃を受ける度に光と音が弾き輝く。
戦いを見守る者達から見たら互角の様にも思える勝負だが違かった。
ミコトは焦っていた。
刃を維持しながら、ミホークと戦うには精神力が削られる。
(もう一歩が遠いのは……なぜ?)
考えたところで、自分の集中力が途切れている事に気づいて、ゾロが視界に入った。
ついさっき覚悟を見せたゾロの姿を思い出して、柄を握る手に力が入る。
(思いを貫く強さを——)
願う瞳はミホークの鷹の目を見つめて、いつもなら越えられないミホークの死線を踏み超える。
ミコトは渾身の一撃を放つが、ミホークの方が速い。
黒刀がミコトの左わき腹を斬るが、ミコトの勢いは止まらずに水龍刀で突き刺した。
二人は間合いを取ると、向かい合い剣を構える。
ミホークの右腕の袖が斬れ、赤い線が腕に走っていた。
ミコトの腹からは血が滲んでいき、水色のシャツが赤く染まった。
(ナミが選んでくれた服なのに……)
眉を寄せるミコトにルフィ、ゾロ、ウソップが心配して呼ぶ。
「「「ミコト!!!」」」
「ミコトちゃん!」
サンジも咥えていたタバコを落として叫んだ。
「ミコトは武器持ってねェだろ。 剣士を相手に素手でやるのか?」
『剣はあるよ……ここに。 見て——』
ミコトはニコリと笑うと腰に手をやる。
「は? 意味がわからん……」
ミコトは腰の後ろにある十字型の柄を右手で引き抜くと、ザザザッ……! と手から水が出てきて両刃の長い刀身を形どる。
『……水龍刀』
「それが、お前の……」
ゾロの呟きを背にミコトは軽々と海に浮かぶ木の破片に次々に飛び移った。
(今回はどこまで戦えるだろう? ミホークに本気を出させる事が出来るかな)
ミコトは黒刀 “夜” を抜き構えるミホークと目を合わせた。
初めて会ったのはミコトが覇気を使えるようになって、レイリーと無人島で修行していた頃だ。
ミホークは二つの覇気を感じて島に立ち寄った。
そこにいたのは冥王シルバーズ・レイリーと傷だらけで修行する少女。
冥王の弟子だというから暇つぶしに遊んでみたが、話にならないほど弱かった。
ミホークはその場を後にした。
それから半年後、一年後と立ち寄ると、少女は会うたびに強くなっていった。
次第に暇つぶしの回数も増え、一緒に過ごす時間も長くなり、黒刀で相手をするようになるまでは、そう時間はかからなかった。
ミコトは強くなった。
素直で努力も惜しまないが、足りないものがあるとミホークは感じていた。
今日のミコトはどうだろうと見据え、強い光を帯びる。
ミコトは挑む目で見返した。
(強さを……守り抜く強さを手にいれたい!)
開始の合図なんてない二人の試合はミコトが先に動いて始まった。
ミホークに向かって飛ぶと、全体重を掛けて振り下ろす。
その一撃を待っていたかのように受けるミホーク。
「剣の精度は上がってるな」
金色の目は鋭利な刃のような光を放つ。
二人は剣を滑らせると対峙して、手始めの挨拶を交わす。
ミコトが素早くミホークの背後に抜けて、横に薙ぎ払った一閃は受けられ流された。
ミホークは体を反転させ、ミコトの二撃目に備えようとするが、刃はぶつかりあわずにバシャと水音をさせると抜けた。
ミコトは柄だけになった剣に、また刀身を造ると真横に斬る。
瞬時の覇気の強化と移動。
ミコトの技量にミホークは笑みを浮かべ、黒刀で三撃目を抑えた。
刃が合わさり擦れあう音。
前回に注意されてきた事を修練してきたミコトにミホークは嬉しくなった。
「見事だ。 ……面白い、次はおれから行くぞ」
ミコトは抑えられていた剣を振り上げて構える。
(来る!)
ミホークの鋭い一撃がミコトに斬り込む。
刃が衝突すると衝撃で、ミコトの体が少しぶれ、はじかれ飛ばされた。
白い髪がたなびきながら空中に飛ぶミコトに向かって、ミホークは二撃目を一陣の風を放ち突きにいく。
避けられないと誰もが見ていたが、ミコトは一瞬、空中で足から水を放ち足場にすると、ミホークに飛び込んでいった。
ミコトの空中でのありえない動きに見てる者達は驚いて口を開けた。
「何だ!? あの動き……」
ゾロは目を見開いた。
ミホークは当然のような顔で受け、切先がぶつかり刀身がこすれ合いぶつかった。
互いに覇気を纏う剣。
黒刀が僅かに引いて、下から払いあげ振り下ろしたところをミコトは両手で柄を持ちその一撃を迎えうつ。
ザザン!!
ミホークとミコトの斬撃が飛ぶ。
互いがそれを躱すと、海が斬れて割れ、衝撃が高い水飛沫の壁になり大きい波を生んだ。
揺れる甲板でバランスをとりながら、誰もが海が斬れるなどというありえない事態に驚愕する。
サンジの手にした煙草の灰が落ちた。
「な……何だよ、あれ……」
呟くサンジの横ではゼフが面白そうに口元に笑みを浮かべていた。
「……こりゃ本物だ」
「…………」
ゾロは食い入るような目つきでミコトとミホークの剣技を凝視している。
ウソップも目が離せなかった。
ルフィは 「ミコト、すげェー!」 とワクワクする気持ちで見ていた。
口元に笑みが浮かぶのは、本物の強さを感じたからだろう。
他の者達は呆気にとられて、開いた口のままで、じっとその場にいる。
動いたら最後、戦いに巻き込まれて命を落としかねない。
二人は十合、二十合と打ちあう。
ミコトは宙に床や壁がある様に、地上で動くのと同じように自由自在に動き、軽い体を生かし、速さを駆使して攻撃を繰り出す。
ミホークは冷静に受け、隙を逃さない鋭さで、舞うミコトを捉えた。
水龍刀の刃は水で出来ているせいか、ミホークの黒刀の刃を受ける度に光と音が弾き輝く。
戦いを見守る者達から見たら互角の様にも思える勝負だが違かった。
ミコトは焦っていた。
刃を維持しながら、ミホークと戦うには精神力が削られる。
(もう一歩が遠いのは……なぜ?)
考えたところで、自分の集中力が途切れている事に気づいて、ゾロが視界に入った。
ついさっき覚悟を見せたゾロの姿を思い出して、柄を握る手に力が入る。
(思いを貫く強さを——)
願う瞳はミホークの鷹の目を見つめて、いつもなら越えられないミホークの死線を踏み超える。
ミコトは渾身の一撃を放つが、ミホークの方が速い。
黒刀がミコトの左わき腹を斬るが、ミコトの勢いは止まらずに水龍刀で突き刺した。
二人は間合いを取ると、向かい合い剣を構える。
ミホークの右腕の袖が斬れ、赤い線が腕に走っていた。
ミコトの腹からは血が滲んでいき、水色のシャツが赤く染まった。
(ナミが選んでくれた服なのに……)
眉を寄せるミコトにルフィ、ゾロ、ウソップが心配して呼ぶ。
「「「ミコト!!!」」」
「ミコトちゃん!」
サンジも咥えていたタバコを落として叫んだ。