第八章 海上レストラン・バラティエ
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「ゾロォーっ!」
絶叫するルフィの目に映るのは、左手に持つ和道一文字を離し、背中から海へとゆっくり落ちてゆくゾロの姿。
「うわああああ!」
「ゾロ!」
ルフィは涙をためて叫び、ウソップも血走った目で大声で呼ぶ。
ヨサクとジョニーはバウンティ丸から 「「アニキーッ!」」 と叫んで号泣している。
海賊達はミホークの世界の力の前に、驚きと恐れで全く動けないでいた。
サンジは落ちるタバコの灰に気づかないぐらい目を開き、眉間に皺を寄せていた。
(何でだ……!)
咥えるタバコを強く噛む。
(クソ野郎、イカレてるぜ……! 相手は本物の世界一だぞ。 結果は見えてた……! 死ぬくらいなら野望すてろよ!)
「簡単だろ! 野望捨てるくらい!」
サンジは思わず怒鳴った。
ミホークが黒刀を鞘に納めたと同時に、ゾロは海に落ちる。
直後、ヨサクとジョニーはゾロを助けに海に飛び込み、ミコトはバウンティ丸に飛び乗るとウソップに声を掛ける。
『ウソップ! 船を出して、早く!』
「わかった! ゾロ、必ず助けるぞ!」
ルフィは叫びながら腕を伸ばして、ミホークの背後の手すりを掴み殴り掛かる。
「うおあああーっ!」
ルフィの伸びた腕に全員が驚くなかミホークは冷静に言い放つ。
「若き戦士の仲間か……。 貴様もまた、よくぞ見届けた……!」
飛んでくるルフィをスカッとかわすと、甲板に突っ込んだルフィを見る。
「安心しろ。 あの男は……まだ生かしてある」
ルフィは海を振り返ると、ヨサクとジョニーに抱えられながら助け出されるゾロの姿を見る。
「ゾロ!」
甲板に引き上げられるゾロはぐったりとしていた。
ミコトは急いで止血に取り掛かる。
目を逸らしたくなるゾロの深い傷の側に、そっと両手を添えると集中する。
ウソップ達は心配そうに傷を覗きこんだ。
ミホークは倒れるゾロに語りかける。
「我が名ジュラキュール・ミホーク! 貴様が死ぬには、まだ早い。 己を知り、世界を知り、強くなれロロノア!」
ルフィは圧倒され、黙ってミホークの話を聞いた。
「おれは……先、幾年月でもこの最強の座にて貴様を待つ! 猛ける己が心力挿してこの剣を超えてみよ! このおれを超えてみよ、ロロノア!」
ゼフはミホークの言葉に驚嘆した。
「鷹の目のミホークにここまで言わせるとは……」
ミホークはルフィに振り返る。
「小僧、貴様は何を目指す」
「海賊王!」
「ただならぬ険しき道ぞ。 このおれを超えることよりも」
ルフィはべーっと舌をだした。
「知らねェよ! これからなるんだから! ミコト、ウソップ! ゾロは無事か!?」
「無事じゃねェよ! でも生きてる!!」
『……止血、出来たよ。 ……ゾロっ!』
ゾロは呼ばれて目を開ける。
倒れながらも太刀を抜くとス……! と真上に掲げた。
「ゾロ?」
ルフィの声にゾロは問いかける。
「…ル…ルフィ? 聞…コえ…るか?」
「ああ」
ルフィは聞こうと立ち上がる。
「不安にさせたがよ…おれが…世界一の…剣豪にくらいならねェと……お前が困るんだよな……!」
息は荒く、咳き込みながらも懸命にゾロは言う。
「おれは、もう……二度と敗けねェから!」
悔し涙でいっぱいの声で誓う。
「あいつに勝って大剣豪になる日まで、絶対にもうおれは敗けねェ! 文句あるか海賊王!」
「しししし! ない!」
ルフィは満足した笑顔で応えた。
ミホークは微笑を浮かべる。
「いいチームだ! ミコトが仲間と認める訳だな」
バサッ……とコートを翻すと、ミホークはミコトを真っ直ぐ見る。
「ミコト……そのようにお前が怒る姿は初めて見るな」
ミコトはゾロの止血を終えて、立ちあがる。
『……別に怒ってなんかないです』
見守るしかない自身の無力さに苛立つミコトに、ミホークは微かに口元を上げる。
「さて、分かってるな」
どの海であっても、出会ったときは腕を試す。
仲間を傷つけられた直後だろうと、ミホークは容赦ない。
「 “水無月” は持ってないようだが問題ないな」
分かっているなと見据える鷹の目にミコトは頷いた。
『はい』
海が一瞬で緊張した。
まさか、ゾロの後にミコトが勝負するとは思いもよらない出来事だ。
ウソップは不安に駆られて呼び止める。
「おい! ミコト!?」
『ルフィ……少し時間をくれる? ゾロとウソップはナミを追って!』
「ミコト、こいつとやるのか?」
『ごめん……我が儘して。 やらないといけないの』
話の流れで勝負するのは理解できるが、ルフィの眉間に皺が寄る。
相手が強すぎる——が、一方で強者の戦いは見てみたい。
「……わかった。 見てるからな」
『ありがとう。 ルフィ』 と微笑するミコトの足下で、ゾロは痛む傷に眉根を寄せて、起き上がろうとした。
「おれも見る……」
「おい、ゾロ! お前は傷が……寝てろよ!」
すぐに止めるウソップをゾロは 「見る」 と言い張った。
「仕方ねェな……」
ウソップは溜息をつき、ゾロの体を起こすのを手伝った。
四人の話が聞こえたサンジがレストランの甲板から叫んだ。
「ちょっと待て! ルフィ、なんでミコトちゃんを止めねェんだ! そんな世界一の最強の男となんて戦わせんな!」
「お前……仲間じゃねェんだから、関係ねェだろ。 ミコトがやるって言ってんだ」
「くっ……!」
煙草を噛むサンジにゼフが声を掛ける。
「心配すんな……。 あの娘はおそらく “賞金狩りのシロ” だろう。 ここにいる誰よりも鷹の目に近い人間だ」
「何……言ってんだジジィ……!? ミコトちゃんが……んなわけが——」
「何で、おっさん知ってんだ?」
ルフィが平然とした顔でゼフに聞くと、一斉に全員が驚いてミコトを見る。
白く長い髪が風に吹かれて流れている。
「ちょっと考えれば分かる。 女で白い髪。 クリークに一瞬で銃をつきつける体術をもつ女がそういるとは思えん。 ……剣は持っていないがな」
「そうだ…… “賞金狩りのシロ” は剣を使うって聞いたことがある」
パティがゼフの隣で呟くと、ゼフが面白くなってきたなとニヤリと笑う。
「よく見てろ、お前ら……。 グランドラインでも、そうお目にかかれない勝負だぞ」
息を飲むコック達と海賊達はミホークとミコトを見つめた。
絶叫するルフィの目に映るのは、左手に持つ和道一文字を離し、背中から海へとゆっくり落ちてゆくゾロの姿。
「うわああああ!」
「ゾロ!」
ルフィは涙をためて叫び、ウソップも血走った目で大声で呼ぶ。
ヨサクとジョニーはバウンティ丸から 「「アニキーッ!」」 と叫んで号泣している。
海賊達はミホークの世界の力の前に、驚きと恐れで全く動けないでいた。
サンジは落ちるタバコの灰に気づかないぐらい目を開き、眉間に皺を寄せていた。
(何でだ……!)
咥えるタバコを強く噛む。
(クソ野郎、イカレてるぜ……! 相手は本物の世界一だぞ。 結果は見えてた……! 死ぬくらいなら野望すてろよ!)
「簡単だろ! 野望捨てるくらい!」
サンジは思わず怒鳴った。
ミホークが黒刀を鞘に納めたと同時に、ゾロは海に落ちる。
直後、ヨサクとジョニーはゾロを助けに海に飛び込み、ミコトはバウンティ丸に飛び乗るとウソップに声を掛ける。
『ウソップ! 船を出して、早く!』
「わかった! ゾロ、必ず助けるぞ!」
ルフィは叫びながら腕を伸ばして、ミホークの背後の手すりを掴み殴り掛かる。
「うおあああーっ!」
ルフィの伸びた腕に全員が驚くなかミホークは冷静に言い放つ。
「若き戦士の仲間か……。 貴様もまた、よくぞ見届けた……!」
飛んでくるルフィをスカッとかわすと、甲板に突っ込んだルフィを見る。
「安心しろ。 あの男は……まだ生かしてある」
ルフィは海を振り返ると、ヨサクとジョニーに抱えられながら助け出されるゾロの姿を見る。
「ゾロ!」
甲板に引き上げられるゾロはぐったりとしていた。
ミコトは急いで止血に取り掛かる。
目を逸らしたくなるゾロの深い傷の側に、そっと両手を添えると集中する。
ウソップ達は心配そうに傷を覗きこんだ。
ミホークは倒れるゾロに語りかける。
「我が名ジュラキュール・ミホーク! 貴様が死ぬには、まだ早い。 己を知り、世界を知り、強くなれロロノア!」
ルフィは圧倒され、黙ってミホークの話を聞いた。
「おれは……先、幾年月でもこの最強の座にて貴様を待つ! 猛ける己が心力挿してこの剣を超えてみよ! このおれを超えてみよ、ロロノア!」
ゼフはミホークの言葉に驚嘆した。
「鷹の目のミホークにここまで言わせるとは……」
ミホークはルフィに振り返る。
「小僧、貴様は何を目指す」
「海賊王!」
「ただならぬ険しき道ぞ。 このおれを超えることよりも」
ルフィはべーっと舌をだした。
「知らねェよ! これからなるんだから! ミコト、ウソップ! ゾロは無事か!?」
「無事じゃねェよ! でも生きてる!!」
『……止血、出来たよ。 ……ゾロっ!』
ゾロは呼ばれて目を開ける。
倒れながらも太刀を抜くとス……! と真上に掲げた。
「ゾロ?」
ルフィの声にゾロは問いかける。
「…ル…ルフィ? 聞…コえ…るか?」
「ああ」
ルフィは聞こうと立ち上がる。
「不安にさせたがよ…おれが…世界一の…剣豪にくらいならねェと……お前が困るんだよな……!」
息は荒く、咳き込みながらも懸命にゾロは言う。
「おれは、もう……二度と敗けねェから!」
悔し涙でいっぱいの声で誓う。
「あいつに勝って大剣豪になる日まで、絶対にもうおれは敗けねェ! 文句あるか海賊王!」
「しししし! ない!」
ルフィは満足した笑顔で応えた。
ミホークは微笑を浮かべる。
「いいチームだ! ミコトが仲間と認める訳だな」
バサッ……とコートを翻すと、ミホークはミコトを真っ直ぐ見る。
「ミコト……そのようにお前が怒る姿は初めて見るな」
ミコトはゾロの止血を終えて、立ちあがる。
『……別に怒ってなんかないです』
見守るしかない自身の無力さに苛立つミコトに、ミホークは微かに口元を上げる。
「さて、分かってるな」
どの海であっても、出会ったときは腕を試す。
仲間を傷つけられた直後だろうと、ミホークは容赦ない。
「 “水無月” は持ってないようだが問題ないな」
分かっているなと見据える鷹の目にミコトは頷いた。
『はい』
海が一瞬で緊張した。
まさか、ゾロの後にミコトが勝負するとは思いもよらない出来事だ。
ウソップは不安に駆られて呼び止める。
「おい! ミコト!?」
『ルフィ……少し時間をくれる? ゾロとウソップはナミを追って!』
「ミコト、こいつとやるのか?」
『ごめん……我が儘して。 やらないといけないの』
話の流れで勝負するのは理解できるが、ルフィの眉間に皺が寄る。
相手が強すぎる——が、一方で強者の戦いは見てみたい。
「……わかった。 見てるからな」
『ありがとう。 ルフィ』 と微笑するミコトの足下で、ゾロは痛む傷に眉根を寄せて、起き上がろうとした。
「おれも見る……」
「おい、ゾロ! お前は傷が……寝てろよ!」
すぐに止めるウソップをゾロは 「見る」 と言い張った。
「仕方ねェな……」
ウソップは溜息をつき、ゾロの体を起こすのを手伝った。
四人の話が聞こえたサンジがレストランの甲板から叫んだ。
「ちょっと待て! ルフィ、なんでミコトちゃんを止めねェんだ! そんな世界一の最強の男となんて戦わせんな!」
「お前……仲間じゃねェんだから、関係ねェだろ。 ミコトがやるって言ってんだ」
「くっ……!」
煙草を噛むサンジにゼフが声を掛ける。
「心配すんな……。 あの娘はおそらく “賞金狩りのシロ” だろう。 ここにいる誰よりも鷹の目に近い人間だ」
「何……言ってんだジジィ……!? ミコトちゃんが……んなわけが——」
「何で、おっさん知ってんだ?」
ルフィが平然とした顔でゼフに聞くと、一斉に全員が驚いてミコトを見る。
白く長い髪が風に吹かれて流れている。
「ちょっと考えれば分かる。 女で白い髪。 クリークに一瞬で銃をつきつける体術をもつ女がそういるとは思えん。 ……剣は持っていないがな」
「そうだ…… “賞金狩りのシロ” は剣を使うって聞いたことがある」
パティがゼフの隣で呟くと、ゼフが面白くなってきたなとニヤリと笑う。
「よく見てろ、お前ら……。 グランドラインでも、そうお目にかかれない勝負だぞ」
息を飲むコック達と海賊達はミホークとミコトを見つめた。