第八章 海上レストラン・バラティエ
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次の日、メリー号はバラティエに停泊中。
今朝、ルフィはご飯を食べにレストランに行ったが、開店してないと断られ、話しだけでもと頼めば、準備で忙しいと追い出された。
しかし、その程度では引き下がらない。
ルフィはサンジを仲間にするまで粘るようだ。
メリー号のキッチンでルフィはゾロ、ウソップ、ナミ、ミコトに告げる。
「よし! 次の昼こそ、あいつを仲間にするぞ!」
「あんた……昨日、はっきり断られたじゃない。 朝はレストランに入れなかったし」
「ルフィ、諦めろよ。 別の奴でもいいんじゃねェのか!」
「おれは、諦めない! あいつに決めたんだ!」
ナミとウソップが言っても聞く耳持たないルフィに、数日前の自分と重なるゾロは溜息をついた。
「……ほんの少しだけ、あのコックに同情するな」
「作戦ならある! 昼はナミとミコトと一緒に食べに行くぞ。 あいつは絶対来る! よし、昼まで遊ぶぞ!」
ルフィはそう言うと甲板に張り切って出て行った。
「待てよルフィ!」 と追いかけるウソップ。
甲板からは二人と一緒にヨサクとジョニーもふざけて遊んでいる声が聞こえる。
ゾロは椅子から立つと、床に胡坐をかく。
「……いちおう当たってるな。 ミコトはどうすんだ?」
『ルフィには付き合うけど……。 昨日、私の気持ちはちゃんと伝えたし、私からはもう何も言うことはないよ』
「ふーん……そうか。 おれは昼まで寝る」
『うん。 おやすみ』
ゾロは腕を組んで寝始め、ナミは本を取りだし、ミコトは食器を片づける。
ふとナミの手にある本が違う事にミコトは気づいた。
『あれ? ナミ、前のは読み終わったの?』
「そうよ。 どうやら、あのメモには大海賊ウーナンの黄金の宝の地図について、書かれていたことがわかったのよ。 ふふっ……! 黄金よ、ミコト!」
ナミは瞳を輝かせた。
「今はウーナンの事を調べてるの。 足跡がわかれば、宝の地図もしくは宝に辿り着くでしょ! でも、なかなかねェ……」
『そっか、頑張ってね! ナミ』
「もちろんよ! このお宝が手に入ったら……」
言い掛けたナミの表情が曇った。
『ナミ?』
尋ねるミコトの顔をナミは見つめた。
今、目の前にいるのは賞金狩りのシロと呼ばれているミコトだ。
頼んだら、助けてくれるだろうか。
(あいつを——)
「……ミコトは賞金稼ぎをしてたのよね。 …… “魚人” も捕まえたり、倒したりとかあるの?」
ナミの問いの理由を知っているだけに、ミコトの声はいつもより沈む。
『……あるよ』
「!?」
ナミは本当に!? と言う言葉を飲み込み、更に尋ねる。
「何人くらい?」
『うーん……』 とミコトは思い出そうと眉根を寄せる。
賞金稼ぎをしていた時は将来、一味に関わってくるかもしれないと一々手帳に記していた。
ミコトは何かに繋がるヒントとかある可能性もあるかもと、新聞や手配書と照らし合わせたり、忘れないようにとまとめてたりもしていた。
師匠であるレイリーには真面目すぎると苦笑されていたが、ミコトはというと時間が経って記憶が曖昧になっていく自分を信じられなかった。
それに書き留めた事に安心して忘れてしまう大雑把なところもあるのだ。
その手帳やまとめたものはシャボンディ諸島にいるシャッキーの元に置いて来たから、今手元にはない。
そして、ミコトは賞金首の確認はしていたが、倒した人数や捕まえた人数は数えていない。
賞金首だけではなく、クルー達も倒しているのだから当然だ。
おそらく、海賊狩りと呼ばれているゾロも同じだだろう。
『……数えてないから、分からない』
「そ、そうよね」
ナミは信じたくて、もう一つ聞いてみる。
「人よりもずっと強いあいつらをどうやって?」
『どうやってという説明はちょっと難しいけど……いつも通りかな。 気絶させてから捕まえたよ』
ゾロは目を閉じた後、ナミとミコトの話声で起きていた。
(…… “魚人” ってなんだ? それに、いつも通りって、なんも分からねェじゃねェか! 答えになってねェぞミコトっ!)
眠っているらしいゾロの眉間が寄った事に、ナミとミコトは気付いていない。
「そう……」 とナミは言うと黙って顔を俯かせた。
(ミコトなら……倒してくれるかもしれない)
ナミは決心したように顔を上げて、ミコトの顔を見つめて手を握る。
「ミコト! お願いがあるの! 私の——」
バンッ!
扉が大きな音をたてて開いた。
ナミとミコトが振り向くとルフィが飛び込んできた。
「ナミ! ミコト! 昼だ! レストランに食べに行くぞ!」
「「『…………』」」
微妙な沈黙がキッチンに流れるが、気づいていないルフィがもう一度叫んだ。
「おい! ナミ、ミコト!」
ナミは本を閉じると勢いよく立ちあがる。
「仕方ないわね……。 ミコト行くわよ」
『でも……』
「いいのよ、ごめんミコト。 今の事は忘れて! 美味しいご飯食べに行きましょ!」
笑顔を作るナミにミコトは 『うん』 と頷いて、同じように笑う。
(私こそ……ごめんなさいナミ。 助けに行けなくて……ごめんね)
ミコトは謝りながら、ルフィとナミの後ろについて行った。
ルフィはサンジを勧誘するのに騒ぐせいか、レストランに入った途端にゼフに追い出された。
「お前は、今朝の小僧! おれの店ん中で騒ぎ起こしやがって、てめェは入ってくんな!」
「おれはサンジに話が……!」
「うるせぇ! 出ていけ!」
ゼフの回し蹴りが入り、ルフィは店の外へと飛ばされた。
ナミとミコトは結局、二人で食事を楽しんだ。
食事中、サンジが見当たらなかったのは、厨房で仕事をしていたのだろう。
『ナミ、先に戻っててね。 ちょっと用事があるの』
「分かった、あとでね」
ナミはメリー号へ先に戻った。
今朝、ルフィはご飯を食べにレストランに行ったが、開店してないと断られ、話しだけでもと頼めば、準備で忙しいと追い出された。
しかし、その程度では引き下がらない。
ルフィはサンジを仲間にするまで粘るようだ。
メリー号のキッチンでルフィはゾロ、ウソップ、ナミ、ミコトに告げる。
「よし! 次の昼こそ、あいつを仲間にするぞ!」
「あんた……昨日、はっきり断られたじゃない。 朝はレストランに入れなかったし」
「ルフィ、諦めろよ。 別の奴でもいいんじゃねェのか!」
「おれは、諦めない! あいつに決めたんだ!」
ナミとウソップが言っても聞く耳持たないルフィに、数日前の自分と重なるゾロは溜息をついた。
「……ほんの少しだけ、あのコックに同情するな」
「作戦ならある! 昼はナミとミコトと一緒に食べに行くぞ。 あいつは絶対来る! よし、昼まで遊ぶぞ!」
ルフィはそう言うと甲板に張り切って出て行った。
「待てよルフィ!」 と追いかけるウソップ。
甲板からは二人と一緒にヨサクとジョニーもふざけて遊んでいる声が聞こえる。
ゾロは椅子から立つと、床に胡坐をかく。
「……いちおう当たってるな。 ミコトはどうすんだ?」
『ルフィには付き合うけど……。 昨日、私の気持ちはちゃんと伝えたし、私からはもう何も言うことはないよ』
「ふーん……そうか。 おれは昼まで寝る」
『うん。 おやすみ』
ゾロは腕を組んで寝始め、ナミは本を取りだし、ミコトは食器を片づける。
ふとナミの手にある本が違う事にミコトは気づいた。
『あれ? ナミ、前のは読み終わったの?』
「そうよ。 どうやら、あのメモには大海賊ウーナンの黄金の宝の地図について、書かれていたことがわかったのよ。 ふふっ……! 黄金よ、ミコト!」
ナミは瞳を輝かせた。
「今はウーナンの事を調べてるの。 足跡がわかれば、宝の地図もしくは宝に辿り着くでしょ! でも、なかなかねェ……」
『そっか、頑張ってね! ナミ』
「もちろんよ! このお宝が手に入ったら……」
言い掛けたナミの表情が曇った。
『ナミ?』
尋ねるミコトの顔をナミは見つめた。
今、目の前にいるのは賞金狩りのシロと呼ばれているミコトだ。
頼んだら、助けてくれるだろうか。
(あいつを——)
「……ミコトは賞金稼ぎをしてたのよね。 …… “魚人” も捕まえたり、倒したりとかあるの?」
ナミの問いの理由を知っているだけに、ミコトの声はいつもより沈む。
『……あるよ』
「!?」
ナミは本当に!? と言う言葉を飲み込み、更に尋ねる。
「何人くらい?」
『うーん……』 とミコトは思い出そうと眉根を寄せる。
賞金稼ぎをしていた時は将来、一味に関わってくるかもしれないと一々手帳に記していた。
ミコトは何かに繋がるヒントとかある可能性もあるかもと、新聞や手配書と照らし合わせたり、忘れないようにとまとめてたりもしていた。
師匠であるレイリーには真面目すぎると苦笑されていたが、ミコトはというと時間が経って記憶が曖昧になっていく自分を信じられなかった。
それに書き留めた事に安心して忘れてしまう大雑把なところもあるのだ。
その手帳やまとめたものはシャボンディ諸島にいるシャッキーの元に置いて来たから、今手元にはない。
そして、ミコトは賞金首の確認はしていたが、倒した人数や捕まえた人数は数えていない。
賞金首だけではなく、クルー達も倒しているのだから当然だ。
おそらく、海賊狩りと呼ばれているゾロも同じだだろう。
『……数えてないから、分からない』
「そ、そうよね」
ナミは信じたくて、もう一つ聞いてみる。
「人よりもずっと強いあいつらをどうやって?」
『どうやってという説明はちょっと難しいけど……いつも通りかな。 気絶させてから捕まえたよ』
ゾロは目を閉じた後、ナミとミコトの話声で起きていた。
(…… “魚人” ってなんだ? それに、いつも通りって、なんも分からねェじゃねェか! 答えになってねェぞミコトっ!)
眠っているらしいゾロの眉間が寄った事に、ナミとミコトは気付いていない。
「そう……」 とナミは言うと黙って顔を俯かせた。
(ミコトなら……倒してくれるかもしれない)
ナミは決心したように顔を上げて、ミコトの顔を見つめて手を握る。
「ミコト! お願いがあるの! 私の——」
バンッ!
扉が大きな音をたてて開いた。
ナミとミコトが振り向くとルフィが飛び込んできた。
「ナミ! ミコト! 昼だ! レストランに食べに行くぞ!」
「「『…………』」」
微妙な沈黙がキッチンに流れるが、気づいていないルフィがもう一度叫んだ。
「おい! ナミ、ミコト!」
ナミは本を閉じると勢いよく立ちあがる。
「仕方ないわね……。 ミコト行くわよ」
『でも……』
「いいのよ、ごめんミコト。 今の事は忘れて! 美味しいご飯食べに行きましょ!」
笑顔を作るナミにミコトは 『うん』 と頷いて、同じように笑う。
(私こそ……ごめんなさいナミ。 助けに行けなくて……ごめんね)
ミコトは謝りながら、ルフィとナミの後ろについて行った。
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ルフィはサンジを勧誘するのに騒ぐせいか、レストランに入った途端にゼフに追い出された。
「お前は、今朝の小僧! おれの店ん中で騒ぎ起こしやがって、てめェは入ってくんな!」
「おれはサンジに話が……!」
「うるせぇ! 出ていけ!」
ゼフの回し蹴りが入り、ルフィは店の外へと飛ばされた。
ナミとミコトは結局、二人で食事を楽しんだ。
食事中、サンジが見当たらなかったのは、厨房で仕事をしていたのだろう。
『ナミ、先に戻っててね。 ちょっと用事があるの』
「分かった、あとでね」
ナミはメリー号へ先に戻った。