第六章 シロップ村
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村の小さな本屋に向かう途中で、ナミがミコトに声を掛けた。
「……ミコト、大丈夫?」
『えっ? 何が?』
「さっき、ウソップの事で叫んだでしょ……。 それを気にしていたみたいだから。 ミコトがあんな風に怒る事なんてないし、確かに聞いてて私もムカついたけどね」
『……もう、大丈夫。 ごめんね驚かせたよね』
「別に気にしてないわよ」
ナミの何事も無かったような顔にミコトは優しさを感じて、嬉しくなって腕に抱きついた。
『ナミ、大好き!』
「もう、ミコトは——」
ナミは言うが振り払うようなことはしない。
ミコトはあの場にいた二人がどう思ったのか気になった。
『ルフィやゾロは……』
「ルフィは分かってないんじゃない。 ゾロは……あいつがミコトを止めてたけど気にすることないわよ」
『……そっか』
(心配させちゃったのかな……)
ナミが俯くミコトの頬をふにっと指で軽く突いた。
「そうやって気にするからいけないのよ」
『う……』
ナミは悩むのはおしまい! と笑いながらミコトの頬をつつく。
「わかった?」
『うん!』
ミコトは分かった! と笑顔を見せた。
二人は本屋の前に着いた。
「さてと……。 まあ、あんまり期待できないけど……調べてみるか」
ナミは腕まくりし、店に入ると二人で本を探しはじめる。
本屋の店主がナミに話掛けてきた。
「なんか探し物かい?」
「そうなのよー、おじさん! 黄金の島についての本を探してるの」
「そんなもん聞いたことないねェ」
「そうか……残念」
ダメか~と溜息をつくナミをミコトが呼んだ。
『ナミ! ちょっといい?』
「ん? なんか見つかったの?」
『これ、どうかな?』
“世界の黄金史” の表紙の本をナミに見せると、ナミはパラパラと本をめくると目が輝きだす。
「……おじさん、この本頂戴!」
『あ、私はこっちの本下さい!』
ミコトもまた別の本を買った。
「はいよ。 二人とも毎度あり!」
ミコトとナミが本屋から戻るとジャンゴの姿はなく、たまねぎ達が喋って遊んでいる近くにゾロは寝ていた。
「あっ、お姉ちゃんたちお帰り~!」
子供達に手を振って応えるナミは訝しむ。
「あの変な男はいないわ」
『いないね……』
(……クロと作戦会議してるのかな)
たまねぎ達はジャンゴの行先を知っていた。
「催眠術師は海岸の方に向かったよ」
「はあ~寝たな」
話声が増えて、起きたゾロは背伸びをした。
「お前ら、戻ってたのか? 何かあったか?」
『あ、ゾロ。 今、本屋さんから戻ったの』
「ふーん」
立ち上がるゾロに、ミコトは屋敷で自分を止めてくれた事に礼を言わないと、と声を掛ける。
『ゾロ……えっと、ありがとう!』
「は? 何が……」
ゾロには見当がつかないのか眉を寄せていた。
それでも、もう一回ミコトは言った。
『とにかく……ありがとう!』
「……ああ」
(何だか分からねェ……)
ゾロが頷くとミコトは満足したのか笑った。
ナミはやっぱり気にしてたか……とミコトを見て、内心で溜息をつくと、ゾロに本を見せた。
「これよ」
「本?」
「そ。 ミコトが見つけてくれたのよ。 まぁ、詳しくはこれから調べるけど……」
「黄金ね。 ……興味ねェな」
ゾロがつまらなさそうな顔をすると、ナミはあんたはそうでしょうねという顔だ。
ミコトは二人の間で何か別の話題がないかと考える。
突然、海岸の方の道から物凄い勢いで誰かが走って来る。
——どどどどど……!
「ん? あれは…」
ゾロが上がる土埃を目にした時には、どひゅん! とウソップが通り過ぎる。
「「「あ! キャプテン!」」」
たまねぎ達は同時に呼んだが、止まる事なく背中は小さくなって去っていった。
ゾロはルフィが一緒に居ないことに呟き、 ナミは首を傾げた。
「なんだ……。 ルフィは一緒じゃなかったのか……」
「まだ怒ってんのかしら……。 お父さんバカにされた事」
「さァな」
『ウソップ……』
(キャプテン・クロとジャンゴの話を聞いたんだ。 ウソップ……言えなくてごめんね。 でも、一緒に、この村もカヤさんも守るからね)
ミコトはウソップの向かった方向を心配そうに見つめた。
たまねぎ達はウソップの様子がいつもと違いすぎると騒ぐ。
「きっと、海岸で何かあったんだ!」
「事件だぞ!」
「ウソップ海賊団の出動かな!」
「……! おい…その海岸へはどう行けばいい」
ゾロも何かおかしいと感じて声を掛けたが、興奮した三人の耳に届いていない。
「おい!」
もう一度ゾロが声を大きくして聞くと、たまねぎ達は振り返った。
「わかったから、どう行きゃいいんだ」
ウソップは村の人達に懸命に走って伝える。
明日の朝、本当に海賊が襲ってくる事実を大声で叫んだ。
「みんな大変だ! 海賊が来るぞ! 明日の朝に来るんだ! 逃げろーっ!」
しかし、村の人はウソップのいつもの嘘だと思い、誰も信じない。
相手にされずに追い返されるだけだ。
それでも諦めきれずにウソップはカヤの屋敷に向かった。
一方、ゾロ達はたまねぎ達の案内で海岸に着くと、何故かルフィが寝ている。
何が起きたのかというと——
ナミとミコトが本を買っている時、ルフィとウソップは崖の上で、クラハドールとジャンゴの話を盗み聞きしていた。
執事が海賊!? と驚いていると、更に恐ろしい計画を聞いた。
今夜、村を襲撃して、カヤの財産を狙うというものだ。
驚愕したルフィとウソップは二人に気づかれてしまい、ジャンゴが素早く催眠術を掛けた。
ウソップは咄嗟に地面にしゃがみ込んで避けたが、ルフィは催眠術に掛かってしまった。
寝てしまったルフィは崖から落ちた。
三人が、ルフィがゴムの体で墜落のダメージがない事なんて知る由もなく、ピクリともしない事に死んだと確信した。
ウソップは勘違いしたまま、村へと報せに走り、ジャンゴは計画に支障があるのではと危惧したが、クラハドールは大丈夫だと薄い唇を上げた。
嘘を叫ぶ少年と真面目な執事。
どちらが正しいと問われれば、答えは分かりきっている。
普段の行動、培ってきた信用、この計画の最後の仕上げの時が来た。
そして、今——ゾロ達は寝ているルフィを起こして、経緯を聞き出した。
クラハドールの陰謀話に、たまねぎ達は驚いて慌てふためく。
「えーっ! カヤさんが殺される!?」
「村も襲われるって本当なの?」
「麦わらのお兄ちゃん!?」
「ああ、そう言ってた。 間違いねェ」
地面に座って神妙な表情で腕を組むルフィにゾロが尋ねる。
「……それで、何でお前はここで寝てたんだよ」
「それがなー……。 おれは崖の上にいたと思うんだよなー?」
よく分からないと首を傾げているルフィだが、クラハードールについては断言した。
「あの羊は悪党だ! どーりで……感じ悪い……催眠術師もグルなんだ!」
ナミはルフィの話を聞いて、納得したと頷いた。
「そうか…。 それで、あんた達のキャプテンはすごい形相で村の方へ走ってったのね。 良かったじゃない。 先に情報が入ってさ、逃げれば済むもの。 敵もマヌケよね!」
たまねぎ達はナミの話に焦って、大急ぎで村へ走った。
「じゃ、早く逃げなきゃ!」
「大事なもの…貯金箱とかおやつとか……!」
「急げ!!」
その様子にルフィも血相を変えて 「やばい!」 と叫んだ。
「どうした」
すぐにゾロが聞き返したルフィは頭を抱えて慌てている。
「食糧、早く買い込まねェと! 肉屋も逃げちまう!」
ルフィがふざけていないのは分かるが、ミコトはウソップを助けたいという思いが出てしまい、小さく呟いた。
『……ルフィ、肉なんだ』
さて、屋敷ではウソップがクラハドールの正体について、カヤに話していた。
「お前はダマされてたんだ! あの執事は海賊なんだ! 早く逃げろ!」
「何を言ってるの? ウソップさん?」
「明日の夜明けに仲間たちの海賊達が押し寄せてくるんだ!」
必死になってウソップは説得するが、カヤは聞き入れなかった。
唐突過ぎる話は現実感がまるでない。
話だけで証拠もないのだから、カヤに信じろというのは無理な事だった。
カヤはウソップとクラハドールが揉めた事を思い出す。
今のカヤにとっては自分を必死に守ろうとしてくれた執事で、海賊なんて言いがかりにも程がある。
ウソップを呆れた目で見た。
「とんでもない悪党はあなたじゃない。 ……最低よ」
言われたウソップはショックだったが、事実なんだ! とカヤに食い下がる。
諦めたら村は海賊に襲われてしまう。
しかし、騒ぎを聞きつけた門番や執事のメリー、村の人達と、次々にウソップを追い出そうとした。
それでも叫ぶウソップに対して、メリーはカヤの一大事と思い立ち、とうとうウソップに発砲した。
銃弾はウソップの左腕をかすめ、村の人達からは追いかけられた。
「何で……何で、誰も…信じてくれねェんだ!! 明日になったら……!」
走って逃げるウソップは、血が滲む左腕の痛みよりも信用されない心が痛んだ。
「……ミコト、大丈夫?」
『えっ? 何が?』
「さっき、ウソップの事で叫んだでしょ……。 それを気にしていたみたいだから。 ミコトがあんな風に怒る事なんてないし、確かに聞いてて私もムカついたけどね」
『……もう、大丈夫。 ごめんね驚かせたよね』
「別に気にしてないわよ」
ナミの何事も無かったような顔にミコトは優しさを感じて、嬉しくなって腕に抱きついた。
『ナミ、大好き!』
「もう、ミコトは——」
ナミは言うが振り払うようなことはしない。
ミコトはあの場にいた二人がどう思ったのか気になった。
『ルフィやゾロは……』
「ルフィは分かってないんじゃない。 ゾロは……あいつがミコトを止めてたけど気にすることないわよ」
『……そっか』
(心配させちゃったのかな……)
ナミが俯くミコトの頬をふにっと指で軽く突いた。
「そうやって気にするからいけないのよ」
『う……』
ナミは悩むのはおしまい! と笑いながらミコトの頬をつつく。
「わかった?」
『うん!』
ミコトは分かった! と笑顔を見せた。
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二人は本屋の前に着いた。
「さてと……。 まあ、あんまり期待できないけど……調べてみるか」
ナミは腕まくりし、店に入ると二人で本を探しはじめる。
本屋の店主がナミに話掛けてきた。
「なんか探し物かい?」
「そうなのよー、おじさん! 黄金の島についての本を探してるの」
「そんなもん聞いたことないねェ」
「そうか……残念」
ダメか~と溜息をつくナミをミコトが呼んだ。
『ナミ! ちょっといい?』
「ん? なんか見つかったの?」
『これ、どうかな?』
“世界の黄金史” の表紙の本をナミに見せると、ナミはパラパラと本をめくると目が輝きだす。
「……おじさん、この本頂戴!」
『あ、私はこっちの本下さい!』
ミコトもまた別の本を買った。
「はいよ。 二人とも毎度あり!」
◇◆◇
ミコトとナミが本屋から戻るとジャンゴの姿はなく、たまねぎ達が喋って遊んでいる近くにゾロは寝ていた。
「あっ、お姉ちゃんたちお帰り~!」
子供達に手を振って応えるナミは訝しむ。
「あの変な男はいないわ」
『いないね……』
(……クロと作戦会議してるのかな)
たまねぎ達はジャンゴの行先を知っていた。
「催眠術師は海岸の方に向かったよ」
「はあ~寝たな」
話声が増えて、起きたゾロは背伸びをした。
「お前ら、戻ってたのか? 何かあったか?」
『あ、ゾロ。 今、本屋さんから戻ったの』
「ふーん」
立ち上がるゾロに、ミコトは屋敷で自分を止めてくれた事に礼を言わないと、と声を掛ける。
『ゾロ……えっと、ありがとう!』
「は? 何が……」
ゾロには見当がつかないのか眉を寄せていた。
それでも、もう一回ミコトは言った。
『とにかく……ありがとう!』
「……ああ」
(何だか分からねェ……)
ゾロが頷くとミコトは満足したのか笑った。
ナミはやっぱり気にしてたか……とミコトを見て、内心で溜息をつくと、ゾロに本を見せた。
「これよ」
「本?」
「そ。 ミコトが見つけてくれたのよ。 まぁ、詳しくはこれから調べるけど……」
「黄金ね。 ……興味ねェな」
ゾロがつまらなさそうな顔をすると、ナミはあんたはそうでしょうねという顔だ。
ミコトは二人の間で何か別の話題がないかと考える。
突然、海岸の方の道から物凄い勢いで誰かが走って来る。
——どどどどど……!
「ん? あれは…」
ゾロが上がる土埃を目にした時には、どひゅん! とウソップが通り過ぎる。
「「「あ! キャプテン!」」」
たまねぎ達は同時に呼んだが、止まる事なく背中は小さくなって去っていった。
ゾロはルフィが一緒に居ないことに呟き、 ナミは首を傾げた。
「なんだ……。 ルフィは一緒じゃなかったのか……」
「まだ怒ってんのかしら……。 お父さんバカにされた事」
「さァな」
『ウソップ……』
(キャプテン・クロとジャンゴの話を聞いたんだ。 ウソップ……言えなくてごめんね。 でも、一緒に、この村もカヤさんも守るからね)
ミコトはウソップの向かった方向を心配そうに見つめた。
たまねぎ達はウソップの様子がいつもと違いすぎると騒ぐ。
「きっと、海岸で何かあったんだ!」
「事件だぞ!」
「ウソップ海賊団の出動かな!」
「……! おい…その海岸へはどう行けばいい」
ゾロも何かおかしいと感じて声を掛けたが、興奮した三人の耳に届いていない。
「おい!」
もう一度ゾロが声を大きくして聞くと、たまねぎ達は振り返った。
「わかったから、どう行きゃいいんだ」
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ウソップは村の人達に懸命に走って伝える。
明日の朝、本当に海賊が襲ってくる事実を大声で叫んだ。
「みんな大変だ! 海賊が来るぞ! 明日の朝に来るんだ! 逃げろーっ!」
しかし、村の人はウソップのいつもの嘘だと思い、誰も信じない。
相手にされずに追い返されるだけだ。
それでも諦めきれずにウソップはカヤの屋敷に向かった。
一方、ゾロ達はたまねぎ達の案内で海岸に着くと、何故かルフィが寝ている。
何が起きたのかというと——
ナミとミコトが本を買っている時、ルフィとウソップは崖の上で、クラハドールとジャンゴの話を盗み聞きしていた。
執事が海賊!? と驚いていると、更に恐ろしい計画を聞いた。
今夜、村を襲撃して、カヤの財産を狙うというものだ。
驚愕したルフィとウソップは二人に気づかれてしまい、ジャンゴが素早く催眠術を掛けた。
ウソップは咄嗟に地面にしゃがみ込んで避けたが、ルフィは催眠術に掛かってしまった。
寝てしまったルフィは崖から落ちた。
三人が、ルフィがゴムの体で墜落のダメージがない事なんて知る由もなく、ピクリともしない事に死んだと確信した。
ウソップは勘違いしたまま、村へと報せに走り、ジャンゴは計画に支障があるのではと危惧したが、クラハドールは大丈夫だと薄い唇を上げた。
嘘を叫ぶ少年と真面目な執事。
どちらが正しいと問われれば、答えは分かりきっている。
普段の行動、培ってきた信用、この計画の最後の仕上げの時が来た。
そして、今——ゾロ達は寝ているルフィを起こして、経緯を聞き出した。
クラハドールの陰謀話に、たまねぎ達は驚いて慌てふためく。
「えーっ! カヤさんが殺される!?」
「村も襲われるって本当なの?」
「麦わらのお兄ちゃん!?」
「ああ、そう言ってた。 間違いねェ」
地面に座って神妙な表情で腕を組むルフィにゾロが尋ねる。
「……それで、何でお前はここで寝てたんだよ」
「それがなー……。 おれは崖の上にいたと思うんだよなー?」
よく分からないと首を傾げているルフィだが、クラハードールについては断言した。
「あの羊は悪党だ! どーりで……感じ悪い……催眠術師もグルなんだ!」
ナミはルフィの話を聞いて、納得したと頷いた。
「そうか…。 それで、あんた達のキャプテンはすごい形相で村の方へ走ってったのね。 良かったじゃない。 先に情報が入ってさ、逃げれば済むもの。 敵もマヌケよね!」
たまねぎ達はナミの話に焦って、大急ぎで村へ走った。
「じゃ、早く逃げなきゃ!」
「大事なもの…貯金箱とかおやつとか……!」
「急げ!!」
その様子にルフィも血相を変えて 「やばい!」 と叫んだ。
「どうした」
すぐにゾロが聞き返したルフィは頭を抱えて慌てている。
「食糧、早く買い込まねェと! 肉屋も逃げちまう!」
ルフィがふざけていないのは分かるが、ミコトはウソップを助けたいという思いが出てしまい、小さく呟いた。
『……ルフィ、肉なんだ』
◇◆◇
さて、屋敷ではウソップがクラハドールの正体について、カヤに話していた。
「お前はダマされてたんだ! あの執事は海賊なんだ! 早く逃げろ!」
「何を言ってるの? ウソップさん?」
「明日の夜明けに仲間たちの海賊達が押し寄せてくるんだ!」
必死になってウソップは説得するが、カヤは聞き入れなかった。
唐突過ぎる話は現実感がまるでない。
話だけで証拠もないのだから、カヤに信じろというのは無理な事だった。
カヤはウソップとクラハドールが揉めた事を思い出す。
今のカヤにとっては自分を必死に守ろうとしてくれた執事で、海賊なんて言いがかりにも程がある。
ウソップを呆れた目で見た。
「とんでもない悪党はあなたじゃない。 ……最低よ」
言われたウソップはショックだったが、事実なんだ! とカヤに食い下がる。
諦めたら村は海賊に襲われてしまう。
しかし、騒ぎを聞きつけた門番や執事のメリー、村の人達と、次々にウソップを追い出そうとした。
それでも叫ぶウソップに対して、メリーはカヤの一大事と思い立ち、とうとうウソップに発砲した。
銃弾はウソップの左腕をかすめ、村の人達からは追いかけられた。
「何で……何で、誰も…信じてくれねェんだ!! 明日になったら……!」
走って逃げるウソップは、血が滲む左腕の痛みよりも信用されない心が痛んだ。