第六章 シロップ村
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めし屋の外では、たまねぎ達三人がキャプテンであるウソップを心配して店の様子を窺っていた。
海賊に捕まったウソップを助けようと、勇気を出して店の扉を勢いよく開ける。
「「「ウソップ海賊団、参上っ!」」」
ウソップの名にナミとゾロは店の入り口に視線を向ける。
「なにあれ……」
「さー、何だろうな……」
たまねぎ達が食事を終えたルフィ達のテーブルを見つけると、ウソップの姿はなかった。
キャプテンがいない!? と目を合わせる三人はウソップがやられたと勘違いした。
たまねぎ、ピーマン、にんじんは勇ましく、木剣を振り上げる。
「お……おい、海賊達っ! われらが船長キャプテン・ウソップをどこへやった! キャプテンを返せ!」
直後、ルフィはカップをテーブルにコトン……と置いて満足そうに言った。
「はーっ、うまかった! 肉っ!」
何を誤解して、拡大解釈をしたのか、たまねぎ達は焦った。
「えっ……。 にく…って!? まさか……キャプテン……!」
狼狽える三人の様子は可愛らしく笑いを誘った。
「『ぷっ……!』」
ナミとミコトは吹き出してクスクス笑った。
そして、ゾロが意地悪い笑みを湛えて、更にふざける。
「お前らのキャプテンならな……。 さっき……喰っちまった」
ゾロの一言に三人は大声を上げて驚くとナミを見てもう一度叫ぶ。
「「「ぎいやあああああ、鬼ババア~~っ!!!」」」
「何で私を見てんのよ! あ!?」
憐れ、たまねぎ達はウソップが食べられたと思い込み、泡を吹いて気絶。
「ちょっと、ミコト! 何笑ってんの!」
『クスクス……ごめん、でも——』
ミコトは笑うのを堪えようとするが無理で肩が震える。
「あ~、もう! あんたがバカなこと言うから!」
バンッ! とテーブルを叩いて怒るナミをルフィとゾロは笑った。
「「はっはっはっはっ!」」
しばらくして、目を覚ました三人にウソップの誤解を解いた。
ゾロが片肘を着いて時計を見る。
「時間だって言って、さっき店から出てったぜ」
「あ、そうかキャプテン、屋敷へ行く時間だったんだ」
思い出したようにピーマンが頷くと、ナミが聞き返す。
「屋敷って病弱そうな女の子のいるっていう?」
「うん」 とにんじんが頷き、ルフィが 「何しに行ったんだよ」 と理由を聞くと、三人は自慢気な顔で口を揃えて語る。
「「「立派なうそをつきに行ったんだよな」」」
「ん? 嘘なのに立派なのか?」
ルフィは不思議そうに首を傾げる。
理由を知るミコトは優しい顔で、たまねぎ達の話を聞いていた。
(かわいいなー……ふふふ)
一瞬、ミコトと目が合った三人は少し顔を赤らめると、ピーマンがウソップとカヤの話をした。
屋敷から出る事のないカヤを励まそうと、面白い嘘話をしに行くウソップ。
ルフィはへーと感心する。
「なんだ、あいつ偉いじゃん」
「じゃあ、お嬢様を元気づけるために……一年前から、ずっとウソつきに通ってるんだ」
ナミも良いとこあるじゃないと頬杖をついていた。
三人の子供達は大好きなウソップが褒められて嬉しかったのか、自分達がキャプテンのどこが好きなのかを話す。
にんじんは “おせっかい” 、ピーマンは “しきり屋” 、たまねぎは “ホラ吹き” なところが好きらしい。
どちらかというと短所に上げられる性格をべた褒めする三人。
ゾロは半ば呆れたような表情をした。
「……とりあえず慕われてんだな」
『クスクス』
ミコトは三人が可笑しくて可愛くて、笑いっぱなしだ。
ルフィはにんじんを指差すと尋ねた。
「もしかして、もう……お嬢様元気なのか?」
「うん、だいぶね。 キャプテンのおかげで!」
ウソップの手柄だと、自慢するように答えた。
ルフィはそれなら大丈夫だなと、片手をあげて張り切る。
「よし! じゃあ、やっぱり屋敷に船を貰いに行こう!」
「だめよ! さっき諦めるって言ったじゃない!」
ナミが反対するが、止める声も手も聞かないルフィ。
一行はたまねぎ達の案内で、カヤお嬢様の屋敷に向かった。
屋敷の門は閉じていた。
門からは美しく手入れされた庭が見え、奥には白い壁に青い屋根の屋敷があった。
ルフィが門の前で声を掛けるが、誰も出ない。
それならば仕方ないなと、ナミが止める前にルフィは門をよじ登る。
ナミは眉間に皺を寄せて、額に手を当てて涙ぐむ。
(もう少し待つとか、もう一度呼ぶとかあるでしょ……)
「ああ……。 止めてもムダなのね」
「ムダだな。 ……つきあうしかねェだろ」
ゾロも腕を組んで、諦めた顔で眺めていた。
海賊が勝手に侵入したのだから、見つかれば船の話どころではなく追われるだけだ。
溜息をつく二人は、ここに意外な行動をする人物がいる事を忘れている。
『行こっか! お邪魔します』
何!? と耳を疑いミコトを見た瞬間に終わっていた。
ミコトは門に手を掛けると、飛びあがって一回転して中へ着地した。
追うようにふわっと白い髪が舞い背中に落ちて、呆気にとられるゾロとナミにニコリと笑う。
((ミコトもかっ!?))
同時にゾロとナミは門の内側にいるミコトを黙って見つめた。
元賞金稼ぎと現役盗賊は思う。
海賊なのに隠れるとか、密にとかいう考えはないのかと。
たまねぎ達は 「すげー、お姉ちゃん……」 とポカンと口を開けている。
ミコトは門の鍵を外して開けると、ゾロとナミが来ない事に首を傾げた。
『さっ、開けたよ。 二人とも行かないの? 皆もおいでよ』
「……ああ」
「……そうね、行きましょ」
七人はぞろぞろと正面玄関から屋敷に侵入した。
海賊に捕まったウソップを助けようと、勇気を出して店の扉を勢いよく開ける。
「「「ウソップ海賊団、参上っ!」」」
ウソップの名にナミとゾロは店の入り口に視線を向ける。
「なにあれ……」
「さー、何だろうな……」
たまねぎ達が食事を終えたルフィ達のテーブルを見つけると、ウソップの姿はなかった。
キャプテンがいない!? と目を合わせる三人はウソップがやられたと勘違いした。
たまねぎ、ピーマン、にんじんは勇ましく、木剣を振り上げる。
「お……おい、海賊達っ! われらが船長キャプテン・ウソップをどこへやった! キャプテンを返せ!」
直後、ルフィはカップをテーブルにコトン……と置いて満足そうに言った。
「はーっ、うまかった! 肉っ!」
何を誤解して、拡大解釈をしたのか、たまねぎ達は焦った。
「えっ……。 にく…って!? まさか……キャプテン……!」
狼狽える三人の様子は可愛らしく笑いを誘った。
「『ぷっ……!』」
ナミとミコトは吹き出してクスクス笑った。
そして、ゾロが意地悪い笑みを湛えて、更にふざける。
「お前らのキャプテンならな……。 さっき……喰っちまった」
ゾロの一言に三人は大声を上げて驚くとナミを見てもう一度叫ぶ。
「「「ぎいやあああああ、鬼ババア~~っ!!!」」」
「何で私を見てんのよ! あ!?」
憐れ、たまねぎ達はウソップが食べられたと思い込み、泡を吹いて気絶。
「ちょっと、ミコト! 何笑ってんの!」
『クスクス……ごめん、でも——』
ミコトは笑うのを堪えようとするが無理で肩が震える。
「あ~、もう! あんたがバカなこと言うから!」
バンッ! とテーブルを叩いて怒るナミをルフィとゾロは笑った。
「「はっはっはっはっ!」」
◇◆◇
しばらくして、目を覚ました三人にウソップの誤解を解いた。
ゾロが片肘を着いて時計を見る。
「時間だって言って、さっき店から出てったぜ」
「あ、そうかキャプテン、屋敷へ行く時間だったんだ」
思い出したようにピーマンが頷くと、ナミが聞き返す。
「屋敷って病弱そうな女の子のいるっていう?」
「うん」 とにんじんが頷き、ルフィが 「何しに行ったんだよ」 と理由を聞くと、三人は自慢気な顔で口を揃えて語る。
「「「立派なうそをつきに行ったんだよな」」」
「ん? 嘘なのに立派なのか?」
ルフィは不思議そうに首を傾げる。
理由を知るミコトは優しい顔で、たまねぎ達の話を聞いていた。
(かわいいなー……ふふふ)
一瞬、ミコトと目が合った三人は少し顔を赤らめると、ピーマンがウソップとカヤの話をした。
屋敷から出る事のないカヤを励まそうと、面白い嘘話をしに行くウソップ。
ルフィはへーと感心する。
「なんだ、あいつ偉いじゃん」
「じゃあ、お嬢様を元気づけるために……一年前から、ずっとウソつきに通ってるんだ」
ナミも良いとこあるじゃないと頬杖をついていた。
三人の子供達は大好きなウソップが褒められて嬉しかったのか、自分達がキャプテンのどこが好きなのかを話す。
にんじんは “おせっかい” 、ピーマンは “しきり屋” 、たまねぎは “ホラ吹き” なところが好きらしい。
どちらかというと短所に上げられる性格をべた褒めする三人。
ゾロは半ば呆れたような表情をした。
「……とりあえず慕われてんだな」
『クスクス』
ミコトは三人が可笑しくて可愛くて、笑いっぱなしだ。
ルフィはにんじんを指差すと尋ねた。
「もしかして、もう……お嬢様元気なのか?」
「うん、だいぶね。 キャプテンのおかげで!」
ウソップの手柄だと、自慢するように答えた。
ルフィはそれなら大丈夫だなと、片手をあげて張り切る。
「よし! じゃあ、やっぱり屋敷に船を貰いに行こう!」
「だめよ! さっき諦めるって言ったじゃない!」
ナミが反対するが、止める声も手も聞かないルフィ。
一行はたまねぎ達の案内で、カヤお嬢様の屋敷に向かった。
◇◆◇
屋敷の門は閉じていた。
門からは美しく手入れされた庭が見え、奥には白い壁に青い屋根の屋敷があった。
ルフィが門の前で声を掛けるが、誰も出ない。
それならば仕方ないなと、ナミが止める前にルフィは門をよじ登る。
ナミは眉間に皺を寄せて、額に手を当てて涙ぐむ。
(もう少し待つとか、もう一度呼ぶとかあるでしょ……)
「ああ……。 止めてもムダなのね」
「ムダだな。 ……つきあうしかねェだろ」
ゾロも腕を組んで、諦めた顔で眺めていた。
海賊が勝手に侵入したのだから、見つかれば船の話どころではなく追われるだけだ。
溜息をつく二人は、ここに意外な行動をする人物がいる事を忘れている。
『行こっか! お邪魔します』
何!? と耳を疑いミコトを見た瞬間に終わっていた。
ミコトは門に手を掛けると、飛びあがって一回転して中へ着地した。
追うようにふわっと白い髪が舞い背中に落ちて、呆気にとられるゾロとナミにニコリと笑う。
((ミコトもかっ!?))
同時にゾロとナミは門の内側にいるミコトを黙って見つめた。
元賞金稼ぎと現役盗賊は思う。
海賊なのに隠れるとか、密にとかいう考えはないのかと。
たまねぎ達は 「すげー、お姉ちゃん……」 とポカンと口を開けている。
ミコトは門の鍵を外して開けると、ゾロとナミが来ない事に首を傾げた。
『さっ、開けたよ。 二人とも行かないの? 皆もおいでよ』
「……ああ」
「……そうね、行きましょ」
七人はぞろぞろと正面玄関から屋敷に侵入した。