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現パロお礼

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感想くださる方もありがとうございます。励みになります。
ぜひ、おまけの小話読んでいってください。共同生活少し経った設定なので、ラギーの口調が一日目より砕けてきてます。笑

【買い物】

暇そうにしていたレオナさんを連れて、近所のスーパーへとやってきた。なんと一緒にスーパーに来たのは初めてだ。そして、レオナさんのスーパーデビュー戦でもある。今まで一回も来たことがなかったらしい。さすが、おぼっちゃま。
珍しそうに辺りを眺めてるけど、それすら様になっててムカつく。モデルか俳優がCM撮りに来ました的な。チラチラとレオナさんを眺める人々の視線が鬱陶しいなと思いつつ、オレはそれを極力無視しながら野菜をカゴに突っ込む。そしたら、レオナさんが速攻それを棚に戻した。
「ちょっと、何するんスか」
カゴに戻しながら文句を言えば、レオナさんは野菜はいらねぇって呟く。お子様かよ。
「レオナさん、野菜食べられない訳じゃないんだし。もー、オレの腕を信じてくださいってば」
ちゃんと分かんないように料理するんで、って言ったら戻すのを諦めてくれた。そこは信じてくれるんだ。思わず笑みがこぼれる。
「ちゃんと肉も買うんで。こっちッスよ」
 肉って言葉を出した途端、レオナさんの耳がピクッと動いて尻尾がゆらりと揺れたのを見逃さなかった。
この人、実はとてもわかりやすい性格をしている。意志の疎通なんかできねー無理って思ったけど、一緒に生活してみるとそんなことはなかった。
面倒みがいいし、勉強で困ってたら教えてくれたりするのだ。最近はレオナさんの良いところを見つけるのが楽しくなってきているオレがいる。
そしてオレの中での評価上昇中のレオナさんは今、値段を見ずに肉をポンポンとカゴに入れていく。こんなに食べるのか? まぁ目が肥えてるからか、良い肉を入れていってるからいいか。お金はレオナさん持ちだし。今日のところは、レオナさんが楽しそうだし気にしないでおこう。
さてと今日の夜はどんな味付けにしようかと考えつつ、オレはご機嫌なレオナさんの後を追ったのだった。(おわり)

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