海日和
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「あ、ユウ何してたんさ?」
「なんでもない」
「アレンもやっと食い終わったとこさ」
「そうか」
「で、薫とはなんかあるんか?」
「何も無い」
「怪しいさね」
また神田を問い詰めていくラビ。
そこへ薫が戻ってくる。
「薫遅かったさね」
「アイス服に付けちゃってたみたいで…」
「大丈夫、目立たないさ」
せっかく海に来たのだから、と海水浴場へと向かった。
「きゃあっ!まだ冷たいっ」
足だけとヒールを脱いで海に走っていく薫。
「3人もおいでよ〜」
手を振って呼ぶとアレンが走っていく。
「今行きますね」
「ふふふっ…楽しいねえ」
長いワンピースのスカートを膝の高さで結び、濡れないようにしている薫。
そんな光景を離れたところから見るラビと神田。
「いつから付き合ってるんさ?」
「なんのことだ」
「薫のことさ」
「うっせぇぞ」
「ユウは隠し事が下手さね」
ニヤニヤと笑いながら会話の続きをする。
神田の扱いには慣れた手付きのラビ。
「あーんな可愛い子が彼女とか羨ましいさ」
「付き合ってるの、隠したいんさ?」
肯定も否定もしていない神田。
その様子をニマニマと笑いながら見ているラビ。
「ラビもおいでよー!」
「お呼びがかかったさー」
んじゃ、と神田を置いてラビも海に入る。
「うっわ!冷たいさ」
「ねー!」
そう言いながらも楽しそうな薫。
しばし、脚だけの水遊びを楽しんだ。
「楽しかったねぇ!」
帰りの車内。行きよりも仲良くなって会話も弾む。
どこの何が美味しかっただの、今度はどこに行きたいだの、次から次へと盛り上がる。
1時間も走らせていると薫がどんどん喋らなくなってくる。
「薫寝ちゃいましたよ。可愛い寝顔ですね」
「あ、アレンずるいさ!俺も見たい」
ラビの後ろに座っているため、ラビからは薫の表情を見ることができない。
薫に気のあるラビはすごく見たい。
「うるせぇぞ」
ずっと何も言わなかった神田がピシャリとその場を制する。
「チッ」
その後の舌打ちをラビは聞き逃さなかった。
「ユウ何イライラしてるんさ」
「してない」
「してるさ」
「してない」
バックミラーを確認している事を横目で見て、何かを察する。
「ユウが羨ましいさ」
ボソリと呟いた。
「薫、着きましたよ?」
「ふぇ…?」
そこは朝、薫に声をかけた駅の近く。
「家わかんないから駅で良かったさ?」
「あ、はい!大丈夫です!」
手荷物をまとめてササッと車から降りる薫。
「今日はありがとうございました!また明日会社で」
ニコリと笑って駅の喧騒に飲み込まれていく姿を見送る。
「お前らもさっさと降りろ」
神田は見るからに機嫌が悪い。
「家まで頼むさー」
そんなのはお構いなしに懇願するラビ。
「僕あっちの駅でいいんで、お願いしますね」
図々しくも逆方向の駅を指定するアレン。
「チッ」
舌打ちをしながらも、アレンを送って行く。
「これ、薫の荷物じゃないですか?」
アレンの荷物を車のトランクからおろす時に気付く。
薫がバタバタと降りていったから気付かなかった。
「明日会社でですかね?」
「ユウ、連絡先知ってるさ?」
「どうにかする」
そう言うとラビをマンションまで送っていく。
「ユウ連絡先知ってるんさ?」
「…………」
「知ってるんさね」
「降りろ」
「まだ家じゃないさ」
神田をからかって遊ぶラビ。
ラビの中では薫と神田は付き合っていることになった。
そうでないと今日一日の辻褄が合わない。
本当に、課も違う女の子を車に乗せるだなんて、彼女でもないと理由がつかない。
「ユウ、俺とお前の仲さ。教えてくれてもよくね?」
「うるさい」
そうこうしているとラビのマンションにつく。
「ま、また進展あったら教えてさ。今日はありがとさ」
そう言って自分のマンションへと入っていくラビ。
少し残念そうな横顔を見せて。
「なんでもない」
「アレンもやっと食い終わったとこさ」
「そうか」
「で、薫とはなんかあるんか?」
「何も無い」
「怪しいさね」
また神田を問い詰めていくラビ。
そこへ薫が戻ってくる。
「薫遅かったさね」
「アイス服に付けちゃってたみたいで…」
「大丈夫、目立たないさ」
せっかく海に来たのだから、と海水浴場へと向かった。
「きゃあっ!まだ冷たいっ」
足だけとヒールを脱いで海に走っていく薫。
「3人もおいでよ〜」
手を振って呼ぶとアレンが走っていく。
「今行きますね」
「ふふふっ…楽しいねえ」
長いワンピースのスカートを膝の高さで結び、濡れないようにしている薫。
そんな光景を離れたところから見るラビと神田。
「いつから付き合ってるんさ?」
「なんのことだ」
「薫のことさ」
「うっせぇぞ」
「ユウは隠し事が下手さね」
ニヤニヤと笑いながら会話の続きをする。
神田の扱いには慣れた手付きのラビ。
「あーんな可愛い子が彼女とか羨ましいさ」
「付き合ってるの、隠したいんさ?」
肯定も否定もしていない神田。
その様子をニマニマと笑いながら見ているラビ。
「ラビもおいでよー!」
「お呼びがかかったさー」
んじゃ、と神田を置いてラビも海に入る。
「うっわ!冷たいさ」
「ねー!」
そう言いながらも楽しそうな薫。
しばし、脚だけの水遊びを楽しんだ。
「楽しかったねぇ!」
帰りの車内。行きよりも仲良くなって会話も弾む。
どこの何が美味しかっただの、今度はどこに行きたいだの、次から次へと盛り上がる。
1時間も走らせていると薫がどんどん喋らなくなってくる。
「薫寝ちゃいましたよ。可愛い寝顔ですね」
「あ、アレンずるいさ!俺も見たい」
ラビの後ろに座っているため、ラビからは薫の表情を見ることができない。
薫に気のあるラビはすごく見たい。
「うるせぇぞ」
ずっと何も言わなかった神田がピシャリとその場を制する。
「チッ」
その後の舌打ちをラビは聞き逃さなかった。
「ユウ何イライラしてるんさ」
「してない」
「してるさ」
「してない」
バックミラーを確認している事を横目で見て、何かを察する。
「ユウが羨ましいさ」
ボソリと呟いた。
「薫、着きましたよ?」
「ふぇ…?」
そこは朝、薫に声をかけた駅の近く。
「家わかんないから駅で良かったさ?」
「あ、はい!大丈夫です!」
手荷物をまとめてササッと車から降りる薫。
「今日はありがとうございました!また明日会社で」
ニコリと笑って駅の喧騒に飲み込まれていく姿を見送る。
「お前らもさっさと降りろ」
神田は見るからに機嫌が悪い。
「家まで頼むさー」
そんなのはお構いなしに懇願するラビ。
「僕あっちの駅でいいんで、お願いしますね」
図々しくも逆方向の駅を指定するアレン。
「チッ」
舌打ちをしながらも、アレンを送って行く。
「これ、薫の荷物じゃないですか?」
アレンの荷物を車のトランクからおろす時に気付く。
薫がバタバタと降りていったから気付かなかった。
「明日会社でですかね?」
「ユウ、連絡先知ってるさ?」
「どうにかする」
そう言うとラビをマンションまで送っていく。
「ユウ連絡先知ってるんさ?」
「…………」
「知ってるんさね」
「降りろ」
「まだ家じゃないさ」
神田をからかって遊ぶラビ。
ラビの中では薫と神田は付き合っていることになった。
そうでないと今日一日の辻褄が合わない。
本当に、課も違う女の子を車に乗せるだなんて、彼女でもないと理由がつかない。
「ユウ、俺とお前の仲さ。教えてくれてもよくね?」
「うるさい」
そうこうしているとラビのマンションにつく。
「ま、また進展あったら教えてさ。今日はありがとさ」
そう言って自分のマンションへと入っていくラビ。
少し残念そうな横顔を見せて。
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