恋さえ知らず
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世話になってる先輩の結婚式ということで出向いたが、本来こういった人の集まる場所は好きではない。
会場につくと女共がうるさかった。
とりあえず受付を済まそうと向かうと、そこには女神と呼ばれる薫がいた。
先日の人形のような装いとは違い、着飾っていてそれなりに美人だとは思う。
「神田さん、この間はお世話になりました」
「今日はフリフリじゃねーのか」
本心だった。
あんなにレースのついた服を好むのであれば、今日もフリルたっぷりのドレスでもおかしくなさそう。
「私は人に迷惑をかけずに生きてますので」
TPOは弁えている、ということか。
受付を済ませていると
「今日も顔いいですね。私はもっとかわいいんですけど」
なんの事だ?という視線を送る。
だが会話に興味を持たなかった神田は、群れるのも嫌いなため、社員たちのあまり居ない方へ向かっていった。
式が終わり二次会にも招待された。
黙って飲んでいると新婦の友達だとかいう奴らに声をかけられる。
正直めんどくさい。
カウンターに移動し、静かに飲むことにした。
飲むといってもノンアルだ。
車で来ているし、泊まるつもりない。
しばらくするとビンゴゲームが始まった。
司会のやつにカードを配られ、興味はないが渋々参加する。
早々にビンゴになり、紙袋に包まれた物を選んだ。
一度人混みから避けたくなりロビーへと移動しようとしたら薫がいた。
「あ、神田さん。ビンゴ何当たりました?」
「開けてねえ。やるよ」
荷物が減ったと喜び、薫に袋を渡す。
「わーい!あ、そうだ。連絡先!交換しましょ」
「なんでだ」
「え、次置き去りにされたくないので」
強制的にスマホを出され、言われるがままに出したQRコードを読み込みされる。
「スタンプ送りました〜。そうだ、私の景品リップだったんですよ」
ピコンとスマホが鳴る。
薫からのスタンプだろう。
薫がポーチから景品を取り出そうとしていたが、ブルブルブルとポーチが震えている。
「スマホじゃないよね?なんだろ」
振動していたのは景品で当たったというリップ。
それを見て思わず笑ってしまった。
「お前、それで喜んでたのか。変態だな」
「え、なんでこれ振動してんの」
「玩具だろ」
テンパっている薫は面白い顔をする。
どう見てもそれは
「大人の玩具」
薫の顔が一気に顔が赤くなっている。
「気の強いお前でも、恥ずかしいはあるんだな」
「うるさい…っ」
揶揄うと面白いな。
顔を真っ赤にした薫は会場へと戻って行った。
ひとまず休もうとロビーのソファーに掛ける神田。
少し疲れたな、と少し目を閉じる。
少し寝てしまったか。
パチリと目を開ける。
周りには誰もおらず、顔を真っ赤にして、壁にもたれている薫がいた。
さすがに無視はできないと声をかける。
「おい。お前飲みすぎじゃねえか」
「ん。眠い」
体を支えてやると、ピトッとくっついてきた。
なんだこいつは。
「神田さん。眠いです。膝枕」
何を言ってやがる。
「お前飲みすぎだ。送ってやるから帰るぞ」
自然と出た言葉だった。
自分でもびっくりした。
女を送って帰るとは。
だがしかし返答が返ってきた。
「今日部屋とってます。806…」
部屋までなら家までよりすぐだな。
「送ってやるから歩け」
薫を支えてエレベーターに乗せる。
えへへと笑いながら腕に絡みついてくる。
他の女なら引き離していただろうが、そんなに悪くはない。
顔の良さも相まって、甘える仕草が可愛いとさえ感じる。
そんな事を考えているとハッと我に返る。
可愛いってなんだ、と自問自答。
こいつはいつも俺に突っかかってきて悪態をつく。
しかし今はそのギャップに驚いているだけだと思いたい。
8階についた。
さっさと寝かせて帰ろう。
会場につくと女共がうるさかった。
とりあえず受付を済まそうと向かうと、そこには女神と呼ばれる薫がいた。
先日の人形のような装いとは違い、着飾っていてそれなりに美人だとは思う。
「神田さん、この間はお世話になりました」
「今日はフリフリじゃねーのか」
本心だった。
あんなにレースのついた服を好むのであれば、今日もフリルたっぷりのドレスでもおかしくなさそう。
「私は人に迷惑をかけずに生きてますので」
TPOは弁えている、ということか。
受付を済ませていると
「今日も顔いいですね。私はもっとかわいいんですけど」
なんの事だ?という視線を送る。
だが会話に興味を持たなかった神田は、群れるのも嫌いなため、社員たちのあまり居ない方へ向かっていった。
式が終わり二次会にも招待された。
黙って飲んでいると新婦の友達だとかいう奴らに声をかけられる。
正直めんどくさい。
カウンターに移動し、静かに飲むことにした。
飲むといってもノンアルだ。
車で来ているし、泊まるつもりない。
しばらくするとビンゴゲームが始まった。
司会のやつにカードを配られ、興味はないが渋々参加する。
早々にビンゴになり、紙袋に包まれた物を選んだ。
一度人混みから避けたくなりロビーへと移動しようとしたら薫がいた。
「あ、神田さん。ビンゴ何当たりました?」
「開けてねえ。やるよ」
荷物が減ったと喜び、薫に袋を渡す。
「わーい!あ、そうだ。連絡先!交換しましょ」
「なんでだ」
「え、次置き去りにされたくないので」
強制的にスマホを出され、言われるがままに出したQRコードを読み込みされる。
「スタンプ送りました〜。そうだ、私の景品リップだったんですよ」
ピコンとスマホが鳴る。
薫からのスタンプだろう。
薫がポーチから景品を取り出そうとしていたが、ブルブルブルとポーチが震えている。
「スマホじゃないよね?なんだろ」
振動していたのは景品で当たったというリップ。
それを見て思わず笑ってしまった。
「お前、それで喜んでたのか。変態だな」
「え、なんでこれ振動してんの」
「玩具だろ」
テンパっている薫は面白い顔をする。
どう見てもそれは
「大人の玩具」
薫の顔が一気に顔が赤くなっている。
「気の強いお前でも、恥ずかしいはあるんだな」
「うるさい…っ」
揶揄うと面白いな。
顔を真っ赤にした薫は会場へと戻って行った。
ひとまず休もうとロビーのソファーに掛ける神田。
少し疲れたな、と少し目を閉じる。
少し寝てしまったか。
パチリと目を開ける。
周りには誰もおらず、顔を真っ赤にして、壁にもたれている薫がいた。
さすがに無視はできないと声をかける。
「おい。お前飲みすぎじゃねえか」
「ん。眠い」
体を支えてやると、ピトッとくっついてきた。
なんだこいつは。
「神田さん。眠いです。膝枕」
何を言ってやがる。
「お前飲みすぎだ。送ってやるから帰るぞ」
自然と出た言葉だった。
自分でもびっくりした。
女を送って帰るとは。
だがしかし返答が返ってきた。
「今日部屋とってます。806…」
部屋までなら家までよりすぐだな。
「送ってやるから歩け」
薫を支えてエレベーターに乗せる。
えへへと笑いながら腕に絡みついてくる。
他の女なら引き離していただろうが、そんなに悪くはない。
顔の良さも相まって、甘える仕草が可愛いとさえ感じる。
そんな事を考えているとハッと我に返る。
可愛いってなんだ、と自問自答。
こいつはいつも俺に突っかかってきて悪態をつく。
しかし今はそのギャップに驚いているだけだと思いたい。
8階についた。
さっさと寝かせて帰ろう。