ある日の日曜日
お名前は?
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日曜日。
ダルいが世話になった先輩の結婚式に、プレゼントを用意しようと出かけることにした。
先輩はアンティークが好きだったな。
以前原宿にいい店があると話していた気がする。
あまり行かない場所だが、祝いの品を選ぶには仕方ない。
ネットで店をチェックし、車を走らせる。
竹下通りにあるのか。
仕方ない。歩くか。
さすが原宿。
個性的な奴らも多い。
チラリと目線を横に逸らしてみれば、人形のような女が歩いている。
似合う奴は似合うな。
なんて、考えていたら通りがけその女が男性二人組の外国人観光客に話しかけられている。
「Japanese Cawaii…………ペラペラ」
おいおい、ホテルっつってるぞ。
「ちょ、プリーズ待って」
モタモタして、英語わかんねーのかこいつ。
仕方ねえ。
「This guy is mine, so don't talk to you」
人助けは慣れねーな。
助けた相手が驚いて振り返ると驚いた表情をしている。
「は…え…」
外国人観光客はいなくなったか。
「ありがとうございます」
ん?
「いや………ンの声、秘書課の薫か?」
「え…気づいて助けてくれたんじゃなくて?」
「ナンパされてんのに笑ってるバカな女いるなーと思って見てたら、連れてかれそうだったんで声掛けた」
「なんて言ってたの?」
「コスプレイヤーかわいい。ホテル行かない?って」
「は!!!!」
「俺のツレだから話しかけんなって追い返した」
「はい!????」
人形みたいな女はよく俺と間違われる秘書課の女だったか。
まあ、人助けをして徳を積んだと思えば…
「神田さんは何しにこちらへ?」
「先輩の結婚式のプレゼント買いに…つかお前、それ私服…か?」
気になったので素直に聞いていみる。
「そうですけど何か?」
強い口調になった。怒ってんのか?
「似合ってるんだからいいでしょ別に」
「ああ」
実際似合っているし、どんな格好をしようが俺には関係ない。
「あ、先輩の結婚式って来週のやつですよね!私もプレゼント買いに行きたいので一緒に行きません?」
チッ…めんどくせぇ。が
「構わねーが…」
本当に着いてくんのか?という目で薫を見る。
「また変な人に声かけられるかもしれないので通訳お願いします!」
腕絡めてきやがった。
なんだこの馴れ馴れしさは。
とりあえず
「離れて歩け」
そう言って絡められた腕を解いた。
しかしこいつはよく喋る。
「秘書課と営業課の先輩たちがくっつくとはびっくりですよねー」
相槌を打たなくても勝手に喋っている。
「神田さんは何を求めてこちらへ?」
「先輩の好きな雑貨屋があんだよ」
必要最低限の会話だけをして、目当ての店に向かった。
「わ…かわいい」
アンティークレトロな雑貨屋の店内にこいつはよく似合っている。
とりあえずはプレゼントだ。
世話になった人だからそれなりのものを選びたい。
いい値段しているが致し方ない。
シックな万年筆を選び、ラッピングしてもらう。
用事は済んだ。帰ろう。
「また今度来たいお店です」
着いてきやがった。なんだこいつは。
「お前はどこまで着いてくる気だ」
「だって私の先輩のプレゼントまだ買ってないんですもん。付き合ってくださいよ」
「めんどくせぇ」
本当にめんどくせぇ。
車を停めた立体駐車場にだどり着く。
なんだよ、乗るんじゃねえのかよ。
……あぁ、乗れねえのか。仕方ねえ。
マイカーのエンジンをかけ、迷いなく走らせ、少し出て止まった。
窓を開け薫に声をかける。
「これで乗れるだろ」
洞察力に優れており、こういった小さな気遣いができる。
それが営業力に繋がっているのだろう。
「ありがとうございます!」
嬉しそうに薫が助手席に乗り込む。
「それで、どこに行くんだ?」
「え、未定。ウインドウショッピングがしたいです」
めんどくせぇ。
「お前今すぐ降りろ」
面倒くさそうに顔をしかめ、舌打ちをする。
「乗せてくれたのは神田さんですぅ」
「行先だけ決めろ」
近くのデパートを指定されたのでそこまで乗せていくことにした。
「ほら着いたぞ」
車内ではそんなに喋ることなく、大人しくしていた。
言われたデパートに降ろす。
めんどくせぇ1日だった。
さっさと家に帰って休もう。
あいつのことは知らん。
ダルいが世話になった先輩の結婚式に、プレゼントを用意しようと出かけることにした。
先輩はアンティークが好きだったな。
以前原宿にいい店があると話していた気がする。
あまり行かない場所だが、祝いの品を選ぶには仕方ない。
ネットで店をチェックし、車を走らせる。
竹下通りにあるのか。
仕方ない。歩くか。
さすが原宿。
個性的な奴らも多い。
チラリと目線を横に逸らしてみれば、人形のような女が歩いている。
似合う奴は似合うな。
なんて、考えていたら通りがけその女が男性二人組の外国人観光客に話しかけられている。
「Japanese Cawaii…………ペラペラ」
おいおい、ホテルっつってるぞ。
「ちょ、プリーズ待って」
モタモタして、英語わかんねーのかこいつ。
仕方ねえ。
「This guy is mine, so don't talk to you」
人助けは慣れねーな。
助けた相手が驚いて振り返ると驚いた表情をしている。
「は…え…」
外国人観光客はいなくなったか。
「ありがとうございます」
ん?
「いや………ンの声、秘書課の薫か?」
「え…気づいて助けてくれたんじゃなくて?」
「ナンパされてんのに笑ってるバカな女いるなーと思って見てたら、連れてかれそうだったんで声掛けた」
「なんて言ってたの?」
「コスプレイヤーかわいい。ホテル行かない?って」
「は!!!!」
「俺のツレだから話しかけんなって追い返した」
「はい!????」
人形みたいな女はよく俺と間違われる秘書課の女だったか。
まあ、人助けをして徳を積んだと思えば…
「神田さんは何しにこちらへ?」
「先輩の結婚式のプレゼント買いに…つかお前、それ私服…か?」
気になったので素直に聞いていみる。
「そうですけど何か?」
強い口調になった。怒ってんのか?
「似合ってるんだからいいでしょ別に」
「ああ」
実際似合っているし、どんな格好をしようが俺には関係ない。
「あ、先輩の結婚式って来週のやつですよね!私もプレゼント買いに行きたいので一緒に行きません?」
チッ…めんどくせぇ。が
「構わねーが…」
本当に着いてくんのか?という目で薫を見る。
「また変な人に声かけられるかもしれないので通訳お願いします!」
腕絡めてきやがった。
なんだこの馴れ馴れしさは。
とりあえず
「離れて歩け」
そう言って絡められた腕を解いた。
しかしこいつはよく喋る。
「秘書課と営業課の先輩たちがくっつくとはびっくりですよねー」
相槌を打たなくても勝手に喋っている。
「神田さんは何を求めてこちらへ?」
「先輩の好きな雑貨屋があんだよ」
必要最低限の会話だけをして、目当ての店に向かった。
「わ…かわいい」
アンティークレトロな雑貨屋の店内にこいつはよく似合っている。
とりあえずはプレゼントだ。
世話になった人だからそれなりのものを選びたい。
いい値段しているが致し方ない。
シックな万年筆を選び、ラッピングしてもらう。
用事は済んだ。帰ろう。
「また今度来たいお店です」
着いてきやがった。なんだこいつは。
「お前はどこまで着いてくる気だ」
「だって私の先輩のプレゼントまだ買ってないんですもん。付き合ってくださいよ」
「めんどくせぇ」
本当にめんどくせぇ。
車を停めた立体駐車場にだどり着く。
なんだよ、乗るんじゃねえのかよ。
……あぁ、乗れねえのか。仕方ねえ。
マイカーのエンジンをかけ、迷いなく走らせ、少し出て止まった。
窓を開け薫に声をかける。
「これで乗れるだろ」
洞察力に優れており、こういった小さな気遣いができる。
それが営業力に繋がっているのだろう。
「ありがとうございます!」
嬉しそうに薫が助手席に乗り込む。
「それで、どこに行くんだ?」
「え、未定。ウインドウショッピングがしたいです」
めんどくせぇ。
「お前今すぐ降りろ」
面倒くさそうに顔をしかめ、舌打ちをする。
「乗せてくれたのは神田さんですぅ」
「行先だけ決めろ」
近くのデパートを指定されたのでそこまで乗せていくことにした。
「ほら着いたぞ」
車内ではそんなに喋ることなく、大人しくしていた。
言われたデパートに降ろす。
めんどくせぇ1日だった。
さっさと家に帰って休もう。
あいつのことは知らん。