《第18話》ショウダン。
お名前は?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
一時間後。
商談終了。
両社とも満足の内容で締結される。
ティキはペンを置くなり身を乗り出した。
「終わった!」
「終わったな」
「じゃあ教えて!」
「……何を」
「薫ちゃんの彼氏!」
「待ってましたと言わんばかりだな」
「当たり前じゃん!」
クロスはコーヒーを一口飲む。
「そんなに知りたいか」
「知りたい!」
ティキが勢いよく机を叩く。
「よし!質問タイム!」
クロスは苦笑する。
「本当に待ってたんだな」
「待った待った!もうずっと気になってた!」
「……」
「まず!」
指を一本立てる。
「付き合ってどれくらい?」
「一ヶ月半」
「短っ!」
「最近だ」
「誰から告白したの?」
「聞かれてるぞ」
「………彼から?」
「なんで疑問形なの?!」
「雰囲気作ったのは私…?」
「なんでそこも疑問形なの?!」
「ほぼお前からだろ」
とクロス。
「薫ちゃんから?!」
「ああ」
「マジで!?」
クロスは楽しそうに頷く。
「押しが強かったぞ」
「意外すぎる……」
ティキはメモを取り始める。
「次!」
「メモ取るな」
「重要情報だから」
クロスは呆れながら答える。
「年齢」
「26」
「年上か」
「そうだ」
「イケメン?」
「かなり」
「くっ……」
「会社でも顔がいいと有名だ」
「俺も顔いいよ?」
「私の好みではありません」
ピシャリと薫が答える。
「辛辣」
「身長」
クロスが答えていく。
「180くらい」
「高い!」
「体格もいい」
「神様って不公平」
ティキは天井を仰ぐ。
「優しい?」
「ああ」
「面白い?」
「無口」
「え?」
「無口」
「薫ちゃん喋るタイプだよね?」
「あいつが一人で喋ってる」
「想像できる」
ティキが笑う。
「仕事は?」
「営業」
「仕事できる?」
「ああ」
「給料もいい?」
「悪くはない」
「料理できる?」
「できないらしい」
「家事は?」
「普通に生きれる程度」
「うわぁ……」
ティキは頭を抱えた。
「他に欠点ないの?」
クロスは少し考える。
「愛想はない」
「それだけ?」
「それだけだな」
「強すぎる……」
まだ終わらない。
「趣味は?」
「筋トレ」
「モテるじゃん」
「ああ」
「女寄ってくる?」
「寄ってくる」
「薫ちゃん心配しないの?」
「全く」
「なんで?」
「信用してる」
「それに私以上の女なんてそうそういなくないですか?」
強気の薫。
「逆は?」
「男は薫に寄ってくる。パーティでもすごい」
「だよね!」
「だがこいつも切るのがうまいから自分でどうにかしてる」
「独占欲ある?」
「かなり」
「おぉ……」
ティキはニヤニヤしてきた。
「じゃあさ」
「なんだ」
「薫ちゃんに俺が今日口説いてたって知ったら?」
クロスはコーヒーを飲んで一言。
「表情一つ変えずに、お前の隣に立つ」
「うん」
「『俺のなんで』」
「……」
「以上」
ティキは両手で顔を覆った。
「うわぁ、その一言強い」
「強いぞ」
「怒鳴ったりしない?」
「しない」
「殴らない?」
「しない」
「でも?」
「薫はその一言で真っ赤になる」
「なるほど……」
クロスは口角を上げる。
「だから面白い」
ティキは深いため息をついた。
「会ってみたいなぁ、その彼氏」
クロスはニヤリと笑う。
「安心しろ」
「うん?」
「今この会社にいる」
「え?」
「営業部で普通に仕事してる」
「えぇっ!?」
ティキは勢いよく立ち上がる。
「紹介して!」
「……」
「一目だけ!」
「嫌だ」
「なんでぇ!」
クロスは肩をすくめる。
「今紹介したら、お前は帰らず営業部まで押しかける」
ティキは数秒黙り込んでから、小さく手を挙げた。
「……否定できない」
「だから却下だ」
「バレてたかぁ……」
「社長…」
「なんだ」
「私と神田さんについて詳し過ぎません?」
「お前ら有名だからな」
そう言って声を上げて笑うクロスだった。
商談終了。
両社とも満足の内容で締結される。
ティキはペンを置くなり身を乗り出した。
「終わった!」
「終わったな」
「じゃあ教えて!」
「……何を」
「薫ちゃんの彼氏!」
「待ってましたと言わんばかりだな」
「当たり前じゃん!」
クロスはコーヒーを一口飲む。
「そんなに知りたいか」
「知りたい!」
ティキが勢いよく机を叩く。
「よし!質問タイム!」
クロスは苦笑する。
「本当に待ってたんだな」
「待った待った!もうずっと気になってた!」
「……」
「まず!」
指を一本立てる。
「付き合ってどれくらい?」
「一ヶ月半」
「短っ!」
「最近だ」
「誰から告白したの?」
「聞かれてるぞ」
「………彼から?」
「なんで疑問形なの?!」
「雰囲気作ったのは私…?」
「なんでそこも疑問形なの?!」
「ほぼお前からだろ」
とクロス。
「薫ちゃんから?!」
「ああ」
「マジで!?」
クロスは楽しそうに頷く。
「押しが強かったぞ」
「意外すぎる……」
ティキはメモを取り始める。
「次!」
「メモ取るな」
「重要情報だから」
クロスは呆れながら答える。
「年齢」
「26」
「年上か」
「そうだ」
「イケメン?」
「かなり」
「くっ……」
「会社でも顔がいいと有名だ」
「俺も顔いいよ?」
「私の好みではありません」
ピシャリと薫が答える。
「辛辣」
「身長」
クロスが答えていく。
「180くらい」
「高い!」
「体格もいい」
「神様って不公平」
ティキは天井を仰ぐ。
「優しい?」
「ああ」
「面白い?」
「無口」
「え?」
「無口」
「薫ちゃん喋るタイプだよね?」
「あいつが一人で喋ってる」
「想像できる」
ティキが笑う。
「仕事は?」
「営業」
「仕事できる?」
「ああ」
「給料もいい?」
「悪くはない」
「料理できる?」
「できないらしい」
「家事は?」
「普通に生きれる程度」
「うわぁ……」
ティキは頭を抱えた。
「他に欠点ないの?」
クロスは少し考える。
「愛想はない」
「それだけ?」
「それだけだな」
「強すぎる……」
まだ終わらない。
「趣味は?」
「筋トレ」
「モテるじゃん」
「ああ」
「女寄ってくる?」
「寄ってくる」
「薫ちゃん心配しないの?」
「全く」
「なんで?」
「信用してる」
「それに私以上の女なんてそうそういなくないですか?」
強気の薫。
「逆は?」
「男は薫に寄ってくる。パーティでもすごい」
「だよね!」
「だがこいつも切るのがうまいから自分でどうにかしてる」
「独占欲ある?」
「かなり」
「おぉ……」
ティキはニヤニヤしてきた。
「じゃあさ」
「なんだ」
「薫ちゃんに俺が今日口説いてたって知ったら?」
クロスはコーヒーを飲んで一言。
「表情一つ変えずに、お前の隣に立つ」
「うん」
「『俺のなんで』」
「……」
「以上」
ティキは両手で顔を覆った。
「うわぁ、その一言強い」
「強いぞ」
「怒鳴ったりしない?」
「しない」
「殴らない?」
「しない」
「でも?」
「薫はその一言で真っ赤になる」
「なるほど……」
クロスは口角を上げる。
「だから面白い」
ティキは深いため息をついた。
「会ってみたいなぁ、その彼氏」
クロスはニヤリと笑う。
「安心しろ」
「うん?」
「今この会社にいる」
「え?」
「営業部で普通に仕事してる」
「えぇっ!?」
ティキは勢いよく立ち上がる。
「紹介して!」
「……」
「一目だけ!」
「嫌だ」
「なんでぇ!」
クロスは肩をすくめる。
「今紹介したら、お前は帰らず営業部まで押しかける」
ティキは数秒黙り込んでから、小さく手を挙げた。
「……否定できない」
「だから却下だ」
「バレてたかぁ……」
「社長…」
「なんだ」
「私と神田さんについて詳し過ぎません?」
「お前ら有名だからな」
そう言って声を上げて笑うクロスだった。