《第17話》オンセン。
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仕事終わり。
薫はいつものジムへ。
神田は残業だったが、薫のヨガレッスンがある日だったため、一人でジムへ来た。
「こんばんはー!」
「お、薫ちゃん!」
受付で声を掛けられる。
「郵便届いてたよ」
「私に?」
封筒を受け取る。
「……なんだろ」
開けてみる。
一枚の案内状。
しばらく読み進めると。
「…………え」
固まる。
「え」
もう一度読む。
「ええぇぇぇぇぇ!?」
ジム中に声が響いた。
ベンチプレスをしていたマッチョたちが一斉に振り返る。
「どうした!?」
「何かあった!?」
薫は封筒をぶんぶん振る。
「当たったーーー!!」
「何が!?」
「東北温泉旅行ペアチケット!!」
「おぉーーーー!!」
ジム中から拍手が起こる。
「すげぇ!」
「やったじゃん!」
「いいなぁ!」
薫は飛び跳ねる。
「そうだ!」
急に思い出したように笑う。
「ジムの友達紹介キャンペーン!」
受付スタッフも笑う。
「そうそう。」
「紹介した人も、された人も応募になってたやつ」
薫は目を丸くした。
「応募してたの忘れてた!」
周りのマッチョたちも笑う。
「薫ちゃんらしいな!」
「忘れてたんかい!」
薫は嬉しそうに封筒を抱きしめた。
「ユウがジム入ってくれたからだよー!」
「神田さんのおかげじゃん!」
「紹介してもらって良かったな!」
「ありがとうユウ!」
本人はいないのに感謝する薫。
みんなが笑う。
「早く報告しろ!」
「電話電話!」
薫はスマホを取り出した。
プルル……
『どうした』
神田だ。
「ユウ!」
『なんだ』
「当たった!」
『何が』
「東北温泉旅行ペアチケット!」
一瞬沈黙。
『……本当か』
「本当!」
『すごいな』
薫はもうテンションが止まらない。
「有給取らなきゃね!」
『そうだな』
「いつ行く?」
『いつでもいい』
「もう行きたい!」
ジムのみんなが笑う。
「今すぐ行きそう!」
「着替え持ってないぞ!」
薫は笑いながら言う。
「来週!」
『来週?』
「どう!?」
『急だな』
「予約取れたら来週!」
『……いい』
「ほんと!?」
『有給申請する』
薫はガッツポーズ。
「やったーー!!」
周りのマッチョたちも一緒に拳を上げる。
「よっしゃー!」
「温泉デートだー!」
「お土産よろしく!」
薫は笑いながら何度も頷く。
「もちろん!」
電話の向こうで神田が静かに言う。
『今日は帰ったら旅行の計画だな』
「うん!」
『楽しみにしてる』
その一言だけで、薫の笑顔はさらに大きくなった。
電話を切ると、マッチョ仲間たちがニヤニヤしている。
「神田さん、嬉しそうだった?」
「うん!」
「『楽しみにしてる』って!」
「おぉ~!」
「珍しい!」
「普段クールなのに!」
薫は照れながら笑う。
「だから私も楽しみ!」
ジム中が、まるで自分たちのことのように二人の旅行当選を喜んでいた。
その日、薫のヨガレッスンはいつもより声色が明るかったそうだ。
薫はいつものジムへ。
神田は残業だったが、薫のヨガレッスンがある日だったため、一人でジムへ来た。
「こんばんはー!」
「お、薫ちゃん!」
受付で声を掛けられる。
「郵便届いてたよ」
「私に?」
封筒を受け取る。
「……なんだろ」
開けてみる。
一枚の案内状。
しばらく読み進めると。
「…………え」
固まる。
「え」
もう一度読む。
「ええぇぇぇぇぇ!?」
ジム中に声が響いた。
ベンチプレスをしていたマッチョたちが一斉に振り返る。
「どうした!?」
「何かあった!?」
薫は封筒をぶんぶん振る。
「当たったーーー!!」
「何が!?」
「東北温泉旅行ペアチケット!!」
「おぉーーーー!!」
ジム中から拍手が起こる。
「すげぇ!」
「やったじゃん!」
「いいなぁ!」
薫は飛び跳ねる。
「そうだ!」
急に思い出したように笑う。
「ジムの友達紹介キャンペーン!」
受付スタッフも笑う。
「そうそう。」
「紹介した人も、された人も応募になってたやつ」
薫は目を丸くした。
「応募してたの忘れてた!」
周りのマッチョたちも笑う。
「薫ちゃんらしいな!」
「忘れてたんかい!」
薫は嬉しそうに封筒を抱きしめた。
「ユウがジム入ってくれたからだよー!」
「神田さんのおかげじゃん!」
「紹介してもらって良かったな!」
「ありがとうユウ!」
本人はいないのに感謝する薫。
みんなが笑う。
「早く報告しろ!」
「電話電話!」
薫はスマホを取り出した。
プルル……
『どうした』
神田だ。
「ユウ!」
『なんだ』
「当たった!」
『何が』
「東北温泉旅行ペアチケット!」
一瞬沈黙。
『……本当か』
「本当!」
『すごいな』
薫はもうテンションが止まらない。
「有給取らなきゃね!」
『そうだな』
「いつ行く?」
『いつでもいい』
「もう行きたい!」
ジムのみんなが笑う。
「今すぐ行きそう!」
「着替え持ってないぞ!」
薫は笑いながら言う。
「来週!」
『来週?』
「どう!?」
『急だな』
「予約取れたら来週!」
『……いい』
「ほんと!?」
『有給申請する』
薫はガッツポーズ。
「やったーー!!」
周りのマッチョたちも一緒に拳を上げる。
「よっしゃー!」
「温泉デートだー!」
「お土産よろしく!」
薫は笑いながら何度も頷く。
「もちろん!」
電話の向こうで神田が静かに言う。
『今日は帰ったら旅行の計画だな』
「うん!」
『楽しみにしてる』
その一言だけで、薫の笑顔はさらに大きくなった。
電話を切ると、マッチョ仲間たちがニヤニヤしている。
「神田さん、嬉しそうだった?」
「うん!」
「『楽しみにしてる』って!」
「おぉ~!」
「珍しい!」
「普段クールなのに!」
薫は照れながら笑う。
「だから私も楽しみ!」
ジム中が、まるで自分たちのことのように二人の旅行当選を喜んでいた。
その日、薫のヨガレッスンはいつもより声色が明るかったそうだ。