《第10話》トレーニング。
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トレーニングの終わり。
マシンの音が少しづつ減って落ち着いた空気になる。
薫は軽く汗を拭きながらマットの上に座る。
「ふぅ…いい感じ」
そう言うとストレッチをしていく。
ストレッチをしているだけなのになぜか目を引く。
「お姉さん体柔らかいね」
隣にいた年配の女性に話しかけられる。
「ヨガやってるからかもです」
にこやかに返す。
「ヨガ?スタジオのレッスンにはないよね?」
「あー違います。私個人的に。RYT200持ってるので」
「え、じゃあインストラクターさん?」
「どこでも教えてないですけどね」
突然の薫の資格持ちが発覚。
しかも国際資格。
マッチョたちがザワつく。
「だから薫ちゃん体の使い方上手いし、飲み込みも早いんだ」
妙に納得させられる。
それを黙って見ている神田。
「帰るぞ」
「待って待ってー」
と追いかけて着替えに行く。
帰りの車内ーーーーーーー
「お前、ヨガの資格なんて持ってたんだな」
「うん!去年ちょっと頑張って取ったんだ」
「教えないのか?」
「趣味の延長みたいなものだからね」
そう言って笑う。
「あ、着替え持ってきたから今日もユウの家泊まってもいい?」
「ああ」
「晩御飯は棒々鶏かな。せっかくトレーニングしたしタンパク質とろ」
「わかった」
「ということで買い物してから帰りますよー」
ふたりはスーパーに寄って買い物をしてから帰路についた。
「お料理作ってるからユウ先にシャワー浴びてきなよ」
「いいのか?」
「そっちの方が効率いいでしょ」
薫は手際よく鶏肉の処理をしながら言う。
神田も促されてシャワーへ。
当たり前のように神田の家のキッチンで料理をしている。
「ゴマどれ買い忘れたから作るか……………ノー!!!!すり鉢ないっ!!!!」
一人大騒ぎの薫。
ゴマをすり潰せないならと、そのままドレッシングにしてしまう。
「ユウ気にするかな?」
まだまだ食の好みがわからないため、彼の反応も少し気になる。
そうこうしていると神田がシャワーから出てくる。
「できたよー!」
テーブルに並べていく。
棒々鶏とご飯とお味噌汁。副菜にチンゲン菜を茹でただけのもの。
彩り豊か。
「…美味そうだな」
「薫ちゃん特製棒々鶏です!賛否両論受け付けません」
そう言って笑う。
「いただきます」
手を合わせて食べていく。
「…!」
(あ…今…)
「美味いな」
「でしょ!?」
一気にテンションが上がる。
黙々と食べていく。
その姿をじっと見つめる薫。
(なんか…こういうのいいな)
「冷めるぞ」
視線に気付いた神田が声をかける。
「そういえば、次はすり鉢欲しい」
「買え」
「買います」
他愛もない会話をしながら食事を楽しんだ。
「皿は洗っておくから、シャワー浴びてこい」
「いいの?」
「ああ」
「じゃあお願いね」
そう言ってシャワーを浴びに行く。
泊まったのはまだ4回目。
だけどもここの生活に慣れようとしている自分がいる。
当たり前のようにシャワーを浴びて、当たり前のようにお揃いのパジャマに袖を通す。
「上がったよー」
神田は皿を拭きながらそんな薫を横目に見る。
「食洗機も買うか?」
「私洗うよ?」
「あると便利だろ」
「それはそうだけど…」
「朝もその方が楽だ」
サラッとまた大きな買い物をしようと言い出す。
「効率が良くなる」
「ふふふ」
「なんだ」
「似てるね。私たち。効率重視だ」
「大事だろ」
「そうだね」
お風呂の時間の効率を話した薫と、家事の効率を話す神田。
価値観が似ているのかもしれないと思う。
「また週末買い物行こうね」
「ああ」
短く返事をすると、どちらからともなく寝室へと向かった。
マシンの音が少しづつ減って落ち着いた空気になる。
薫は軽く汗を拭きながらマットの上に座る。
「ふぅ…いい感じ」
そう言うとストレッチをしていく。
ストレッチをしているだけなのになぜか目を引く。
「お姉さん体柔らかいね」
隣にいた年配の女性に話しかけられる。
「ヨガやってるからかもです」
にこやかに返す。
「ヨガ?スタジオのレッスンにはないよね?」
「あー違います。私個人的に。RYT200持ってるので」
「え、じゃあインストラクターさん?」
「どこでも教えてないですけどね」
突然の薫の資格持ちが発覚。
しかも国際資格。
マッチョたちがザワつく。
「だから薫ちゃん体の使い方上手いし、飲み込みも早いんだ」
妙に納得させられる。
それを黙って見ている神田。
「帰るぞ」
「待って待ってー」
と追いかけて着替えに行く。
帰りの車内ーーーーーーー
「お前、ヨガの資格なんて持ってたんだな」
「うん!去年ちょっと頑張って取ったんだ」
「教えないのか?」
「趣味の延長みたいなものだからね」
そう言って笑う。
「あ、着替え持ってきたから今日もユウの家泊まってもいい?」
「ああ」
「晩御飯は棒々鶏かな。せっかくトレーニングしたしタンパク質とろ」
「わかった」
「ということで買い物してから帰りますよー」
ふたりはスーパーに寄って買い物をしてから帰路についた。
「お料理作ってるからユウ先にシャワー浴びてきなよ」
「いいのか?」
「そっちの方が効率いいでしょ」
薫は手際よく鶏肉の処理をしながら言う。
神田も促されてシャワーへ。
当たり前のように神田の家のキッチンで料理をしている。
「ゴマどれ買い忘れたから作るか……………ノー!!!!すり鉢ないっ!!!!」
一人大騒ぎの薫。
ゴマをすり潰せないならと、そのままドレッシングにしてしまう。
「ユウ気にするかな?」
まだまだ食の好みがわからないため、彼の反応も少し気になる。
そうこうしていると神田がシャワーから出てくる。
「できたよー!」
テーブルに並べていく。
棒々鶏とご飯とお味噌汁。副菜にチンゲン菜を茹でただけのもの。
彩り豊か。
「…美味そうだな」
「薫ちゃん特製棒々鶏です!賛否両論受け付けません」
そう言って笑う。
「いただきます」
手を合わせて食べていく。
「…!」
(あ…今…)
「美味いな」
「でしょ!?」
一気にテンションが上がる。
黙々と食べていく。
その姿をじっと見つめる薫。
(なんか…こういうのいいな)
「冷めるぞ」
視線に気付いた神田が声をかける。
「そういえば、次はすり鉢欲しい」
「買え」
「買います」
他愛もない会話をしながら食事を楽しんだ。
「皿は洗っておくから、シャワー浴びてこい」
「いいの?」
「ああ」
「じゃあお願いね」
そう言ってシャワーを浴びに行く。
泊まったのはまだ4回目。
だけどもここの生活に慣れようとしている自分がいる。
当たり前のようにシャワーを浴びて、当たり前のようにお揃いのパジャマに袖を通す。
「上がったよー」
神田は皿を拭きながらそんな薫を横目に見る。
「食洗機も買うか?」
「私洗うよ?」
「あると便利だろ」
「それはそうだけど…」
「朝もその方が楽だ」
サラッとまた大きな買い物をしようと言い出す。
「効率が良くなる」
「ふふふ」
「なんだ」
「似てるね。私たち。効率重視だ」
「大事だろ」
「そうだね」
お風呂の時間の効率を話した薫と、家事の効率を話す神田。
価値観が似ているのかもしれないと思う。
「また週末買い物行こうね」
「ああ」
短く返事をすると、どちらからともなく寝室へと向かった。