《第9話》オソロイ。
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今日は土曜日。やっと休みだ。
今週はやけに疲れた。
週半ばにパーティがあり、次の日は神田の家に泊まり。
「疲れたなあ」
目覚ましを付けていなかったが、こんな日はなぜか早く目が覚めてしまう。
ぼんやりスマホを見るとメッセージが1件。
誰だろう、とメッセージを見ると相手は神田。
「通知2時間前じゃん!」
そこには「買い物行くぞ」とだけ。
急いで電話をかける。
「今起きました」
「だろうな」
「買い物ってなんの…」
「お前の。必要なもの買いに行くぞ。」
「私の????」
「今から迎えに行く」
そのまま電話は切られた。
お出かけ……デートだ!と気付くと浮き足立つ。
甘い雰囲気を楽しみたいから、甘ロリにしよう!と服を出す。
白×ピンクのロリータ服に手をかけて、一度止まる。
彼は私のこの装いをどう思っているのだろうか。
1度しか見せたことがないが、コテコテのロリータの自分を受け入れてくれるのか。
「試すか」
甘ロリに合わせて化粧を施し、ロリータ服を着ていくと、最後にヘッドドレスを装着する。
「やーん!今日も可愛い!」
鏡の前で自分に見惚れる。
そうこうしてるとスマホに通知音。
「着いた」のメッセージ。
エナメルのロリータシューズを履くと家を出る。
マンションの前に黒の車が横付けされている。
「お待たせしました!」
ガチャッとドアを開け、当たり前のように助手席に乗り込む。
「今日はひらひらなんだな」
「可愛いでしょ?めちゃくちゃ似合ってると思いません?」
当たり前のように言っているが、ここで認められないと今後のロリータ生活に支障が出てしまう。
「いいんじゃねーか」
目も合わせずに言われる。
「ちゃんと見ました?」
否定されなかったのが嬉しい。
ニコニコご機嫌顔でドライブを楽しむ。
「ところで私の必要なものって…」
「一緒に住むだろ。何がいる?」
「一緒に住むのはやっぱり確定事項なんですね」
数日置いたら忘れるものだと思っていた。
付き合って1ヶ月も経っていないのにも関わらず本当に一緒に住むことになるとは。
同棲ということになる。
「嫌か?」
「むしろいいんですか?」
「構わねーよ。部屋空いてるし」
当たり前のように言われる。
他人のスペースに立ち入り、一緒に過ごすとはどんなものか全く想像ができない。
「私、荷物いっぱいですよ?」
「2部屋ある」
「ベッドどうしましょう」
「うちのベッドの寝心地はどうだった?」
「?良かったです」
「ならお前ん家のは捨ててこい」
こんな感じにいる物、いらない物がその場で結論を下されていく。
「でかいものは全部売れ。必要なら買ってやる」
「いやいや、ユウの部屋のもの全然把握してないから何あるかわかんない」
「なら今日も泊まれ」
「なんでそうなるんですか」
「明日も休みだろ」
「それはそうですけど…」
「何か予定あんのか?」
「寝る予定が」
「俺ン家で寝ろ」
いつになく会話をしている。
とりあえず雑貨屋に向かうことになった。
「う…わあ!」
思わず目を煌めかせてしまうほどの店内。
「かっわいいです!なんですかここ!」
大喜びの薫。
雑貨屋に向かうと言われて連れてこられたのはアンティークな雑貨屋。
前に一緒に行った店とはまた違い、生活雑貨が揃っている。
「食器。選べよ」
「いいんですか?!」
「皿、なんもねーから」
それは、神田なりの何も無いから好きなものを選べということ。
「ユウ!コーヒーカップ!これとかどうです?」
可愛い花柄の白いカップを見つけた。
「俺はこっちがいい」
黒いカップを持つ神田。
お互い見せ合いながら、お互いのものは否定しない。
「いらっしゃいませ、マグカップをお探しでしたか?」
「あ、食器を一通り欲しくて」
「でしたらこちらのイギリスのプレートが…」
薫が店員に捕まった。
食器の説明をされているのか、それが楽しいのだろう、薫は笑顔で返している。
「わ、それ可愛いですね」
「大きさ違いの3枚セットになってるんです」
「ユウ!」
「好きにしろ」
料理好きの薫にとって新しい皿はわくわくするものだ。
「お連れ様、あまりこういうの興味ない感じです?」
店員が薫に問いかける。
「たぶんちゃんと見てます。言わないだけで」
そう、神田の目は薫が持っている食器を捉えていた。
彼女がいいなら構わない、派手すぎなければ、とだけ思っている。
「この子たちにします!」
そう言って何枚かの皿やプレート、お揃いのマグカップを購入した。
当たり前のように神田が支払いをし、荷物を持ってくれる。
その様子を見た店員は
「おふたり、すごくお似合いですね」
と、笑って見送った。
今週はやけに疲れた。
週半ばにパーティがあり、次の日は神田の家に泊まり。
「疲れたなあ」
目覚ましを付けていなかったが、こんな日はなぜか早く目が覚めてしまう。
ぼんやりスマホを見るとメッセージが1件。
誰だろう、とメッセージを見ると相手は神田。
「通知2時間前じゃん!」
そこには「買い物行くぞ」とだけ。
急いで電話をかける。
「今起きました」
「だろうな」
「買い物ってなんの…」
「お前の。必要なもの買いに行くぞ。」
「私の????」
「今から迎えに行く」
そのまま電話は切られた。
お出かけ……デートだ!と気付くと浮き足立つ。
甘い雰囲気を楽しみたいから、甘ロリにしよう!と服を出す。
白×ピンクのロリータ服に手をかけて、一度止まる。
彼は私のこの装いをどう思っているのだろうか。
1度しか見せたことがないが、コテコテのロリータの自分を受け入れてくれるのか。
「試すか」
甘ロリに合わせて化粧を施し、ロリータ服を着ていくと、最後にヘッドドレスを装着する。
「やーん!今日も可愛い!」
鏡の前で自分に見惚れる。
そうこうしてるとスマホに通知音。
「着いた」のメッセージ。
エナメルのロリータシューズを履くと家を出る。
マンションの前に黒の車が横付けされている。
「お待たせしました!」
ガチャッとドアを開け、当たり前のように助手席に乗り込む。
「今日はひらひらなんだな」
「可愛いでしょ?めちゃくちゃ似合ってると思いません?」
当たり前のように言っているが、ここで認められないと今後のロリータ生活に支障が出てしまう。
「いいんじゃねーか」
目も合わせずに言われる。
「ちゃんと見ました?」
否定されなかったのが嬉しい。
ニコニコご機嫌顔でドライブを楽しむ。
「ところで私の必要なものって…」
「一緒に住むだろ。何がいる?」
「一緒に住むのはやっぱり確定事項なんですね」
数日置いたら忘れるものだと思っていた。
付き合って1ヶ月も経っていないのにも関わらず本当に一緒に住むことになるとは。
同棲ということになる。
「嫌か?」
「むしろいいんですか?」
「構わねーよ。部屋空いてるし」
当たり前のように言われる。
他人のスペースに立ち入り、一緒に過ごすとはどんなものか全く想像ができない。
「私、荷物いっぱいですよ?」
「2部屋ある」
「ベッドどうしましょう」
「うちのベッドの寝心地はどうだった?」
「?良かったです」
「ならお前ん家のは捨ててこい」
こんな感じにいる物、いらない物がその場で結論を下されていく。
「でかいものは全部売れ。必要なら買ってやる」
「いやいや、ユウの部屋のもの全然把握してないから何あるかわかんない」
「なら今日も泊まれ」
「なんでそうなるんですか」
「明日も休みだろ」
「それはそうですけど…」
「何か予定あんのか?」
「寝る予定が」
「俺ン家で寝ろ」
いつになく会話をしている。
とりあえず雑貨屋に向かうことになった。
「う…わあ!」
思わず目を煌めかせてしまうほどの店内。
「かっわいいです!なんですかここ!」
大喜びの薫。
雑貨屋に向かうと言われて連れてこられたのはアンティークな雑貨屋。
前に一緒に行った店とはまた違い、生活雑貨が揃っている。
「食器。選べよ」
「いいんですか?!」
「皿、なんもねーから」
それは、神田なりの何も無いから好きなものを選べということ。
「ユウ!コーヒーカップ!これとかどうです?」
可愛い花柄の白いカップを見つけた。
「俺はこっちがいい」
黒いカップを持つ神田。
お互い見せ合いながら、お互いのものは否定しない。
「いらっしゃいませ、マグカップをお探しでしたか?」
「あ、食器を一通り欲しくて」
「でしたらこちらのイギリスのプレートが…」
薫が店員に捕まった。
食器の説明をされているのか、それが楽しいのだろう、薫は笑顔で返している。
「わ、それ可愛いですね」
「大きさ違いの3枚セットになってるんです」
「ユウ!」
「好きにしろ」
料理好きの薫にとって新しい皿はわくわくするものだ。
「お連れ様、あまりこういうの興味ない感じです?」
店員が薫に問いかける。
「たぶんちゃんと見てます。言わないだけで」
そう、神田の目は薫が持っている食器を捉えていた。
彼女がいいなら構わない、派手すぎなければ、とだけ思っている。
「この子たちにします!」
そう言って何枚かの皿やプレート、お揃いのマグカップを購入した。
当たり前のように神田が支払いをし、荷物を持ってくれる。
その様子を見た店員は
「おふたり、すごくお似合いですね」
と、笑って見送った。