《第7話》パーティ。
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「社長…飲み過ぎです」
ソファー席に陣取り、声をかけた女社長たちにも囲まれているクロス社長。
「薫、見れば見るほどいい女だな」
「そんなに見なくてもいい女ですよ」
何杯目なのか、グラスを交換する。
安酒は飲まない人だから、おそらくいい酒なのだろう。機嫌良く飲んでいる。
「おい、アレン」
「なんですか社長」
嫌そうな顔をして通りがかったアレンが捕まる。
「美女たちに一芸見せてやれ」
「はぁ…トランプでいいですか?」
諦めたようにトランプを持ち出し、軽いマジックを披露する。
マダムたちには好評で、可愛い子が来たと可愛がられている。
「アレンくんすごいね」
「社長にいつもやらされてるんで」
しっちゃかめっちゃかの状態で疲れているアレン。
ハハハと笑いながらそれを見ているだけの社長。
「社長、化粧直しに行ってきますね」
「リップ崩してやろうか?」
ペロリと舌をなめずりなら言う。
「ここに、ちゃんといてくださいね」
目を離すとすぐにいなくなるため不安しかない。
カッカッカッとヒールを鳴らしてホールを出れば、それを追いかけてきた輩に捕まる。
「お姉さんどこの会社の人?うちと取引しようよ」
「随分酔われてますよ。休まれては?」
スっとあしらう。
「下手に出てりゃあ…」
薫の腕を掴もうとしたその男の腕は、別の人間によって掴まれる。
「イタタタタ…」
「今何しようとしてたんだ?」
「神田さん!」
まさか会えると思っていなかったため、嬉しさで笑顔になる。
「知り合いか?」
「さっき声かけられただけです」
「痛てーよ。離せ」
痛がる人物など露知らず、当たり前のように会話をしている2人。
「お前、〇〇会社の人間だよな。契約打ち合わせやっぱナシで」
「ハァ?お前になんの権限があってそんなこと言ってんだ」
「うちの社長も賛成するはずだ」
「我社の社長には今の行い、しーっかり伝えておきますね」
美人の怒った笑顔は怖い。
それが2人分。
絡んできた男は即座に逃げ出していた。
「随分な格好をしているな」
「社長に着飾られまして」
「それも秘書の仕事なのか?」
「モノによりますね。私もたまに今日みたいに駆り出されますし」
廊下の太い柱に隠れるように会話をする。
薫は着るものの影響をよく受ける。
その服の雰囲気を纏うのが上手く、今はとても強気な女性だ。
「…飲んでんのか?」
「あの社長の隣にいるのでそれなりに」
「食われんなよ」
「そんなこと絶対にないです」
「あぁ、お前は食われんじゃなくて、食う方だったな」
クックッと喉を鳴らして笑う。
「なっ…そんなこと…」
ありました。ありましたので何も言い返せません。
「ダメになったらいつでも呼べ」
そう言って薫を引き寄せて軽く抱きしめる。
「はい」
薫も神田の胸の中で嬉しそうに笑った。
「社長、ちゃんといてえらいです」
「真っ赤なリップが似合うな」
「ありがとうございます」
席に戻るとアレンがダウンしていた。
薫がいない間に散々飲まされたそう。
女社長たちが介抱してやっている。
「あれ、いいんですか?」
「マダムたちも嬉しそうだろ」
普段弟子のようにかわいがられて(?)育てられて(酷使)いるアレンが、社長のことを嫌いな理由がわかった気がした。
「薫が酔い潰れたら俺が介抱してやるよ」
「私、そんな簡単に酔いませんからね」
笑顔で啖呵を切った。
ソファー席に陣取り、声をかけた女社長たちにも囲まれているクロス社長。
「薫、見れば見るほどいい女だな」
「そんなに見なくてもいい女ですよ」
何杯目なのか、グラスを交換する。
安酒は飲まない人だから、おそらくいい酒なのだろう。機嫌良く飲んでいる。
「おい、アレン」
「なんですか社長」
嫌そうな顔をして通りがかったアレンが捕まる。
「美女たちに一芸見せてやれ」
「はぁ…トランプでいいですか?」
諦めたようにトランプを持ち出し、軽いマジックを披露する。
マダムたちには好評で、可愛い子が来たと可愛がられている。
「アレンくんすごいね」
「社長にいつもやらされてるんで」
しっちゃかめっちゃかの状態で疲れているアレン。
ハハハと笑いながらそれを見ているだけの社長。
「社長、化粧直しに行ってきますね」
「リップ崩してやろうか?」
ペロリと舌をなめずりなら言う。
「ここに、ちゃんといてくださいね」
目を離すとすぐにいなくなるため不安しかない。
カッカッカッとヒールを鳴らしてホールを出れば、それを追いかけてきた輩に捕まる。
「お姉さんどこの会社の人?うちと取引しようよ」
「随分酔われてますよ。休まれては?」
スっとあしらう。
「下手に出てりゃあ…」
薫の腕を掴もうとしたその男の腕は、別の人間によって掴まれる。
「イタタタタ…」
「今何しようとしてたんだ?」
「神田さん!」
まさか会えると思っていなかったため、嬉しさで笑顔になる。
「知り合いか?」
「さっき声かけられただけです」
「痛てーよ。離せ」
痛がる人物など露知らず、当たり前のように会話をしている2人。
「お前、〇〇会社の人間だよな。契約打ち合わせやっぱナシで」
「ハァ?お前になんの権限があってそんなこと言ってんだ」
「うちの社長も賛成するはずだ」
「我社の社長には今の行い、しーっかり伝えておきますね」
美人の怒った笑顔は怖い。
それが2人分。
絡んできた男は即座に逃げ出していた。
「随分な格好をしているな」
「社長に着飾られまして」
「それも秘書の仕事なのか?」
「モノによりますね。私もたまに今日みたいに駆り出されますし」
廊下の太い柱に隠れるように会話をする。
薫は着るものの影響をよく受ける。
その服の雰囲気を纏うのが上手く、今はとても強気な女性だ。
「…飲んでんのか?」
「あの社長の隣にいるのでそれなりに」
「食われんなよ」
「そんなこと絶対にないです」
「あぁ、お前は食われんじゃなくて、食う方だったな」
クックッと喉を鳴らして笑う。
「なっ…そんなこと…」
ありました。ありましたので何も言い返せません。
「ダメになったらいつでも呼べ」
そう言って薫を引き寄せて軽く抱きしめる。
「はい」
薫も神田の胸の中で嬉しそうに笑った。
「社長、ちゃんといてえらいです」
「真っ赤なリップが似合うな」
「ありがとうございます」
席に戻るとアレンがダウンしていた。
薫がいない間に散々飲まされたそう。
女社長たちが介抱してやっている。
「あれ、いいんですか?」
「マダムたちも嬉しそうだろ」
普段弟子のようにかわいがられて(?)育てられて(酷使)いるアレンが、社長のことを嫌いな理由がわかった気がした。
「薫が酔い潰れたら俺が介抱してやるよ」
「私、そんな簡単に酔いませんからね」
笑顔で啖呵を切った。