《第7話》パーティ。
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ザワっ一一一一一一一
クロス社長と薫が会場に入ると明らかなざわつきがあった。
それもそのはず。
きちんとスーツを着ている、イケおじの黒須社長。
その隣にはこれでもかと言わんばかりの美貌を見せつける薫。
2人は身長も高いため、さらに目立っていた。
会場にいる者、見惚れている者が多い。
「社長、まずは協会の会長にご挨拶を」
「いいな」
「え?」
「優越感がある」
「はい?」
「薫を連れてきて良かった」
ニヤリと笑う。
「と…とにかくまずはご挨拶に伺いましょう?」
「はいはい。めんどくせぇな」
亜細亜協会の会長は中国人でバク・チャンといったか…
頭の中の参加者名簿を即座に動かし、顔を思い出す。
「あ、あちらにいらっしゃいますね」
センターテーブルの近くにいたバクを見つける。
「株式会社黒須のクロス社長と、秘書の中田がご挨拶申し上げます」
「秘書?!」
薫がニコリと笑うと顔を真っ赤にするバク。
「リナリーじゃなくてごめんなさいね」
申し訳なさそうに伝える。話を聞くに、この会長は秘書課のリナリーに気があるようで、リナリーがいる場だと大口の契約が取りやすいとのことだった。
「そちらの会社は美人ばかり集めているのか?」
「美しいものはいいだろ。薫の美貌を見れば明らかだろう」
ハハハと笑う社長。
挨拶をしているとまた会場にざわつきがあった。
入口に顔を向けると見知った顔が3人。
「うちのがまた来たようだな」
グイッと薫の腰を引き寄せ、体を密着させる。
「社長、近いです」
「いいじゃねえか」
そう言いながら近くの給仕からシャンパングラスをもらう。
「ほら、楽しめよ」
薫にも1杯渡す。
「いただきますね」
社長よりも低い位置で乾杯をし、グラスに口をつける。
「…にしてもうちの社長は目立つさね。隣にいんのモデルかなんかさね?」
「またあの人たらし込んだんでしょ」
先程の会場のざわつきを作った3人組は、神田、アレン、ラビだ。
パーティがあるから顔を出せと、急遽上から連絡があって参加した。
その連絡をしたのはもちろん黒須社長だ。
顔がいいし華になるだろうという予想と、営業とってこいよという圧と。
「一応社長に挨拶行くさ?」
「チッ…めんどくせぇ」
仕事ならば、と社長の近くに行って驚いた。
「…薫?」
「あ、神田さん」
ニコリと笑う顔は、今宵の格好も相まってとてもゴージャス。
「爆美女薫だったんさ?」
「社長、薫に何させてるんですか」
「いいだろ、社長特権だ」
そう言ってまた腰を抱く。
「やめてくださいってば」
慣れたように社長を引き離す薫。
「俺の女は美しいだろ」
"俺の?"とピクリと反応する神田。
それを見逃さなかった薫。
「社長の女になった覚えはありません」
「これからなるだろ」
「なりませんったら」
どこか親しげなそのやり取りを黙って聞いているだけの3人。
「ほらお前ら、名刺配って仕事してこい。俺らは楽しんでるから」
「がんばってくださいね」
笑顔で送り出す。
渋々仕事モードに入る3人。
ただ一人、社長と薫の距離感に嫉妬する神田は愛想がめちゃくちゃ悪かった。
その尻拭いをラビがしながら回っていたそうな。
クロス社長と薫が会場に入ると明らかなざわつきがあった。
それもそのはず。
きちんとスーツを着ている、イケおじの黒須社長。
その隣にはこれでもかと言わんばかりの美貌を見せつける薫。
2人は身長も高いため、さらに目立っていた。
会場にいる者、見惚れている者が多い。
「社長、まずは協会の会長にご挨拶を」
「いいな」
「え?」
「優越感がある」
「はい?」
「薫を連れてきて良かった」
ニヤリと笑う。
「と…とにかくまずはご挨拶に伺いましょう?」
「はいはい。めんどくせぇな」
亜細亜協会の会長は中国人でバク・チャンといったか…
頭の中の参加者名簿を即座に動かし、顔を思い出す。
「あ、あちらにいらっしゃいますね」
センターテーブルの近くにいたバクを見つける。
「株式会社黒須のクロス社長と、秘書の中田がご挨拶申し上げます」
「秘書?!」
薫がニコリと笑うと顔を真っ赤にするバク。
「リナリーじゃなくてごめんなさいね」
申し訳なさそうに伝える。話を聞くに、この会長は秘書課のリナリーに気があるようで、リナリーがいる場だと大口の契約が取りやすいとのことだった。
「そちらの会社は美人ばかり集めているのか?」
「美しいものはいいだろ。薫の美貌を見れば明らかだろう」
ハハハと笑う社長。
挨拶をしているとまた会場にざわつきがあった。
入口に顔を向けると見知った顔が3人。
「うちのがまた来たようだな」
グイッと薫の腰を引き寄せ、体を密着させる。
「社長、近いです」
「いいじゃねえか」
そう言いながら近くの給仕からシャンパングラスをもらう。
「ほら、楽しめよ」
薫にも1杯渡す。
「いただきますね」
社長よりも低い位置で乾杯をし、グラスに口をつける。
「…にしてもうちの社長は目立つさね。隣にいんのモデルかなんかさね?」
「またあの人たらし込んだんでしょ」
先程の会場のざわつきを作った3人組は、神田、アレン、ラビだ。
パーティがあるから顔を出せと、急遽上から連絡があって参加した。
その連絡をしたのはもちろん黒須社長だ。
顔がいいし華になるだろうという予想と、営業とってこいよという圧と。
「一応社長に挨拶行くさ?」
「チッ…めんどくせぇ」
仕事ならば、と社長の近くに行って驚いた。
「…薫?」
「あ、神田さん」
ニコリと笑う顔は、今宵の格好も相まってとてもゴージャス。
「爆美女薫だったんさ?」
「社長、薫に何させてるんですか」
「いいだろ、社長特権だ」
そう言ってまた腰を抱く。
「やめてくださいってば」
慣れたように社長を引き離す薫。
「俺の女は美しいだろ」
"俺の?"とピクリと反応する神田。
それを見逃さなかった薫。
「社長の女になった覚えはありません」
「これからなるだろ」
「なりませんったら」
どこか親しげなそのやり取りを黙って聞いているだけの3人。
「ほらお前ら、名刺配って仕事してこい。俺らは楽しんでるから」
「がんばってくださいね」
笑顔で送り出す。
渋々仕事モードに入る3人。
ただ一人、社長と薫の距離感に嫉妬する神田は愛想がめちゃくちゃ悪かった。
その尻拭いをラビがしながら回っていたそうな。