《第4話》オヤスミ。
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「お前らもさっさと降りろ」
神田は機嫌が悪い。
「家まで頼むさー」
懇願するラビ。
「僕あっちの駅でいいんで、お願いしますね」
図々しくも逆方向の駅を指定するアレン。
「チッ」
舌打ちをしながらも、アレン、ラビと送り届けていった。
「これ、薫の荷物じゃないですか?」
2人の荷物を車のトランクからおろす時に気付く。
バタバタと降りていったから気付かなかった。
「明日会社でですかね?」
「ユウ、連絡先知ってるさ?」
「どうにかする」
そう言うと2人を降ろしてスマホをとる。
ピロン
「家どこだ?」
「神田さんからメッセージだ!」
帰宅して、潮風でベトベトになった髪を早く洗いたくシャワーを浴びていた薫。
上がってすぐの通知に気づく。
「家?」
なんで?と首を傾げていると着信が鳴った。
「はい!中田です!」
「お前電話畏まるタイプかよ。いいや。家どこだ?」
「なんででしょう?」
「荷物忘れてってんぞ」
「あ…」
どうりで身軽なはずだった。今日が楽しくて、前日の荷物のことをすっかり忘れていた。
「持ってく」
「そんな恐れ多い…」
「住所言え」
「はいぃぃ」
強制的に住所を言わされ、神田はそれをナビに登録する。
ラビに「送り狼になるなよ」と言われていた事を思い出してニヤッと笑う。
どんな反応をするのだろうか、見てみたい気もした。
「神田さんが来る!ヤバい!どうしよう!」
薫は薫でどうしようか慌てふためいていた。
ピンポーン……
「今開けますね」
ロビーのオートロックを開けると、神田が近づいてくるというだけで胸が弾んでしまった。
ピンポーン……
今度は玄関のインターホンが鳴る。
ガチャりとドアを開けると、つい先程別れたばかりの恋人の姿。
「ほら」
ぶっきらぼうにカバンを渡される。
「ありがとうございます」
それを受け取ると当たり前のように神田が部屋の中に入ってくる。
「お前、その格好でいつも来客受けてんのか?」
「へ?」
その格好とは、白い胸元の大きく開いたキャミソールに、白いホットパンツ。
「お風呂上がりだったし、これ部屋着ですし、神田さんだから…」
「俺だからそんな無防備な格好してんのか」
「や…違っ…神田さんだから大丈夫かなって」
「昨日ナニしたか覚えてねーのか」
「今日一日変なことしてこなかったから大丈夫かなって思ったんです!」
昨日、と言われると何も返せなくなる。
獲物を狙うような目でじっと見つめられ、思わず視線を逸らした。
それを許さないかのように顎を持ち上げられる。
キス…!と思って目を閉じた。
それを見て、
「なんもしねーよ」
ニヤッと笑う神田がいた。
「なんかして欲しかったのか?」
「ーーーっ!」
恥ずかしくなり顔を赤らめる。
「もういいですっ」
カバンの整理をしようと部屋の中に入っていく。
見送ってないということは、彼もまた、まだ部屋に居るということだが、さっきのやりとりで心臓がバクバクしている。
何かをしていないと気持ちが持っていかれそうになる。
昨日着ていた淡いグリーンのドレスを出してハンガーにかけている姿を見ていると、ついまた神田のイタズラ心が働いてしまう。
後ろから抱きしめ、耳元で囁く。
「薫…」
「っ…あ…」
ビクンと反応してしまった。
神田は機嫌が悪い。
「家まで頼むさー」
懇願するラビ。
「僕あっちの駅でいいんで、お願いしますね」
図々しくも逆方向の駅を指定するアレン。
「チッ」
舌打ちをしながらも、アレン、ラビと送り届けていった。
「これ、薫の荷物じゃないですか?」
2人の荷物を車のトランクからおろす時に気付く。
バタバタと降りていったから気付かなかった。
「明日会社でですかね?」
「ユウ、連絡先知ってるさ?」
「どうにかする」
そう言うと2人を降ろしてスマホをとる。
ピロン
「家どこだ?」
「神田さんからメッセージだ!」
帰宅して、潮風でベトベトになった髪を早く洗いたくシャワーを浴びていた薫。
上がってすぐの通知に気づく。
「家?」
なんで?と首を傾げていると着信が鳴った。
「はい!中田です!」
「お前電話畏まるタイプかよ。いいや。家どこだ?」
「なんででしょう?」
「荷物忘れてってんぞ」
「あ…」
どうりで身軽なはずだった。今日が楽しくて、前日の荷物のことをすっかり忘れていた。
「持ってく」
「そんな恐れ多い…」
「住所言え」
「はいぃぃ」
強制的に住所を言わされ、神田はそれをナビに登録する。
ラビに「送り狼になるなよ」と言われていた事を思い出してニヤッと笑う。
どんな反応をするのだろうか、見てみたい気もした。
「神田さんが来る!ヤバい!どうしよう!」
薫は薫でどうしようか慌てふためいていた。
ピンポーン……
「今開けますね」
ロビーのオートロックを開けると、神田が近づいてくるというだけで胸が弾んでしまった。
ピンポーン……
今度は玄関のインターホンが鳴る。
ガチャりとドアを開けると、つい先程別れたばかりの恋人の姿。
「ほら」
ぶっきらぼうにカバンを渡される。
「ありがとうございます」
それを受け取ると当たり前のように神田が部屋の中に入ってくる。
「お前、その格好でいつも来客受けてんのか?」
「へ?」
その格好とは、白い胸元の大きく開いたキャミソールに、白いホットパンツ。
「お風呂上がりだったし、これ部屋着ですし、神田さんだから…」
「俺だからそんな無防備な格好してんのか」
「や…違っ…神田さんだから大丈夫かなって」
「昨日ナニしたか覚えてねーのか」
「今日一日変なことしてこなかったから大丈夫かなって思ったんです!」
昨日、と言われると何も返せなくなる。
獲物を狙うような目でじっと見つめられ、思わず視線を逸らした。
それを許さないかのように顎を持ち上げられる。
キス…!と思って目を閉じた。
それを見て、
「なんもしねーよ」
ニヤッと笑う神田がいた。
「なんかして欲しかったのか?」
「ーーーっ!」
恥ずかしくなり顔を赤らめる。
「もういいですっ」
カバンの整理をしようと部屋の中に入っていく。
見送ってないということは、彼もまた、まだ部屋に居るということだが、さっきのやりとりで心臓がバクバクしている。
何かをしていないと気持ちが持っていかれそうになる。
昨日着ていた淡いグリーンのドレスを出してハンガーにかけている姿を見ていると、ついまた神田のイタズラ心が働いてしまう。
後ろから抱きしめ、耳元で囁く。
「薫…」
「っ…あ…」
ビクンと反応してしまった。