《第4話》オヤスミ。
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「薫遅かったさね」
「アイス服に付けちゃってたみたいで…」
適当に誤魔化す。ナニをしていたかなんて口が裂けても言えない。
神田を見ると澄ました顔をしている。
悔しい、素直にそう思った。
「きゃあっ!まだ冷たいっ」
海水浴場に来ると、足だけとヒールを脱いで海に走っていった薫。
「3人もおいでよ〜」
手を振って呼ぶとアレンが走っていく。
「ふふふっ…楽しいねえ」
長いワンピースのスカートを膝の高さで結び、濡れないようにする薫。
その細長い白い脚に思わずドキリとしてしまう。
そんな光景を離れたところから見るラビと神田。
「いつから付き合ってるんさ?」
「なんのことだ」
「薫のことさ」
「うっせぇぞ」
「ユウは隠し事が下手さね」
ニヤニヤと笑うラビと男同士の会話をする。
神田の扱いには慣れた手付きのラビ。
「あーんな可愛い子が彼女とか羨ましいさ」
「付き合ってるの、隠したいんさ?」
肯定も否定もしていないのに付き合っていることになっている。
鋭すぎる。
「ラビもおいでよー!」
「お呼びがかかったさー」
んじゃ、と神田を置いてラビも海に入る。
バチャバチャと水遊びをしている光景を神田は静かに眺めていた。
「楽しかったねぇ!」
帰りの車内。行きよりも仲良くなって会話も弾む。
どこの何が美味しかっただの、今度はどこに行きたいだの、次から次へと盛り上がる。
1時間も走らせていると疲労からしだいに瞼が重くなってくる。
薫はその心地よい眠気に耐えられず瞼を落とす。
「薫寝ちゃいましたよ。可愛い寝顔ですね」
「あ、アレンずるいさ!俺も見たい」
ラビの後ろに座っているため、ラビからは薫の表情を見ることができない。
「うるせぇぞ」
ずっと何も言わなかった神田がピシャリとその場を制する。
(無防備過ぎるだろ)
「チッ」
薫にも、何も言えない自分にもイライラした。
「薫、着きましたよ?」
「ふぇ…?」
寝ぼけ眼で力の抜けた声が出る。
そこは朝声をかけられた駅の近く。
「家わかんないから駅で良かったさ?」
「あ、はい!大丈夫です!」
手荷物をまとめてササッと車から降りる。
「今日はありがとうございました!また明日会社で」
ニコリと笑って駅の喧騒に飲み込まれていく。
「アイス服に付けちゃってたみたいで…」
適当に誤魔化す。ナニをしていたかなんて口が裂けても言えない。
神田を見ると澄ました顔をしている。
悔しい、素直にそう思った。
「きゃあっ!まだ冷たいっ」
海水浴場に来ると、足だけとヒールを脱いで海に走っていった薫。
「3人もおいでよ〜」
手を振って呼ぶとアレンが走っていく。
「ふふふっ…楽しいねえ」
長いワンピースのスカートを膝の高さで結び、濡れないようにする薫。
その細長い白い脚に思わずドキリとしてしまう。
そんな光景を離れたところから見るラビと神田。
「いつから付き合ってるんさ?」
「なんのことだ」
「薫のことさ」
「うっせぇぞ」
「ユウは隠し事が下手さね」
ニヤニヤと笑うラビと男同士の会話をする。
神田の扱いには慣れた手付きのラビ。
「あーんな可愛い子が彼女とか羨ましいさ」
「付き合ってるの、隠したいんさ?」
肯定も否定もしていないのに付き合っていることになっている。
鋭すぎる。
「ラビもおいでよー!」
「お呼びがかかったさー」
んじゃ、と神田を置いてラビも海に入る。
バチャバチャと水遊びをしている光景を神田は静かに眺めていた。
「楽しかったねぇ!」
帰りの車内。行きよりも仲良くなって会話も弾む。
どこの何が美味しかっただの、今度はどこに行きたいだの、次から次へと盛り上がる。
1時間も走らせていると疲労からしだいに瞼が重くなってくる。
薫はその心地よい眠気に耐えられず瞼を落とす。
「薫寝ちゃいましたよ。可愛い寝顔ですね」
「あ、アレンずるいさ!俺も見たい」
ラビの後ろに座っているため、ラビからは薫の表情を見ることができない。
「うるせぇぞ」
ずっと何も言わなかった神田がピシャリとその場を制する。
(無防備過ぎるだろ)
「チッ」
薫にも、何も言えない自分にもイライラした。
「薫、着きましたよ?」
「ふぇ…?」
寝ぼけ眼で力の抜けた声が出る。
そこは朝声をかけられた駅の近く。
「家わかんないから駅で良かったさ?」
「あ、はい!大丈夫です!」
手荷物をまとめてササッと車から降りる。
「今日はありがとうございました!また明日会社で」
ニコリと笑って駅の喧騒に飲み込まれていく。