《第31話》ハイシン。
お名前は?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
また別の日。
「こんばんはー!今日もお家バー開店です」
薫がカメラの前に材料を並べる。
「今日はですね、スクリュードライバー作ります!」
ウォッカをグラスに注いで、オレンジジュースをたっぷり。
「これ、めちゃくちゃ飲みやすいんですよ」
氷を入れて、軽くステア。
「でもね、スクリュードライバーには『女殺し』っていう異名があるんだよねー」
オレンジを飾り切りしてグラスへと付けていく。
「オレンジジュースで割ってるからジュースみたいに飲めちゃうけど、中身はウォッカですから」
にこっと笑ってカメラを見る。
「女の子は飲む時、気を付けようね♡」
『こわいw』
『確かに飲みやすい』
『これは危険』
『お家バーの注意喚起助かる』
薫がグラスを持ち上げる。
「そしてカクテル言葉は――」
その瞬間。
コメント欄が異様な速度で流れ始める。
『カクテル言葉考察班です』
『スクリュードライバーのカクテル言葉は「あなたに心を奪われた」』
『つまり女殺しという異名と合わせると……』
『なるほど、そういうことか』
『恋に落ちた状態を表しているのでは?』
『いや「あなたに心を奪われた」だから、飲みやすさで油断して心まで持っていかれるってことでは!?』
『考察班、仕事が早すぎる』
「…………」
薫、コメント欄を読む。
「なになに!?」
思わず吹き出す。
「待って待って、私まだ言ってないんだけど!」
『考察班、先回りしました』
『先生より先に答え出しました』
『本日のカクテル言葉:コメント欄が早い』
『薫ちゃんが説明する前に終わったw』
「ふふっ、なにこれ!」
薫、笑いながらコメントを追う。
「『女殺し=心を奪われた』……って、みんな考察しすぎでしょ!」
『公式解説お願いします!』
『先生お願いします』
『答え合わせ待ち』
「はいはい、じゃあ改めて言いますね」
グラスをカメラに向ける。
「スクリュードライバーのカクテル言葉は」
コメント欄、
『あなたに心を奪われた!』
『来るぞ!』
『答え合わせ!』
ヒロイン、また爆笑。
「だから先に言わないでよー!!😂」
『考察班優秀すぎる』
『今日からカクテル言葉考察班として活動します』
『次回も予習してきます』
「もう私いらないじゃん!」
そう言いながら、薫は楽しそうにスクリュードライバーを一口。
「……うん、おいしい」
「でも皆さん、本当に飲みやすいので、ゆっくり飲んでくださいねー」
『説得力がすごい』
『先生自身が美味しそうに飲むから危険w』
『女殺しの実演中』
「誰が女殺しなのよー!」
薫は画面に向かって笑顔を向けた。
「じゃあ次は、スクリュードライバーに合うおつまみはー?」
薫がコメント欄を覗き込む。
『オレンジ系だからチーズ!』
『生ハム!』
『ナッツ!』
『唐揚げ!』
『塩気のあるものがいい!』
『エビフライ!』
「なるほどねー!」
「スクリュードライバーってオレンジジュースの甘酸っぱさがあるから、塩気のあるおつまみが結構合うんですよ」
「私なら、生ハムとかチーズ、ナッツあたりにするかな」
ちょっと考えて、
「あと意外と唐揚げもいいと思う!」
『急に居酒屋w』
『でも絶対うまい』
『オレンジ×揚げ物は強い』
「柑橘系って揚げ物にも合うじゃん?レモンかける感覚で、オレンジの爽やかさが油っぽさを流してくれる感じ。なので今日は――」
薫が冷蔵庫を覗き込む。
「……生ハムとチーズ、出してきます!」
「スクリュードライバー飲みながら、ちょっとおしゃれにいきましょう♡」
『お家バーなのに急にバー感』
『今日のつまみ絶対うまい』
『神田さん今日はいないの?』
「んー…いるけど、ユウちょっと喋る?」
画面の外にいる神田は首を横に振って返事をする。
「喋んないそうです」
『薫ちゃん酔ったら介抱するのかな』
『配信終わったら一緒に飲むの?』
「ユウが飲むって言ったら飲むかなー」
『仲良し』
『いい関係』
「ふふっ、ありがとう」
嬉しそうに、柔らかく笑う薫。
「じゃあ今日はこの辺で終わりますね。皆さんまた今度〜」
そう言って配信を切った。
「こんばんはー!今日もお家バー開店です」
薫がカメラの前に材料を並べる。
「今日はですね、スクリュードライバー作ります!」
ウォッカをグラスに注いで、オレンジジュースをたっぷり。
「これ、めちゃくちゃ飲みやすいんですよ」
氷を入れて、軽くステア。
「でもね、スクリュードライバーには『女殺し』っていう異名があるんだよねー」
オレンジを飾り切りしてグラスへと付けていく。
「オレンジジュースで割ってるからジュースみたいに飲めちゃうけど、中身はウォッカですから」
にこっと笑ってカメラを見る。
「女の子は飲む時、気を付けようね♡」
『こわいw』
『確かに飲みやすい』
『これは危険』
『お家バーの注意喚起助かる』
薫がグラスを持ち上げる。
「そしてカクテル言葉は――」
その瞬間。
コメント欄が異様な速度で流れ始める。
『カクテル言葉考察班です』
『スクリュードライバーのカクテル言葉は「あなたに心を奪われた」』
『つまり女殺しという異名と合わせると……』
『なるほど、そういうことか』
『恋に落ちた状態を表しているのでは?』
『いや「あなたに心を奪われた」だから、飲みやすさで油断して心まで持っていかれるってことでは!?』
『考察班、仕事が早すぎる』
「…………」
薫、コメント欄を読む。
「なになに!?」
思わず吹き出す。
「待って待って、私まだ言ってないんだけど!」
『考察班、先回りしました』
『先生より先に答え出しました』
『本日のカクテル言葉:コメント欄が早い』
『薫ちゃんが説明する前に終わったw』
「ふふっ、なにこれ!」
薫、笑いながらコメントを追う。
「『女殺し=心を奪われた』……って、みんな考察しすぎでしょ!」
『公式解説お願いします!』
『先生お願いします』
『答え合わせ待ち』
「はいはい、じゃあ改めて言いますね」
グラスをカメラに向ける。
「スクリュードライバーのカクテル言葉は」
コメント欄、
『あなたに心を奪われた!』
『来るぞ!』
『答え合わせ!』
ヒロイン、また爆笑。
「だから先に言わないでよー!!😂」
『考察班優秀すぎる』
『今日からカクテル言葉考察班として活動します』
『次回も予習してきます』
「もう私いらないじゃん!」
そう言いながら、薫は楽しそうにスクリュードライバーを一口。
「……うん、おいしい」
「でも皆さん、本当に飲みやすいので、ゆっくり飲んでくださいねー」
『説得力がすごい』
『先生自身が美味しそうに飲むから危険w』
『女殺しの実演中』
「誰が女殺しなのよー!」
薫は画面に向かって笑顔を向けた。
「じゃあ次は、スクリュードライバーに合うおつまみはー?」
薫がコメント欄を覗き込む。
『オレンジ系だからチーズ!』
『生ハム!』
『ナッツ!』
『唐揚げ!』
『塩気のあるものがいい!』
『エビフライ!』
「なるほどねー!」
「スクリュードライバーってオレンジジュースの甘酸っぱさがあるから、塩気のあるおつまみが結構合うんですよ」
「私なら、生ハムとかチーズ、ナッツあたりにするかな」
ちょっと考えて、
「あと意外と唐揚げもいいと思う!」
『急に居酒屋w』
『でも絶対うまい』
『オレンジ×揚げ物は強い』
「柑橘系って揚げ物にも合うじゃん?レモンかける感覚で、オレンジの爽やかさが油っぽさを流してくれる感じ。なので今日は――」
薫が冷蔵庫を覗き込む。
「……生ハムとチーズ、出してきます!」
「スクリュードライバー飲みながら、ちょっとおしゃれにいきましょう♡」
『お家バーなのに急にバー感』
『今日のつまみ絶対うまい』
『神田さん今日はいないの?』
「んー…いるけど、ユウちょっと喋る?」
画面の外にいる神田は首を横に振って返事をする。
「喋んないそうです」
『薫ちゃん酔ったら介抱するのかな』
『配信終わったら一緒に飲むの?』
「ユウが飲むって言ったら飲むかなー」
『仲良し』
『いい関係』
「ふふっ、ありがとう」
嬉しそうに、柔らかく笑う薫。
「じゃあ今日はこの辺で終わりますね。皆さんまた今度〜」
そう言って配信を切った。