《第20話》コンシンカイ。
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レーン1。
「それじゃあ、ゲームスタートです!」
拍手が響く。
各レーン、一斉に投球開始。
ラビが腕まくりする。
「まずは俺から!」
勢いよく投げる。
ゴロゴロゴロ――
ガシャン!
「おっ!」
7本。
「微妙!」
「惜しい!」
営業部から笑いが起こる。
スペアは取れず、9本。
「くそー!」
次はアレン。
きれいなフォームで投げる。
ガシャン!
8本。
「うまいじゃん。」
「普通に100超えそう。」
各レーン、それぞれ盛り上がっている。
そしてレーン1。
「神田さんからどうぞ」
薫が一歩下がる。
「ユウ、頑張れー」
神田は軽く頷くだけ。
ボールを持ち、助走。
無駄のないフォーム。
営業部が見る。
「なんかフォームきれいじゃね?」
「経験者?」
ボールがレーンを滑る。
きれいな回転。
ポケットへ吸い込まれるように――
ガシャァァァン!!
10本。
モニターに大きく
X
ストライク。
「おぉーーーー!!」
一斉に歓声。
ラビが目を見開く。
「はぁ!?」
アレンも笑う。
「やっぱり上手い」
神田は平然。
「まあまあだ」
「いやいやいや!」
営業部総ツッコミ。
「今の”まあまあ”じゃない!」
「経験者だろ!」
クロスが腕を組む。
「やっぱり優勝候補だな」
営業部も頷く。
「相方が神田さんとか反則」
「終わったな」
「焼肉決まり」
そんな空気の中。
係員。
「続いて神田さんのペアの方、どうぞ」
薫。
「はーい」
笑顔でボールを選ぶ。
「軽いのでいいかな」
6ポンドくらいのボールを持つ。
ラビが首をかしげる。
「軽くね?」
「どれくらいがいいかわかんないもん」
助走。
てちてち。
神田が静かに見守る。
投げる。
ぽいっ。
ボールはゆっくり転がり……
左へ。
さらに左へ。
どんどん左へ。
「え」
ガタン。
ガーター。
「…………」
一瞬静まり返る。
薫だけが目を丸くする。
「あ」
営業部。
「えぇぇぇぇぇ!?」
ラビ爆笑。
「へっぽこだーー!!」
薫が笑いながら頭をかく。
「あはは、ごめん!」
二投目。
「今度こそ!」
投げる。
今度はレーンには乗った。
しかし、
コロン。
1本だけ倒れる。
「…………」
「一本!」
「一本だけ!」
「逆に難しい!」
本人はきょとん。
「一本倒れた!」
嬉しそう。
営業部は腹を抱えて笑う。
「神田さんとの差がすごい!」
「ストライクの次に一本!」
「高低差で耳キーンなる!」
ラビが神田を見る。
「ユウ」
「なんだ」
「優勝候補取り消し」
神田は薫のスコアを見て、
「まだ一投目だ」
「いや一フレーム終わったよ!」
さらに次のフレーム。
薫。
投げる。
ゴロン。
2本。
「おっ!」
次。
空振り気味でガーター。
「惜しい!」
「惜しくない!」
また笑いが起こる。
対する神田。
ストライク。
「また!?」
次。
スペア。
さらに。
ストライク。
「神田さん一人だけ大会違う!」
一方ヒロイン。
3フレーム終了時点。
1、3、5。
「スコア9!」
「かわいい!」
「逆に才能!」
薫は笑いながら神田を見る。
「ユウ、ごめん」
神田はすぐ答える。
「楽しければいい」
その一言に、薫はぱっと笑顔になる。
「うん!」
ラビがそのやり取りを見て肩を落とす。
「くそぉ……」
アレンが苦笑する。
「神田さんが上手すぎるんじゃなくて、薫さんが予想以上にへっぽこでしたね」
「これ、一人で200点出しても優勝怪しいぞ」
営業部全員がうなずき、レーン1は神田の圧倒的な実力と、薫の予想外すぎる”へっぽこボウリング”のおかげで、この日一番の笑いが絶えないレーンになっていた。
「それじゃあ、ゲームスタートです!」
拍手が響く。
各レーン、一斉に投球開始。
ラビが腕まくりする。
「まずは俺から!」
勢いよく投げる。
ゴロゴロゴロ――
ガシャン!
「おっ!」
7本。
「微妙!」
「惜しい!」
営業部から笑いが起こる。
スペアは取れず、9本。
「くそー!」
次はアレン。
きれいなフォームで投げる。
ガシャン!
8本。
「うまいじゃん。」
「普通に100超えそう。」
各レーン、それぞれ盛り上がっている。
そしてレーン1。
「神田さんからどうぞ」
薫が一歩下がる。
「ユウ、頑張れー」
神田は軽く頷くだけ。
ボールを持ち、助走。
無駄のないフォーム。
営業部が見る。
「なんかフォームきれいじゃね?」
「経験者?」
ボールがレーンを滑る。
きれいな回転。
ポケットへ吸い込まれるように――
ガシャァァァン!!
10本。
モニターに大きく
X
ストライク。
「おぉーーーー!!」
一斉に歓声。
ラビが目を見開く。
「はぁ!?」
アレンも笑う。
「やっぱり上手い」
神田は平然。
「まあまあだ」
「いやいやいや!」
営業部総ツッコミ。
「今の”まあまあ”じゃない!」
「経験者だろ!」
クロスが腕を組む。
「やっぱり優勝候補だな」
営業部も頷く。
「相方が神田さんとか反則」
「終わったな」
「焼肉決まり」
そんな空気の中。
係員。
「続いて神田さんのペアの方、どうぞ」
薫。
「はーい」
笑顔でボールを選ぶ。
「軽いのでいいかな」
6ポンドくらいのボールを持つ。
ラビが首をかしげる。
「軽くね?」
「どれくらいがいいかわかんないもん」
助走。
てちてち。
神田が静かに見守る。
投げる。
ぽいっ。
ボールはゆっくり転がり……
左へ。
さらに左へ。
どんどん左へ。
「え」
ガタン。
ガーター。
「…………」
一瞬静まり返る。
薫だけが目を丸くする。
「あ」
営業部。
「えぇぇぇぇぇ!?」
ラビ爆笑。
「へっぽこだーー!!」
薫が笑いながら頭をかく。
「あはは、ごめん!」
二投目。
「今度こそ!」
投げる。
今度はレーンには乗った。
しかし、
コロン。
1本だけ倒れる。
「…………」
「一本!」
「一本だけ!」
「逆に難しい!」
本人はきょとん。
「一本倒れた!」
嬉しそう。
営業部は腹を抱えて笑う。
「神田さんとの差がすごい!」
「ストライクの次に一本!」
「高低差で耳キーンなる!」
ラビが神田を見る。
「ユウ」
「なんだ」
「優勝候補取り消し」
神田は薫のスコアを見て、
「まだ一投目だ」
「いや一フレーム終わったよ!」
さらに次のフレーム。
薫。
投げる。
ゴロン。
2本。
「おっ!」
次。
空振り気味でガーター。
「惜しい!」
「惜しくない!」
また笑いが起こる。
対する神田。
ストライク。
「また!?」
次。
スペア。
さらに。
ストライク。
「神田さん一人だけ大会違う!」
一方ヒロイン。
3フレーム終了時点。
1、3、5。
「スコア9!」
「かわいい!」
「逆に才能!」
薫は笑いながら神田を見る。
「ユウ、ごめん」
神田はすぐ答える。
「楽しければいい」
その一言に、薫はぱっと笑顔になる。
「うん!」
ラビがそのやり取りを見て肩を落とす。
「くそぉ……」
アレンが苦笑する。
「神田さんが上手すぎるんじゃなくて、薫さんが予想以上にへっぽこでしたね」
「これ、一人で200点出しても優勝怪しいぞ」
営業部全員がうなずき、レーン1は神田の圧倒的な実力と、薫の予想外すぎる”へっぽこボウリング”のおかげで、この日一番の笑いが絶えないレーンになっていた。