駄目≠嫌 [赤井秀一]
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ー駄目≠嫌ー
吐き出す煙草の煙は苦いのに、艶っぽい低音で紡がれる愛の言葉は甘過ぎる。
隣にいるだけでもドキドキするのに、更に近付く距離に、耳元で囁かれる甘い台詞。もう糖分過多だ。
『赤井さんっ......ね、ちょっと待っ...んん、もうっ...』
「ふふ、...そんな蕩けそうな顔で...俺を制止する気はあるのか...?」
『うぅ、......誰の所為だと...』
「俺以外に原因があるとは言わせない」
両手で赤井さんの口元を覆って距離を取ろうとしたのに、手の平に赤井さんの柔い口唇が触れて、
ちゅ、ちゅ、と何度もキスをされて、思わず熱い吐息か零れる。
『ちょっ、......っん、』
目を逸らしても分かる程に、注がれる熱視線。
「ヒロイン、」
『...っ、もう...赤井さんったら、寝室に誘導しようとしてるの、バレてますからね?』
「君の為を思っての行動だ」
『私の、為...?』
「此処で事に及ぶと困るのは君の方だろう...?」
『なっ...そっ、そそそれって、』
「BaBe、...流石にキッチンだと身体を痛めてしまうだろう?」
『き、キッチン...』
それって、つまり、キッチンで身体を痛めちゃうような体勢で致しちゃうって事...よね?
思わず色々と想像してしまってボッと顔に熱が集まる。
「おや...?その反応を見る限り、興味はあるようだな...。極力ヒロインの負担にならないよう心掛けるが、...どうする?」
「君さえ良ければ、すぐにでも」と耳元で艶っぽい声色で囁かれ、身体から力が抜けてしまいそうになる。
私を抱き締める赤井さんの腕によって支えられてるから、何とか立ってられてるけど...この支えがなければ膝から崩れ落ちそう。
『だっ、......ダメよ!き、キッチンは料理する所でしょ?こんな所でしちゃったら...っ...』
「キッチンに立つ度に、思い出してしまいそう...か?」
心の内を代弁されて、言葉に詰まる。
図星だ。
「Darling......俺はこういう時の君の “駄目” は “嫌” とイコールではない事を知っている」
『...っん、...ぁ、』
耳朶に触れた口唇が、そのままなぞる様に首筋へと下りていく。僅かに触れるだけのその感触が、焦れったくて...堪らない。
彼の言う通り、ダメと言いつつ...本心は少しも嫌ではない。寧ろ、このまま...なんて、思っちゃってる。でも、ほんの少しだけ残った私の理性が抵抗している。
このまま流されちゃったら、料理する度にこの光景を思い出して料理に集中できなくなるんじゃないか...って。冷静じゃいられなくなる事は簡単に予想が付く。
もし、そうなれば......
『...っ...ゃ、...やっぱり、ダメ。』
「駄目...?理由を聴いても良いか...?」
『だって.........ここで赤井さんとの事、思い出しちゃったら......お料理中、絶対ケガしちゃうもん...』
そう言って見上げたら、赤井さんの動きがピタリと止まった。
「...君に怪我をさせる訳にはいかないな。そんな危険な場所になったとしたら、キッチンへの立ち入りを禁止してしまいそうだ...」
キッチン周辺に、Keep outの黄色いテープが張り巡らされている様子を想像して、ちょっと笑ってしまいそうになった。家の中に立入禁止区域があるのって、何だか面白いな...なんて。
いや、待てよ...赤井さんの性格上、冗談では済まないのでは。
「本音を言えば、君にとって害のあるもの全てから遠ざけたいんだが...嫌がる事はしたくない。まぁ、君がそれを良しとするなら実行するが」
私の心を見透かしたような発言の後、頬に軽いリップ音と柔らかな感触を残して口唇が離れていった。
「...それでは、行こうか...My Princess?」
『...え?』
「キッチンは駄目なんだろう?」
『えっと、...うん、』
「寝室以外に希望があれば言ってくれ」
『...うぅ、......し、寝室で...いいです...』
消え入りそうな声で呟けば、楽しげな笑みを浮かべた赤井さんに抱き上げられた。
結局、私の口から場所を指定する事になり、恥ずかしさと悔しさが込み上げてきて、赤井さんを見上げてキッと睨んだ。
「あまり煽らないでくれ、Honey...」
『な、何故そうなるの』
「そんな潤んだ瞳で見つめられたら...愛しさで理性が壊れるのは当然だろう?」
『待って、壊れないで!修復しよっ、ねっ?』
「それは無理な相談だ...ほら、ことわざでもあるだろう?」
“It is no use crying over spilt milk.”
こぼれたミルクを嘆いても無駄だ
『そんなぁ~っ...』
「嫌がる事はしないと誓うが......それは本当にヒロインが拒んだ場合だ」
『......いじわる』
「意地悪な俺は嫌いかな?」
『............嫌いになれる訳ないでしょ、ばか...』
柔らかなシーツの感触を背に受けて観念した私は、目を閉じて始まりのキスを受け入れた。
(全然嫌がってないの、バレバレなんだろうな。恥ずかしい...)
(恥ずかしがる姿も愛おしいな...可愛すぎる)
ーfinー
吐き出す煙草の煙は苦いのに、艶っぽい低音で紡がれる愛の言葉は甘過ぎる。
隣にいるだけでもドキドキするのに、更に近付く距離に、耳元で囁かれる甘い台詞。もう糖分過多だ。
『赤井さんっ......ね、ちょっと待っ...んん、もうっ...』
「ふふ、...そんな蕩けそうな顔で...俺を制止する気はあるのか...?」
『うぅ、......誰の所為だと...』
「俺以外に原因があるとは言わせない」
両手で赤井さんの口元を覆って距離を取ろうとしたのに、手の平に赤井さんの柔い口唇が触れて、
ちゅ、ちゅ、と何度もキスをされて、思わず熱い吐息か零れる。
『ちょっ、......っん、』
目を逸らしても分かる程に、注がれる熱視線。
「ヒロイン、」
『...っ、もう...赤井さんったら、寝室に誘導しようとしてるの、バレてますからね?』
「君の為を思っての行動だ」
『私の、為...?』
「此処で事に及ぶと困るのは君の方だろう...?」
『なっ...そっ、そそそれって、』
「BaBe、...流石にキッチンだと身体を痛めてしまうだろう?」
『き、キッチン...』
それって、つまり、キッチンで身体を痛めちゃうような体勢で致しちゃうって事...よね?
思わず色々と想像してしまってボッと顔に熱が集まる。
「おや...?その反応を見る限り、興味はあるようだな...。極力ヒロインの負担にならないよう心掛けるが、...どうする?」
「君さえ良ければ、すぐにでも」と耳元で艶っぽい声色で囁かれ、身体から力が抜けてしまいそうになる。
私を抱き締める赤井さんの腕によって支えられてるから、何とか立ってられてるけど...この支えがなければ膝から崩れ落ちそう。
『だっ、......ダメよ!き、キッチンは料理する所でしょ?こんな所でしちゃったら...っ...』
「キッチンに立つ度に、思い出してしまいそう...か?」
心の内を代弁されて、言葉に詰まる。
図星だ。
「Darling......俺はこういう時の君の “駄目” は “嫌” とイコールではない事を知っている」
『...っん、...ぁ、』
耳朶に触れた口唇が、そのままなぞる様に首筋へと下りていく。僅かに触れるだけのその感触が、焦れったくて...堪らない。
彼の言う通り、ダメと言いつつ...本心は少しも嫌ではない。寧ろ、このまま...なんて、思っちゃってる。でも、ほんの少しだけ残った私の理性が抵抗している。
このまま流されちゃったら、料理する度にこの光景を思い出して料理に集中できなくなるんじゃないか...って。冷静じゃいられなくなる事は簡単に予想が付く。
もし、そうなれば......
『...っ...ゃ、...やっぱり、ダメ。』
「駄目...?理由を聴いても良いか...?」
『だって.........ここで赤井さんとの事、思い出しちゃったら......お料理中、絶対ケガしちゃうもん...』
そう言って見上げたら、赤井さんの動きがピタリと止まった。
「...君に怪我をさせる訳にはいかないな。そんな危険な場所になったとしたら、キッチンへの立ち入りを禁止してしまいそうだ...」
キッチン周辺に、Keep outの黄色いテープが張り巡らされている様子を想像して、ちょっと笑ってしまいそうになった。家の中に立入禁止区域があるのって、何だか面白いな...なんて。
いや、待てよ...赤井さんの性格上、冗談では済まないのでは。
「本音を言えば、君にとって害のあるもの全てから遠ざけたいんだが...嫌がる事はしたくない。まぁ、君がそれを良しとするなら実行するが」
私の心を見透かしたような発言の後、頬に軽いリップ音と柔らかな感触を残して口唇が離れていった。
「...それでは、行こうか...My Princess?」
『...え?』
「キッチンは駄目なんだろう?」
『えっと、...うん、』
「寝室以外に希望があれば言ってくれ」
『...うぅ、......し、寝室で...いいです...』
消え入りそうな声で呟けば、楽しげな笑みを浮かべた赤井さんに抱き上げられた。
結局、私の口から場所を指定する事になり、恥ずかしさと悔しさが込み上げてきて、赤井さんを見上げてキッと睨んだ。
「あまり煽らないでくれ、Honey...」
『な、何故そうなるの』
「そんな潤んだ瞳で見つめられたら...愛しさで理性が壊れるのは当然だろう?」
『待って、壊れないで!修復しよっ、ねっ?』
「それは無理な相談だ...ほら、ことわざでもあるだろう?」
“It is no use crying over spilt milk.”
こぼれたミルクを嘆いても無駄だ
『そんなぁ~っ...』
「嫌がる事はしないと誓うが......それは本当にヒロインが拒んだ場合だ」
『......いじわる』
「意地悪な俺は嫌いかな?」
『............嫌いになれる訳ないでしょ、ばか...』
柔らかなシーツの感触を背に受けて観念した私は、目を閉じて始まりのキスを受け入れた。
(全然嫌がってないの、バレバレなんだろうな。恥ずかしい...)
(恥ずかしがる姿も愛おしいな...可愛すぎる)
ーfinー
1/1ページ
