珈琲は暫し、お預け [赤井秀一]
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ー珈琲は暫し、お預けー
『赤井さーん、珈琲で良かった?』
「あぁ、ありがとう」
スリッパをパタパタ鳴らしてキッチンへと向かう。
この前ジョディさんに貰ったクッキー、食べちゃおうかな。お湯を沸かしてる間に、可愛い猫のイラストの入ったクッキー缶と、お揃いのマグカップを準備する。
『...そういえば、来週探偵団の皆とピクニックに行くから...大きめのタンブラー出しとこうかな...』
どこに置いたっけ...?
...シンクの上の棚に入れた気がする。多分。
『あ、あった』
爪先立ちで棚の扉を開けたら、見覚えのあるモスグリーンのタンブラーを見つけた。頑張れば、何とか届きそう。
『ん~っ......もうちょい...』
スリッパ履いたまま爪先立ちって、なかなか難しい。プルプルしながら手を伸ばしていたら、
「Baby,...これは俺の役目だろう...?」
後ろから伸びてきた大きな手に、私の手が包み込まれた。そのまま抱き寄せられて、ポスンと背中の温もりに身を預ける。ふわりと仄かに香る、煙草とコロンのそれに、...驚きとは別の意味で、鼓動が高鳴った。
『わ、...赤井、さん...』
赤井さんは難なくタンブラーを棚から取り出して、渡してくれた。
「俺の可愛いヒロインに、危険な真似はさせないでくれ。Baby...返事は...?」
『は、はい...』
「いい子だ」
ちゅ、と額に触れるだけのキスを落として、私の頭をぽんぽんと撫でてから、赤井さんはリビングへと戻っていった。
『え、...?今、キス......頭、撫で......っ...?!』
時間差で、先程の破壊力抜群の彼の柔らかな口唇と、優しい手の感触を思い出して、顔がカッと熱くなる。
しかも、さっき、何て言ってた...?
俺の、可愛い、ヒロイン......??
『...わ、...あわわ...っ...』
タンブラーを抱き締めて赤面する私が、落ち着くまで......まだまだ時間がかかりそう。
ピーーーッと、ヤカンの音に驚いて、小さな悲鳴を上げたら、リビングから赤井さんが飛んできて、
目を見開いた赤井さんに、強く抱き締められるまで、...あと少し。
(珈琲は、後にしよう。今は...君を離したくない)
(うぅ、......わ、...わたし、も...)
ーfinー
『赤井さーん、珈琲で良かった?』
「あぁ、ありがとう」
スリッパをパタパタ鳴らしてキッチンへと向かう。
この前ジョディさんに貰ったクッキー、食べちゃおうかな。お湯を沸かしてる間に、可愛い猫のイラストの入ったクッキー缶と、お揃いのマグカップを準備する。
『...そういえば、来週探偵団の皆とピクニックに行くから...大きめのタンブラー出しとこうかな...』
どこに置いたっけ...?
...シンクの上の棚に入れた気がする。多分。
『あ、あった』
爪先立ちで棚の扉を開けたら、見覚えのあるモスグリーンのタンブラーを見つけた。頑張れば、何とか届きそう。
『ん~っ......もうちょい...』
スリッパ履いたまま爪先立ちって、なかなか難しい。プルプルしながら手を伸ばしていたら、
「Baby,...これは俺の役目だろう...?」
後ろから伸びてきた大きな手に、私の手が包み込まれた。そのまま抱き寄せられて、ポスンと背中の温もりに身を預ける。ふわりと仄かに香る、煙草とコロンのそれに、...驚きとは別の意味で、鼓動が高鳴った。
『わ、...赤井、さん...』
赤井さんは難なくタンブラーを棚から取り出して、渡してくれた。
「俺の可愛いヒロインに、危険な真似はさせないでくれ。Baby...返事は...?」
『は、はい...』
「いい子だ」
ちゅ、と額に触れるだけのキスを落として、私の頭をぽんぽんと撫でてから、赤井さんはリビングへと戻っていった。
『え、...?今、キス......頭、撫で......っ...?!』
時間差で、先程の破壊力抜群の彼の柔らかな口唇と、優しい手の感触を思い出して、顔がカッと熱くなる。
しかも、さっき、何て言ってた...?
俺の、可愛い、ヒロイン......??
『...わ、...あわわ...っ...』
タンブラーを抱き締めて赤面する私が、落ち着くまで......まだまだ時間がかかりそう。
ピーーーッと、ヤカンの音に驚いて、小さな悲鳴を上げたら、リビングから赤井さんが飛んできて、
目を見開いた赤井さんに、強く抱き締められるまで、...あと少し。
(珈琲は、後にしよう。今は...君を離したくない)
(うぅ、......わ、...わたし、も...)
ーfinー
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