野菜を食え! [赤井、降谷、ちょこっと風見]
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ー野菜を食え!ー
只今ランチタイム。
テイクアウトしたハンバーガーにかぶり付く。
ジュワッと口の中に肉汁が広がって、シャキシャキレタスにソースが絡み合い...つまり、最高。
『ん~っ!おいし~いっ!』
「美味い」
隣のベンチでは、私の3倍位の量のハンバーガーセットを食べてる赤井さん。私がハンバーガー1つ食べてる間に3つのハンバーガーが赤井さんの胃の中へと消えていった。早い。いや私が遅い?
『たまに物凄く食べたくなっちゃうんですよね~こう...ジャンキーな食べ物を。』
「分かる」
『ハンバーガーとポテトとコーラ、この組み合わせ最高ですよね』
「あぁ、俺もそう思う」
二人して頷き合っていたら、前方からキラキラした人が近付いてきた。
「はぁ...貴方達は揃いも揃って皆、栄養価の低いモノばかり食べて...」
『あ、零くんだ』
会うたびプンプンモードな気がする。
何となくだけど、彼の言う "皆" には、私達以外も含まれてそうだな。
「ヒロイン、こう見えても一応仮にも降谷くんは君よりも年上なんだぞ」
「お前の方が失礼だぞ赤井秀一。」
キッと赤井さんを睨み付けながら、私の隣に腰を下ろす零くん。その手にはお弁当。
あ、ここで食べるんですね。
「ヒロインはその呼び方で良いんだ」
「ほぉ、...随分と親しげじゃないか」
「フッ...ヒロインと親しくしようとお前には関係ないだろう?」
「そう噛み付くな。ただの世間話だ」
「お前と世間話をする仲ではない」
仲悪いな...。
あ、ポテトなくなった。うぅ、...Lにしとけば良かったかな...。
「ん?俺のも食うか?」
『えっ、良いんですか...?』
「あぁ」
『わーい!』
赤井さんにポテトを分けてもらってニコニコしながらそれを食べてたんだけど、...何故か赤井さんが零くんに睨まれてる。いや、いつものことだけど。
「もっと野菜も食べた方が良いぞ?」
「ポテトは芋。野菜だ」
「...あ"?」
ヤバい、零くんの怒りゲージが上がっていく...!
お願いだからランチタイムに喧嘩なんてしないで~!
『わ、わぁ~っ、零くんのお弁当、見た目も華やかで、その上栄養たっぷりデスネ~!』
「えぇ、ちゃんと栄養も彩りも考えて作ってるんで」
『さ、流石だなぁ~!凄く美味しそう!』
「...食べてみるか?」
『食べてみたい!...あ、...いいの...?』
「フフッ、駄目なら最初から聴いてないよ。ほら、」
『え、ほらって、...むぐっ』
ナチュラルに "あーん" されて、お野菜たっぷりのオムレツが私の口の中へ。
え~っ!フワフワ加減ヤバ!何これ、めちゃめちゃ美味しいんですけど~っっ!!心の中のイマジナリー平成ギャルが歓喜の声を上げた。
『これ、...お店開けるぐらい美味しい...。』
「口に合ったようで良かったよ」
『こりゃ絶対良いお嫁さんになるわ...』
「それってプロポーズ?」
「俺も煮込み料理なら得意だぞ」
「煮込み料理を弁当に入れたら汁が溢れるだろうが」
「そんなヘマはしないさ。体幹を鍛えているからな」
『え?そういう問題...?』
そこからいつの間にか煮込み料理についてどっちが上手く作れるか、なんて言い合いしてた。
実は仲良いのでは?喧嘩するほど...って言うし。
ランチを食べ終え、コーラを飲み干した私はスマホを取り出して通知の確認をした。
『あっ、カザミンからお誘い来てる』
なになに...明後日からゲームのコラボイベント?!
これは行くしかない...!あ、コラボカフェのメニューも送ってくれてる。ひゃぁぁ...めちゃ可愛い!限定グッズもモチーフアクセサリーも最高かよ!!
『是非、一緒に行きましょう...と、送信っ!』
「カザミン...?」
「何だそのピク◯ンみたいな...って、カザミンって、あの風見か?!」
『えぇ、その風見さんです...』
さっきまで仲良く喧嘩してたのに...あれ、何か日本語おかしいな。ふと頭の中に某アニメの猫とネズミが浮かんだ。
...って、そうじゃない。
言い合いをしていた筈の二人が同時に振り向いたから驚いた。
「彼とはニックネームで呼び会う程仲が良いんだな......そろそろ俺の事も名前で呼んでもイイんじゃないか?」
「赤井、お前はちょっと黙ってろ。ヒロイン...カザミンとは休日に二人で出掛けるような仲なのか...?」
『えっと、共通の趣味の話で...仲良くなってからは...たまに、出掛けてる、けど...』
零くんがカザミンって呼んでるの面白いな。
出掛けると言ってもゲーム関連のイベントの時くらいだし、基本はゲームの中でメッセージのやり取りをするくらい。これはデートじゃない。所謂オフ会だ。
多分誤解されてる...よね。でもここで私の推しキャラについて語る勇気もない...。推しについては同士と語り合いたい。もしかしたら赤井さんや零くんも同じゲームしてるかもしれないけど...何かそれ聞く雰囲気じゃないのは確か。
『あーー、もうこんな時間っ!早く戻らなきゃっ!ほら、赤井さん!移動しますよ!!』
「あ、あぁ、そうだな...」
「あっ、ちょ、ヒロインっ、まだ話は終わってな...」
『それではーーっ!!』
そのまま光の早さで荷物をまとめた私は、赤井さんの腕を掴んで勢い良く駆け出した。
すまねぇ、カザミンーーっ!!
詫びは後日、必ずするから...
カザミンの無事を祈りながら、私は走った。
(何か最近、降谷さんの機嫌が悪いんだが...何か知ってるか?)
(ごめん、カザミン...多分元凶、私...)
(あぁ、やっぱり...)
お詫びに彼の推しグッズを献上した。
(あ、僕も渡そうと思ってたんだった)
(え?!これ、めちゃ欲しかったアクスターっ!)
グッズ交換会になっちゃったけど、双方笑顔いっぱいなので、よし!
ーfinー
只今ランチタイム。
テイクアウトしたハンバーガーにかぶり付く。
ジュワッと口の中に肉汁が広がって、シャキシャキレタスにソースが絡み合い...つまり、最高。
『ん~っ!おいし~いっ!』
「美味い」
隣のベンチでは、私の3倍位の量のハンバーガーセットを食べてる赤井さん。私がハンバーガー1つ食べてる間に3つのハンバーガーが赤井さんの胃の中へと消えていった。早い。いや私が遅い?
『たまに物凄く食べたくなっちゃうんですよね~こう...ジャンキーな食べ物を。』
「分かる」
『ハンバーガーとポテトとコーラ、この組み合わせ最高ですよね』
「あぁ、俺もそう思う」
二人して頷き合っていたら、前方からキラキラした人が近付いてきた。
「はぁ...貴方達は揃いも揃って皆、栄養価の低いモノばかり食べて...」
『あ、零くんだ』
会うたびプンプンモードな気がする。
何となくだけど、彼の言う "皆" には、私達以外も含まれてそうだな。
「ヒロイン、こう見えても一応仮にも降谷くんは君よりも年上なんだぞ」
「お前の方が失礼だぞ赤井秀一。」
キッと赤井さんを睨み付けながら、私の隣に腰を下ろす零くん。その手にはお弁当。
あ、ここで食べるんですね。
「ヒロインはその呼び方で良いんだ」
「ほぉ、...随分と親しげじゃないか」
「フッ...ヒロインと親しくしようとお前には関係ないだろう?」
「そう噛み付くな。ただの世間話だ」
「お前と世間話をする仲ではない」
仲悪いな...。
あ、ポテトなくなった。うぅ、...Lにしとけば良かったかな...。
「ん?俺のも食うか?」
『えっ、良いんですか...?』
「あぁ」
『わーい!』
赤井さんにポテトを分けてもらってニコニコしながらそれを食べてたんだけど、...何故か赤井さんが零くんに睨まれてる。いや、いつものことだけど。
「もっと野菜も食べた方が良いぞ?」
「ポテトは芋。野菜だ」
「...あ"?」
ヤバい、零くんの怒りゲージが上がっていく...!
お願いだからランチタイムに喧嘩なんてしないで~!
『わ、わぁ~っ、零くんのお弁当、見た目も華やかで、その上栄養たっぷりデスネ~!』
「えぇ、ちゃんと栄養も彩りも考えて作ってるんで」
『さ、流石だなぁ~!凄く美味しそう!』
「...食べてみるか?」
『食べてみたい!...あ、...いいの...?』
「フフッ、駄目なら最初から聴いてないよ。ほら、」
『え、ほらって、...むぐっ』
ナチュラルに "あーん" されて、お野菜たっぷりのオムレツが私の口の中へ。
え~っ!フワフワ加減ヤバ!何これ、めちゃめちゃ美味しいんですけど~っっ!!心の中のイマジナリー平成ギャルが歓喜の声を上げた。
『これ、...お店開けるぐらい美味しい...。』
「口に合ったようで良かったよ」
『こりゃ絶対良いお嫁さんになるわ...』
「それってプロポーズ?」
「俺も煮込み料理なら得意だぞ」
「煮込み料理を弁当に入れたら汁が溢れるだろうが」
「そんなヘマはしないさ。体幹を鍛えているからな」
『え?そういう問題...?』
そこからいつの間にか煮込み料理についてどっちが上手く作れるか、なんて言い合いしてた。
実は仲良いのでは?喧嘩するほど...って言うし。
ランチを食べ終え、コーラを飲み干した私はスマホを取り出して通知の確認をした。
『あっ、カザミンからお誘い来てる』
なになに...明後日からゲームのコラボイベント?!
これは行くしかない...!あ、コラボカフェのメニューも送ってくれてる。ひゃぁぁ...めちゃ可愛い!限定グッズもモチーフアクセサリーも最高かよ!!
『是非、一緒に行きましょう...と、送信っ!』
「カザミン...?」
「何だそのピク◯ンみたいな...って、カザミンって、あの風見か?!」
『えぇ、その風見さんです...』
さっきまで仲良く喧嘩してたのに...あれ、何か日本語おかしいな。ふと頭の中に某アニメの猫とネズミが浮かんだ。
...って、そうじゃない。
言い合いをしていた筈の二人が同時に振り向いたから驚いた。
「彼とはニックネームで呼び会う程仲が良いんだな......そろそろ俺の事も名前で呼んでもイイんじゃないか?」
「赤井、お前はちょっと黙ってろ。ヒロイン...カザミンとは休日に二人で出掛けるような仲なのか...?」
『えっと、共通の趣味の話で...仲良くなってからは...たまに、出掛けてる、けど...』
零くんがカザミンって呼んでるの面白いな。
出掛けると言ってもゲーム関連のイベントの時くらいだし、基本はゲームの中でメッセージのやり取りをするくらい。これはデートじゃない。所謂オフ会だ。
多分誤解されてる...よね。でもここで私の推しキャラについて語る勇気もない...。推しについては同士と語り合いたい。もしかしたら赤井さんや零くんも同じゲームしてるかもしれないけど...何かそれ聞く雰囲気じゃないのは確か。
『あーー、もうこんな時間っ!早く戻らなきゃっ!ほら、赤井さん!移動しますよ!!』
「あ、あぁ、そうだな...」
「あっ、ちょ、ヒロインっ、まだ話は終わってな...」
『それではーーっ!!』
そのまま光の早さで荷物をまとめた私は、赤井さんの腕を掴んで勢い良く駆け出した。
すまねぇ、カザミンーーっ!!
詫びは後日、必ずするから...
カザミンの無事を祈りながら、私は走った。
(何か最近、降谷さんの機嫌が悪いんだが...何か知ってるか?)
(ごめん、カザミン...多分元凶、私...)
(あぁ、やっぱり...)
お詫びに彼の推しグッズを献上した。
(あ、僕も渡そうと思ってたんだった)
(え?!これ、めちゃ欲しかったアクスターっ!)
グッズ交換会になっちゃったけど、双方笑顔いっぱいなので、よし!
ーfinー
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