何徹目ですか、降谷さん?! [降谷零]
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─風見side─
「あの様子じゃ二時間もしない内に戻って来そうだな...」
放っておけば降谷さんは休むという事を忘れて働き続けてしまうだろう。ポアロでは安室透として働き、潜入中の組織ではバーボンとして、ここでは公安としての処理に追われ...こんな毎日を繰り返していたらいつ倒れてもおかしくない。
これでは何の為に俺達の存在があるのか。俺達に回せる仕事は全て回して下さいと言っても、全く言う事を聞いてくれないんですから。
仕方ない。降谷さんには否が応でも休んでいただこう。
「ヒロイン、お前も降谷さんと一緒に仮眠室で休んでこい」
「え?いや、私はまだ大丈夫で「いいから」
「もう、お兄ちゃん!...あ、」
「...休んでこい」
「...そうします」
実家でなくここで“お兄ちゃん”と呼び名が零れるくらいには妹も疲労が溜まっているんだろう。恥ずかしげにデスクに突っ伏す様子を見て周りの奴等がヒロインを甘やかしていた。
「風見ちゃん、ホットアイマスクあげるよ。疲れた時にはよく効くよ」
「風見ちゃん、糖分補給もしなきゃ。ここのお店のマカロン美味しいのよ?よかったら食べてみて」
「おい、あまり甘やかし過ぎるなよ」
「「お前が言うな」」
心外な。
妹を“風見ちゃん”の愛称で呼ぶ面々にブツブツと文句を言われたが、俺は今それどころじゃないんだ。
「ヒロイン、」
「はい、風見さん」
お前も風見だろ、なんて聞いてはいけない。
ヒロインが下の名前で俺を呼んでいたところ、降谷さんの機嫌が急降下した為にこの呼び名に落ち着いたんだから。俺はヒロインを名前で呼んでも問題ないのか降谷さんに伺ったら「は?何が問題なんだ?」と言われた。あぁ、無意識か。
そんな様子を見た周りの連中が空気を呼んで、妹の事は“名字”にちゃん付けで呼ぶようになった。
...と、そんなことは今どうでもいい。
「寝る時にスーツだと窮屈だろう。これに着替えるといい。ついでに降谷さんにも持って行って差し上げろ」
「ん、ありがとう...」
何だか眠気の所為かぽやぽやしているが大丈夫か?まぁ、大丈夫だろう。行き先は仮眠室だしな。
お揃いのパジャマを抱えてゆっくりと歩みを進めるヒロインを見ると、少し心配になったが、後は降谷さんに任せる事にしよう。
ヒロインがいれば、降谷さんも休まざるを得ないだろう。何だかんだで降谷さんはヒロインに弱いからな。
さぁ、まだやることは山積みだ。
「あの様子じゃ二時間もしない内に戻って来そうだな...」
放っておけば降谷さんは休むという事を忘れて働き続けてしまうだろう。ポアロでは安室透として働き、潜入中の組織ではバーボンとして、ここでは公安としての処理に追われ...こんな毎日を繰り返していたらいつ倒れてもおかしくない。
これでは何の為に俺達の存在があるのか。俺達に回せる仕事は全て回して下さいと言っても、全く言う事を聞いてくれないんですから。
仕方ない。降谷さんには否が応でも休んでいただこう。
「ヒロイン、お前も降谷さんと一緒に仮眠室で休んでこい」
「え?いや、私はまだ大丈夫で「いいから」
「もう、お兄ちゃん!...あ、」
「...休んでこい」
「...そうします」
実家でなくここで“お兄ちゃん”と呼び名が零れるくらいには妹も疲労が溜まっているんだろう。恥ずかしげにデスクに突っ伏す様子を見て周りの奴等がヒロインを甘やかしていた。
「風見ちゃん、ホットアイマスクあげるよ。疲れた時にはよく効くよ」
「風見ちゃん、糖分補給もしなきゃ。ここのお店のマカロン美味しいのよ?よかったら食べてみて」
「おい、あまり甘やかし過ぎるなよ」
「「お前が言うな」」
心外な。
妹を“風見ちゃん”の愛称で呼ぶ面々にブツブツと文句を言われたが、俺は今それどころじゃないんだ。
「ヒロイン、」
「はい、風見さん」
お前も風見だろ、なんて聞いてはいけない。
ヒロインが下の名前で俺を呼んでいたところ、降谷さんの機嫌が急降下した為にこの呼び名に落ち着いたんだから。俺はヒロインを名前で呼んでも問題ないのか降谷さんに伺ったら「は?何が問題なんだ?」と言われた。あぁ、無意識か。
そんな様子を見た周りの連中が空気を呼んで、妹の事は“名字”にちゃん付けで呼ぶようになった。
...と、そんなことは今どうでもいい。
「寝る時にスーツだと窮屈だろう。これに着替えるといい。ついでに降谷さんにも持って行って差し上げろ」
「ん、ありがとう...」
何だか眠気の所為かぽやぽやしているが大丈夫か?まぁ、大丈夫だろう。行き先は仮眠室だしな。
お揃いのパジャマを抱えてゆっくりと歩みを進めるヒロインを見ると、少し心配になったが、後は降谷さんに任せる事にしよう。
ヒロインがいれば、降谷さんも休まざるを得ないだろう。何だかんだで降谷さんはヒロインに弱いからな。
さぁ、まだやることは山積みだ。
