TDL、TDSデートにいこう!
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まだ外が完全に明るくなっていないのに、ふと目が覚めた。
隣で寝ていたはずの彼女…なまえの温もりがない。
枕元で充電していた携帯を起動すると、画面には5:40の文字。
なまえの携帯もそこ置きっぱなしになっており、外に出て行ったわけではなさそうだと少し安心する。
どこにいるのか部屋をぐるりと見渡すけれど、どこにも彼女の姿は無い。
けれど、ふと耳を澄ませば、バスルームの方からシャワーの音が微かに聞こえてきた。
ああ、そうだ、今日は彼女がずっと楽しみにしていた日だ。
前乗りでランドホテルに泊まり、ハッピーエントリーでインパしようって話になって、昨日はピアリを二人で回ったんだっけ。
そして今日は待ちわびた日だから、おしゃれ好きで、いつも可愛いなまえは朝早い時間から準備しているのだろう。
「ふふっ、さすがだなぁ」
ベッドから身を起こしながら、まだぼんやりとした意識の中で笑みがこぼれた。
水を飲もうと冷蔵庫に向かっていた時、脱衣所の方から急に声が飛んできた。
「……た、太陽くんっ!ちょっと、タオル取ってくれない!?」
「えっ?」
不意打ちに戸惑いながらも、タオルの置いてある棚からバスタオルを1枚手に取る。
「どこに置けばいい?」
「ちょっとだけ開けるから、渡してっ」
脱衣所のドアがほんの少し開き、綺麗な手がちょこんと出てきたので急いでタオルを渡した。
濡れた指先が少しだけ触れて、なんとも言えない気持ちになる。
「ありがと…助かったぁ」
パタパタと慌ただしい足音がした後、しばらくしてドアが開いて、ルームウェアを着たなまえが顔を出した。
髪からしたたる水滴、ほんのり上気した頬に湯気と共にふわっと香るシャンプーの匂い。
そのどれもがうんと甘くて、気を抜くと一瞬で頭が真っ白になりそう。
「びっくりした」
「ごめんね…タオル持ってくの忘れちゃって……」
暑さからなのか、はたまた羞恥からなのか、赤らんだ頬を誤魔化すようにタオルで髪の水気をとっている。
「今日はいつもより早いね。やっぱり楽しみなんだ?」
「う、うーん……」
彼女が何かを言いずらそうにして、口元にタオルをやって口ごもる姿に僕は首を傾げる。
「太陽くんの横にいるなら、たくさん可愛くしなきゃ、だから…っ」
そう言って、上目遣いで見上げてくる。
これってわざとなのかな?いや、わざとでもいいか。
溢れる感情を抑えきれなくて、まだ熱を持つ彼女の身体をそっと引き寄せる。
「あっ、あっ、太陽くん、濡れちゃうってば」
「いいよ。少しだけこうさせて」
いつもと同じ香りがする…
なまえは美容に抜かりないから、お気に入りのシャンプーとかコンディショナーは一通り持ってきてるのだろう。
彼女が腕の中で小さく身をよじらせたので、顔を覗き込むと、一瞬だけ目が合ったが、恥ずかしそうにすぐ目を逸らされた。
それでも大人しく、小さい手が僕のシャツをぎゅっと掴む。
どの仕草も可愛くて可愛くて、頭を撫でると、濡れた髪が手のひらにしっとり吸い付いてきた。
なんだかいつものふわふわで綺麗な髪が恋しくなって彼女から離れる。
「髪乾かしてあげる。おいで」
そう言うとなまえは目を輝かせて洗面台の前にある椅子に座る。
そわそわと落ちつかない様子で椅子に腰かける姿に、思わず微笑みながら、傍らのドライヤーを手に取った。
このドライヤーも彼女が持参したもので、去年の誕生日に僕があげたやつ。
旅行前に試行錯誤しながら頑張ってキャリケに詰めていたのを覚えている。
持ち手には細かな擦り傷があって、ちゃんと使い込んでくれているのを感じて嬉しくなる。
ドライヤーの風に揺れる髪をすくい上げながら手ぐしを通すと、一度も引っかからずに毛先まで指が抜けた。
「なんだか、見る度綺麗になってる気がする」
「太陽くんにそのドライヤーもらってからどんどん良くなるの!」
そう言って、なまえは鏡越しに嬉しそうに笑った。
頬のあたりに少しかかる髪が風で揺れるたび、柔らかく光を反射してキラキラしている。
「今日の服、もう決めてるの?」
「うん!…あっ、でも内緒!」
「えー?教えてよ」
「だめだめ!楽しみにしててっ」
そうこうしてるうちに髪が乾いて、風で乱れたのをブラシで綺麗に解く。
オイルを馴染ませながらブラシを通していく度、ツヤが目立ち、エンジェルリングがくっきりとしてくる。
「はい、できたよ」
声をかけると、なまえは鏡に映る自分の髪を眺めて満足気に、にっこり笑った。
「完璧!どう?」
「うん、すごく綺麗」
「じゃあ、太陽くん、わたしお化粧するから、あんまり見ちゃダメねっ!」
なまえは化粧してる姿を見られるのが嫌だっていつも言う。
未完成なのに見られるのが恥ずかしいんだって、どんななまえも僕は好きなんだけどな。
「わかった、僕も身支度しようかな」
前髪をピンで留めたなまえは、たくさん化粧品が詰められたバニティポーチを漁っている。
一生懸命頑張ってる姿も愛らしくて、ずっと眺めていたくなるけれど、怒られちゃうからやめておこう。
ーー
なまえより先に準備が終わったので、ソファに腰を下ろしてコーヒーを味わう。
カーテンの隙間から見える空はすっかり明るくなっていて、そこからエントランスのBGMが微かに耳をくすぐる。
「太陽くん!終わったっ」
やがて、ドアの向こうからなまえの明るい声が響いた。
その声に振り向いて視界に入った彼女の姿に、息を呑んだ。
「どう?かわいい?」
そう言いながら、くるりとその場で一回転して見せる。
動きに合わせてスカートの裾がふんわりと揺れた。
単色のブラウスとスカートに、ヴァンクリのネックレスが彼女の白い肌をいっそう引き立てている。
香水は…いつも使っているディオールのかな?
「…どうしたの?」
不安そうに小首をかしげたなまえの声で、やっと現実に戻る。
「ご、ごめん、ちょっと可愛すぎてビックリした」
「……っ!」
なまえの頬がぱっと赤く染まり、目を丸くしてから、嬉しそうに笑った。
「それを言うなら、私だって太陽くんがかっこよくてびっくりしちゃったんだから!」
そして少し拗ねたように頬を膨らませたが、すぐに表情を変えてくすっと笑う。
「ほんとに?可愛いなまえが言うなら間違いないね」
綺麗に巻かれた髪に触れると、なまえはくすぐったそうにする。
………これは、やばい。
ほんの少し紅潮した頬に、その長い睫毛の先で揺れる瞳。
こんなもの、見れば見るほど目の毒だ。
「太陽くん…?」
小さく名前を呼ばれて、はっとする。
けれど、もう止まれなかった。
「……ごめん、なんか、ほんとに可愛くて」
触れていた髪から耳に手を伸ばすと、なまえの肩がびくっと揺れる、でも逃げない。
むしろ、そのまま僕の胸元にそっと触れてくる。
もう無理だ、と衝動のように顔を寄せかけるが、すんでのところで動きを止める。
口紅、つけてたらまた化粧し直さなきゃいけないだろうし、迷惑な気がして。
そんな横着している自分になまえが気づいて、小さく笑った。
「まだ、リップしてないから。……大丈夫」
きっと彼女は僕がキスをするって分かっていたから、まだ付けていなかった。
なまえの方が一枚上手だったな、なんて考えながら唇を重ねる。
触れた唇は想像していたよりもずっと柔らかくて、ほんの一瞬のつもりが、離してはまた触れて…の繰り返し。
息が混ざるたびになまえの指が僕の服を掴んで、その指の小さな震えさえも、ただこの行為を加速させる材料になってしまう。
やがて唇を離すと、なまえは頬を赤く染めたまま、僕の胸にこつんと額を預けてきた。
「……もう、行かなきゃだよ」
「そうだね。行かないと、もったいない」
そっとなまえの頬を撫でながら、もう一度その唇に触れたくなる衝動をどうにか飲み込んだ。
ホテルを出てほんの目と鼻の先にあるエントランスへ向かう途中、なまえからは待ちきれない気持ちが見るからに溢れ出ていて、たまにちょっと早歩きになっている。
「はぁっ、ドキドキしちゃってやばい〜っ」
そう言うと、目をギュッとつむり、心臓があるであろう場所に手を当て、悶えている。
「君って子は、本当に可愛いね」
ふと彼女が横から居なくなり、振り向くと僕の二歩後ろで立ち止まって俯いていた。
何か変なこと言ったかな、と思って今までの記憶を辿っていると、急になまえは頬に手を当てて顔を上げた。
「もっとドキドキさせないでよ〜っ!」
その仕草に、僕は思わず笑ってしまう。
「あはは、ごめんごめん」
物ねたように唇を尖らせているけれど、なんだか満更でもなさそうだ。
パークのゲートを抜けていく途中、彼女が前を歩きながら振り返って笑った。
その笑顔があまりに眩しくて、僕は言葉も出せずに、ただ見惚れてしまう。
なまえは小さく手を振りながら、「はやくっ!」と無邪気に呼びかけた。
ほんの少し駆け足で追いつくと、彼女の手がぎゅっと僕の指を絡め取る。
その感触だけで、全てが満たされていくような気がした。
きっと彼女となら、どこへ行っても幸せだろう。
「ねぇ、太陽くん。わたし、今日一日、いーっぱい楽しむつもりだから!覚悟してねっ!」
「もちろん、どこまでも付き合うよ」
その言葉に、なまえは振り返らないまま、少しだけ肩を揺らした。
ーー
まとめ
彼女ちゃんの可愛いにぞっこんな太陽くん♡
デート風景じゃなくて、ホテルでのシーンを書き上げました。
太陽くんは彼女ちゃんしか見えていないはず🥹💕
隣で寝ていたはずの彼女…なまえの温もりがない。
枕元で充電していた携帯を起動すると、画面には5:40の文字。
なまえの携帯もそこ置きっぱなしになっており、外に出て行ったわけではなさそうだと少し安心する。
どこにいるのか部屋をぐるりと見渡すけれど、どこにも彼女の姿は無い。
けれど、ふと耳を澄ませば、バスルームの方からシャワーの音が微かに聞こえてきた。
ああ、そうだ、今日は彼女がずっと楽しみにしていた日だ。
前乗りでランドホテルに泊まり、ハッピーエントリーでインパしようって話になって、昨日はピアリを二人で回ったんだっけ。
そして今日は待ちわびた日だから、おしゃれ好きで、いつも可愛いなまえは朝早い時間から準備しているのだろう。
「ふふっ、さすがだなぁ」
ベッドから身を起こしながら、まだぼんやりとした意識の中で笑みがこぼれた。
水を飲もうと冷蔵庫に向かっていた時、脱衣所の方から急に声が飛んできた。
「……た、太陽くんっ!ちょっと、タオル取ってくれない!?」
「えっ?」
不意打ちに戸惑いながらも、タオルの置いてある棚からバスタオルを1枚手に取る。
「どこに置けばいい?」
「ちょっとだけ開けるから、渡してっ」
脱衣所のドアがほんの少し開き、綺麗な手がちょこんと出てきたので急いでタオルを渡した。
濡れた指先が少しだけ触れて、なんとも言えない気持ちになる。
「ありがと…助かったぁ」
パタパタと慌ただしい足音がした後、しばらくしてドアが開いて、ルームウェアを着たなまえが顔を出した。
髪からしたたる水滴、ほんのり上気した頬に湯気と共にふわっと香るシャンプーの匂い。
そのどれもがうんと甘くて、気を抜くと一瞬で頭が真っ白になりそう。
「びっくりした」
「ごめんね…タオル持ってくの忘れちゃって……」
暑さからなのか、はたまた羞恥からなのか、赤らんだ頬を誤魔化すようにタオルで髪の水気をとっている。
「今日はいつもより早いね。やっぱり楽しみなんだ?」
「う、うーん……」
彼女が何かを言いずらそうにして、口元にタオルをやって口ごもる姿に僕は首を傾げる。
「太陽くんの横にいるなら、たくさん可愛くしなきゃ、だから…っ」
そう言って、上目遣いで見上げてくる。
これってわざとなのかな?いや、わざとでもいいか。
溢れる感情を抑えきれなくて、まだ熱を持つ彼女の身体をそっと引き寄せる。
「あっ、あっ、太陽くん、濡れちゃうってば」
「いいよ。少しだけこうさせて」
いつもと同じ香りがする…
なまえは美容に抜かりないから、お気に入りのシャンプーとかコンディショナーは一通り持ってきてるのだろう。
彼女が腕の中で小さく身をよじらせたので、顔を覗き込むと、一瞬だけ目が合ったが、恥ずかしそうにすぐ目を逸らされた。
それでも大人しく、小さい手が僕のシャツをぎゅっと掴む。
どの仕草も可愛くて可愛くて、頭を撫でると、濡れた髪が手のひらにしっとり吸い付いてきた。
なんだかいつものふわふわで綺麗な髪が恋しくなって彼女から離れる。
「髪乾かしてあげる。おいで」
そう言うとなまえは目を輝かせて洗面台の前にある椅子に座る。
そわそわと落ちつかない様子で椅子に腰かける姿に、思わず微笑みながら、傍らのドライヤーを手に取った。
このドライヤーも彼女が持参したもので、去年の誕生日に僕があげたやつ。
旅行前に試行錯誤しながら頑張ってキャリケに詰めていたのを覚えている。
持ち手には細かな擦り傷があって、ちゃんと使い込んでくれているのを感じて嬉しくなる。
ドライヤーの風に揺れる髪をすくい上げながら手ぐしを通すと、一度も引っかからずに毛先まで指が抜けた。
「なんだか、見る度綺麗になってる気がする」
「太陽くんにそのドライヤーもらってからどんどん良くなるの!」
そう言って、なまえは鏡越しに嬉しそうに笑った。
頬のあたりに少しかかる髪が風で揺れるたび、柔らかく光を反射してキラキラしている。
「今日の服、もう決めてるの?」
「うん!…あっ、でも内緒!」
「えー?教えてよ」
「だめだめ!楽しみにしててっ」
そうこうしてるうちに髪が乾いて、風で乱れたのをブラシで綺麗に解く。
オイルを馴染ませながらブラシを通していく度、ツヤが目立ち、エンジェルリングがくっきりとしてくる。
「はい、できたよ」
声をかけると、なまえは鏡に映る自分の髪を眺めて満足気に、にっこり笑った。
「完璧!どう?」
「うん、すごく綺麗」
「じゃあ、太陽くん、わたしお化粧するから、あんまり見ちゃダメねっ!」
なまえは化粧してる姿を見られるのが嫌だっていつも言う。
未完成なのに見られるのが恥ずかしいんだって、どんななまえも僕は好きなんだけどな。
「わかった、僕も身支度しようかな」
前髪をピンで留めたなまえは、たくさん化粧品が詰められたバニティポーチを漁っている。
一生懸命頑張ってる姿も愛らしくて、ずっと眺めていたくなるけれど、怒られちゃうからやめておこう。
ーー
なまえより先に準備が終わったので、ソファに腰を下ろしてコーヒーを味わう。
カーテンの隙間から見える空はすっかり明るくなっていて、そこからエントランスのBGMが微かに耳をくすぐる。
「太陽くん!終わったっ」
やがて、ドアの向こうからなまえの明るい声が響いた。
その声に振り向いて視界に入った彼女の姿に、息を呑んだ。
「どう?かわいい?」
そう言いながら、くるりとその場で一回転して見せる。
動きに合わせてスカートの裾がふんわりと揺れた。
単色のブラウスとスカートに、ヴァンクリのネックレスが彼女の白い肌をいっそう引き立てている。
香水は…いつも使っているディオールのかな?
「…どうしたの?」
不安そうに小首をかしげたなまえの声で、やっと現実に戻る。
「ご、ごめん、ちょっと可愛すぎてビックリした」
「……っ!」
なまえの頬がぱっと赤く染まり、目を丸くしてから、嬉しそうに笑った。
「それを言うなら、私だって太陽くんがかっこよくてびっくりしちゃったんだから!」
そして少し拗ねたように頬を膨らませたが、すぐに表情を変えてくすっと笑う。
「ほんとに?可愛いなまえが言うなら間違いないね」
綺麗に巻かれた髪に触れると、なまえはくすぐったそうにする。
………これは、やばい。
ほんの少し紅潮した頬に、その長い睫毛の先で揺れる瞳。
こんなもの、見れば見るほど目の毒だ。
「太陽くん…?」
小さく名前を呼ばれて、はっとする。
けれど、もう止まれなかった。
「……ごめん、なんか、ほんとに可愛くて」
触れていた髪から耳に手を伸ばすと、なまえの肩がびくっと揺れる、でも逃げない。
むしろ、そのまま僕の胸元にそっと触れてくる。
もう無理だ、と衝動のように顔を寄せかけるが、すんでのところで動きを止める。
口紅、つけてたらまた化粧し直さなきゃいけないだろうし、迷惑な気がして。
そんな横着している自分になまえが気づいて、小さく笑った。
「まだ、リップしてないから。……大丈夫」
きっと彼女は僕がキスをするって分かっていたから、まだ付けていなかった。
なまえの方が一枚上手だったな、なんて考えながら唇を重ねる。
触れた唇は想像していたよりもずっと柔らかくて、ほんの一瞬のつもりが、離してはまた触れて…の繰り返し。
息が混ざるたびになまえの指が僕の服を掴んで、その指の小さな震えさえも、ただこの行為を加速させる材料になってしまう。
やがて唇を離すと、なまえは頬を赤く染めたまま、僕の胸にこつんと額を預けてきた。
「……もう、行かなきゃだよ」
「そうだね。行かないと、もったいない」
そっとなまえの頬を撫でながら、もう一度その唇に触れたくなる衝動をどうにか飲み込んだ。
ホテルを出てほんの目と鼻の先にあるエントランスへ向かう途中、なまえからは待ちきれない気持ちが見るからに溢れ出ていて、たまにちょっと早歩きになっている。
「はぁっ、ドキドキしちゃってやばい〜っ」
そう言うと、目をギュッとつむり、心臓があるであろう場所に手を当て、悶えている。
「君って子は、本当に可愛いね」
ふと彼女が横から居なくなり、振り向くと僕の二歩後ろで立ち止まって俯いていた。
何か変なこと言ったかな、と思って今までの記憶を辿っていると、急になまえは頬に手を当てて顔を上げた。
「もっとドキドキさせないでよ〜っ!」
その仕草に、僕は思わず笑ってしまう。
「あはは、ごめんごめん」
物ねたように唇を尖らせているけれど、なんだか満更でもなさそうだ。
パークのゲートを抜けていく途中、彼女が前を歩きながら振り返って笑った。
その笑顔があまりに眩しくて、僕は言葉も出せずに、ただ見惚れてしまう。
なまえは小さく手を振りながら、「はやくっ!」と無邪気に呼びかけた。
ほんの少し駆け足で追いつくと、彼女の手がぎゅっと僕の指を絡め取る。
その感触だけで、全てが満たされていくような気がした。
きっと彼女となら、どこへ行っても幸せだろう。
「ねぇ、太陽くん。わたし、今日一日、いーっぱい楽しむつもりだから!覚悟してねっ!」
「もちろん、どこまでも付き合うよ」
その言葉に、なまえは振り返らないまま、少しだけ肩を揺らした。
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まとめ
彼女ちゃんの可愛いにぞっこんな太陽くん♡
デート風景じゃなくて、ホテルでのシーンを書き上げました。
太陽くんは彼女ちゃんしか見えていないはず🥹💕
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