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宅飲み、たるものをした。
見知った友人らと朝まで飲み交わして、用のある者から順々に帰って行って、
なぜか、どうしてか、彼女だけが最後までそこにいて。
「…帰らない、でいいの?」
「いや、流石にこんな家めちゃくちゃで帰るほど非情じゃないよ」
酒に強いらしい彼女は、空き缶やつまみの空袋だらけの家を見渡し笑った。
友人の帰りを見送ったり、寝たり起きたりを繰り返して、時刻は朝の9時。ほんの少し昨日の余韻の残る僕とは打って変わって、サクサクとゴミをまとめたり缶を洗ったりする彼女をぼんやりと見つめる。
「ま、こんなもんかな」
「ありがとう」
「ふふ、河村くん眠そう。寝る?」
「ん…」
ぐっと伸びてカーテンを開けると、眩しい朝日が差し込む。
「ちょっと、横になろうかな」
この時から妙に胸は高鳴っていて、僕の目にも彼女の目にも期待の色が灯っていたのは、昨晩秘密の口づけを交わしてしまったから、だろう。
「…わたしも」
昨夜を引きずる曖昧な雰囲気、イエスもノーも言わず、二人でシングルベッドに横になる。
「ね」
「…ん、」
軽く腕を広げると、ぎゅっと身を寄せる彼女。なんだって、どうしたって、僕も男だ。
ゆっくりとあげた顔、バチリと目が合うと、昨晩の続きが始まることぐらい、お互い。
ー
「あ、」
夏場の薄手のシャツの中、ゆっくりと手を滑り込ませると甘い声が彼女の唇から漏れる。
それを喰らい尽くすように唇をついばむと、ふふ。と小さな笑い声が聞こえた。
「…やば」
何に対してのやばい、なのかはよくわからないけれど、嬉しそうな声色に僕自身もほんの少し楽しくなって。
「余裕だね、青さん。」
「あ、やっ」
ブラのホックを外してゆっくりと滑らかな肌を撫でる。
「よゆ、なんかじゃ」
「ん?」
「だって、」
は、と短い吐息の合間に言葉が紡がれる。
「夜、キス、してから…ずっと」
熱いまなざしが僕を射抜く。僕も。そう答える代わりに荒々しくその唇を奪った。
# 期待、していた
(君も、僕も)
見知った友人らと朝まで飲み交わして、用のある者から順々に帰って行って、
なぜか、どうしてか、彼女だけが最後までそこにいて。
「…帰らない、でいいの?」
「いや、流石にこんな家めちゃくちゃで帰るほど非情じゃないよ」
酒に強いらしい彼女は、空き缶やつまみの空袋だらけの家を見渡し笑った。
友人の帰りを見送ったり、寝たり起きたりを繰り返して、時刻は朝の9時。ほんの少し昨日の余韻の残る僕とは打って変わって、サクサクとゴミをまとめたり缶を洗ったりする彼女をぼんやりと見つめる。
「ま、こんなもんかな」
「ありがとう」
「ふふ、河村くん眠そう。寝る?」
「ん…」
ぐっと伸びてカーテンを開けると、眩しい朝日が差し込む。
「ちょっと、横になろうかな」
この時から妙に胸は高鳴っていて、僕の目にも彼女の目にも期待の色が灯っていたのは、昨晩秘密の口づけを交わしてしまったから、だろう。
「…わたしも」
昨夜を引きずる曖昧な雰囲気、イエスもノーも言わず、二人でシングルベッドに横になる。
「ね」
「…ん、」
軽く腕を広げると、ぎゅっと身を寄せる彼女。なんだって、どうしたって、僕も男だ。
ゆっくりとあげた顔、バチリと目が合うと、昨晩の続きが始まることぐらい、お互い。
ー
「あ、」
夏場の薄手のシャツの中、ゆっくりと手を滑り込ませると甘い声が彼女の唇から漏れる。
それを喰らい尽くすように唇をついばむと、ふふ。と小さな笑い声が聞こえた。
「…やば」
何に対してのやばい、なのかはよくわからないけれど、嬉しそうな声色に僕自身もほんの少し楽しくなって。
「余裕だね、青さん。」
「あ、やっ」
ブラのホックを外してゆっくりと滑らかな肌を撫でる。
「よゆ、なんかじゃ」
「ん?」
「だって、」
は、と短い吐息の合間に言葉が紡がれる。
「夜、キス、してから…ずっと」
熱いまなざしが僕を射抜く。僕も。そう答える代わりに荒々しくその唇を奪った。
# 期待、していた
(君も、僕も)